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2013年12月2日月曜日

陶芸クラス その2

10月に始まった陶芸クラスの3回目は、手びねり以外の方法で作品を作成した。
粘土をパイ状に延ばして好きな形に切り取ってお皿を作る。
講師の木下宗道さんは簡単そうに粘土を広げるけれど、素人の私はなかなか均一に広がらない。
粘土の扱い1つを取っても鍛錬が必要なのだと実感しながら、葉っぱの葉脈で模様を入れて数枚のお皿を作った。

次回の窯入れはネイティブアメリカン式に地面に掘った穴で作品を焼く。
この場合出来上がった作品は耐水性がないので食器には使えない。
今回作ったお皿は食器として使いたいのでこの釜には入れずにグレーズ(釉薬)を付けて別の機会に焼き、宿題で作った花器やキャンドルスタンドをこの方法で焼くことにした。
(花器は水が滲みないように花を活ける時は中に別の入れ物が必要・・)

11月に入り秋色が深まった日曜日。
クラスのメンバー全員でナパに行った。
家族も参加していい、と言うことで旦那と息子も一緒に行くことに・・

北カリフォルニア、ワインの産地ナパバレー。
数々のワイナリーが立ち並ぶ。
久しぶりにナパに来たのでワイナリーに行ってワインテイスティングをしたいと思ったが、目的地は別の場所。
「ワイン~・・」とワイナリーを横目で見ながら車は走る。
自宅を出てから2時間。
山の中にある、木下宗道さんの友人のジャックさんとテリーさんご夫婦のお宅に到着した。
ここのお庭で窯入れをする。

朝9時。
木下宗道さんと友達のベリーさんはもう到着していて準備をしていた。

 
既に素焼きを完了した作品を1つずつ海草で包む。
包んだ海草が移動しないようにテープで留めたり、紙袋で包む。
海草のミネラルがとても良い色に仕上がるのだと説明を受けた。

海草を包んだ作品は、地面を掘って作った窯に置いていく。
地面の下に掘ってあるので、手を伸ばして1つずつ並べる。


作品が全部釜に納まると、その上に更に海草を載せて全体を覆う。
この海草はベリーさんがビーチで取って来たそうで、大きなビニール袋に満杯の海草が入っていた。


この上から新聞紙や木材を載せて燃えるようにする。
かなりの木材が入った。

 
みんなで木の枝を入れている最中に木下宗道さんが
「この窯の火を守る「火の神様(Firing God)」を粘土で作って・・」と息子にリクエスト。
「いいよ~」とにっこりと答え、さっそく粘土で作る息子。
可愛い「火の神様」が出来上がった。


全員が窯の周りを囲んで見守る中、ベリーさんが火を点ける。
「火の神様」の側でたちまち火が大きくなり、窯全体が炎に包まれた。


メラメラと燃えあがる炎で、窯に近づくとかなり熱い。
全体に行き渡った火を見届けてからベリーさんが蓋をし、10時間の窯焼きが始まった。

火が燃えている間は何も出来ない。
「朝ご飯を食べよう」とみんなでピクニックエリアに移動する。

ナパバレー一帯が見渡せるプライベートガーデン。
景色が素晴らしい。


「これ、食べて・・」と出されたのは、ベリーさんお手製のブルーベリーマフィン。
フワフワな食感と程よい甘さで、とっても美味しいマフィンだった。(レシピを知りたい・・)
息子と旦那も無口になってマフィンを頬張っている。

キャンプ用の鉄板でベリーさんが1人ずつにハムエッグを作ってくれる。
それとベリーさんお手製のパンがついた朝ご飯。


旦那は既にビールを開けて朝から飲んでいる。私も一口~

美味しい空気の中で美味しい朝ご飯を戴いた。
ここに来る前は10時間をどうやって過ごすんやろ・・と思っていたけれど、ゆったりとリラックス出来て時間の感覚が全くない。
クラスのメンバーと世間話をしているとあっと言う間に時間が過ぎる。

ボーっとしているとベリーさんがまた料理を始めた。

 
「ランチタイムだよー」
・・と出来上がった料理はチキンバーべキュー、自家製のソーセージ3種焼き、サーモンのホイル焼き。
みんなで持ち寄った前菜、サラダ、おにぎりや、野菜もバーベキューで焼いて豪華なランチ。
ワインやビールを開けて、「飲み」の体制に・・
私はただひたすら座り、食べるだけ、飲むだけ。
オーナーご夫妻のお友達も合流して30人ほどの賑やかなランチパーティになった。

オーナーご夫妻と話をすると、以前はエメラルドヒルズに住んでいた事実が発覚。
ウチから数百メートルの場所だったと言うことで、「世間は狭いな~」と見えない糸の繋がりを感じた。

私はワインを数種飲み比べて、ほろ酔い気分に・・


樹に囲まれた波動が高い、居るだけで気持ちがいい場所。
陶芸クラスと言うよりも、リトリートに来た感覚で景色や人の温かさに心から癒される。
ワイナリーのテイスティングでは得ることが出来ないリラックスした空間だった。

だんだんと日が傾き、あたりが薄暗くなってきた。
10時間で窯の火が消える予定だったけれど、日が暮れてもまだ火は燃えていて作品を取り出すことが出来ない。

 

今日はこれでお開きになり、翌日に木下宗道さんとベリーさんが全員の作品を回収してくれることに・・
残念。
でも、参加した全員がお腹も心も満たされた一日に満足していた。


後日。
木下宗道さんが作品を届けてくださった。
自然の色に染められた花器やキャンドルスタンドに感激・・・



 



木下宗道さんのように洗練された美しさではないけれど、素人っぽいところが素朴でいいんやわ~・・と自己満足に浸った。
大切に使います。

またこのクラス、受けてみたいな。


関連記事:陶芸クラス その1 
http://emeraldhillsca.blogspot.com/2013/11/blog-post_19.html


2013年11月20日水曜日

陶芸クラス その1

4年前にコミュニティスクールで陶芸クラスを受けてから、土の魅力に嵌ってしまった。
そのクラスは残念ながら閉鎖したので、また機会があれば陶芸をしたいなあ・・と思っていた。
この夏、初心者向け陶芸クラス・4回コースのお知らせが来て、「やりたい!」と思いすぐにサインアップした。
9月からの予定がずれて10月からのクラスになり、日本に帰っていた私は1回目をパスして2回目から参加した。

講師は陶芸家で茶道家の木下宗道さん。

名前を聞いてどんな方だろう・・と思ったが、お会いしてみると笑顔が素敵で親しみやすい女性だった。(初めてお会いしたのに、何故か懐かしい気持ちになってしまった・・)

クラスでは「ピットファイヤーリング Pit Firing 」と言って、ネイティブアメリカンの陶芸技法で作品を作る。
粘土をひも状にして巻きながら、境目を手でひねって合わせるピンチング&手びねりの手法。

4年前に習った時は「ろくろ」を使い、それを扱うのに一苦労したが、今回の手法なら思い通りに形が作れるので初心者向きかも・・と思った。

1回目のクラスは、土や道具の紹介と手びねりの技法を学ぶ。
大きい作品のほうが見栄えはするが、家には義理母が作った大きな食器(彼女も陶芸家)が沢山あるので、小さめの花器やキャンドルスタンドを作ることにした。
ひも状にした粘土を好みの型に入れて、隙間を埋めるようにひねっていく。
初心者向きと言っても慣れるまでは難しい。

私は1回目が抜けたので、粘土を持ち帰り、家でも作品を作ることになった。
息子の習い事、受けなければならないオンラインクラス、夕飯作り・・・忙しい毎日でまとまった時間がとれない。
粘土に没頭する時間があまりなく、わずかな時間を見つけては作品を作製する。
焦りと戸惑いで良い作品が出来ず、それでまた焦る。
何も考えずに自分の中心に入るように努力した。
傍で見ていた息子が興味を持ち始め、一緒に粘土を触って遊んでいる。

2回目のクラスは、磨きを入れる作業。
滑らかな石を使って、作品の表面を磨いて光沢を入れていく。
この時点で作品にはまだ水分がありチェダーチーズ状の硬さでなければならない。
なのに私の作品は乾燥しすぎて、磨きを入れるには硬すぎる。
あっちゃー・・
遠めから水をスプレーして水分を入れて磨き、なんとか粗い表面は少しマシになったようだ。
でも他の方と比べると、全然イケてない。
これも味・・と思って、あきらめることにした。

作品が割れることも想定して多めに作品を作ることになった。
手びねりだけでなく、他の方法も教えていただき、お皿を作ろうと決意。

しかし時間切れになり、後の分は宿題に・・・

またもや家で宿題作業をすることになった。
1人で粘土を触っていると、息子がじっと見ている。
「また一緒に作っていい?」と言い、答えを待たずにもう粘土を捏ねている。
アート好きな息子は手早く作品を作り上げてしまう。
ハロウィーンが近かったので、魔女やガイコツの形を作っていた。

自分と息子の作品を比べると息子のほうが存在感のあるモノを作っているような気がした。
心がピュアなほうがいい作品が出来るのかも・・・
粘土を触って作品を作ることで、心の内側が作品に現れる。
心が静かな時は、どっしりと安定した作品が出来て、見ているだけで安心感が沸く。
時間に追われて焦っている時は、なんだか頼りない作品になり、作品からもその波動が伝わって来る。

心を落ち着け、無になり、作品と一心同体になる。
「禅」に通じるような内観瞑想の世界。
それがいい作品を作る秘訣なのかも・・と思った。

木下宗道さんの作品を見るとその安定感、平和な心が伝わってくるよう。
素朴さの中にも気品がある、その存在感。
すごいな~~


埋め込み画像 3


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さすがプロ!・・と言う作品。


後半の3回目と4回目のクラスは次回に・・


木下宗道さんのブログです。
http://sodok.blog89.fc2.com/

2013年11月7日木曜日

フラワーアレンジメント・クラス

花があるだけで場所が明るくなる。元気になる。
1週間に1度は花を買い、部屋に飾る。
花の気が家中に広がり、華やぎ、エネルギーをもらえる。

日本に居た頃に少しだけかじった未生流や西洋フラワーアレンジメントの知識はあるものの、自己流で飾る花。
もう少しアレンジの仕方を習いたいなあ・・と思っていると、タイミングよく友達からフラワーアレンジメントのクラスを教えていただいた。

8月に体験レッスンを受けにサニーベールにある先生のお宅に伺った。
先生のお庭で育てた花や木・ハーブなどを花材として使うことが多いそうで、丹念に育てられた花々はエネルギーが強く、勢いがあるように感じる。
見たことはあるけれど名前がわからない花や木の名前や、ハーブに関する知識が詳しく書かれた説明書を見ながら、今日のアレンジに使う植物の名前を知る。

その後にそれらの材料を花瓶に活け始める。
個人的には選ばない長い枝や花を手にしてとまどったが、先生が丁寧に指導してくださった。
枝物はワイヤーで巻いて形を作るというクラフト的な要素も取り入れ、極楽鳥(Bird Of Paradise)や秋色紫陽花を使ったゴージャスな作品が仕上がった。



気に入ったのでこのクラスを続ける事に決めた。
9月のレッスンは急用で休んだので10月になってしまった。

10月はレインボーオアシスを使って、バーティカル(垂直)にアレンジする方法を学んだ。
普通のグリーンのオアシスとは違い可愛い色のオアシスで、クッキー型を使ってデコレーションすることも出来る。(写真では白とピンクのオアシスに赤いハート型が覗いています♪)

このオアシスの上に花を挿していく。
これがなかなか簡単ではなかった。
普段花を活ける時は空間を埋めようとして花を散らすのが私のやり方だが、この垂直アレンジは花を散らさずに縦の方向だけで活けていく。
難しい・・・
ああでもない、こうでもない、と1人で奮闘していた私。
先生のご指導を受けると、すんなりと形が決まる。
先生のアドバイスのおかげでなんとか活けることが出来た。


 



ディレクターの浦田葉子先生はフジコ・へミングさんのピアノコンサート会場を始め、結婚式や各種コンサートやパーティ会場でのフラワーデザイナーとして第一線で活躍されている。
1人でも多くの方にお花の力を伝えることが使命だと感じていらっしゃる。

先生のコースを修了するとサーティフィケート(免許)が受理出来るのも魅力的。
免許を使って仕事を・・とは考えていないけれど、まだまだいろんなことを学びたい。
なんと言っても花に触れていると心が落ち着き、ウキウキしてくる。

クラスの詳細は・・
Lily Of the Valley Floral Design School: http://www.lilyofvalley.com/

2013年7月5日金曜日

東洋医学とマクロビオティック・夏

今回のマクロビオティック・お料理教室。
(開催されたのは少し前ですが・・)

「夏」のクラスは五行の中で「火」について学ひました。
色は「朱」。
「夏」に活発になる臓器は「心臓」、「小腸」。
また、「熱の循環」や「ホルモンのバランス」とも関係しています。

アメリカでは夏の風物詩として、欠かせないパーティメニューとしてバーベキュー(BBQ)があげられます。
7月4日の独立記念日を筆頭に、週末は各地で肉を焼いてビールで乾杯し、仲間とワイワイ騒ぐのがここアメリカでのメインイベント。
このBBQは「身体の中に熱を溜める」肉を、「火を通して食べる」ことにより、ダブルで熱を体内に取り込むことになります。
そして、サラダ、ビールやジュース、アイスクリームなど冷たい食品で外から身体を冷やすのです。

この食べ方をすると血液がドロドロになって滞り、女性には大敵のシミが出来やすくなり、シミが出来てもなかなか取れなくなってしまうそうです。

これに対してマクロビ的な夏の対処法は
*熱が籠らない食べ方
*熱を発散させる食べ物を使う。

こうすると血液は滞ることなく、既に出来たシミも身体の内部から薄くすることが可能なのだそうです。
先生の透き通るような肌を見て「絶対に試してみる価値あり!」と思ってしまいました。

夏の味は「苦味」。
タンポポ、パセリ、水菜、ラディキオ、海苔、ダルス(海藻の一種)、焼きおにぎり、Fatty Beans=Lima やPinto Beansなど。

また「スパイシー」なものは発汗作用を促し、体温を下げる役目があります。
激辛料理を食べたあとに汗をかき、そのあとに涼しい・・と感じるのはこのため。

夏の調理法は「あまり火をいれない」
そしてバラエティに富んだ食物を摂ること。

夏に活発になる臓器の心臓と血圧とは深い関係にあります。

人間は身体的特徴や性格などから数種類のタイプに分けられます。
これによって食物や食べ方なども違ってくるのです。

小太り、赤ら顔、声が大きいタイプ・・<True Fire>
このタイプは火が体内に溜まっているので夏野菜を沢山摂って火を発散させる必要があります。

痩せていて弱々しい感じ、塩をあまり摂らずに甘いものが好きで、ストレスが溜まると血圧があがるタイプ・・<False Fire>
このタイプは腎臓が弱っているので冬の食べ物「牛蒡、小豆」などを摂る、いい塩を摂ると改善されます。
特に牛蒡と塩で作られた鉄火味噌は最適だとか…

また身体に滞りやブロックがある為に火が回らない人がいます。
このタイプは<Low Fire> と呼ばれ、低血圧で頭がフラフラするのがこのタイプ。
滞りやブロックを取るために大根を食べて、体のクレンジングをする必要があります。
フラフラする症状がひどくならないためには竹踏みをしたり、耳をマッサージして血液を体内に回すように心がけることも大切。
またストレスの軽減や生活習慣の改善も考える必要があるのかもしれません。

このような講義を聞いたあとでお料理に取り掛かりました。

今回のメニューは
*キイウィと胡瓜のスープ
*スィートコーンチャウダー
*黒豆とキノアのサラダ
*ヒカマとアラメのサラダ
*グリーンビーンズの和え物
*パンプキンシードドレッシング
*葡萄の酢漬け
*コーンの髭スープ

人それぞれ、その日によって体調は違います。
気温や湿度も日々変化します。
環境や体調を見極め、また食事全体のバランスを取りながら美味しく戴くことが大切なことを学びました。

また夏の食物ばかり食べると身体がフニャフニャになるので、いい塩&味噌で「締める」ことも大切な事。
特に果物を食べすぎるとダウンするので、梅干し茶を気付け薬として飲むのも一案だそうです。

今回もとっても勉強になりました。
ありがとうございました。


関連記事:マクロビオティック・クッキングクラス
     東洋医学とマクロビオティック・冬
     東洋医学とマクロビオティック・春
     東洋医学とマクロビオティック・土用
     東洋医学とマクロビオティック・秋



2013年5月26日日曜日

Raw Sweets Class

4年程前に耳にしたローフード(Raw Food)。
生の食物を食べて身体に生きた酵素を取り入れる事で健康と若さを保つことが出来るそうです。
アメリカのセレブ達の間で大人気となり、世界中に広まっています。

1ヶ月前に知人からローフードのデザート版・ロースイーツクラスの案内をいただきました。
メニューを見ると「ラズベリーホワイトチョコチーズケーキ&チョコレートアイスクリーム」。

息子のおやつの幅が増えるかも・・と興味が湧いてきて、このクラスにサインアップしました。

先生はクーパチーノにお住まいのMika さん。
スタジオのような素敵なMika さんのキッチンに4人が集まりました。
自己紹介の後にレシピを見ながら材料の説明。
材料は小麦粉の代わりにアーモンドフラワー、砂糖の代わりにアガベシロップ。
チーズケーキのフィリングにはカシューナッツやアーモンドミルクを使います。
カカオバターやココナッツオイルなどの融点と凝固点を利用し、他の材料と混ぜて固める技あり製法です。

活躍するのはブレンダー(ミキサー)。
Mika さんはVitaMix を使って材料をすばやく混ぜ、手際よく作っていかれます。




カカオバターやココナッツオイルを溶かす時は湯銭にかけて熱を加えます。
カカオバターは約32℃で、ココナッツオイルは約24℃で融解します。
ローフードは全ての物に熱を加えない・・と思っていたけれど、酵素が生きている46℃以下なら加熱しても構わないということでした。
この温度で熱を加えても酵素が取り込めるそうです。

1時間ほどでデザート2種を完成。

冷凍庫で固める間に私達は後片付けを、Mika さんは手際よく食事の支度をしてくださいました。
これまたあっと言う間に美味しいランチが完成。
お手製のランチでクラスの皆さんとおしゃべりタイム。



そしてデザートにローチョコレートアイスクリームを戴きました。
一匙、口に含み感動。
・・美味しい~~!
・・リッチでクリーミィ。

ココナッツの味がほんのりと香る、芳醇なチョコレートアイスクリームでした。
Mika さんは「ナッツを使っているのでカロリーが高く、量はほんのちょっとでいいのよ。」と説明してくださいます。
とっても美味しいので食べすぎてしまいそうだけれど、リッチな味なので少しの量でも満足な気分になりました。



一口一口、幸せな気分に包まれてロースイーツを堪能しました。
ホワイトチョコチーズケーキは各自お土産にと、12cm丸型1つ分をタッパー&クーラーに入れてお持ち帰りです。



Raw Food はマクロビオティックとは違う考え方なので、身体を冷やす陰の素材も使用している事がちょっと気になりますが、要はバランスが大切なので、身体を温める食材を他で補えばいいのかも・・と思いました。
面倒臭がりの私は、材料さえ揃えればブレンダーで混ぜるだけ、、という簡単なところがとても気に入りました。

Mikaさん、ありがとうございました。


2013年5月7日火曜日

ナンタケットバスケット・オーバル型バッグ

1作目の籠を作り終えて、自分が作ったバスケットが我が子のように愛おしくなりました。
可愛い~~
それと同時に、「次は何を作ろう?」と考えていた今年のお正月。

先生のお宅にディスプレーされている数々のバスケットの中から、「これ、作りたい!」と思うものを見つけてしまいました。
オーバル型の手提げバッグ。
ネットで同じ型を買うとなると、10万~20万円のお値段がついている代物、いえ大物です。

先生とアポを取り、型が空いている時期を選んで作成開始。

まずオーバル型のモールドに合わせて柱になる縦糸の籐を並べていきます
籐を同じ長さに切り揃え、型に入るように先を細く切って嵌めていきます。
これが奇数でないと横糸の籐を編んでいけません。
奇数になるように、幅が均一になるようにように並べます。
これだけで一苦労。
並べたあとは巨大輪ゴム2本で籐を固定します。
固定しながら横糸になる籐を編んでいきます。
そうしないと円周が同じ幅にならず、網目模様が歪んでしまいます。
縦糸の籐を並べるだけで3時間が過ぎ、横糸を編むのは次回までの宿題に・・。


時間のある時に家で横糸を編みました。
細かい作業を続けていると手が痛くなったり、肩が凝ってきたりして中断。
休憩してからまた編みます。
何も考えずにひたすら編んでいると、一種の瞑想状態になり無の感覚に包まれます。
好みの高さになったところでストップ。

先生のお宅で点検してもらい、OKが出たのでモールド型から外します。
きつく編みすぎると型から外せないこともあるらしく、そうなったらやり直しだそうです。
私は簡単に外せたので、「編み方がゆるいかも・・」と思ってしまいます。
でも外せただけラッキー~


次に蓋の部分を編んでいきます。
また同じように籐を切り、枠組みの中に並べます。
カーブがきついところは上手く並ばず、悪戦苦闘。
しかも、この蓋の部分の横糸を編んでいく時に更に悪戦苦闘することになりました。

一度目は乾燥しすぎて最初の部分が切れてしまいました。
修正が利かないので、再度縦糸を並べる作業をやり直す羽目に・・・
縦糸を並べ、また始めから横糸を編み出します。
乾燥しないように水で濡らしながら編みます。
カーブのところがきつくて横糸が均一に通りません。
今度は濡らしすぎて編み目がガタガタになってしまいました。

この状態で先生に見てもらうと「やり直したほうがいいかもね。」と言う答え。
せっかくの大物を作るのなら納得がいくほうがいいでしょう・・とアドバイスをいただきました
自分でもこのガタガタは納得がいきません。
もう一回最初から編みなおし。
ここで「も~~ 嫌!」状態に陥ります(ほぼ挫折寸前・・・)。

このバッグを作成した友達に聞いてみると、みんな口を揃えて「蓋は大変だった。」という感想。
「でも作った後は達成感があるよ。1つは蓋付きを経験しないと~」と励まされました。
3度目の正直、、でやっと蓋の部分が編みあがりました。


ここまでくれば仕上げは間近・・と思っていたら、甘かったのです。
胴体の部分、蓋の部分にそれぞれ淵にあたる木を内側と外側からはめ込む作業がまた時間がかかりました。

淵に使う枠を長さを精密に測って、接着剤を付けて固定します。
(内枠と外枠で大きさが多少違うのです。)



接着剤が乾いたら、外枠にナイフで3ヶ所に切り込みを入れます。
この3ヶ所の切り込みが後で蓋と胴体を繋げる接続部分の紐を通す空間になります。

外枠と内枠を胴体に取り付け、ドリルで釘穴を3cm間隔で開けます。
その穴に釘を打ち込んでいく作業。
ドリルを使うのは、歯科医衛生士と言う職業柄、楽に出来ました。
一点を定めて一気にドリルで穴をあけます。
その繰り返し。

釘打ちは「なんだか大工さんみたい・・」なんて思いながら、トントンと小さい釘を打ち込みます。
ドンドンと力いっぱい打ちすぎると釘が曲がり、やり直し~
でもこの作業は楽しい。。。

接続部に当たる紐を籐で編み、切込みを入れた部分に嵌めこみます。
そのあと籐で淵枠の周りを編んでいきます。



胴体部分が出来上がったら、同じ作業を蓋の部分でも行います。
釘打ちは胴体部分と繋げたあとでするので、ちょっとやりにくい・・。
淵編みをするのもやりにくい・・
でも一つ一つ、丁寧にこなしていきます。

ニスを塗って、留め具の紐を細い糸で編み胴体部に取り付け、革の持ち手を付け、蓋の表に接着剤でシェルを貼り、裏面に焼きゴテで名前と年度を入れます。

完成ーーー!!

おお~、、とっても可愛い。
手が掛かる子ほど可愛い・・と言うけれど、本当にそんな気分。
途中で諦めないでよかった~



ナンタケットバスケット・オーバル型9インチ手提げバッグ、完成です。
これは我が家の家宝にいたします。


関連記事:ナンタケットバスケット・クラス
http://emeraldhillsca.blogspot.com/2012/12/nantucket-basket-class.html




2013年4月12日金曜日

東洋医学とマクロビオティック・冬

日本に居た頃に東洋医学に興味があり、友達の鍼灸医に借りた「黄帝内経」という中国古来の医学書を読み漁ったことがあります。
人間の身体の陰陽、実証虚証などを初め、人間と自然界の関係が説明されていました。
その中でも私が興味を持ったのは「身体と環境はとても深い関係がある」と言うことで、本の中ではこの思想を「陰陽五行」と呼んでいました。

自然界に存在する5元素=木、火、土、金、水は法則があって繋がっています。
この5元素を東洋医学では五行と言います。
木が火を燃えさせ、火は灰になって土になり、土が金を生み出し、金が水を生じ(冷たい金属の表面に霜が降りる)、水が木を育てる。
(このしくみを「五行相生」木→火→土→金→水→木と言います。)

五行を季節に例えると、木が春、火が夏、土が真夏(土用)、金が秋、水が冬となります。
また人間の臓器(その季節に活発になる箇所)、味、感情、色などあらゆるものに五行があてはまるのです。

例えば「木」に関しては・・
季節:春
味:酸味(酸っぱさ)
感情:怒り
活発になる臓器:肝臓、胆嚢、目など
色:青

春に活発になる臓器を労わる酸味のある食べ物を摂ることで、怒りを開放し穏やかに春を過ごす事が出来ます。
こうすることで次の季節に備える準備をしているのです。
その季節季節に必要な食べ物を口にすることで1年間を通して健康でいられるのです。

また宇宙の万物はそれ自体が陰と陽を含んでいて、その陰陽のバランスをとる事で健康が保たれています。
人間や臓器も例外ではなく、活発に働きすぎると「陽」になり、エネルギーが足りないと「陰」になりますが、大切なのはその中間=中庸。
いくら身体にいいからと言ってそればかり摂るのはバランスが崩れます。
バランスをとって「中庸」に保つ事が「陰陽五行」での重要なこと。

「黄帝内経」の思想を思い出させてくれたのが今年から通い始めたマクロビオティックお料理教室でした。

1月に第1回目のイントロダクションがあり、2月「冬」のクラスは五行の中でまず「水」について学びました。

「水」=「冬」に活発になる臓器は腎臓、膀胱、生殖器官、骨。
この腎臓に滋養をもたらす食材は黒いもの・・黒豆、小豆、黒ゴマ。蕎麦。根菜。干したもの。
この腎臓の働きをサポートするのは「塩」。

また冷え対策としては・・
白砂糖、コーヒー、アルコール、冷たい物は身体を冷やします。
根菜、雑穀、タンポポコーヒー、梅しょう番茶は身体を温めます。

冬に腎臓にしっかりと栄養を行き渡らせておかないと、春になってからエネルギーが乏しくなり身体がちゃんと機能しなくなるのです。

黄帝内経の「五行相生」(木→火→土→金→水→木)という関係が食養にも当てはまります。

教えていただいたこの季節のお料理は・・
牛蒡、蓮根、カブ、人参などの根菜をふんだんに使い、小豆、黒胡麻などの黒い食材を取り込む冬仕様のお献立。
陰陽のバランスを取る為に、カリフラワーやキャベツなどの丸い野菜も使った。
きんぴら2種は牛蒡の火の通し方を変えて、2種類の違った料理法で冬と次の季節・春に備えます。
クローブやカルダモンなどのスパイスを使いオリエンタルな味に仕上げた「あずき・かぼちゃスープ」は、かぼちゃが苦手な旦那も食べてくれそうな味付けに仕上がり感激しました。

どのレシピも野菜の甘みと旨みが活かされていて、いろんな種類の野菜を味わいました。

ご馳走さまでした。




関連記事:マクロビオティック・クッキングクラス
     東洋医学とマクロビオティック・春
     東洋医学とマクロビオティック・夏
     東洋医学とマクロビオティック・土用
     東洋医学とマクロビオティック・秋

2013年2月23日土曜日

合気道

始業の鐘が「カーン!」と鳴る。
それまではボールで遊びワイワイと騒いでいた子供達が一列に並び正座をする。

先生を前にして道場の中で黙祷。

騒がしかった場が静かになり、シーンとした時に何かと繋がった雰囲気になる。
祭壇に向かって手を叩き、深々と頭を下げる。
「ヨロシクオネガイシマース。」と声を掛け合いクラスが開始される。





息子が通っている合気道の道場だ。

ずっと前から、息子に日本の精神を学ぶ何か「道」を習わせたいなあと思っていた。

「道(どう)」とは・・?
高い精神性をもって、人としての道(みち)を追究する意味を持つ。
日本における価値観。
哲学とも言われ、一つの物事を通じて生き様や真理の追究を体現することや自己の精神の修練を行う事。
  • 武道 - 剣道・柔道・弓道・空手道・合気道・相撲道など
  • 芸道 - 茶道・華道・書道・日本舞踊など
これらは手段は違うが、人間性を高める目的は同じである。
                                             -Wekipedia より-
 
       
アメリカで日本の礼儀作法や精神を学ぶ場所があまりなく、半分は日本の血を受け継ぐ息子に紹介する機会がなかった。
武道場に通って礼儀を学びながらセルフディフェンスを習得させたいなあ・・と以前から考えていた。

Redwood City にある合気道の道場を見つけ、2年前に体験したものの、その時はまだ準備が出来ていなかった息子。
「戦いは嫌だ~」の一点張りでいくら説明をしても聞かず、諦めた私。

去年の暮れにもう一度訪れてみると、友達がいる事で息子が興味を示した。
それで今年から通い始めた合気道のクラス。
最初は渋々通い始めた息子だったが、白い道着が気に入り、レッスンの内容も楽しいので今では週に2回のクラスを心待ちにしているようだ。

指導は日系アメリカ人で合気道6段のシンディ先生と、白人で合気道4段のアレックス先生。
先生の口から日本語がよく発せられる。
 
「イチ、ニー、サン、シー」という掛け声。
「ハラ」「センパイ」「ムネ」など数々の日本語が道場に飛び交う。

道場に入る前に上座の祭壇に向かって一礼してから入る。





普段はおじぎをする習慣を持たない子供達が、この道場では誰もが日本人らしく礼儀正しい。
(家でもこんなに礼儀正しかったらいいのに~・・と思ってしまう。)

息子が気に入っているのは基本のポーズや技を、ボールや大きな輪を使って遊びの心を取り入れながら学べる・・ということだ。
ボールを抱えて転がりながら腹筋を使って起き上がる受身を学ぶ。
大きなバランスボールを叩いて相手に渡しながら「衝き」のポーズを習得する。
フラフープのような輪を2人で対面して持ち、「取り」と「受け」の呼吸を学ぶ。

先生方は、子供達が楽しみながら合気道の技を身に付けることに神経を使っているように感じた。






クラスを受けているのは日本の血を受け継ぐ子供もいるが、国、性別に関係なくあらゆるバックグラウンドを持った子供達が日本の精神を学ぶために通っている。
それもみんな楽しみながらクラスを受けているようだ。

クラスの最後にもう1度一列に並んで正座をし、黙祷。
姿勢の悪い子はシンディ先生に背筋を伸ばすように注意されている。

祭壇に向かって手を叩き、深々とお礼。
「ドウモ、アリガトウゴザイマシター。」

感謝の気持ちを言葉にして、クラスが終わる。
一瞬、ここは日本?・・と錯覚してしまいそうだ。

白帯の息子は「早く黄色い帯になりたい。」と、色の違う帯に憧れを抱いているようだった。
「すっごく楽しい。毎日通いたい。」と言っている息子。

ちょっとは日本の心を学んでくれてるのかなあ、、と前向きな息子に嬉しい私。
(2年待った甲斐があったもんやわ~)


Aikido West
http://aikido-west.org/children.html

3164 Bay Road
Redwood City, CA 94063
(650) 366-9106


2013年2月10日日曜日

曼荼羅画ワークショップ

10年前、サンディエゴの美術館を訪れた時に数人のチベット僧が床に跪いて何かをしているのを見かけた。
近づいてみると曼荼羅画を美術館の床に描いている作業だった。
2メートル程の正方形の中に円を描き、複雑な模様を鮮やかな色砂を落として色付けていく。
チベット僧達はただ無心になって一点に集中し、砂を曼荼羅に落としていた。
緻密で繊細な作業から作り出される曼荼羅画は色鮮やかで心を打つものだった。
それはまだ完成していなかったが、何日後かに完成した後はその曼荼羅画を一瞬で全部砂を混ぜて消してしまう。
人生の美しさと儚さを曼荼羅に託しているように感じた。

それ以来、心のどこかで気になっていた曼荼羅画。
今年元旦のブログでご紹介した秋山峰男さんの曼荼羅画カードに惹かれたのもそういう理由からだ。

最近この曼荼羅画を描くワークショップに参加した。

インストラクターは曼荼羅画アーティストの鯉沼香帆さん。
香帆さんは秋山峰男さんと出会い曼荼羅画に大きな感銘を受け、心で描き始めたと言う。
2004年から描き始めた作品は数多く、2010年には本も出版され、日本やアメリカなどで活躍されている。

クラスのイントロダクションで香帆さんの作品がPCのスクリーン上で紹介された。
1つ1つの絵がエネルギーを持っているように感じ、だんだん私の身体がほてってきた。
それは絵によって違うエネルギーで、ある絵はふんわりとハートのあたりが温かくなったり、ある絵を見ると頭がキーンとする。
特にチャクラの曼荼羅画では、第5チャクラの絵を見た時に喉が熱くなり、第6チャクラの絵を見た時に眉間が押されたように力を感じクラっときた。
「なんや、これ~~?」と曼荼羅画を見ながら驚いた。

香帆さんのワークショップは、ただ「描く」だけのクラスではなかった。
自分の内側を見つめ、ハートから滲み出てくるものを点にして表現する。
香帆さんの誘導で彼女とハートを1つにして点を打っていると「今、感情が出てきていますね。」と言われた。
その時は自分でも気がつかないうちに自分の内側に溜まったものが込み上げてきていた。

マインドが働いて頭であれこれと考えていると何も出てこない。
けれど自分の内側を見つめ、ハートに意識を持っていくと予想もしなかったことが起る。
一種の瞑想状態になり、点を打つこと以外は何も考えていない。
それでも奥に溜まっていた感情・・喜び、悲しみ、恐れ、怒り・・そういうものが噴出してきた。
自分でも驚くほど手が勝手に動き、心に浮かんだ構図の上に色を載せていった。

絵を描く意味では「アート教室」でありながら、もっと奥深い「自己セラピー」の要素を含んでいる。
チベット層達もこうやって無心になることで悟りを開いているのかなあ~とふと思った。
4時間あまりのワークショップ、仕上がった絵の出来具合は置いといて・・・意外なほど充実感とスッキリ感があった。
もっと自分で描いてみたいと思った。


関西の皆様に朗報。
香帆さんのワークショップが3月9日、10日、17日、18日、23-24日に和歌山県ゆの里温泉で開催されます。

詳細は
http://www.mandalasoftheheart.com/SacredMandalas/JPEvents.html

 
 

               香帆さんの作品:宇宙愛


(私の処女作はまだお見せできる代物ではございません~)



2013年2月5日火曜日

ハートメディテーション・ワークショップ


昨年の暮れ、一通の案内メールを受け取った。

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ハート・ワーク&メディテーション 
4週間のインテンシブコース

趣旨:日々の生活で、ハート中心の生き方/在り方を実践(グラウンディング)するサポートをさせて頂くこと。
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このコースのインストラクター・鯉沼香帆さんにはまだ会ったことがなく、ワークショップの内容もよくわからなかった。

でも、「行こう。」と思った。
何かがハートに響いたんだと思う。
「行きたい・・」ではなく、メールを読んだ時に「行く!」と、もう決めていた。

バタバタとした生活で疲れていた私は、「自分の中心を戻せる瞑想が出来ればいいなあ~」という気持ちで申し込んだ。

1週間に1回、3時間のクラス。
ただ瞑想をするだけなのかと思ったら、そうではなかった。

自分の内側を見つめるワーク。
ハートに意識を向けるワーク。

1回目の初日に、交通渋滞で40分も遅刻してしまった私。
心は焦り、イライラし、気が上に登った状態で途中からクラスに参加した。
すぐに瞑想をして、ハートに意識を向けるように香帆さんが誘導をしてくれる。

そこで自分をセンタリングするとはどういうことなのかを学んだ。
私は今まで、自分の中心はお腹(丹田)にあると思っていたけれど、そうではなかった。
「今、意識がお腹に行ってますね。もうちょっと上にあげて・・」と香帆さんに誘導され、「何でわかるん~?」とびっくりしながら誘導に従った。
意識をハートに向けると、ズッシリと揺るぎない何か・・があるのを感じた。
「自分の中心」だと思った。
そう感じることによって呼吸が深く強くなる。
香帆さんが「そう、そこ・・」と言ってくれる。
(ほんまに、何でわかるん~?・・・)
渋滞でギザギザしていた心が10分間ですっかり落ち着き、どっしりと安定していた。

クラスの回を重ねるうちに、いろんな感情が出てきた。
今まで自分の中に溜まっていたのに、向き合うことを避けていた感情・・・怒り、恐れ、悲しみ・・それらが噴出してきた。
自然に涙が出てきたり、訳もなく怒りが込み上げてどうしようもなくなったり。。
でも香帆さんの誘導に従うと、その感情に固執せずにリリース出来てしまえる。
例えば、怒りが出てきたときに、その怒りに囚われずに、「あ、今怒りが出てきている。」と自分の感情を客観的に見送ることが出来る。

また人と人との繋がりや温かさを以前よりももっと感じられるようになってきた。
旦那との関係、息子との関係も少しずつ変わってきた。
家の中にもっと「愛」が飛び交うようになった。
最初はなんとなくバリアーを貼っていた受講者の1人1人とも、クラスを通じて繋がり、愛おしさを感じるようになった。
私の周りにあるもの、いる人達に愛を感じることが出来、自分さえもとっても愛おしくなってきた。
今まで普通に見てきた景色が、なんて綺麗なんだろう・・と感動を覚えるようになっている。

香帆さん、ありがとう~ 大好き~・・と伝えたくなってしまった。

香帆さんマジック??

初めて会った時は笑顔の素敵な「ごく普通の女の人」という印象を持ったけれど、全く違っていた。
自分のハートをオープンにして、自分の中にある愛を見つけることをサポートしてくれる、ハートがとってもとっても大きな人だった。


鯉沼香帆さん
全米ジュディッス・コーネル博士認定マンダラ・セラピー誘導者
クォンタム・タッチ®認定プラクティショナー
クォンタム・タッチ®認定インストラクター

香帆さんのウェブサイト
http://www.mandalasoftheheart.com/SacredMandalas/jpindex.html


この香帆さんの一日ハートメディテーションのクラスが2月9日、サンマテオで開催されます。
時間は午後1時15分~3時15分。
参加費:$15〜$20 Donation (Sliding Scale)

お申し込み・お問い合わせは、オーガナイザーの
「ワンネス 高村風穂さん fusui.oneness@gmail.com」まで。

ハートに響いた方は行ってみてください。


2013年1月30日水曜日

ビーズ・ジュエリークラス

このベイエリアには本当にいろんな才能のある方が多く住んでいる。
そういう方に出会って、思わず尊敬の眼差しで見つめることもしばしば。。。

3年前から通っている、ビーズ教室の先生もその1人だ。
ビーズ・・と一言で言っても、小さなシードビーズ、キラキラ光るスワロウスキービーズ、手焼きのベネチアンビーズ、貴石から出来ているビーズなど様々な種類がある。
毎月、先生がデザインされたペンダントや指輪、ブローチなどをそんなビーズを使って作る。

教室は1ヶ月に1回。
朝10時に先生のお宅にお邪魔し、自分の席を選ぶ。
席に着くとテーブルの上に「今月の編み図」の紙が置かれてある。
「編み図」とはお料理で言えばレシピみたいなもので、どういうビーズを使って、どこから始めて、順番はどうなって・・・と図で書いてある。
慣れればこの編み図が読めるようになるが、ビギナーだったころは不可解なこの図に悩まされた。
今でも、図を見ただけでは仕上がりの作品は想像出来ない。
図は2次元・・平面に書かれてあるが、それを3次元・・立体的に考えると頭が混乱する。
よくこの3次元の世界の編み図が頭の中で考えられるもんやわ~・・と先生の才女ぶりにいつも感心してしまう。

次にビーズ選び。
先生が見本で作った作品が置かれてあるが、ビーズの色は自分で決める。
色によっては見本とは全く違った作品になるから面白い。
私はビーズ選びに時間がかかり、これでもない、あれでもない、この組み合わせは・・・なんて考えていると、いつも一番最後になってしまう。
選ぶのに迷った時は先生のアドバイスを受け、センスのいい選択をしてもらう。

そして席に戻って編み始める。
図を見て、わかるところはどんどん進み、わからないところは先生の指導を待つ。

作品によってかかる時間に差があるが、だいたい3-4時間で1つのジュエリーが完成する。
周りの人の作品と比べて、あ~こっちの色の組み合わせが素敵!あの人の色選びはゴージャス!、それに比べて私のは・・なんて、隣の芝生は青く感じられる事もしばしばある。
逆に私の作品を見て、「Sachiko Color ねえ~」と私にしか選べない色の組み合わせにお褒めの言葉を戴くこともある。

作品を作るのは楽しい。
作った後はすぐにアクセサリーとして使用できるのも嬉しい。
今までに知らない人から「そのペンダント素敵ね。」と褒められ、「私が作ったの。」と言うと、驚かれたり、「売ってないの?」と聞かれたことが度々ある。
教室のことを話すと、先生のセンスのよさに惹かれて「習いたい。」と言う人もいたが、「先生は日本人で日本語の教室なの。」と答えると「残念!」とため息をつかれる。

ビーズジュエリークラス。
バーリンゲームで日本人の先生が教えています。



追記:
先生の日本帰国が決まられてビーズ教室は5月を持って閉鎖となりました。
とっても残念です。
東京に帰られてからの先生のご活躍をベイエリアより応援しています。






2012年12月20日木曜日

ナンタケットバスケット・クラス

アメリカ東海岸のニューイングランド、マサチューセッツ州にある大西洋沖、約50 kmに浮かぶ小さな島、ナンタケット島。
このナンタケット島が発祥地で、藤で編まれた伝統工芸品の籠が「ナンタケットバスケット」と呼ばれています。

世界で屈指の捕鯨基地であったこの島で、地元のインディアンの籠と鯨の油を入れる樽を作る技術から生まれたのがこのバスケットの由来ですが、今日ではニューヨーク社交界、セレブ、上流マダムのリゾートバッグとしても有名になりました。
蓋付きのバッグは10万~20万円、蓋なしの籠でも5万円ぐらいからのお値段が付いている高級品です。


「ナンタケットバスケット作製を教えている。」・・と言う方のお宅に偶然遊びに行く機会がありました。
ディスプレイされている籠たちを眺めていると、「作りたい~!」と言う思いが湧きあがり、クラスに入れるようにお願いしてみました。

11月にその先生のお宅にお邪魔して、プライベートで手取り足取り、バスケットの土台作りから教えていただくことに・・。
モールドと言う型に嵌めて、籐で縦のラインを作ります。
そのラインを横にジグザグ状に違う籐の紐で編んでいくのです。
簡単な作業ですが、力の入れ方、籐の締め方などにコツがあり、私はモタモタしていました。
先生が慣れた手つきで見本を見せてくれますが、そう簡単には行きません。
取り合えず横のラインは家でやってくることになり、1回目のクラスは終了。
ここまででも3時間ぐらいはかかっています・・

毎日、時間を見つけては家で「編む」作業をしました。
単純作業なので、一種の瞑想状態になります。
一心不乱で編むことに集中。

2回目のクラスはモールドを外し、籠の枠を嵌めこむ作業。
枠を嵌めたらそれに沿って籐を編みます。
字にすると簡単ですが、これだけでまた3時間が経ちました。
最後まで編めなかったので、先生のお宅に作品を残して帰ることに・・。

この間に先生が最後まで編み終え、ニスも塗ってくださいました。

3回目のクラスはこの籠に取っ手をつけて、底の仕上げをし、名前を焼き付ける作業。
これには1時間もかかりませんでした。
めでたくデビュー作が完成。


自分で作った作品。
すごく愛着が湧き、大切に使いたいと思います。
1つ目を作ったら、また次・・・って欲張りにもなってきました。
来年もしばらく籠作りに嵌りそう~

2012年12月2日日曜日

マクロビお料理教室 12月2日

12月最初の日曜日、先日のブログでも紹介させていただいたマクロビオティックのお料理教室に参加してきた。

講師は河合秀紀さん。
河合さんはマクロビオティックのパイオニアー:久司道夫先生の元で学ばれ、マクロビオティックのレストランでのシェフ・Kushi Institute のダイニングでのヘッドシェフと言う経歴を持たれ、現在はLAで活躍されている方。
今回は今年3月に引き続き2回目のベイエリアでのお料理教室と言うことだったが、私は初めて参加した。

メニューは4品。河合さんの料理のデモンストレーションと料理をしながらのレクチャーによる4時間のクラス。
マクロビの基本「陰陽」に始まり、素材のパワーを生かした切り方や料理法など、勉強になることがとても多かった。
久しぶりにマクロビを学ぶ私にとっては充実した時間だった。

レシピは季節の素材をホリディミールに生かし、クルトンの代わりになるもの、ターキーの代わりになるものなどを選び、健康重視の野菜たっぷりのお料理だった。



料理されたものを戴き、その野菜の甘みや食感、コンビネーションなどに感激した。
身体の中に野菜のパワーや作り手のエネルギーが巡っていくような気がした。

お料理教室の後は、有志が残って「河合さんとの健康相談会」と称した、身体と食べ物についてのレクチャーを聞いたり質問をしたりと、これも為になることを沢山学んだ。

顔相(皺や色)からその人の持っている病気や摂りすぎている食べ物・足りない食べ物などがわかると聞き、思わず鏡を覗いてしまった。
身体を作っているのは「血」であり、腸で血のクオリティが決定される・・と聞き、やはり食べ物は身体にとって最も重要なものなのだと再認識した。

肉大好き!な旦那を持つ私にとっては、マクロビと家族の好みとの間で日々葛藤があり、マクロビを徹底して出来ない状況だ。
河合さんは、それでもバランスを取る事が大切なのだとおっしゃっている。
肉を食べる時は大根おろしを一緒に戴く、、肉の3倍の量の野菜を食べる、、など身体を酸性に偏らない方法を教えてくださった。



今回、たくさんの友達から「お料理教室に参加したいけれどスケジュールが合わない。」と連絡をいただきました。
今週火曜日、12月4日10時からサンタクララ三育学院にて河合さんの講演会が予定されています。
お時間のある方は足を延ばしてみて下さい。



 




2012年11月30日金曜日

マクロビオティックお料理教室 in San Francisco Bay Area

急な話なんですが、ベイエリアにてマクロビオティックお料理教室が今週末から開催されます。講師はクシ・インスティテュートでヘッドシェフを勤めた経歴もある河合秀紀さん。
かなり生徒さんが集まっているようですが、まだ12月2日と5日の教室に若干空きがあるということです。また12月4日は三育学院にて、河合秀紀さんの講演会も予定されています。
 
河合秀紀さんのプロフィールは最後にご紹介。

ご興味のある方はオーガナイザーのT.W.さんまでメールでお問い合わせ下さい。


-お料理教室の内容-


<お料理教室 メニュー 〜マクロビオティックでホリデーミール〜
 
ホリデースタッフドスクウォッシュ(Holiday Staffed Squash)
 
スウィートポテトの飴煮 (Candied Sweet Potato Medley)
 
パースニップのクリームスープ (Parsnip Cream Soup)
 
アップルピーカンパイ (Apple Pecan Pie)
 
<イベントスケジュール>
 
② 12月 2日(日)お料理教室 @ San Mateo (日本語) 10am 〜 2pm 参加費$50、定員8名
④ 12月 4日(火)講演会 (日本語) 10am 〜 正午 参加費無料(ドネーションを承っております)
「パワーオブフード〜心と体を育む食と生活」@三育学院 in San Jose
 
 12月 5日(水)お料理教室 @ San Jose (英語) 10am 〜 2pm 参加費$50、定員8名
 
お料理教室はデモ形式で行なわれます。参加者全ての方に調理実習をしていただくのではありません。なお、多少のお手伝いをお願いする場合もあります。
*12月8日(土)に、別の方の主催で、サンフランシスコにて、同じく河合秀紀さんのお料理教室が開催されます。こちらに参加をご希望の方は、nx4m-ogw@asahi-net.or.jp (寺子屋「叡伝」さん)まで、直接ご連絡されてください。
参加を希望されるイベントの番号(②④⑤)と参加者のお名前、電話番号を、macronokai@gmail.com T. W.さんまで、お知らせください。参加が決定された方にのみ、開催場所の詳しい住所など詳細の連絡が送信されます。
 
 
 
**** 河合秀紀さんプロフィール ****

マクロビオティック実践歴25年。1985年、渡米。マイアミにて、米国のマクロビオティック運動の創始者である久司道夫氏の親族経営の日本食レストランで2年就業。その後、久司道夫氏が経営する西マサチューセッツ州にあるマクロ
ビオティック/日本食レストラン“銀河”にて、 また、クシインスティテュートのキッチンにて就業、調理法の基礎を学ぶ。ヨーロッパ滞在を経て、米国に帰国後、より深くマクロビオティックを学び実践するため、クシインスティテュートのキッチンにて、ヘッドシェフとして調理を始める。また、約二年間、ボストン在住の久司道夫氏の下、当時、体調を崩されていた久司氏夫人、アベリーヌ先生の食事の用意、日常生活における補助をしながら久司氏に師事、経験を積む。
2001年、クシインスティテュートに戻り、キッチンの再編成、キッチンスタッフの指導、育成、健康相談、メニュー作成に従事する。現在はLAにて、マクロビオティックの普及に努めている。