2013年1月10日木曜日

美味しいピノ・ノワール

昨年のクリスマス前に友達がディナーに招待してくれた。
前菜を持ってお邪魔すると、初めてお会いする日本人夫妻もゲストで来ていて、私達に紹介された。

旦那様も奥様も気さくな方で、すぐに打ち溶けた。
ウチの旦那のおしゃべりにも笑顔で答えてくれる。
お二人ともワインが好きだと聞き、「話が合いますね~」と言いながら、即乾杯をした。

前菜を食べながら、友達の旦那様とウチの旦那はビールを、残りの4人はワインを飲んだ。
1本目のワインはフランスワインで、持ってきたチーズとよく合い、あっという間に無くなった。
2本目のワインはその日本人夫妻が気に入っているワイナリーで買ってきたものだと言うことだった。

品種はピノ・ノワール
一口飲んでみるとその美味しさに驚いた。

「これ、美味しい!どこのワイナリーですか?」と聞くと、奥様が説明してくれた。

David Bruce Winery。
Los Gatos にあるワイナリーで、創設者はスタンフォードホスピタルのドクター。
ワイン好きなドクターで、特にピノ・ノワールのワインに惚れ込み、世界一のピノ・ノワールを作るために自分でワイナリーを創設したと言う。

今まで、ピノを飲むと味が薄かったり、渋みがありすぎたりして、あまり美味しいものにお目にかかったことがない。
しかし、このピノ・ノワールは濃厚なのにフルーティで、そのバランスが絶妙だ。
久しぶりに美味しいピノに巡り会えた!と感激した。
これがNapa やSonoma でなく、このベイエリアで作られているなんて、すごい~と思った。

そのご夫妻は同じワイナリーのピノ・ノワールを年代を変えて2本持参されていた。
6人で1本目を堪能しすぐに終わってしまったので、2本目を空けて味を比べる。
私には1本目と2本目の違いがよくわからなかったが、両方ともとっても美味しいワインだった。
メインディッシュのステーキや他のお料理ともよく合った。

お値段を訊ねるとビンテージ的なLibruary Wineで1本50ドルから。
もっと庶民的なAppellation グレード で1本30ドルぐらい。
ご夫婦はワイナリーのメンバーで、箱買いしているので、もう少しお安くなると言う話。
今度そのワイナリーに行ってみたいなあと思った。

ちなみに、パーティの間中、ウチの息子と友達の息子さんは一緒に仲良く遊んでいた。
息子もこういう時に手がかからなくなったので、ゆっくり飲めるからええわ~・・
楽になったものだと感謝した。

それからこの年末年始、いろんなワインを飲んだ。
ワインの産地が近いので美味しいカリフォルニアワインを沢山飲めるのは嬉しい。
でもあのピノノワールは特別だったなあ~と、何故か心に残る味に思えた。


年が明けて、久しぶりにCostco に行ってみたら、なんとそのワイナリーのピノ・ノワールを見つけてしまった。

Appellation グレードの2010年ものが20ドルと言うお値段。
これはお得!・・とさっそく買ってきた。

2010年ものなので、もう数年寝かせたほうが美味かも?
でもなんだかすぐに飲んでしまいそうやわ。
我慢我慢。。。