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2016年5月20日金曜日

マウントシャスタ1人旅行

サンノゼのうさと祭りの翌日、お昼過ぎにマウントシャスタに出発しました。
ずいぶん前からシャスタで開催されるイベントに招待されていたのですが、ずっと迷っていたのです。
2週間前にポートランドに行って来たばかり・・、息子の面倒・・、家のこと・・、仕事のこと・・、身体も疲れている・・、
こういう理由をつけて99%は「行かない」つもりでした。

それなのに上から「行きなさい」と声が聞こえて、訳も分からず荷造りをしている私がいました。
自分でもどうしてこうなったのかよくわかりません。

主人が「行ってきていいよ。家のことは任せて・・」と言ってくれたので、行く決心をします。
以前泊まったことのあるマウントシャスタ市内のB&Bに電話をかけました。
「一部屋なら空いてるわよ。」とオーナーさんの返事。
まだベイエリアなので夜に到着することを伝えました。

午後2時過ぎに荷物を車に詰めて、ハンドルを握ります。

「行かない」と思っていた最大の理由は『5時間の道のりを1人で運転出来ない』ことでした。
私にとっては未知の体験であり、恐れでもありました。
でも何故かこの「恐れを手放すこと」が旅の目的のような気がしたのです。

結局、シャスタまでの道のりはSF市内の渋滞に嵌って6時間半かかりました。
前方に見えたシャスタ山が神々しく、光に満ちて私を出迎えてくれます。


夜9時前に到着。
「運転、出来た~!」と1人で満足しました。

チェックインを済ませて部屋に入ります。
とりあえずお風呂に入って、寝ます。

翌朝、朝陽が差し込む部屋で目覚め、「散歩に行こう。」と思い立ちました。


外を少し歩くつもりが、車に乗り込み、山の上を目指して走らせました。
目的地はバーニーフラット。
地面に雪が積もっています。
普通の靴しか持って来てなかったので、先を歩くのは断念。
道路際で山にご挨拶をしました。


道路は雪で閉ざされて、ここでストップ。
先のパンサーメドウズがオープンするのはもう少し先のようでした。

宿に戻って朝ごはんを頂きます。
シカゴから来ているご家族と話しをしながら、ゲスト団欒の朝ごはんを戴きました。

その後にレイクシスキューに向かいます。
ここは風のない日は『逆さシャスタ』が見れる場所として有名です。
水面が波立っていたのでそれは拝めませんでしたが、湖のほとりに佇んで山を眺めました。


その次に訪れたのはキャッスルレイク。
とても静か・・



空の青、水の青が輝き、光の柱が天から下ろされたようです。
トレイルを歩きながら、1人の贅沢な時間を堪能しました。

マウントシャスタ市内に戻り、クリスタルショップを3軒周ります。
石好きの私にはこの上ない癒しの時間でした。


ランチを食べた後にマクラウド市内でのイベントに参加しました。
そこで半日過ごして夜遅く宿に戻りました。

翌朝は7時頃にシティパークのサクラメントリバー・ヘッドウォーターにお水を汲みに行きます。
お昼頃は人でいっぱいのこの場所も、朝のこの時間は誰も居ませんでした。


ゆっくりとお水を汲み、クリスタルを水に沈めて浄化をします。

宿に戻って、朝ごはんを食べ、帰り支度をします。
素敵なお庭には猫がちょこんと座っていました。
ウチの猫そっくり・・


オーナーに「有難う」とお礼を言って、荷物を車に詰め込みます。
「またいつでもいらっしゃいね。」
笑顔で見送ってくれました。

マーケットで買い物をして、ガソリンを入れ、帰路につきます。
渋滞の時間帯を避けたので、帰りは4時間半で帰って来れました。

シャスタへの旅でギフトを沢山戴きました。
最大のギフトは『自信』。
恐れを手放せば世界は拡がります。
自分の世界が拡がると、またそこから繋がっていく人が現れます。
人とのご縁を深く感じた旅でした。

有難うございます。


2016年5月19日木曜日

うさと祭り in サンノゼ&マウントシャスタ

5月14日(日)と15日(土)、サンフランシスコとサンノゼでうさと祭りが開催され、サンノゼのイベントに参加しました。

開演直後にさとううさぶろうさん、磯正仁さん、滝沢泰平さん、KNOBさんによるご神事が開かれ、祝詞を挙げられました。


KNOBさんが奏でる地球最古の笛・ディジュリドゥの音色が響き渡り、会場全体が静粛な雰囲気に包まれます。
このご神事で土地のエネルギーがパッと開き、光が入った感覚になりました。

その後に、磯さんの講演、泰平さんの講演、KNOBさんの演奏に合わせた安満佐和子さんの踊り、そしてうさぶろうさんのお話がありました。

「これからの地球をよくしたい」という想いで満ち溢れ、それぞれの役割、それぞれの形で皆さんがこの想いを表現されていらっしゃいました。


講演&パフォーマンスの後は、うさと服のショーと展示会がありました。
うさぶろうさんから直々に着こなしのアドバイスを戴き、感激しました。

・~・~・~・~・~・~・~・
5月17日(火)マウントシャスタ・ストーニーブルックインでのイベントにも参加しました。


このイベントは本館の横に建てられたキバで開催されました。
八角形のドーム型をしたキバに20人余りが集まりました。


KNOBさんの演奏と安満佐和子さんの踊り、加えてビオラ奏者・Hayakaさんの澄んだ音色でイベントの幕開けです。


磯さん、泰平さん、うさぶろうさん、KNOBさんのお話がありました。

一万三千年間の『分離』の時代から新しい一万三千年の『統合』の時代に向け、私達1人1人が出来ること・・
それがメインテーマでした。

「愛に生きて喜びの中に自分を置くこと。それが一番大切・・」
そう語られたうさぶろうさんの笑顔が印象に残りました。

最後に全員が手を繋いで祝詞を挙げられました。

エネルギーワークでは、
右手はエネルギーを与える手。
左手は受け取る手。

各々の左手から右手へ、エネルギーの流れが出来て1つの円になりました。

私の左隣はうさぶろうさん。


うさぶろうさんの右手のエネルギーが私の左手に伝わります。
うさぶろうさんの温かく凛としたエネルギーを左手で受け取り、祝詞の言霊がキバに響き渡って鳥肌が立ちました。

何かずっしりとしたエネルギーの柱が天空からキバの中央に卸されて、地上に潜り込んだ感じです。
そして私達一人一人のハートにそのエネルギーの芽が蒔かれた感覚を受けました。

イベントが終わり、うさぶろうさんと目を合わせました。
言葉はないままお互いに頷きます。
目から「同士」という言葉を受け取りました。

形は違っても、役割は違っても、「愛」をどうやって表現し伝えていくか・・
それを追いかけている「同士」なのだと感じました。

これに気付くために、ここに来たのだと思います。

この二日間でいろいろなことを学び、確認し、確信したことがあります。
これからのブログをどう展開していくか、何を伝えていくか・・
それがわかった気がします。

有難うございました。
感謝・・


関連記事:『目覚めた魂」うさと祭り in California




2015年2月6日金曜日

冬のシャスタ その4

ベイエリアに向けて出発する前にキャッスルレイクを訪れてみた。
冬は氷で閉ざされるほど寒い場所に位置する湖なのに、この冬は凍っていないらしい。

昼過ぎから雨が降る予報で、暗い雲に覆われている。
夏にいっぱいになる駐車スペースには車は一台も停まっていない。

静まり返った湖の畔を友達と歩いてみた。
風が強くて息が出来ないくらい・・
まるで竜神が棲んでいるかのように、いつものキラキラした湖とは全く違っていた。




地面にしっかりと足をつけていないと強い風に吹き飛ばされそうだ。

「だからグラウンディングが必要なのよね・・」

友達がふと呟く。

風が吹いても、何が起きても、揺るぎない自分を持っていれば倒れない。
彼女はそう言いたかったみたいだった。

ほんまにそうやわ~

湖畔に立っている樹々は、根っこを地面に長く伸ばして自分自身を支えている。



すごいなあ~~

樹のマネをしてしばらく立ってみた。
こんな風に負けるもんかーー。

でも10分で断念。
私は人間。
寒い・・

友達と車に乗り込んだ。
「あ~寒かった・・」

キャッスルレイクを出てしばらく走るとビューポイントでシャスタ山の端っこが見えた。
ちょっと写真を撮ろうか・・と車を停め、また外に出る。



黒い雲の下に雪を抱いたマウントシャスタが居座っている。

あんまり見えへんな~

そう思っていると、だんだん黒い雲がどこかに消え去り、山の全貌が姿を現した。
ラッキー・・

神々しい存在。

バーニーフラットでは近すぎてわからなかったその尊大さが、遠くから眺めることによって初めて理解出来る。



寒さも忘れて、その偉大な風景に見入っていた。

たかが山。
されど山。

そこに存在するだけで大きな感動とエネルギーを与えてくれる。

来てよかった~

「また来ようね・・」

友達とそう呟きながら帰路に着いた。



冬のシャスタ その3

一緒に行った友達は何度もシャスタを訪れているし、私も今回シャスタは5回目なので特別に行きたい場所ってなかった。

強いて言えば、行きたい場所は「クリスタルショップ」。

マウントシャスタのダウンタウンにはクリスタルを売るお店が何軒か立ち並ぶ。
家族で来た時は時間制限のある中で1人になる時間を作り、クリスタルショップを走り回る。
ゆっくりと好きなだけ見れない・・
なので友達と来ると、思う存分この空間に身を置くことが出来るから嬉しくて仕方がない。

バーニーフラットを出てダウンタウンに車を停め、クリスタルショップを梯子する。

私は石を見るのが大好き・・
石を眺めているだけで幸せな気分になる。
その輝きを見ると、そのキラキラを受け取り、心がウキウキしてくる。



静かな石の側に居ると、心が落ち着き、自分をセンタリングすることが出来る。



クリスタルやパワーストーンはただの石ではなく、それぞれの波動を持ったエネルギー体で、人の身体や心を癒してくれる。

その1つ1つの癒しの波動に恋している私。

またいろいろと買ってしまいました。
自分用と仕事用。
瞑想やチャクラの活性化に使います。




シティパークのサクラメントリバーの源泉でお水を汲みながら、石を浄化し、その夜も月の光で充電。

輝きを増した石達を眺め、またうっとり~






冬のシャスタ その2

朝ごはんを食べてから山の上を目指して車に乗り込む。
雪が積もっているので頂上に行くのは無理だけど、バーニーフラットまでなら行けそう。

車の後部席に乗りながら、4年前に熊に出逢った場所を指差した。
「ココ~、熊が道路を横断してた場所・・!」
「ええ~こんな場所で~?」と友達はびっくりしている。

冬は熊さんも冬眠中かなあ~と思いながら、しばらく走るとバーニーフラットに到着した。
この先は雪に閉ざされていて走ることは出来ない。


車から降りて、山に向かって少し歩いた。
雪が樹の高さにまで積もっている。
(でも例年に比べるととっても少ないそう・・)

シャスタ山。
何度見ても、その尊大さと静かさに心が洗われる。


全員が雪の上に立ち、山を眺めた。
ただじっと眺めた。

思考がなくなる。
山と一体になる。
山の存在に吸い込まれる。
山の精霊に温かく包まれた感じ。
静かな時間。


どれくらい時が流れたんだろう。
ふと空を見上げるとフワフワとした綿菓子のような雲がどこからともなく頭上に現れた。
綿菓子みたいだけれど、天使が手を繋いで踊っている・・そんな風にも見える。



綿菓子の形がだんだん崩れ、それが大きな1つの天使の羽の形になった。

一瞬一瞬で形が変わっていく、空からのメッセンジャー。


「そのままの自分でいいよ・・」

そんな声が聞こえた気がした。


太陽は大きな日輪を携え、高らかに私達を照らしてくれる。




自然ってすごいなあ~!

私達は生かされているんだなあ~!

そんな当たり前のことが、感動と共に改めて胸の中に刻まれる。
日常の忙しい時間を過ごしていると、つい忘れがちになる大切なこと。

思い出させてくれて、ありがとう・・

ココに来れて、よかった~



2015年2月5日木曜日

冬のシャスタ その1

時々忙しい日常から逃げ出したくなる時がある。
何もかも忘れて、ただボーっとしたい。

日常が嫌いなわけではなく、休憩が必要なだけ。
一息入れると、またそこから頑張ることが出来る。

「ちょっと休憩~」
そんな気分で友達とマウントシャスタに行って来た。

冬のシャスタは初めて・・
暖冬のせいで道路はチェーンがなくても走れる状態。

予約をしているバケーションハウスはキッチン付の居心地がいい可愛い家だった。
女3人、ハウスに着くなり何をしたかと言うと・・・
クリスタルの浄化~

本来はパンサーメドウズの泉やシティパークにある水の源泉に行って、クリスタルを水に浸せばいいのだけれど、パンサーメドウズは雪で閉ざされているしシティパークまで行くのが面倒臭くなった。
「水道の水はシャスタの水だから綺麗よ。」と言うオーナーの言葉を聞いて、ボールに水を張ってクリスタルを中に置き、しばらく水を出しっぱなしにする。
その後窓辺にクリスタルを並べて、満月の光で更に浄化。。。



翌朝、起きてクリスタルを眺めると、キラキラと澄んだ光を放っている。
満月の光と、シャスタのエネルギーで、浄化され充電されたみたい。

一晩中、満月の光が眩しくて、あまりよく眠れなかった。
月の光が部屋に入っていた訳ではないけれど、目の前に光が溢れている感覚だった。

祝福の光・・

翌朝、寝不足の割には清々しい気分でベッドから起き出す。
光に充電された感じだった。

外は寒い。
窓を開けて外に出て深呼吸。
澄んだ空気・・
綺麗な朝焼け・・

ピンク色の雲を眺めながら、この場所に居ることがただ「幸せ」だと感じる。




来れたことに感謝・・
行かせてくれた旦那に感謝・・

ありがとうございます。

2015年2月3日火曜日

如月の満月

新年からESLのクラスを受けだしてから時間が経つのが更に速くなった気がする。
1日、1週間、1ヶ月があっという間に過ぎてしまう。

先週は息子の誕生日があり、また新たなワークショップを始め、忙しいけれど充実した毎日を過ごしているこの頃。

バタバタした時間の中で「どこかに行きたい・・」とふと思ってしまった。

そんな私の心を見透かすように「満月の日にマウントシャスタに行くけど、行く?」と友達に聞かれ、心が躍った。

行きた~い!

でも息子の世話、学校、家のこと、etc・・・

無理?
でも行きたい。
どうにかなる?

心はもう既にシャスタ。

10月に旦那に全てを任せてセドナで4日間羽を延ばしたけど、またお願いすることに・・

「ええ~!また~?」と言いながらも、「行っておいで・・」と快く送り出してくれる。
時々喧嘩もするけど、こういう時は「ありがたや~」と旦那に感謝の心が湧いてくる。


カリフォルニアの満月は2月3日節分の日の午後3時9分。
(日本は立春と重なる2月4日)
立春を目前に控え、更に地球の波動があがる気配。

満月は浄化の力が強く、プチ断食をすると身体の中の老廃物を出してくれる。
もう少し出したい方は24時間「塩抜き」の食事を摂ると身体に溜まった「毒」が体外に出て行く(=ノーソルトダイエット)。

今回の満月のエネルギーは特別な感じがするので、今朝から塩を抜いてリンゴだけを食べるというリンゴダイエットに挑戦中。
この方法はエドガーケイシーが推奨する浄化法で、3日間リンゴだけを食べるという方法。
3日間、、無理かも。
でも満月の夜まではやってみようと思う。


明日は、満月のエネルギーに包まれながらシャスタで充電してきます。






2013年8月17日土曜日

賢者達の岩 Castle Crags

パンサーメドウズの聖なる泉から遠くの山々を眺めると、一箇所だけ白く浮き出た岩肌の一帯が見える。
・・・あれは何なの?とに気になった。



神秘的で存在感が絶大なこの岩。

とても魅かれた。
行ってみたい。
もっと近くで見てみたい。

そう思って今回の旅行最後の目的地としたCastle Crags State Park。

白い岩肌で覆われた山は別名Wise People =賢者達の岩と呼ばれている。
レムリア大陸の一部とも言われ、シャスタ山と共に大昔から地球に存在している場所。

ハイウェイI-5をMount Shasta City から南に走り、Castilla と言う出口で降りてすぐにこの州立公園がある。
入り口で入場料10ドルを払って、ドライブウェイを登って行く。
ビスタポイントで駐車してトレイルを10分程歩くと、展望台が見えてきた。

真正面に賢者達の岩の岸壁が姿を現し、90度右側にはシャスタ山が見えた。


 

その両方が見られるように、ピクニックテーブルの横にある望遠鏡は水平的に角度が変えられるようになっている。



山肌の岩から発せられる力強さ、重厚感、どっしりとしたエネルギー。
レムリアの智恵。
 

 
 



圧倒的な岩のエネルギーに魅せられ、ベンチに座って岩壁を眺める。




 
このステートパークの中にはCastle Dome =岩まで登れるトレイルがあるということだったが、片道2時間、往復4時間で道程も半分は険しいということなので、今回は断念。
この展望台から眺めるだけに留めた。

公園内のピクニックテーブルに座り、ランチを食べて、いざ帰路に。

帰りは何台ものポリスカーをハイウェイ5で見かけた。
スピード違反の取締りが強化されている。

アクセルを踏む旦那に「急いでもしゃーないやん。ゆっくり帰ろ・・」と一言。
スピードを緩めた直後に、後ろから私達を追い抜いた車をポリスカーが追いかけていた。
セーフ・・・

旦那に「Good Job! ありがとう。」と言われ、「ハハッ」と照れる私。

帰りのドライブも何事もなく、無事にベイエリアにたどり着きました。




2013年8月15日木曜日

レイク・シスキュー Lake Siskiyou

シャスタを去る日の朝。
荷物を車に詰め込み、ホテルをチェックアウトした。

チェックアウトしながら、旦那が息子に「ヒッチハイカーはどんな人間かわからない。危険な事態になるかもしれない。絶対に乗せるなよ~」と言っている。
息子が「うん、そうだね。僕が将来運転する時は絶対に乗せないよ。」と答えている。

ホテルを後にして向かったのはレイク・シスキュー。

そこに向かう途中の路上で、ヒッチハイカーが手を上げている。
もちろん無視するやろ・・と思ったら、旦那がブレーキを踏み車がスローダウンした。

嘘~!えっえっ?乗せるの~?

「冗談でしょー!」と息子と私が叫ぶ。

さっき、「危険な事態になるから絶対に乗せるな。」って言ったのは誰?

旦那はお構いなしに車を停めて、どこまで行くのかを聞いている。
ヒッチハイカーは女の人だった。
(・・だから?)

「キャッスルレイクまで行くんだけど、乗せてくれない?」と言われ、
「キャッスルレイクにも行くけど、最初にレイクシスキューで降りるよ。」と受け答えている。

後部座席はクーラーボックスなど荷物がいっぱいで座る空間などない・・
なのに、「乗って・・」と旦那がクーラーボックスを息子のほうに押しやり、彼女を車内に入れた。

耳あて付きの毛糸の帽子をかぶり、膝までのスエードのブーツを履き、ノースリーブのワンピースを着ている。
格好はちょっと変やけど、シャスタは何でもありやから、まあええわ・・と思って、挨拶をした。

最初はお愛想で彼女と話をしていたが、威圧的な態度と私達を無視して旦那とベラベラ話す態度になんだかムッとしきた。
息子と私は会話に参加しなくなり外の景色に集中していた。
彼女は1人で鼻歌を歌い、その場を凌いでいる。

数分でレイクシスキューに到着し、車から降りた。
彼女はこの駐車場で別の車を探すと言っている。

別の車が見つからなかったら、キャッスルレイクまで一緒かも・・
と思いながら手を振った。
彼女は旦那に駆け寄って来て、コソコソと話をしている。

私と息子は先に歩き始めた。
駐車場から湖までのトレイルを歩く。
旦那も後から追いついてきた。

歩きながら息子と私は旦那に非難轟々。
「なんで乗せたんーー?」と旦那を攻めまくった。
「もう絶対にしないから・・」と約束する旦那。
「信じられへんー!」と、なかなか平常心に戻れない私だった。


そんな私達とは裏腹に、湖とシャスタ山は整然とそこに居た。

何もかもが静かで、とても美しい。


 
 
ここはレイクシスキューとシャスタ山の位置のバランスが絶妙で、撮影スポットとしても有名。

静けさの中、心がだんだん安らいでくる。

さっきまでの心の葛藤が嘘のように消えていく。
旦那とも息子とも離れて、1人で瞑想・・・

木漏れ日がやさしい。





静寂の中で、さっきのことをもう一度思い起こしてみた。
きっと何か意味があるのだろう。

シャスタは思いがけないことが普通に起こる場所なのだから・・・
 




しかし、ふと1時間前のことを思い出し、「彼女が駐車場に居てるかも・・」とちょっとドキドキしながら車に戻った。

バーニー・フォールズ Burney Falls

朝から神聖な空気に包まれたパンサーメドウズを後に、目指すは次の目的地。
マウントシャスタシティから50マイル。
I-89を東に走り約1時間のドライブで、着いたのはマッカーサー・バーニィ・フォールズ・記念州立公園。

入り口で入場料10ドルを払う。
(この入場料、年々値上がりしているなあ・・・)


 
 
 駐車場に車を停めて外に出ると、ゴーっと言う水の音が聞こえる。
パーキングからすぐのビューポイントまで歩く。
上から見下ろす形で滝が現れてきた。




豪快な水しぶきをあげ、幾重にも連なって落ちる滝。
竜神が棲む場所と言われ、竜が登って行くのを見たという伝説もある。

壮観~!

訪れる人はカメラを持って、みんな記念撮影をしている。
私達家族も、パチリ。

その後、滝の前まで続くトレイルを下って行く。
なだらかな坂を降りて行くと空気がひんやりとしてきた。
ミストが肌に触れるように、ひらひらと降りてくる。

滝の前にはゴツゴツした岩が並んでいて、その上に座って瞑想をする人、水遊びをする子供達、魚釣りをする親子・・など様々な人で溢れていた。

私達も岩の上に座って、それぞれ滝を眺める。




マイナスイオン120%の空間。
滝のミストに覆われて、心が洗われたように軽くなる。




水の動き・・
水の勢い・・
水のエネルギー・・




圧倒され、
なぎ倒され、
そして
鎮静させられたように静かな気持ちになる。




ここはネイティブアメリカンの人々の神聖な儀式と瞑想の場所らしい。
それを今、身体全体で感じる。

「ありがたい・・」と言う言葉が自然に出てくる。
勢いと鎮静、この2つのエネルギーをもらったよう。
自然の力に感謝。


 
 

地球からの贈りもの。
ナチュラルメディスン。

その場所にいるだけで研ぎ澄まされた心と身体になったよう・・

パンサー・メドウズ Panther Meadows

シャスタの中で一番好きな場所は?・・と聞かれると、即答で答えてしまう場所
・・・パンサーメドウズ(Panther Meadows)

お花畑が広がる草原。
シャスタのパワースポットの中でも、特に神聖なエネルギーが溢れる所。
シャスタ山の中腹約2000mに位置するこの場所は、冬の間は雪に閉ざされているけれど、夏になって遅い雪解けが始まるとゲートが開く。
沢山の高山植物が咲き乱れ、地下水が湧き出て小川になり、自然の可愛らしさ・素朴さと触れ合える場所へと変化する。



駐車場はLower とUpper の2ヶ所あり、今回はLowerに停めて上にある泉に向かってトレイルを歩いて行った。
途中でトレイルが昨年までとは変わっていて、グルリと迂回する形になっている。
・・あらら、泉までたどり着けるかな?・・
と心配したけれど、トレイルに沿って歩くと、時間はかかったけれども到着した。

聖なる泉から流れる小川に手を浸し、お水を汲んで一口飲む。
水は冷たく、どこまでも清らか。
持参したクリスタルを小川に浸し、聖なる水で石達を浄化する。
毎回この聖水で浄化をするけれど、水からあげた瞬間の石達はキラキラと輝いて見違えるほどになる。




私達3人の他に、犬を連れた女の人が1人、泉の側に岩に座っている。
そして私に向かって、「あなた達、ラッキーね。いつもは人だかりが出来るほど混んでいるけれど、こんな静かな時間は久しぶりだわ。」と言った。
「どこに住んでるの?」と聞くと、
「私はここで生まれて、今もここに住んでいるのよ。」と言う。
「羨ましいなあ~」と言って、彼女の犬を撫でた。

私も、雑然とある岩の1つに座ってしばらくボーっとする。



旦那も息子も、何も言わない。
二人ともボーっと遠くの山を眺めている。
静かな時が流れる。




 


ただ、ただ、そこに居ることを味わう。
今、居ることを味わう。
普段は出来そうで、出来ない、贅沢な時間。




 
心から何度も「ありがとう。」と言う言葉が出てくる。
それくらい、そこに居ることに至福感を感じてしまう場所。

またここに来ることが出来て、幸せ。。。