2013年11月30日土曜日

サンクスギビング 2013年

今年のS家の感謝祭は、12人だけの至上最小のパーティになった。

もともと今年は小さいパーティの予定だったが、スピリチュアルリーダーの叔母様がスピリチュアルグループの大きなパーティに招待されたので叔母様夫婦が突然の欠席。
「ありえない~~!」と、出席者一同がびっくりした。
いつもキッチンに居座って、ターキーの焼き方やグレービーソースの作り方を仕切っている彼女がいない事が、S家の感謝祭ではありえないことだった。

それでも、いつものようにワインを開け、前菜を食べながら近況報告をする。
義理父、義理妹夫婦、ホスト役の従姉妹夫婦に加え、今年20歳になる姪っ子がフィラデルフィア出身の彼氏を連れて来たので各自自己紹介と挨拶をした。
初めて逢う姪っ子の彼氏は、朗らかで頭の良さそうな好青年だった。

母親の助けを期待していたホスト役のスージーは、それでもなんとかキッチンでターキーを焼き、グレービーソースを自己流で作っていた。
ようやくターキーが焼けたので、みんなが持ってきたお料理をそれぞれサイドテーブルに並べ、ビュッフェスタイルで各自がお皿に好きな料理を取っていく。


私はターキーはほんの一切れ取りその上にクランベリーソースをかけ、ハムをメインにした。
マッシュポテトの真ん中にグレービーソースを入れる。


料理を取った人から席に着き、テーブルを囲む。

12人がテーブル越しに手を繋ぎ、感謝のお祈りを捧げた。
ホスト役のスージーとリックにお礼を言って、お料理を戴く。
普段ならワイワイと収拾がつかない状態だが、今年はこじんまりと静かなディナーになった。

突然、リックが12歳の娘に「何に感謝しているか言ってみて・・」と尋ねた。
彼女は笑いながら「学校と、この長い髪と、ついでにパパとママに・・」と言った。

彼女の妹がそれに続く。
「私は食べ物と、テレビに感謝します。」

息子もその後から
「僕はパパとママに、ファミリーに感謝します。」と言った。

その流れで大人達も「感謝すること」についてコメントをし合うことになった。

旦那は
「愛する妻と息子に、このファミリーに、ファミリーとこの時間を共有出来ることに感謝します。」と伝えた。

みんながそれぞれ自分の「感謝すること」にコメントをしている間、「私もなんか言うの~?」とこっそり旦那に聞く。
英語で、みんなの前でスピーチするのは、緊張する・・・
「一言でいいから何か言え・・」と旦那が耳元で囁く。

私の番になり、何も考えずに「私は、、、生きていることに感謝します。」と一言伝えた。

12歳と11歳の女の子が(当たり前やん~)と言うように、「クスっ!」と笑った。

あ、何か足さないと、、と思ったわけではないが、その後に言葉が湧いてきて口に出た。

「私の父は2ヶ月前にこの世を去りました。
父の魂は私の近くにいるのを感じるけれど、この目で見たり、逢うことはもう出来ません。
声を聞くことは出来ません。
触れることも出来ません。
この肉体を持ち、この星で経験すること・・それはとても貴重なことだと思います。
生きていること、生きているからこそ経験出来る事、この体験に感謝します。
そして、今ここに、みんなと居ることに感謝します。」

全く計画していなかった言葉が、ツラツラと出てきた。
これは私の中にずっとある気持ちなんやけど、父の死でいっそう強くなった気がする。
私の気持ちが伝わったのが、みんながシーンとして聞いてくれた。

最後にホスト役、スージーの旦那様のリックが彼の想いをシェアーしてくれた。

「僕はスージーと結婚してこのS家の一員になり、ここには沢山の愛があることを知りました。
みんなから愛をもらいました。
スージーから、兄弟から、子供達から、両親から、従兄弟から、親戚からも・・
このS家には愛が溢れています。
こんなに愛に満ちた人々に今まで逢ったことがありません。
このS家のメンバーになれたこと、今日こうやって感謝祭の集まりを開けたことに感謝します。」
とスピーチした。

1人1人が静まり返ってリックのスピーチを聞いていた。

なんだかジーンときた。
「リックと同じ想いやわ・・」と思った。
私も、S家の一員になれたことに、とっても感謝している。

パーティが終わって1人1人とハグをし、「想いをシェアーしてくれてありがとう。」と口々に言い合った。

今年の感謝祭は小さかったけれど、とても心が温まるパーティだった。

関連記事:
Vibration of Your Heart
http://emeraldhillsca.blogspot.com/2012/11/viblation-of-your-heart.html
Super Miracle http://emeraldhillsca.blogspot.com/2013/04/super-miracle.html

2013年11月27日水曜日

サンクスギビング・ウィーク

11月の第4木曜日は感謝祭の祝日。
今週は月曜日から息子の学校は1週間ずっと休み。
アメリカ大陸を渡って家族の元に帰る人々がいるので1年中で一番空港が混雑する。

マーケットは食料品買出しの人々でごった返している。
パーキングが満車で駐車スペースを見つけるのが困難。
どの人もメモを見ながら食材をカートに入れている。
なんだか殺気だった雰囲気。
レジは長蛇の列。
道路も渋滞。

「It's so crazy!!」とブツクサ呟きながら、みんなが感謝祭の準備に大忙し。
日本で言えば「お盆の帰省」と「お正月の準備」が一緒に来た・・と言う感じ。

家族が集まるパーティをホストする側は大変だ。
ターキー(七面鳥)を焼き、感謝祭での特別な料理を用意する。
いわばお節料理のように、毎年決まった料理をみんなで戴く。

今年の感謝祭・・・ 私は楽々モードでのんびりしている。
去年は24人のゲストをホストして大忙しだった。
買い物やテーブルセッティングで前々日から走り回っていた。
今年は旦那の従姉妹の家に招待されている。
今年は24人ではなく12~14人の小さなパーティになる予定。
旦那の家族・S家の人々が去年の感謝祭に集まったので、今年はS家でない側にみんなが散らばる。
そしてまた来年S家のサンクスギビングとして全員が集まる。
1年ごとに大きいパーティと小さいパーティが入れ替わりになると言う具合。

我が家は2年に1度、サンクスギビングをホストする役になっているが、何故か大きいほうのパーティに当たっている。
「そんなん不公平やん~」と旦那に文句を言ったら
「しゃーない・・」の一言で片付けられた。

取り合えず、今年のサンクスギビングはゆったりと楽しもう。
メイン料理のターキーはあまり食べないので、前菜やサイドディッシュをおつまみにしてワインを飲むとしよう~


関連記事:
サンクスギビング http://emeraldhillsca.blogspot.com/2012/11/blog-post_13.html
感謝祭前日 http://emeraldhillsca.blogspot.com/2012/11/blog-post_7797.html
感謝祭 2012年 その1 http://emeraldhillsca.blogspot.com/2012/11/20121.html
感謝祭 2012年 その2 http://emeraldhillsca.blogspot.com/2012/11/20122.html

2013年11月25日月曜日

温かい飲み物

気温が下がり寒くなってくると温かいものが欲しくなる。

「葛リンゴ湯が飲みたい~」と突然思いたった。
本来なら林檎をいちょう切りにして、煮て作る「葛練り林檎」がマクロビ風だけど、時間短縮で葛湯の応用レシピの「葛リンゴ湯」を作ってみた。

材料は・・

アップルジュース 1カップ
本葛粉 大さじ1杯
水 葛粉の倍量
生姜のすりおろし汁 少量



葛湯を作る要領で鍋で煮る。
よくかき混ぜないとダマになるので注意が必要。

葛はマメ科の植物で、葛の根を粉にしたのが葛粉。
葛粉の効能は血行不良を改善して身体を温め、血液を浄化してきれいにする。
また解毒作用があるので二日酔いに効き、免疫機能を高め、老化防止にも効果があるという優れた食材。
風邪の初期症状に飲む「葛根湯」はこの葛の根から出来ている漢方薬。

アメリカでは「Kudzu Root Starch」と呼ばれ、ホールフーズではオーガニックの葛粉100gが8ドル程で販売されている。
高い~
日系スーパーにも「葛粉」は置いてあるが、「本葛粉」ではない「葛粉」はじゃがいものデンプンなどが混ざっている。
このデンプンは体内に入ると身体を冷やす。
葛だけの「本葛粉」は体内に吸収されたあとに身体を温める作用がある。
値段が安いからといって「葛粉」を使用すると逆に身体を冷やすので要注意。

出来上がった葛リンゴ湯を息子に飲ませると「美味しい~お代わり!」ととっても気に入ってくれた。
旦那に出すと「何?このドロドロしたもの・・」と怪訝そうな顔をしていたが、効能を説明すると「Wow!」と感激して飲み干していた。
お客様に出しても「身体が温まる・・」と喜ばれる。

我が家では「グリーンスムージー」からこの「葛リンゴ湯」が寒い季節の朝の定番飲み物になった。
ただし、生姜を入れすぎると9歳の息子は「苦い~」と言って飲んでくれない。
生姜と葛のダブル効果を狙っているのに、子供には生姜は控えめがいいみたい・・・


とっても温まります。
お試しあ~れ・・

2013年11月22日金曜日

シンプルな法則 その2

条件や判断をインプットして、自分の中に枠を入れる。
世間体や常識を当てはめて、自分の中で枠を作る。
その枠の中だけで物事を考える癖がついている。

お金がないから・・
時間がないから・・
遠いから・・
女だから・・
子供がいるから・・

条件をつけたり判断しているのは他の誰でもなく
自分
枠を作っているのは世間や常識ではなく
自分

そう気がついた時、私の中で何かが変わった。

自分が作った枠のために
I can't, I can't, I can't
出来ない、出来ない、出来ない
・・と思うのではなく、

もし
I want to, I want to, I want to
何かを心から望むのなら・・
ハートが叫んでいるのなら・・

その枠を全部外して
I do
と、自分をその場所まで置いてみる。
達成している自分を思い描く。

すると自分の波動が変わり
I can
という状況になるように宇宙がサポートをしてくれる。
素晴らしいギフトを届けてくれる。

この宇宙の法則はとてもシンプル。
効果てき面。

なのに、私達は大切なことを忘れる癖がついている。
その癖の為に枠内だけの窮屈な生活をしている。

まずは「する」と決め、あとは全てお任せ・・
宇宙からのサポートとギフトが待っている。

このサポートとギフトを戴けたら
「感謝」をすることも忘れてはいけない大切なこと。

ありがとうございます・・・
心の中で呟き、その幸せを味わおう。


関連記事:シンプルな法則 その1

2013年11月21日木曜日

シンプルな法則 その1

朝起きる、お弁当を作る、ご飯を食べる・・・

毎日すること。
それが習慣になると義務的なものに変化している。

朝、起きなあかん~
お弁当作らなあかん~
ご飯食べなあかん~
息子を迎えに行かなあかん~
晩御飯を作らなあかん~

何も「あかん(しなければならない)」ことなんて1つもないのに、いつの間にかそう思い込んでいる自分に気がついた。

Have To (しなければならない)を
Want To (したい)に
変えるだけで、そう思うだけで、
自分の姿勢が変わる。
波動が変わる。
エネルギーが変わる。

朝起きたい・・
と思うと、「よし、起きよう!」と気力が満ちてくる。
活気が漲ってベッドから起き上がる。

お弁当を作りたい・・
と思うと、作る時に息子への愛情を感じ、なんだかニコニコしている自分がいる。
その愛をお弁当に注いでいる。

ご飯を食べたい・・
と思うと、食べ物を口に出来る自分の身体に、食べ物に、感謝の気持ちが沸いてくる。

簡単なのに、すごいこと。


「ブログを書かなあかん~」 となると全く書けない。
1週間でも2週間でも、書く気がせず、沈黙状態になる。

書きたい・・
心からそう思うと、手が勝手に動く。
上から言葉が降りてきて
迷わず、戸惑わず、スラスラと書くことが出来る。

自分の気持ちを文章に出来る楽しさと
誰かに伝えられる喜びを
思う存分に味わいながら・・・


関連記事:シンプルな法則 その2

2013年11月20日水曜日

陶芸クラス その1

4年前にコミュニティスクールで陶芸クラスを受けてから、土の魅力に嵌ってしまった。
そのクラスは残念ながら閉鎖したので、また機会があれば陶芸をしたいなあ・・と思っていた。
この夏、初心者向け陶芸クラス・4回コースのお知らせが来て、「やりたい!」と思いすぐにサインアップした。
9月からの予定がずれて10月からのクラスになり、日本に帰っていた私は1回目をパスして2回目から参加した。

講師は陶芸家で茶道家の木下宗道さん。

名前を聞いてどんな方だろう・・と思ったが、お会いしてみると笑顔が素敵で親しみやすい女性だった。(初めてお会いしたのに、何故か懐かしい気持ちになってしまった・・)

クラスでは「ピットファイヤーリング Pit Firing 」と言って、ネイティブアメリカンの陶芸技法で作品を作る。
粘土をひも状にして巻きながら、境目を手でひねって合わせるピンチング&手びねりの手法。

4年前に習った時は「ろくろ」を使い、それを扱うのに一苦労したが、今回の手法なら思い通りに形が作れるので初心者向きかも・・と思った。

1回目のクラスは、土や道具の紹介と手びねりの技法を学ぶ。
大きい作品のほうが見栄えはするが、家には義理母が作った大きな食器(彼女も陶芸家)が沢山あるので、小さめの花器やキャンドルスタンドを作ることにした。
ひも状にした粘土を好みの型に入れて、隙間を埋めるようにひねっていく。
初心者向きと言っても慣れるまでは難しい。

私は1回目が抜けたので、粘土を持ち帰り、家でも作品を作ることになった。
息子の習い事、受けなければならないオンラインクラス、夕飯作り・・・忙しい毎日でまとまった時間がとれない。
粘土に没頭する時間があまりなく、わずかな時間を見つけては作品を作製する。
焦りと戸惑いで良い作品が出来ず、それでまた焦る。
何も考えずに自分の中心に入るように努力した。
傍で見ていた息子が興味を持ち始め、一緒に粘土を触って遊んでいる。

2回目のクラスは、磨きを入れる作業。
滑らかな石を使って、作品の表面を磨いて光沢を入れていく。
この時点で作品にはまだ水分がありチェダーチーズ状の硬さでなければならない。
なのに私の作品は乾燥しすぎて、磨きを入れるには硬すぎる。
あっちゃー・・
遠めから水をスプレーして水分を入れて磨き、なんとか粗い表面は少しマシになったようだ。
でも他の方と比べると、全然イケてない。
これも味・・と思って、あきらめることにした。

作品が割れることも想定して多めに作品を作ることになった。
手びねりだけでなく、他の方法も教えていただき、お皿を作ろうと決意。

しかし時間切れになり、後の分は宿題に・・・

またもや家で宿題作業をすることになった。
1人で粘土を触っていると、息子がじっと見ている。
「また一緒に作っていい?」と言い、答えを待たずにもう粘土を捏ねている。
アート好きな息子は手早く作品を作り上げてしまう。
ハロウィーンが近かったので、魔女やガイコツの形を作っていた。

自分と息子の作品を比べると息子のほうが存在感のあるモノを作っているような気がした。
心がピュアなほうがいい作品が出来るのかも・・・
粘土を触って作品を作ることで、心の内側が作品に現れる。
心が静かな時は、どっしりと安定した作品が出来て、見ているだけで安心感が沸く。
時間に追われて焦っている時は、なんだか頼りない作品になり、作品からもその波動が伝わって来る。

心を落ち着け、無になり、作品と一心同体になる。
「禅」に通じるような内観瞑想の世界。
それがいい作品を作る秘訣なのかも・・と思った。

木下宗道さんの作品を見るとその安定感、平和な心が伝わってくるよう。
素朴さの中にも気品がある、その存在感。
すごいな~~


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さすがプロ!・・と言う作品。


後半の3回目と4回目のクラスは次回に・・


木下宗道さんのブログです。
http://sodok.blog89.fc2.com/

2013年11月18日月曜日

縄張り争い?

11月になってもまだ雨が降らず、乾燥しているベイエリア。

裏庭の落ち葉が溜まり、リスが走るたびにカサカサと音がする。
例年ならCreek(小川 )が出来る所も、カラカラに乾いたタダの溝。



朝、息子を学校に送り、家に帰ってくるとガサガサと裏庭で音がする。
またリス?・・
と思ったけれど、その音は鳴り止まない。
リスよりももう少し大きい生き物が動いている感じだ。

窓を開けてデッキに出た。
音のする方に目を凝らして見る。



鹿だった。

それも2頭の角の生えた雄鹿同士が、角を突きあって押し合いをしている。
縄張り争い?・・



初めて見る光景に驚きと感激の気持ちが入り混じる。

カメラを取りに戻り、望遠レンズでシャッターを切った。
その音に気付いたのか、突然押し合いを辞めて私のほうを見つめた鹿くん。


普通ならそこで走って逃げて行くのに、私を横目で見ながらまた押し合いの体勢に戻った。

ありゃ、珍しい・・
深刻な喧嘩なのかな・・



しばらく眺めていると、2-3分押し合いをするとササっと離れて休憩をし、再びまた角をぶつけ合っている。
それを何度も繰り返す鹿達。

じゃれてんのかな・・?

そこに旦那がやってきた。
「どうしたん?」と聞くので、「あれ。」と鹿を指差す。

「おお~面白い光景だね。」

縄張り争い・・?

「イヤ違う、あれは練習をしてるだけ。鹿達もまだ若い年齢だし。」

ふーん、練習かあ。
自然の本能で遊びと練習を混合させているんやね~
大人になったら本番の縄張り争いをするのかな?

旦那も本番の縄張り争いは見たことがないそう。

私達の声が大きくて、鹿達は走って消えて行ってしまった。
残念。
また見せてくれるといいな・・

エメラルドヒルズの秋。
明日はやっと雨が降るそうです。




2013年11月17日日曜日

柿狩り

11年前にデンタルアシスタントとして勤めていたパロアルトの歯科医院。
そのボス(院長)の家に大きな柿の木があり、この季節になると「柿を取りにおいで・・」と家に招待してくれる。
秋も深まった日曜日の午後、家族や友達とお邪魔した。

テレビでは49ersのフットボール中継の真っ最中で、旦那はさっそくビールを開けてボスとテレビにかじり付き状態。
私は久しぶりに逢った友達やボスの息子さん夫婦と話に没頭。

今年2歳になるボスのお孫さんのI くん。
昨年逢った時はヨチヨチ歩き始めた頃で、まだ話も出来なかった。
1年ぶりに会うと、とっても上手に話をしてくれる。
可愛い~

気がつくと、息子は庭に出て1人で柿の木に登っている。
危ないやん・・
あわてて柿を入れるバッグを持って行く私。



大きなオレンジ色の柿がたわわに実っている。
ボスのお父様は以前ビバリーヒルズで庭師(=オードリーヘップバーンやハンフリーボガードのお庭を手入れされいていた!・・)だったので、父親譲りで植物の世話はプロ並み。
ボスのお庭の柿はとっても甘い。
手が届く範囲はもう既に取られているので、木に登るか長いノコギリを使わないと収穫出来ない。

母の不安をよそに息子は柿を探しながらスルスルと木の幹を移動し、取った柿を下に落としていく。
まるで猿のよう・・
それをバッグに受け取る私。



I くんが息子のことを気に入って、後を追っている。
息子が落とした柿を拾って地面に並べ始めた。
2歳児の行動の1つ1つ、発言の一言一言が可愛くて愛らしい。
(息子にもこんな時期があったのになあ~)




ボスがランチを用意してくれていた。
友達が持ってきたワインを開けて2度目のランチを戴く。(実は出かける前にランチを食べてきた・・)

旦那は相変わらずテレビの側を離れない。
試合が終わるまで「柿」のことは眼中に無し・・

I くんと息子が一緒に遊んでいる。
息子は小さい子の面倒見がいいようで、I くんがすっかり息子になついている様子。
こうやって見ると仲のいい兄弟みたい。

お土産に持って行ったタルトを切り分け、デザートタイム。
ボスの淹れてくれるコーヒーがこれまた格別に美味しい。

旦那が立ち上がり柿の木に歩いて行った。
テレビはゲームオーバー、スコアーが表示されている。
試合は接線の末、49ers が逆転負け。
ふて腐れたように高い所にある柿をのこぎりで取っている。

11月は日が暮れるのも早い。
5時になると空が薄暗くなってきた。
風も冷たい。
そろそろ柿狩りはお開き。

ボスにありがとうのハグをして、友達にもハグをして、50個余りの柿をもらって来た。

「柿は身体を冷やす」というけれど、地元で取れたオーガニックの季節の果物。
甘くて大きな柿はとっても貴重。
ありがたく戴き、友達にもおすそ分けをしよう。


 


2013年11月16日土曜日

朝の報告

「ママ、おはよう~!」と、キッチンでお弁当を作っている私に声をかけてきた息子。

機嫌の悪い日はおはようさえも言わず、黙ってソファに寝転がる時もあるけれど、今朝は清々しい顔でハグをしにきた。
そして私の顔を見つめてひとこと呟いた。

「じいじいに会ったよ。」

え?どこで?

「夢でね、大阪のじいじいの家に行ったら、ダイニングのソファに座ってたの。」

あ、夢ね。

「ゴーストかなあと思ったけど、僕にもちゃんと見えたよ。」

じゃあゴーストじゃなかったのね。

「見える見えると思ってたら、じいじいが「お、よく来たなあ・・」って話しかけたの。」

じゃあ話しもしたのね。

「うん、声が聞こえたからゴーストじゃなかった。笑ってたよ。」

いいなあ、ママも逢いたかったなあ。

「ママは僕の後ろにいて、一緒に話をしてたから大丈夫だよ。」

・・・・


中陰(四十九日)も滞りなく終わり、一区切りがついた父の魂。

夢でいいから、そろそろ逢いたいなあ。



2013年11月15日金曜日

東洋医学とマクロビオティック・秋

秋になり朝晩が肌寒く、樹々の葉が濃く色づき始めました。
1年を通して季節ごとの料理を学ぶマクロビオティック・クラス。
冬の季節から始まり、今回の「秋」で一巡することになります。

秋に活発になる臓器は「大腸」「肺」「皮膚」。
色は「白」・・大根やパースニップ,蓮(レンコン)などの根菜。他にはマスタードグリーン、パセリ、人参や大根の葉などの「小さい葉もの」。
味は「pungent (辛味)」

秋は収穫の季節なので身体に栄養分を「取り入れる」と共に、要らないものを「排泄する」ことが健康の鍵となります。
つまり「身体に溜まる毒素を排出する」ことが大切なこと。
その毒素とは・・農薬や保存料などの食品添加物、放射能、身体的・精神的ストレス。
日頃からオーガニック食材を選んでいても、空気中や食べ物から放射能を始めいろんなものが体内に入るので毒素の摂取をゼロにすることは不可能です。
なのでこの毒素をちゃんと排泄させる「肺」「大腸」の健康を保つことがとても重要。

「良い排泄」を保つために気をつける食品をあげられました。
*小麦粉などの精白した粉類(パン・クッキーなど)
*ナッツバター(ピーナッツバターなど)
これらは排泄機能をスローダウンさせるので食べ過ぎない事が大切だそうです。

また肉類は気の流れをブロックするのでこれも食べ過ぎないほうがいいそう。
肉類を食べた時には油と蛋白質を溶かして排泄を助ける食品を一緒に摂ることが重要。
その食品とは・・大根、椎茸、玉ねぎ、生姜、ホースラディッシュなど。

「肺」は身体の水分(体液・血液)をコントロールする臓器で、湿気が体内に溜まるとその機能が低下します。
なので湿気が溜まりやすい食品を避けることが大切。
その食品とは・・乳製品、オートミール、ナッツバターなど。
反対に湿気を体外に出す働きがある食品は・・切り干し大根、小豆など

「蓮」が肺の機能を助けるのにとても有効なので、ロータスティーやロータススープなどで摂ると良いそうです。

ガラスジャーの中に入っていたのは蓮の実・・私は初めて目にした食材です。


そういえば咳がひどいときに蓮根を擦って飲むといい・・と聞いたことがあります。

日頃から呼吸に意識を向けるのも大切なこと。
吐く息とともに体内の不要物を出すようにイメージするブリージングエクササイズや、瞑想はは身体と心の健康に役立ちます。
「肌」を刺激する乾布摩擦やボディスクラブなどもお勧めだそうです。

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本日のメニューは
*蓮の実入り玄米ご飯
*パースニップスープ
*季節の野菜のオーブン焼き・豆腐ソースかけ
*焼きなます
*大根葉入り海苔の佃煮
*ひよこまめ豆腐入りサラダ
*ワカメ入りプレストサラダ



蓮の実を玄米に混ぜて焚くと、ホクホクとした栗のような百合根のような歯ざわりで、玄米に程良い甘味を加えてくれます。

パースニップは日本人には馴染みのない根菜ですが、人参に似た形をしていて色は生成り~白(写真では人参と大根の間にある野菜)。
隠し味にアーモンドが入っていて、とても身体が温まるスープに仕上がりました。

ひよこ豆の粉末からひよこ豆豆腐を作りましたが、とても簡単に素早く出来てびっくりしました。


カリフラワーやマッシュルーム、たんぽぽの葉などに火を通してから豆腐ソースをかけてオーブンで焼いた一品は見た目にもゴージャスに仕上がりました。


これからのパーティの季節には重宝する一品。
今回も野菜がたっぷりのヘルシーメニューでご馳走さまでした。


1年を通して学んだマクロビオティック料理。
身体と季節の関係を知ることで、その季節に何が身体に必要なのかがわかり、とても勉強になりました。
講師のあらおさんは「良質な蛋白質、塩分、油のバランスが大切。」だと仰っています。
また子供には身体を締める働きがある塩分を控えめにし、自然の甘味を利用して良質なオイルを使うことも身体の成長に必要なことだと学びました。
レシピに囚われずにその人を観察し、その人のニーズと季節を考えて、直感で作るのが料理に必要なことだ強調されています。

このクラスで習った知識を元に、暮らしに生かしていくのが「知恵」なのだと思いました。

ブログ掲載に伴い、お忙しい時間を割いて原稿をチェックしてくださったあらお・ふみさん。
1人でも多くの方に食事と健康を考えていただきたい・・と言う思いから、講義の内容をシェアーする事も快く承諾して下さった事にお礼と感謝の言葉を捧げたいと思います。

1年間、どうもありがとうございました。


今後のクラスに関しては、また新しいメンバーで1年間のシリーズをされる予定もあるそうで、このブログのメールアドレスにご連絡をいただいた方に詳細をお知らせ致します。



関連記事:マクロビオティック・クッキングクラス
     東洋医学とマクロビオティック・冬
     東洋医学とマクロビオティック・春
     東洋医学とマクロビオティック・夏
     東洋医学とマクロビオティック・土用
    

2013年11月10日日曜日

パワーストーン・ヒーリング

今年の5月に天然石を使ったヒーリングのクラスがサンフランシスコ市内で開催されました。
レイキヒーラーを対象とした2日間のパワーストーン・ヒーリングセミナー。

参加者8人に配られた巾着袋の中にクリアークリスタル、ヘマタイト、ローズクォーツなど主要なパワーストーンが40個余り入っています。


セミナーの内容はペンジュラムの使い方、浄化方法、石とチャネリングする方法、レイアウトの仕方など。
またレイキヒーリングの復習を兼ねて、それぞれのエネルギーについてディスカッションし、レイキエネルギーと繋がります。

後半は実践で実際に石を配列する練習。
まずクライアントのチャクラの状態をペンジュラムでチェックします。


   
次にオーラを手で感じながらクライアントの身体とエネルギーの状態を丹念に調べ、石を配置して行きます。
石を配置した後でレイキヒーリングの施術。
石とレイキヒーリングの相乗効果で想像以上のエネルギーが流れます。
ほとんどの人が施術されている間は深く眠ってしまいました。


施術してもらった後は癒しのパワーが満ち足りた感覚に・・。
また感情の開放や心のトラウマにも効果があるようで、数日間はエモーショナルウェイブ(感情の揺れ)があり、溜まっていた感情が吹き出てきました。
レイキヒーリングでもこのようなことが起こりますが、その度合いが濃く現れるような気がします。
数日後にはスッキリと爽快感を覚えました。
心と身体の浄化にかなり効果があるみたい・・・

石のパワーに改めて感動しました。
1人で施術しているのに誰かと一緒にしているような感覚を覚えます。

地球の内部で何億年もの時間をかけて作られたパワーストーン。
その石が必要な人、必要な箇所に神秘のエネルギーを注ぎ込んでくれます。

地球の、宇宙のエネルギーはとてつもなく偉大で計り知れません。
自然の力に、心から感謝。

有難うございます。


2013年11月8日金曜日

息子の宝箱

昔話に出てくる海賊が持っているようなTresure Box(宝箱)。
本当に宝物が出てきそうな、ちょっと仰々しい宝箱が家にある。
息子がまだ小さい時に近所の人からクリスマスプレゼントにもらった。
この宝箱の中に息子が大切にしている物を入れて大事にしまってある。



何が入っているのか気になりながらも、最近まで知らなかった。

新学期が始まって、サイエンスクラスで地球上の鉱物を習い始めた息子。
ある日、そのクラスから宿題が出た。
「家にある鉱物(Mineral)を持ってくるように。」と言われたらしい。

「ママ、Mineral ってクリスタルのこと?」と聞かれ
「そやで・・」と答える。
それを聞くなり、自分の部屋に走って行き、宝箱を持ってきた。

「この中にクリスタルが入っているの。」と開けて見せてくれた。
初めて見る息子の宝箱。
中には・・

*3年前にセドナのトレイルに落ちていたクリスタル
*この夏にオレゴン州に行ったときに買ってあげたその土地の赤いパワーストーン
*どこかで拾った石ころ
*2年前のシャスタ旅行で買ったお土産のクリスタル
*サウスダコタのメディスンマンがウチに泊まった時に作ってくれたメディスンバッグ
 (写真左から・・)



これらが息子の宝物らしい。
9歳の男の子にしてはえらく渋い・・・

「明日のサイエンスの宿題で家にあるミネラルを見せないといけないの。」
「ふーん。」
「だからこのトレージャーボックスを持っていくんだ。」と言う。

「箱が大きいから他の入れ物に入れ替えたら?」と言っても、
「これでいい。」と聞かない。

たぶん、この箱も見せたいのだろうと思った。

翌日、大きな宝箱を手に持って、学校に登校して行った。

(メディスンバッグを持って行ったかどうかは確認していません・・)


2013年11月7日木曜日

フラワーアレンジメント・クラス

花があるだけで場所が明るくなる。元気になる。
1週間に1度は花を買い、部屋に飾る。
花の気が家中に広がり、華やぎ、エネルギーをもらえる。

日本に居た頃に少しだけかじった未生流や西洋フラワーアレンジメントの知識はあるものの、自己流で飾る花。
もう少しアレンジの仕方を習いたいなあ・・と思っていると、タイミングよく友達からフラワーアレンジメントのクラスを教えていただいた。

8月に体験レッスンを受けにサニーベールにある先生のお宅に伺った。
先生のお庭で育てた花や木・ハーブなどを花材として使うことが多いそうで、丹念に育てられた花々はエネルギーが強く、勢いがあるように感じる。
見たことはあるけれど名前がわからない花や木の名前や、ハーブに関する知識が詳しく書かれた説明書を見ながら、今日のアレンジに使う植物の名前を知る。

その後にそれらの材料を花瓶に活け始める。
個人的には選ばない長い枝や花を手にしてとまどったが、先生が丁寧に指導してくださった。
枝物はワイヤーで巻いて形を作るというクラフト的な要素も取り入れ、極楽鳥(Bird Of Paradise)や秋色紫陽花を使ったゴージャスな作品が仕上がった。



気に入ったのでこのクラスを続ける事に決めた。
9月のレッスンは急用で休んだので10月になってしまった。

10月はレインボーオアシスを使って、バーティカル(垂直)にアレンジする方法を学んだ。
普通のグリーンのオアシスとは違い可愛い色のオアシスで、クッキー型を使ってデコレーションすることも出来る。(写真では白とピンクのオアシスに赤いハート型が覗いています♪)

このオアシスの上に花を挿していく。
これがなかなか簡単ではなかった。
普段花を活ける時は空間を埋めようとして花を散らすのが私のやり方だが、この垂直アレンジは花を散らさずに縦の方向だけで活けていく。
難しい・・・
ああでもない、こうでもない、と1人で奮闘していた私。
先生のご指導を受けると、すんなりと形が決まる。
先生のアドバイスのおかげでなんとか活けることが出来た。


 



ディレクターの浦田葉子先生はフジコ・へミングさんのピアノコンサート会場を始め、結婚式や各種コンサートやパーティ会場でのフラワーデザイナーとして第一線で活躍されている。
1人でも多くの方にお花の力を伝えることが使命だと感じていらっしゃる。

先生のコースを修了するとサーティフィケート(免許)が受理出来るのも魅力的。
免許を使って仕事を・・とは考えていないけれど、まだまだいろんなことを学びたい。
なんと言っても花に触れていると心が落ち着き、ウキウキしてくる。

クラスの詳細は・・
Lily Of the Valley Floral Design School: http://www.lilyofvalley.com/

2013年11月5日火曜日

ハロウィーンの後

今年のハロウィーンは忍者のコスチュームを着て家々を回り、ごっそりキャンディを集めてきた息子。
年々キャンディの数が増える。
小さい時は歩く距離が知れていたけれど、小学生になると歩くというよりも走る。
友達と一緒に走り回って、何個キャンディが集まるかを競っている。

その成果(?)があって、ハロウィーンバッグ4杯分ほどのキャンディを持って帰って来た。

家に着くなりキャンディを種類別に分け始める息子。
「もう遅いからお風呂に入ったら?」と言うと、カラスの行水でさっさと入り、またキャンディの所に戻ってくる。
「ねえ、ママ、1個だけ食べてもいい?」
「回ってるときも食べたんでしょー」
「ちゃんと歯磨きするから・・」

普段はチョコレートや飴などのお菓子類はあまり与えないので、キャンディに飢えている息子。
この日はチャンス!と思って、甘えてくる。

キャンディを口にほおばっている彼に紙袋を渡した。
「この紙袋に学校に持っていく分を入れてね。」・・と頼むと、
「せっかく走り回ってもらって来たのにー。」と愚痴をこぼされる。
それでも渋々キャンディを紙袋に入れ始めた。

「このキャンディはどこに行くの?」と聞くので
「学校が軍隊に寄付するらしいよ。」と答えた。
「兵隊さんもキャンディを食べるの?」と不思議そうに考えている。
ハロウィーンキャンディは子供だけのものだと思っている。
「疲れた時には甘いものが欲しくなるからね。」と言うと、「ふーん」と頷いていた。

それでも全部のキャンディは寄付に回さず、自分でも取って置きたいようだ。
自分の好みのキャンディは紙袋に入れずにキープしておく。

集めてきたハロウィーンキャンディ。
他の家の方々は毎年どうしているのだろう・・と考えながらキャンディの山を見つめた。












2013年11月4日月曜日

レイキヒーリング・マスターコース

17年前に日本で受けたレイキヒーリングセミナー。
ベイエリアでもクラスに参加しようと、昨年の春にレベル1-3を受けた。
10人の生徒の中で日本人は私1人だった。
ティチャーは、心が温かく知識と知恵が豊富で、ヒーリングの基本だけでなくエネルギーのことや目に見えない世界の話もレクチャーの中で登場する。
セミナー中は日常で起こったことを含め、自分の感じたことや感情の移り変わりなどをみんなの前で話す。
その起こったことの必然性やワンネス(この世のものは全て繋がっていて1つである)の法則を発見し、シェアーしながらその問題が自分の中にストンと落ち、納得する事もたびたびあった。
また他の人の話を聞いていると自分にも当て嵌まることだと感じ、いろんなことがシンクロしていることに気がつく。
レベル3が終わる頃にはティチャーとメンバー全員が家族みたいな関係になり、深い絆を感じた。

そのメンバーで夏から半年間のマスターコースを開催するという連絡を受けた。
日本で既にマスターコースを取った私は悩んだ。
「2度もマスターコースを取る意味があるのか・・・?」
でもあのグループに戻りたい、、という思いと、ティチャーと特別な繋がりを感じていたので、結局そのコースを受けることにした。

サンカルロスにあるレクチャールームで月に一度、講義と実践が行われる。
半分以上は復習で、レベル2-3で習ったシンボルの意味やそれ自体のエネルギーをもう一度学び、実践に使ってみる。
実践はペアーやグループになって、交換セッションと言う形で行われる。
セッション中に感じたオーラやエネルギーのことをディスカッションし、みんなでシェアーする。
「もっともっとレイキヒーリングのことを学びたい、知りたい。」と言う人達なので、こちらも気が抜けない。
ほとんどの人が「スピリットが見える。」「過去世が見える。」というサイキックの持ち主で、話について行くのが大変だ。
「あなたと私は過去で一緒にいたわよ・・」と言われ、何も見えない私は「あーだから懐かしくて、安心する気持ちになるのね。」と答える。
目には見えない分、ハートで感じるのかもしれない・・

レイキヒーリングは日本発祥のヒーリング法なので、日本語も多々出てくる。
「ガッソーってどういう意味?」と聞かれ、手と手を合わせる「合掌(がっしょう)」だとやってみせる。
メンバー全員が頷く。
レベル2以降で出てくるシンボルの中には漢字が使われるので、その意味を説いたり、書き方を見せたりする。
鞍馬寺に設置されている御三尊とシンボルの繋がりや天体との繋がりを説明すると、真剣に耳を傾けてくれる。
英語が得意ではないけれど、私のことをメンバーの一員と認めてくれているのはとても嬉しい。

ティチャーも生徒も月に一度集まるのが待ち遠しい。
4時間のクラスがあっという間に終わってしまう。
家族の元に帰って来た~という思いが湧いてくる。

今月のクラスも楽しみだ・・・



関連記事:レイキヒーリング
http://emeraldhillsca.blogspot.com/2012/11/reiki-healing.html

2013年11月2日土曜日

コップの水

忙しい、忙しい・・と言って、10月が過ぎてしまった。

9月から3週間の間、何もかもほっぽりだして日本に居たことで、そのシワ寄せが来て、ここ数週間は目の回る忙しさだった。

そんな時期に、神戸からベイエリアにいらしたある方にお会いした。
その方は相手のエネルギーを読み取り、その人の真我と繋がって言葉を伝えてくれる。

この私の状況をエネルギーが伝えたのか、内なる私が伝えたのかはわからないけれど、こう言ってくださった。

「コップの水が満たされていないと、相手に与えることは出来ませんよ。」

まさしく、私のコップはカラカラに乾ききって干からびている状態だった。

いつもバタバタし、バタバタしている自分にイライラし、息子にも旦那にも優しい言葉をかける余裕がない。
イライラをぶつけ、そんな自分が嫌で自分を責めて、自己嫌悪に陥る・・・悪循環。

よくクライアントさんに「まず自分を愛してあげて・・」なんてアドバイスしているけれど、自分のことが全くケアー出来ていない。

「コップの水をまず満たしていこう。自分に愛を注ごう。」
そう決め、やりかけのオンラインクラスを後回しにし、陶芸の宿題を途中でやめ、晩御飯も手抜きメニューにし、自分のための時間を作った。

この時間には、
何もしない・・
ボーっとする・・
好きな本を眺める・・
早く寝る・・
など、ゆったりとした時間を過ごす。

一日に、僅かでもそういう時間を作る。
そうするだけで心に余裕が出てきた。
余裕が出来ると周りが少しずつ見えてきて、視野が広がってくる。

スケジュールは相変わらずいっぱいあるけれど、ただこなしていく。
自分がグラウンディング出来ていると、物事がスムーズに行き、障害物が入らず「忙しい」と思わなくてもいい状況を生み出す。

悪循環は、気持ちを変えることで途切れて、新しい循環を生む・・ということに気付いた。

そう気付かせてくれた方とお会い出来る機会があった事に、その方自身に、感謝。