2013年4月21日日曜日

読者

物心ついた時から「日記」を書いていた私。
きっかけは小学1年生の絵日記の宿題でした。
絵日記の宿題が終わっても、母に日記を続けるように言われました。
「毎日続ける事が大事やから辞めたらあかん・・」と言われ、「なんで~?」と思いながらも渋々書いていました。

「今日は○○ちゃんと遊びました。楽しかったです。」
「今日はいいお天気でした。よかったです。」
小学1-2年生の子供が書く言葉は知れています。
毎日同じことを繰り返しながら次第に書くことを学び、毎日の日記を中学1年生まで続けました。

また、日記という形ではないけれど、日々の想いを文字に表すようになりました。
誰かを好きになったこと
友達関係で悩んでいること
傷ついたこと
嬉しかったこと

自分の心を文字に変えて表現します。
書くことが楽しく、文章が勝手に飛び出してくるのです。
文字に表して、それを読み、客観的に自分を見つめることで、自分の心が落ち着きました。
一種の自己セラピーみたいなものかもしれません。

今考えると、何年も日記を続けたことが「書くこと」の基盤を培ってくれたのだと思います。

時々「自分ではない、もっと大きな存在から言葉を戴いている」風な文章を書くことがあります。
どこからそんな思考が湧いてくるのかわかりません。
私の想いを超えて、高い次元からメッセージをもらっている感じです。

好きの反対は、嫌いではなく、無関心。』
これは高校生の時に書いた一行なのに、未だにはっとさせられる言葉。

無の状態で書くと、言葉が自分の外側から心の中心に入ってきて、手が勝手に動くのです。
書いた後で、読んだ私もびっくり。
「これ私が書いたん・・・?」
私もただの読者になるのです。

私のアメリカでの生活、子育てのことなどを誰かとシェアーしたいと思い、一部の方々に公開していた日記が、時間を経てこうやってブログという形になりました。
書いている記事が全部そうではないけれど、時々私でない私が文章を書くこともあります。
私も読者の1人となり、自分のブログを読んで、笑ったり、感心したり、「あ、そうか~」と大切な事に気付くのです。

地球のどこかの誰か1人だけでも、心が和んだり、「あ、そういう考え方のあるのね・・」と選択を広げたり、私と同じように何かに気付いてくれたら・・
そんなことをシェアーしたくて、書いているのかもしれません。


2013年4月18日木曜日

Super Miracle

眼を通して見えるもの
色、光、愛する人の笑顔
見えていることに、この眼に感謝

鼻から通して漂ってくるもの
季節を、物を、人を、香りで分別する
嗅げることに、この鼻に感謝

耳を通して聴こえてくるもの
声、音楽、喧騒、愛する人の囁き
聴こえる音に、この耳に感謝

口を通して戴くもの
歯を動かし、舌を使い、噛み締める、味わう
毎日戴く食事に、味わえるこの口に感謝

喉を通して発するもの
声、歌、感情
伝える声に、震わす音に、この喉に感謝

手を伸ばして触れるもの
自分の存在と他の存在を確かめる
かけがえのない感触に、この手に感謝

足を動かし場所を移る
歩く、走る、座る、立ち止まる
大地を踏みしめ動かせる、この足に感謝

息を吸う、息を吐く
酸素を取り入れ、二酸化炭素を吐き出す
当然で偉大な無意識の行為に、この呼吸に感謝

五感を使い、身体を動かし、呼吸をして、人は生かされている
宇宙のエネルギーを限りなく戴いて、今という時間に存在している
当たり前だと思っているけれど、いつかは全て消えて無くなる
全てが空(くう)になり、この世から姿を消す

当たり前のことは本当はSuper Miracle (= 大奇跡)で、当たり前ではないのだと
当たり前でなくなった時に初めて気がつく

この当たり前のことに感謝して、隣に居る人に感謝して
この瞬間を精一杯味わい、楽しみ、浸ろう

無くなる前にもう一度思い出そう
大切なこと
自分の存在さえも、本当は Super Miracle なのだと言うことを・・


関連記事:Vibration of Your Heart

2013年4月16日火曜日

ホームカフェ in Foster City

先日、ファスターシティのホームカフェにお邪魔しました。

日本で調理師免許を取得し、お料理が大好きな「たまちゃん」が作ってくれるランチは新鮮な野菜たっぷりでヘルシーなお献立。
マクロビオティックの要素を取り入れて厳選した食材を使用し、しかも洋風に仕立てられたおしゃれな5品。

私が戴いたメニューは・・・

・ アスパラのスープ
・ ひよこ豆のコロッケ ビーツケチャップ添え
・ マッシュルームのソテー・ローズマリー風
・ 玄米と丸麦のサラダ
・ アーモンドカステラ


アスパラのスープはキビを使ってとろみが出され、旬のアスパラを一口一口堪能しました。


ひよこ豆のコロッケはカラリと揚げられていて、付け合せのビーツケチャップがこれまた美味。
思わずレシピを聞いてしまったほど。
ローズマリー風味のマッシュルームは、素材のエネルギーが伝わって来るように加熱しすぎず、しっとり&しっかりとした口当たり。
玄米と丸麦のサラダは、いろんな野菜やナッツ、ドライフルーツが入っていて不思議で魅力的な味。一口一口噛み締めて戴きました。



デザートは見た目はタルトのようで、口当たりはふんわりと優しいカステラ感覚。
使われている甘味は甘酒だと聞き、さすが~と唸ってしまった私。



出された飲み物はルイボスティーと穀物コーヒーで、カフェイン・フリーで身体を温めるドリンクはとってもヘルシー。

ランチのお値段は食事4品とデザートで$25。


たまちゃんとは不思議なご縁で、テニスのレッスン、マクロビお料理教室、EM勉強会など、偶然によく逢う方なのです(・・偶然は必然・・)。
この日初めて友達と二人でたまちゃんのお宅に伺ったのですが、息子の花粉症について食のアドバイスを受けたり、本日のメニューのレシピを聞いたり、シャスタの話をしたり・・と、あっと言う間に時間が経ってしまいました。

たまちゃんのホームカフェは月替わりでメニューが変わるそう。
もちろん初めての方も大歓迎。
住所は予約のメールを送られた方にたまちゃんから詳細をお知らせするそうです。

たまちゃんへの連絡先: tamachan@me.com

たまちゃんのブログ: http://ameblo.jp/tamakitchen/


水辺のラグーンを眺めながらのランチは気分もリフレッシュし、お腹も心も満足した癒しのひとときでした。

たまちゃん、ご馳走様でした~




注)ホームカフェin Foster City は2014年10月より拠点をLos Gatosに移されました。

2013年4月14日日曜日

息子の花粉症

先週、強風でエメラルドヒルズ一帯が停電がした日からベイエリアはかなりの量の花粉が飛び始めました

私は平気なのに、息子の症状がひどいです。
今まではたまにくしゃみをするぐらいで「花粉症?たまたま?・・」なんて思っていたけれど、月曜日の午後に学校に迎えに行くと目を擦ったり、鼻水が止まらず、咳が出て、くしゃみが止まらない状態。
これは花粉症やん~・・と思いました。

夕方、水泳のクラスに連れて行くと、2往復泳いだだけで「頭が痛い・・」と泣き出して上がってきたのでコーチに相談すると「Sinus Headache と言う鼻詰まりから来る頭痛だと思うので今日は帰ったほうがいい。」と言われました。

家に帰って来て、すぐに何冊かのホメオパシーの本を調べます。
その中で息子の症状に一番合っているレメディを一粒飲ませました。
しばらくすると頭痛は治まったようで、かなり元気になってきた息子。
鼻水はひどかったけれど、ちゃんと夕飯を食べてお風呂に入り、早めに寝かせました。
翌朝も鼻水が出ていたけれど、頭痛はなかったので学校に行きました。

日本に居た頃にスギ花粉症に悩まされた私は、その頃やっていた花粉症対策を思い出しました。
花粉を身体や家の中に入れない、持ち込まない、残さない。窓は開けない。
家中に掃除機をかけました。
息子のベッドのシーツや枕カバー、ブランケットなどは全部洗濯。
外に出る時はマスクをしたほうがいいけれど、誰も学校ではしていないので「したくない」と言うのでジャケットのフードを被り手で鼻を覆うようにして花粉をあまり吸わないように・・と注意しました。
学校に送りながら「家に入るときは花粉を払ってね。」と息子に伝えます。
同様に旦那や私も花粉を家に持ち込まないように気をつけないといけません。

ひと段落してからホメオパシーの本の花粉症についての説明をじっくりと読んでみました。
いろんなレメディが書かれてありますが、注釈として「最も大切な事は体質改善」と言う欄を読み、毎日の食事について考えさせられました。

マクロビオティックを再度学び始めた事もあって、我が家はご飯は玄米、パスタは玄米パスタ、お肉を減らし魚介類を食べ、野菜も数多く摂るようにしています。
でもそれで本当に「健康的な食事」なのかは疑問でした。
小麦粉、特にパンは食べます。
肉は回数は減ったにしても食べています。
牛乳は飲まないけれど、チーズなどの乳製品や卵は食べます。
与えるおやつは砂糖ゼロではなく、アイスクリームや生クリームが大好きな息子。
息子の花粉症対策と共に、我が家の食事について1から考え直すきっかけかも・・と思いました。

この数日間は花粉症の経験者や食のエキスパートの方々から話を聞き、息子の花粉症についてのアドバイスを戴きました。

アレルギーやアトピーの症状は、摂取した食品が排出されずに体内に溜まった結果で、体内に溜まって身体に有害な毒に変化します。
毒が出る場所がなくなるので、発疹や鼻水となって体外に出てくるということ。
こういう場合は排毒出来ない食品を摂らないことが一番で、それと共に排毒を促す対策を考えるのが大切なことだと伺いました。

*排毒されずに体内に溜まる食品としては「乳製品」。

日本人はラクトース分解酵素を持っていない人が多く、このタイプは乳製品を摂るのを避けるほうがいいみたいです。
最近息子は牛乳を全く飲まなくなったけれど、ヨーグルトとチーズは食べています。
それに息子が大好きなアイスクリームも乳製品。
これからは禁止だと告げると「僕の身体が良くなるんだったらアイスクリームを我慢する。」と言ってくれました。
月曜日の頭痛は彼にとってはかなり堪えたよう・・。

*排毒を促す食材としては「大根」。

大根の葉っぱは排毒効果が高いので捨てずに使います。
また、切り干し大根は古い毒素を押し出す力があるそう。
さっそく大根を買ってきて、スープに入れたり葉っぱの塩麹漬けを作りました。
今月のお料理教室で習った切り干し大根とアプリコットのサラダを作ったら、息子が美味しいと言って食べてくれました。

*春に出てくる少し苦味のある葉野菜が排毒作用を助ける。

前回の記事「東洋医学とマクロビオティック」でも記載したように、春の山菜、春菊などは排泄を助ける作用があります。
庭にヨモギが生えているので、少し取って来てお料理に使ってみました。
量が多いと苦いけれど、少しだけ混ぜるとわからないみたいでした。

*発酵食品の酵素が胃や腸の中で働き、消化を助けてくれる。

味噌汁、塩麹で漬物を作ったり、甘酒レシピをデザートに取り入れようと思っています。

*血液をアルカリ性に保つ食品を摂るように心がける。

血液が酸性に傾くと血液がドロドロになり、自然治癒力が低下します。
今まで以上に野菜を沢山取り入れた献立を考えたいと思いました。


健康にいいもの、栄養のあるもの、、と思って摂っていた食品が、実は健康を損なうものかもしれないと知り、「真実は何?」と四苦八苦している私。
家族の健康を守る上で、台所を任される主婦の責任って大きいなあ・・と感じました。

2013年4月13日土曜日

東洋医学とマクロビオティック・春

3月「春」のクラスは五行の「木」について学びました。

「木」=「春」に活発になる臓器は肝臓、胆嚢、目。
肝臓は排毒と消化を司っている臓器で、糖の分解や脂肪の代謝とも関係します。
また血液の解毒や分解にも重要な所で、肝臓のバランスがくずれるとアレルギーが起こるのです。
血糖値をコントロールをしたり、コレステロール、ホルモン、ビタミンA&Dの貯蔵もしています。

肝臓に滋養をもたらす食材・・春の山菜、春菊、ルッコラ(アルグラ)、発酵食品。
苦味のある食物(大根葉、ルッコラなど)を摂ると溜まった脂肪を溶かし、排泄、解毒作用がスムーズに行きます。
午後11時から午前2時は肝臓の休養に大切な時間なのでこの時間帯に睡眠をとる必要があります。
排泄がうまく行くとデトックスされたものが身体の外に出て行き、アレルギーなどの改善にも繋がります。

アレルギーに関しては・・
オートミール、乳製品、コーヒー、チョコレートを食べると体内に粘液が溜まりアレルギーの原因になります。
小麦粉などの粉類もアレルギーを引き起こすということでした。

この日教えていただいたお献立は・・
昆布だしに玄米の冷ご飯を入れてとろみを付け、春菊を加えてブレンダーにかけたグリーン色の春菊スープ。
テンペを蒸して細かく刻み玉ねぎや人参と混ぜてハンバーグ状にするクラブケーキ仕立てで、テンペの新たな使い方を教えて頂きました。
豆腐を使ったマヨネーズは3種類の酢が入っているのに酸っぱ過ぎず、サラダやテンペに乗せ、余ったものをリーク(長ネギ)のグラタンに使える万能選手。
切干大根サラダはかぼちゃ、ブロッコリー、アプリコットを梅酢ドレッシングで合えた爽やかな演出。
デザートは甘酒の甘さだけでデザートとして満足できる甘酒クリームを戴き、これは息子にも作ってあげたいと思いました。

気分的に肝臓が元気になった気がします。
スパイスや食材の取り扱いなどを初め、「目から鱗~」の連続なので次のクラスが今から楽しみです。

マクロビを学び、野菜のパワーやすごさを知ってベジタリアンになることも考えましたが、しょせん我が家では無理。
肉食動物の旦那がいます・・・

ベジタリアンが理想的なのかもしれないけれど、「食を楽しむ」「時間を楽しむ」ことも大切だと思うので、どの時点でバランスを摂るのかが私の課題。
食の中庸、身体の中庸も大切だけれど、心の中庸も忘れないようにしたいと思っています。

有難うございます。

関連記事:マクロビオティック・クッキングクラス
     東洋医学とマクロビオティック・冬
     東洋医学とマクロビオティック・夏
     東洋医学とマクロビオティック・土用
     東洋医学とマクロビオティック・秋

2013年4月12日金曜日

写真

5-6年前に帰省した時に、実家のクローゼットから幼い頃のアルバムが出てきた。
懐かしい・・と思いながら、何枚かの写真をアメリカまで持ってきた。

その中の一枚。
生後数ヶ月の自分。
私が赤ちゃんの頃の写真。

澄んだ瞳で真っ直ぐ前を見つめ、天使のように笑っている。

光の存在そのもののよう。
純粋で、強くて、輝いている。

お腹がすけば泣き、おむつが濡れれば泣き、楽しい時は笑う。
ただ、それだけ。
過去や未来に囚われず、「今」という瞬間を生きている。

人間、生まれた頃は誰でもそうなのに、年を重ね「社会」という大海原に出ると「競争」、「しがらみ」、「世間体」、「規律」など、いろいろな波をかぶり、自分を防御する壁をいっぱい作る。
そうすることで、いつの間にか「今」に根ざすことを忘れてしまっている。
過去を懐古し、未来を杞憂し、「この瞬間、瞬間に生きる」ことを忘れている。

ふと見つけた赤ちゃんの写真を見て、私の本来の姿を見たような気がした。
その写真から勇気と気付きをいっぱいもらったように感じた。
それで小さな額に入れて机の上に置き、時々眺めて大切なことを思い出す。

本当の自分。

今を生きること。


東洋医学とマクロビオティック・冬

日本に居た頃に東洋医学に興味があり、友達の鍼灸医に借りた「黄帝内経」という中国古来の医学書を読み漁ったことがあります。
人間の身体の陰陽、実証虚証などを初め、人間と自然界の関係が説明されていました。
その中でも私が興味を持ったのは「身体と環境はとても深い関係がある」と言うことで、本の中ではこの思想を「陰陽五行」と呼んでいました。

自然界に存在する5元素=木、火、土、金、水は法則があって繋がっています。
この5元素を東洋医学では五行と言います。
木が火を燃えさせ、火は灰になって土になり、土が金を生み出し、金が水を生じ(冷たい金属の表面に霜が降りる)、水が木を育てる。
(このしくみを「五行相生」木→火→土→金→水→木と言います。)

五行を季節に例えると、木が春、火が夏、土が真夏(土用)、金が秋、水が冬となります。
また人間の臓器(その季節に活発になる箇所)、味、感情、色などあらゆるものに五行があてはまるのです。

例えば「木」に関しては・・
季節:春
味:酸味(酸っぱさ)
感情:怒り
活発になる臓器:肝臓、胆嚢、目など
色:青

春に活発になる臓器を労わる酸味のある食べ物を摂ることで、怒りを開放し穏やかに春を過ごす事が出来ます。
こうすることで次の季節に備える準備をしているのです。
その季節季節に必要な食べ物を口にすることで1年間を通して健康でいられるのです。

また宇宙の万物はそれ自体が陰と陽を含んでいて、その陰陽のバランスをとる事で健康が保たれています。
人間や臓器も例外ではなく、活発に働きすぎると「陽」になり、エネルギーが足りないと「陰」になりますが、大切なのはその中間=中庸。
いくら身体にいいからと言ってそればかり摂るのはバランスが崩れます。
バランスをとって「中庸」に保つ事が「陰陽五行」での重要なこと。

「黄帝内経」の思想を思い出させてくれたのが今年から通い始めたマクロビオティックお料理教室でした。

1月に第1回目のイントロダクションがあり、2月「冬」のクラスは五行の中でまず「水」について学びました。

「水」=「冬」に活発になる臓器は腎臓、膀胱、生殖器官、骨。
この腎臓に滋養をもたらす食材は黒いもの・・黒豆、小豆、黒ゴマ。蕎麦。根菜。干したもの。
この腎臓の働きをサポートするのは「塩」。

また冷え対策としては・・
白砂糖、コーヒー、アルコール、冷たい物は身体を冷やします。
根菜、雑穀、タンポポコーヒー、梅しょう番茶は身体を温めます。

冬に腎臓にしっかりと栄養を行き渡らせておかないと、春になってからエネルギーが乏しくなり身体がちゃんと機能しなくなるのです。

黄帝内経の「五行相生」(木→火→土→金→水→木)という関係が食養にも当てはまります。

教えていただいたこの季節のお料理は・・
牛蒡、蓮根、カブ、人参などの根菜をふんだんに使い、小豆、黒胡麻などの黒い食材を取り込む冬仕様のお献立。
陰陽のバランスを取る為に、カリフラワーやキャベツなどの丸い野菜も使った。
きんぴら2種は牛蒡の火の通し方を変えて、2種類の違った料理法で冬と次の季節・春に備えます。
クローブやカルダモンなどのスパイスを使いオリエンタルな味に仕上げた「あずき・かぼちゃスープ」は、かぼちゃが苦手な旦那も食べてくれそうな味付けに仕上がり感激しました。

どのレシピも野菜の甘みと旨みが活かされていて、いろんな種類の野菜を味わいました。

ご馳走さまでした。




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2013年4月9日火曜日

マクロビオティック・クッキングクラス

昨年末にマクロビオティックに再度目覚めた私は、基礎から教えてくださる師を探していました。
年が明けてタイミングよくマクロビ・クッキングクラスのお誘いがあり、1月にイントロダクションを受けてみました。

講師はあらお・ふみさん。
クシ・インスティティチュートでレベル4(マクロビオティック・リーダーシッププログラム)まで学ばれ、20年以上スタンフォード大学で講義をする傍ら、プライベートやグループで「食と健康」についてのコンサルタントをされている素敵な方です。

ます最初に伺ったのはその基本。

**多くの現代人は食生活の乱れから「毎日摂る食品は、他人の言葉に惑わされず自分の心に聞き、自分の体験や直感を元に選んでいく。」と言う事が出来なくなってきています。まずは「食事の基本」を押さえて、徐々に「身体の声を」聞けるようになることが大切。**

**自分の健康の根っこになる「食事」、「心の栄養」、「生活習慣」、「睡眠&休養」に注目し、バランスを取ることが大切。**

**農薬,ホルモン,遺伝子組み換え,添加物が入っている食品、白砂糖、自然の餌を食べずに育った畜産の肉を摂ると身体の機能に負担をかける。**

**腹八分目にし、就寝3時間前は食べないようにする。**

**土地のものや季節のものを食べる事で食べ物からエネルギーを戴いている。これに反して冬に冷たいものやバナナなど南国で採れるフルーツを食べると身体が冷えてメタボリズムが下がり、身体の機能をスローダウンさせる。**

**一食で「野菜が占める割合が50%、あとの25%が穀物、25%が蛋白質」**

**小麦粉、粘液を製造する乳製品やオートミールを食べることも身体の機能をスローダウンさせる。**

また、心の持ち方も重要で、身体に負担をかける食品を摂ってもポジティブに考えて、それらを排泄出来る身体を作ることも重要だと言うことです。

今日から出来る事は
*野菜の分量を増やす。
*よく噛む。最初の数口は最低50回。(現代人の平均は5-6回)
 噛むことに寄って首の筋肉が鍛えられ脳に刺激が伝わって老化防止にもなります。

あらおさんの『マクロベースの会』のクラスは、その季節季節に身体に必要な食材を学ぶので1年間(5回)のクラスで成り立っています。
この日は試食だけでしたが、次回からは食材に触り、実際に料理をしながらセオリーも習得するとのこと。

これからの1年間のコースが楽しみです。

有難うございます。


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2013年4月2日火曜日

FES セルフヒールクリーム

1ヶ月前に目の下を強打して出来た傷。
「怪我は大丈夫?」・・といろんな方からお見舞いのメールをいただき、ありがとうございます。

私自身、「傷跡は残りそう・・」と覚悟をしていた。
傷が深くて血がなかなか止まらず、腫れもひどかった。
顔を強打した後すぐに自己ヒーリングをし、家に帰って来てセルフヒールクリームを塗る。
日に何度も何度もこのセルフヒールクリームを塗った。
ヒーリングのせいか、クリームが効いたのか、お蔭様でこの傷はあまり目立たないくらいに治ったみたい。
すっぴんだと「虫さされ?、シミ?」と言う程度の赤みが残っているが、ファンデーションを塗れば全くわからない状態になった。

このクリームについて教えて欲しいというリクエストを戴いた。
これは「セルフヒール」と言うフラワーエッセンスが入っているFES社が販売しているクリーム。
セルフヒールという花は日本語では「西洋オトギリ草」と呼ばれ、この花の役割は「健康回復の意識を深いレベルで高める」という働き。
セルフヒールの癒しの波動が強力なサポートをしてくれる。
これにオーガニックのホホバオイルを初め、数種のオイルとオレンジやゼラニウムのエッセンシャルオイルも少量入っている。

私はこのクリームを普段からいろんな用途に使っている。
顔の保湿剤に使えるし、ハンドクリーム、ボディクリームとしても優れもの。
ナチュラルな成分なので子供の肌にも安心して使用出来るのは嬉しい。
またファーストエイドとして、すり傷、切り傷、ねんざ、やけどなどの外傷にも効くと言われ、今回の顔の傷ではその効果を再認識した。
他のフラワーエッセンスと混ぜたり、エッセンシャルオイルとブレンドする使い方もあるよう。

http://www.fesflowers.com/self_heal_creme.htm


以前はホールフーズにも売っていたが、少し前に棚から姿を消した。
お店の人に尋ねても「知らない。」と言われる。
リクエストすれば取り寄せてもらえるが、面倒臭いので今はネットで購入。
120mlのジャーが25ドル。
240mlのポンプが42ドル。

日本ではアマゾンなどいくつかのネット販売で購入出来るみたいだが、240mlのポンプで8000円前後とアメリカでの価格の倍くらい(高っ!)。


FES社の回し者ではないけれど、いい物はシェアーしたいので再度この商品を取り上げてみました。


関連記事:病は気から?http://emeraldhillsca.blogspot.com/2013/03/blog-post.html



 

EM

『EM』
この単語は何度も目にしたことがり「地球にやさしい」「エコ的素材」って聞きますが、実際にどんなものかは詳しくは知りませんでした。

『EM』についての勉強会がロスアルトスで開催されたので参加してみました。

このEMを開発されたのは琉球大学の比嘉教授。
EMはEffective Microorganisms の略で「有用微生物群」という意味だそうです。
この地球上にはたくさんの微生物が生存していますが、人間にとって役に立つ微生物=「善玉菌」を使って土壌改良剤として開発されたのがEM。

善玉菌は人間にとって有用な微生物で「発酵」と言う働きをします。
⇔悪玉菌は人間にとって有害な微生物で「酸化」という働きをして物を腐らせるます。

例えば麹菌は味噌や醤油を作り、乳酸菌はヨーグルトやチーズを作ります。
この「発酵」の働きを生かして、乳酸菌、酵母、光合成細菌などの善玉菌81種類を元にEM活性液が作られる・・と言う事でした。

この説明で組成がわかり、実際に活性液を作成してみることになりました。

糖蜜に水を入れて希釈し、その中にEMの元となる「EM・1」と言う液体を混ぜます。
(この時の温度は40℃を越えないことがポイント)
これで冬なら10日~2週間程、温かい場所で発酵を進ませるとEM活性液が完成すると言うこと。

果たしてこのEM活性液はどんなことに使えるのでしょうか?
これが一番興味のある話題でした。
個人で使う場合は・・
家の中の清掃
洗濯
食器棚や冷蔵庫の汚れ落としと臭い消し
家庭菜園
ペットに
生ゴミを利用して肥料に
・・など。

もっと大規模になると、環境改善や建築、畜産、農業、福祉などにも利用されていると言うことです。

活性液は作ったものの、発酵が完了しないと使えません。
「2週間も待つの~?」と思っていた矢先に、お土産に発酵した活性液をいただきました。

家に帰り、活性液を100倍に薄めてスプレーボトルに入れ、さっそく使ってみました。
冷蔵庫を開けてシュッシュッ、旦那の靴にシュッシュッ、生ゴミ入れにシュッシュッ。
なんとなく臭いが消えた気がします。

調子に乗って家中をシュッシュッとスプレーします。
果物が熟れたような甘酸っぱい匂いが家の中に立ち込めました。

「環境改善」として汚染された海にEM液やEM団子を沈めて海の水がとっても綺麗になった・・と聞きました。
EM団子は水の浄化やヘドロの分解に効果を発揮すると言うことです。
これを洗濯に使うと排水が綺麗になり、河や海も汚さなくて済むのはとてもいいことです。

私達が住んでいる星・地球。
その地球を汚さないために、地球を綺麗にするために、EMは力を貸してくれるのかもしれません。

初めて体験したEM効果。
これは私の想像以上に嬉しいものでした。

もっといろいろ活用出来れば・・と思います。