2013年12月29日日曜日

人混み

クリスマスの次の日、サンフランシスコを発ち大阪に到着。
今年3度目の日本。
父の百ヶ日の法要と納骨の為に実家に1人で滞在している。

とにかく、寒い~~~~

到着した日は兵庫県北部で大雪警報が発令され、実家のある大阪と京都の境目のエリアもチラチラと雪が舞い降りていた。
冬やからしょーがないねんけど、誰も住んでいない家と言うのは寒すぎる・・・
ブツブツ言いながら暖房をいれ、上着を着込み、熱いお茶を煎れて少しでも暖を取る。

無事に法要と納骨が終わった。

周りは買い物や新年の準備で大忙し。
どこに行っても人、人、人であふれている。
梅田に行ったら、人の波に押され身動きできなくなった。
どこからこんなに人が湧いてくるのか・・というくらいの数だ。
アメリカに居るとこんな人混みに行くことはない。
「日本の年の瀬って、こうやったなあ~」・・としみじみ思う。

海外に長い間住んでいると、この活気や喧騒を忘れる。
私は一応お節料理やお雑煮は作るけれど、量は少し。
息子にお年玉をあげる。
それだけ・・・
初詣に行く神社はないし、周りは普通。
大晦日のカウントダウンで「Happy New Year !」と盛り上がった後は普段通りの元旦を迎えるアメリカ人。

日本人にとってはお正月が特別な日なのだということを、大混雑の人混みに居て改めて思い出した。


2013年12月24日火曜日

支え

大阪弁での勝手な独り言。
ブログを始めて1年が過ぎました。

最近、いろんな方が励ましの言葉を送ってくださいます。
このブログに対する心のこもったメッセージ。
とっても嬉しい・・

それが昔からの友人だったり、今年になって出逢った方だったり、全くお逢いしたことがない読者だったり・・
数々の愛が世界中から寄せられる。

ページを更新する度に短い感想を送ってくれる旧知の友。
見知らぬ筆者に、勇気を振り絞ってコメントやメールを書いてくださる読者の方々。

皆さんから戴く言葉は、
このブログを読んで
「勇気をもらえる。」・・と
「癒される。」・・と
「元気になった。」・・と

本当に有り難い。

そんな言葉を受け取って
私も
勇気を戴け、
癒され、
元気になれる。

1人1人の、1つ1つの言葉が私の支えになっている。

かなり天然ボケで、あまり普通ではなく、子育てに必死になっている
そんな私の独り言。
続けてよかった、辞めなくてよかった・・と思う瞬間。

感謝の気持ちを、ここカリフォルニア・エメラルドヒルズから送ります。

ありがとうございます。
ありがとうございます。


サンタクロース

クリスマスが間近に迫った師走のある日。
「あの箪笥の上に乗っている大きな箱は何やろ・・?」
何日間もそう思っていた。

そしてクリスマス当日。
母が「サンタクロースが届けてくれたよ。」と言って私の前に差し出したのは、
箪笥の上に乗っていた大きな箱だった。
開けてみると、ポップコーンが作れるマシーンだった。
「わーい!」と喜んだが、
サンタクロースは父と母やったんや・・
と悟った小学2年生の冬。


息子は現在小学4年生。
未だにサンタクロースを信じている。
去年から疑いを持ち始めているけれど、はっきりとした確証はないらしい。
12月中旬にサンタさんへの手紙を書き、厳重に封をして
「North Poleに送って・・」と旦那に頼んでいた。

今年のリクエストは「3色団子がいいな~」なんて口先では言っていたけれど
蓋を開けてみると、団子のリクエストはなし。
贅沢な品物を頼んでいた。

最近の子供達、恵まれすぎているなあ~
欲しいものは、リクエストすれば何でもサンタクロースが届けてくれる・・と思っている。
それを贈るかどうかは、親の一念にかかっているのだけれど。

明日はクリスマスイブ。
ここ数日はとってもいい子になっている息子。
「ママ、サンタさんへのクッキーはあるの?」と昨日から心配している。
心なしかソワソワしている様子。

さあ、サンタクロースは来るのかな??



2013年12月17日火曜日

休息

土曜日。
朝からサンカルロスの定期レイキマスターコースに行き、午後からサンマテオで瞑想会に参加し、その後映画の試写会に出た。
試写会が終わって、友達と「さあ、どこかに晩御飯でも食べに行こうか・・」と話している時。

ゾクッ・・
寒気がする

ズキズキ・・
頭も痛い

えらいこっちゃー
風邪??

12月は走りっぱなしやから、息切れしてるのかも・・
あかん、ここで寝込まれへん・・

「私、帰る。」

私も友達との晩御飯を楽しみにしていたけど、それよりも大事なことが出てきた。

『自分の身体』

熱が出たり、身体が不調になったときは、注意信号。
身体が「休みなさい・・」と教えてくれている。

友達に「ごめん、おやすみ~」と言って、家に向かう。

まず車の中でホメオパシーのアコナイトを一粒摂る。
家に着くと、旦那と息子がびっくりして「もう帰って来たん?」と聞く。
「うん・・」と返事をし、キッチンに行って梅しょう葛番茶を作った。
番茶に本葛を入れて火にかけ、とろみをつけたものに生姜と梅干し、醤油を入れて飲む。
言わば梅しょう番茶の究極版。
とっても身体が温まる。

消化に使うエネルギーを身体の回復に回したいので、晩御飯は食べない。

「しんどいから、もう寝るわー」と旦那に言って、ベッドに潜り込んだ。

息子が「大丈夫?」と心配してくれる。
旦那が私のおでこに手をあてて「熱いな・・」と一言。
「うつるから離れて~」と言って、9時には眠っていた。

日曜日。
予定を全てキャンセルして家でゴロゴロする。
微熱はあるけど、回復に向かっている模様。


師走の忙しい時期。
身体はバタバタする。
心もせわしない。
寒の「邪」が心と身体の隙間を狙っている。

皆さんも身体の声を聞いて、無理をせずに休んでくださいね。




2013年12月13日金曜日

人知れない私の秘密・・
それは「対人恐怖症 to English Speaker」

14年もアメリカに住み、アメリカ人の旦那がいるのに、今更ながら
「英語を話す人との交流が苦手。恐い~」・・・

何言ってんの~?、とバカにされそうな
でも、真面目な話。

30代後半まで大阪で普通に働き、息抜きでサンフランシスコに来て
3ヶ月で戻る予定だった私。
火事場の付け焼刃みたいに覚えた英語なんてたかが知れてる。
確かに、ESLのクラスを受け、その後カレッジに行って卒業した。
カレッジの後で働いた歯科医院ではまだ英語が話せた。

でも息子が産まれて、彼に日本語を話すようになり、日本人のコミュニティにどっぷり浸かっていると英語を忘れる。
旦那に使う英語なんて、1日のうちで決まっているのでボキャブラリーは増えない。
むしろボキャブラリーは減る一方。
旦那にも「もう一回カレッジに行ってESLを受けたら・・」と言われる始末。
英語のセミナーやクラスを受ける時も、「私の言う事がわかってもらえるだろうか・・?」と未だにドキドキしながら発言する状態。
人見知りな性格も手伝って、初めて逢う人と英語で話すのはかなりの恐怖が付きまとう。

息子の学校の90パーセントは白人。
チャイニーズやラティーノもいるけれど、みんな流暢に英語を話す。
4年生の保護者90人の内、親しい人はほんの4-5人程度。
あとの85人は知らない存在。

ある日、保護者の1人から招待メールが着た。
「Mother's Night Out」
4年生のお母さん方90人に呼びかけた、水曜日の夜・スポーツバーでの飲み会のお誘い。

いやいや、絶対に行かへん~
知らん人が85人も集まるなんて、怖い、怖い・・・

招待メールは無視してそのままだった。

月曜日、息子のバスケットボールの試合で、チームメンバーの保護者に挨拶をした。
自己紹介を簡単にして、後は旦那の影に隠れていた。
旦那の隣にマリリンと言うお母さんが座って、他のお母さん達と話が盛り上がっている。
マリリンが突然私に向かって、「あなた、集まりには来るわよね。」と聞いてきた。

えっ?集まり?あー、お母さん達の飲み会のこと?
マリリンって、、、招待メールをくれた人やん・・
えー、この人がオーガナイザー?・・

一呼吸、間を開けて「えーっと、、、行くわ~」と答えた。

言ってから1人で後悔・・
行かなしゃーないやん・・

家に帰って、パソコンを開け、受信ホルダーから招待メールを探す。

『Mother's NIght Out 出席しますか?』

自分で壁を作っていたらあかん・・
壊さないと前には進まれへん・・

1人でブツブツ言いながら、招待状に「YES」と返事を打った。


2013年12月10日火曜日

寒波

寒い~~

この言葉しか出てこない今日この頃。
例年ならもっと穏やかな気温のはずなのに、今年は12月に入ると急に気温が下がった。
温度計を見ると、今日の最低気温は32°F(摂氏では・・0℃)を示している。
ひえ~~
14年間ベイエリアに住んでいるけれど、こんなに寒いのは初めてかも。

普通12月はもっと暖かい。
月平均・最低気温は12月&1月、共に7℃。
0℃なんてありえない。

何~この寒さは・・

ニュースによるとアメリカの広い範囲に寒波が到来したらしい。
サンフランシスコでも4人が凍死したとか・・
中西部はマイナス30℃前後の世界と聞いた。
想像を絶する寒さ。

関西の友達が心配してメールで聞いてくれた。
「大丈夫~?」

そこまでニュースが行ってるのかと、ちょっとびっくり・・
どうりで寒いはず・・

はい、大丈夫です。

でも、暖房はフル回転。
光熱費の来月の請求額が恐い。

外のデッキは自然の冷蔵庫。
買ってきた野菜をキッチンの冷蔵庫ではなく、デッキに放置する。

朝起きると、まず三年番茶を沸かし、その間に生姜を擦る。
番茶が湧いたら梅しょう番茶を作り、一服いただく。
あ~ホッとする。

それから生姜汁をリンゴジュースに混ぜて葛リンゴ湯を作る。
息子は「あったかーい!」と言いながら葛リンゴ湯をすすっている。
お腹の中から「暖」が取れ、身体がポカポカとしてくる。

しかし外に出ると空気が冷たく、地面が凍結している。
月曜日は息子のコーラスがあるので7時半に学校に送っていく。
運転する手が冷たいので手袋をする。
滑らないようにゆっくりと車を走らせる。

ここエメラルドヒルズは山の中なので、街中よりもこれまた寒い。
市街地に行くと、2-3℃は暖かいような気がする。


でも、まだSFベイエリアはマシやわ・・
雪は降らへんし・・
寒いって言っても知れてる。

知れてるけど、やっぱり
「寒い~~」

2013年12月8日日曜日

走る12月

11月から子供達のバスケットボール・リーグがスタートした。
週に4回、、2回の練習と2回の試合がある。
練習や試合の場所は日によって違うので車で連れて行かなければならない。
スケジュール表を片手に「今日は4時から○○学校」「あさっては6時から××学校」とややこしい。
時間と場所を間違えないように息子をコートまで連れて行き、終わるまで見学する。


ピアノレッスンと週2回の合気道のスケジュールを調節しながら、月・水の試合と火・木の練習に参加する。
この週2日の練習では足らず、有志が集まって土曜日に練習するのでこれにも連れて行く。

加えて、息子は現地校のコーラス部に所属している。
月・水の朝7時半に集合して、授業が始まるまでの1時間を歌の練習に費やす息子。
3年生から始めたので、今年で2年目。
9月からずっとクリスマスソングを練習していた子供達は12月にその成果を披露する。
12月になると毎週末に違う会場でコンサートが行われるので、親子揃ってミーティングと本番に参加する。
親は誰よりもいい席を確保し、カメラを手に自分の子供の写真を撮る。

息子が学校に行ってる時間に、私はクリスマスカードを作り、住所をチェックする。
切手はオンラインでオーダー。
ネットで買い物が出来るのは、郵便局の長い列に並ばなくてもいいので助かる。
家族やご近所さん、お世話になっている方々へのクリスマスギフトのリストを書き出す。
そしてその買出し。
この1年間で撮った写真を使って旦那と私の家族にプレゼントするカレンダーの作製をする。
これがまた時間がかかる。

12月ってすることが多くて気持ちばかりが焦ってくる。

今週末。
土曜日は朝から日本語補習校なので、車で30分の道のりを送って行った。
息子を学校に届けた後、クリスマスギフトを買いに店を転々と走り回る
でもこの日は1時間しか時間がない。
2時限目の途中で息子を早退させ、レッドウッドシティのダウンタウンに向かう。
市の「ホームタウン・ホリディイベント」で、息子の学校のコーラス部がステージに上がってクリスマスソングを歌う。
ダウンタウンに近づくと交通規制があり、あちこちの通りが通行止めになっている。
渋滞がひどくて車が進まない。
「ママ、時間大丈夫?」と息子が心配し始めた。
余裕を見て出てきたのに、こういう状況ではミーティングに間に合わないかも・・
加えて駐車場所もなく、車を停めるのに時間がかかった。
かなり離れた場所にパーキングを見つけ、「間に合うかな~」と言いながら息子と2人でステージを目差して走る。
出演5分前に到着し、みんなの輪に入ってミーティングをする息子。
間に合ってよかった~

人々が椅子に座ってパフォーマンスを待ちわびている。
私も空いている椅子に座りホッと一息。



息子達がステージに上がり、クリスマスソングを歌う。
クリスマスソング10曲、20分間のパフォーマンス。
歌に合わせて踊っている子供もいる。
聴いている人達にとびっきりの笑顔が溢れるほど、軽やかな歌声だった。
拍手喝采。


息子と一緒に車に戻りながら、「とっても上手やったよ~」と褒める。

それから学校に車を走らせた。
駐車場に車を停めて、車内でお弁当を食べる。
食べ終わらないうちにバスケットボールチームのメンバーが集まってきた。
これから2時間の練習。
ランチもそこそこにコートに飛び出す息子。
元気やな~

日曜日。
この日もコーラス部のパフォーマンスがウッドサイドハイスクールのパフォーマンスシアターで催される。
メインイベントのバレエパフォーマンスの開幕までの20分間を、訪れた人々を会場の玄関で出迎えながらクリスマスソングを歌う。
子供達の可愛いクリスマスソングの素敵なサプライズにに大人も子供もニコニコ顔。
立ち止まって眺め、ウキウキした気分で席に着いていた。
子供達の歌声は、幸せを運んでくる天使が舞っているようだ。
忙しさを忘れて、私も思わず笑顔になった。



身も心も焦っている師走。
まるで時間が走り去るように12月の一日一日があっと言う間に過ぎ去り、年は暮れていく。
時々は心を落ち着けて子供達の歌声を思い出そう・・
そう思えたコンサートだった。

それにしても息子もよく頑張っている。
よくこのスケジュールをこなしているなあ~と改めて感心する。
私がこの年頃の時はただただ遊びほうけていただけなのに・・

「偉いね~」・・と家に戻った途端に息子を強く抱きしめた。


2013年12月7日土曜日

リクエスト

週末の夜。
息子が友達の誕生日会に誘われ、夕方から4時間ほどいなくなった。
旦那が「2人で街に繰り出そう~」と言って、サンカルロスのダウンタウンに車を走らせる。
いつもならどこかのレストランを予約して夕食を戴くが、この日は行きあがりばったり。
旦那にしては珍しく何のプランもなく、ローレルストリートをぶらぶら歩く。

ふと目に留まったバーがあり、「ここに入ろう・・」と一見さんで入った。
メニューを見た途端に気になるモノが目に留まり、「これ頼んで~」と旦那に伝える。
『Belgian Strong Ale Flight 』
旦那もこれは面白そうだ・・と同意。



黒ビール3種類・3ヶ国のテイスティング。
Black Diamond The Twelve : アメリカ
ST. Bernardus ABT 12 : ベルギー
La Trappe Quad : オランダ

黒ビールが4ozずつグラスで運ばれてくる。
ワインや日本酒のテイスティングはあるけれど、このメニューは初めて~

運ばれてきたグラスを取って、一つ一つ吟味する。
コクがあって美味しい、さすがベルギービール~
ギネスよりもまろやか~
アメリカ産もなかなかやるな~
なんて品評しながら、3種類を飲み比べた。

                   (4oz とは120ml。ちょっとずつ・・)
 

ビールのテイスティングを終え、「お愛想・・」と言ってお金を払いバーを後にする。
(えらい、あっさりやなぁ、2杯目はナシかいな・・)

またローレルストリートを歩くと、雰囲気のいいイタリアンレストランを発見。
ドアを開けて席があるか聞いてみた。
オーナーらしき男性がお客を引率していて、「あいにく満席だけど、8時までに食事を終えるのならテーブルがあるよ。」と言ってくれた。
8時までには2時間近くあるので、「大丈夫~」と言ってテーブルに案内してもらった。

大学時代に1年間イタリアのフィレンツェに留学していた旦那は、南イタリア出身のオーナーと気が合い、イタリア産の生ハムについて話が弾みウキウキ状態。
生ハムが大好物の旦那の目が輝いている。
イタリア南部・パルマ産の美味しい生ハムとナパ産の赤ワイン・ピノノワールで前菜を戴いた。

ふと旦那が私の顔を見つめ、「クリスマスプレゼントは何がいい?」と聞く。

う~~~ん・・・

今までにもらったモノ
誕生石のピアス、スワロスキーのペンダント、ネイティブアメリカン風の髪留め、服、靴、変なオルゴールって言うのもあったなあ。
でもオルゴールの次の年から「ギフトカードにして・・」ってお願いしたんやったっけ。

う~~~~ん・・・
ギフトカードも愛想ないしなあ。
わかった!閃いた!!
モノは何も要らん。
その分を積立貯金して。

「えっっ?」

それで3人でいつか海外旅行に行こう。

「へっっ?」

だって夏休みは日本帰省でどこも行かれへんし。
日本以外の海外って新婚旅行以来行ったことないやん。
お爺ちゃんの故郷のチェコや、親戚がいるオーストリアに行ってみたい。

「それはいい考えやな・・」

モノはもう要らんから、素敵なことを体験をしよう。
それが最高のプレゼント~
積立貯金、何年かかるかわからんけど・・

「たまには良いこと言うな~」と旦那が褒めてくれた。

メイン料理が運ばれてきたので、2杯目のナパ産赤ワイン・サンジオベーゼで乾杯した。

チェコはビールが美味しいんやったっけ?
・・と旦那に聞きながら。



目的

私が考えていること、行動していることが
「絶対に正しい」
・・と思っているわけではなく
「今の自分に合っている」から
それにすっぽり嵌まっているだけ。

過去の私は
違う考え方や行動を選択し
未来の私は
もしかしたら違う道を選ぶのかもしれないけれど
今はこれで幸せなので
「OK !」
そう思って、自分の心に従っている。

この地球上には多くの人が住んでいて
みんなそれぞれ価値観や思考が違うので
私と違っていて当然。

たまには同じことを考えている人がいるかもしれないけれど
多くの人は、私とは全く異なった世界観を持っている。

自分に合っているから
納得しているから
それを追行しているのだと思う。

どっちが正しいとか、優れているとか
そういう審査は要らなくて
どれも正しい。
どれも間違ってはいない。

「自分が幸せなこと」
それが一番大切なことだと思う。

じゃあ、何故私がここでいろんなことをシェアーしているのかと言うと
「こういう考えもある」のだと
道に迷った人に
行き場がなくて苦しんでいる人に
選択肢を増やしてあげたいから。

日本の「常識」とは少しかけ離れた
変なコトなのかもしれないけれど
常識と言う「枠」を取ると
意外に心地良かったり
微笑が湧いてきたりする
そんな「枠外」もあったりすることを知って欲しい。

それは・・
日本では身体も心もボロボロになって助けを求めていた私。
アメリカではママ友がなく息子を産んだ後は産後うつ病を経験した私。
苦しかった。
何故なんだろう・・と毎日自分を責めていた。

その私が、沢山の助けや愛を戴いて
今こうして笑っていられる。
1つ1つの出逢いに
戴いた愛と思いやりに
とてもありがたく
涙が出るほど感謝している。

だから
私の想いを書くことで
誰かの心に触れ
その人が少しでも楽になれば
とても嬉しい。

上から目線で「こうしなさい」と命令するのではなく
子育てでバタバタし
文化の違いに驚き
毎日いろいろともがいている
そんな私と一緒に
手を繋いで歩いて行こうよ・・みたいに。

書くことで、僅かでも、戴いた愛のお返しが出来れば・・
救いを求めている人の一筋の光になれれば・・


縦糸は、「アメリカ子育て日記」
横糸は、この「想い」
それが私のブログです。

2013年12月5日木曜日

2014年度 マクロビオティックお料理教室のお知らせ

いつも読んでくださってありがとうございます。

1年間に渡り5回に分けて季節のお料理を学んだ『マクロビオティックお料理教室』。
このブログでは「東洋医学とマクロビオティック」と言う記事で掲載しています。
想いのほか反響が多く、コメントやメッセージをいただき感謝しています。
また問い合わせメールもあり、この場をお借りして来年度のクラスの内容をお知らせさせていただきます。

<マクロビオティックをベースにした食と生活を見直す会>
1年を通して季節ごとの料理教室とレクチャーのコースクラスです
第1回目の1月はイントロダクションクラスとしてこの会の説明。
2月は「冬」
4月は「春」
6月は「夏」
9月は「土用」
1月は「秋」

それぞれの季節に合ったお料理と生活習慣教室を開催いたします。

インストラクター:あらお・ふみさん
場所:カリフォルニア州・パロアルト市近郊

このブログのEmail(上部タブ)に連絡を下さった方に詳細をお送りいたします。
申し込み・問い合わせ期限は12月25日まで。

ご興味のある方は是非ご連絡ください。



関連記事:
マクロビオティック・クッキングクラス
       http://emeraldhillsca.blogspot.com/2013/04/blog-post_8.html

東洋医学とマクロビオティック・秋
       http://emeraldhillsca.blogspot.com/2013/11/blog-post_15.html
 
 

 
 

2013年12月3日火曜日

きっかけ

20代から30代にかけて歯科衛生士として大学病院に勤めた私は、だんだんと身体がボロボロになっていった。
仕事と恋愛のストレス、毎日飲むアルコール、摂生のない食事内容。
偏頭痛、メニエール病、蕁麻疹、過敏性大腸症候群・・・
ドクターに診てもらっても「自律神経失調症」で片付けられ、鎮痛剤、目眩止め、下痢止めなどの症状を抑える薬を処方されるだけで原因がわからない。
何年間かは処方された薬を飲み、根本治療ではなく対処療法で凌いでいた。
でも身体は良くなるどころか益々壊れていき、「これではいけない・・」と思い始めた。
症状を抑える薬を飲んでも意味がないことにある日気が付いた。
藁をも掴む思いで、ヒーラー、チャネラー、メディスンマンなどスピリチュアル系と言われる人達に診てもらった。
彼らが私に告げたのは「オーガニックなものを摂りなさい。身体に毒が溜まっている。」「自分を愛しなさい。感情を押さえ込まずに溜め込まずにリリースしなさい。」
・・誰からも同じことを言われた。

それがきっかけでナチュラルな生活に切り替え、感情ワークをし、スピリチュアルな世界を探求して、数々の気付きを得る機会を得た。
だんだんと健康になり、身体や顔が若返った。
身体が壊れなかったら、有機野菜やマクロビオティック、ナチュラルな生活、スピリチュアリティとは縁がなかったかもしれない。

サンフランシスコに留学生として訪れ、初めて行った店はWhole Foods Market と言われる、オーガニック食品やナチュラルなハーブや化粧品が豊富に揃っている所だった。
日本よりも数多く陳列された有機食材やナチュラル化粧品を見て、嬉しくなり心が躍った。
結婚しても、息子を産んでからも、ナチュラル生活の姿勢はずっと続いている。

夏に大阪に帰省する時は、自然食品の店に通い有機玄米やオーガニックの野菜を買う。
そんな私を見た友人がいつも感心していた。
「高いのに~」
彼女の基準は「値段が安いもの」であって、「身体に安全なもの」ではなかった。
一般的には、以前私がそうだったように、普通なのだと思う。

健康体ならそれで大丈夫。
農薬や添加物を摂っても、それらを全部排泄出来る身体なら「安い食べ物」でもいいのかもしれない。
彼女は昔から病気もせず健康なので、それで全く問題はなかった。


今週久しぶりに彼女にメールをしてみると返事が来ない。
しばらくしてやっと返事が来た。
全身に蕁麻疹が出て救急で病院に行ったと言う。

ドクターは「身体の中にある毒を出し切らないと蕁麻疹は治まらない。」と告げたらしい。
彼女は蕁麻疹という症状とドクターが告げた「毒」と言う言葉にかなりショックを受けたようだった。

彼女への返事に『農薬や食品添加物は人間の身体には「毒」になる。』と書いた。
長年こういうものを摂り続けると、排泄出来ずに体内に溜まり癌細胞に変わるとも言われている。(遺伝子組み換えや電磁波などもその分類に入ると考えられている)

そして『大根、特に切り干し大根がデトックス(解毒作用)に効果があるよ~』と補足し、私のブログのマクロビ関係の記事を読むように勧めた。
さっそく素直に読んだらしく、有機の切り干し大根とキャベツを買い、私が教えたレシピを作ったと報告してくれた。
『これからは食のことを真剣に考えるわ~』と彼女のメールに書いてあった。

彼女にとっては今回の蕁麻疹が大きな転機だったのだと思う。
たまに私のブログを読んでいたのに、食養の記事に関しては彼女の心には引っかからなかった。
興味のないものは無視するか、知覚に入っても右から左で素通り。
蕁麻疹と「毒」と言う言葉がきっかけで、彼女の腑に落ち、食に対する見方が変わったようだった。

病気は、「今の生活では駄目~」と自分自身が教えてくれる注意信号なのだと思う。
熱が出たときは解熱剤を飲むのではなく、身体を休めて免疫力を強化させ、熱を発散させる療法を行うと熱は下がる。

根本を治さないと、本来の自分に戻れない。
「出る杭を打つ」対処療法では、いつかその杭が身体の中で暴れて、身体がもっと悲鳴をあげる状態になるのかもしれない。

自分の身体を守るのは医者ではなく、自分。
普段いつも口にする食べ物をどう選ぶかで、身体のあり方が変わってくると思う。

蕁麻疹が出来てよかったねえ~・・
と、心の中で彼女に呟いた。


関連記事:自然派志向 http://emeraldhillsca.blogspot.com/2012/11/blog-post.html

2013年12月2日月曜日

陶芸クラス その2

10月に始まった陶芸クラスの3回目は、手びねり以外の方法で作品を作成した。
粘土をパイ状に延ばして好きな形に切り取ってお皿を作る。
講師の木下宗道さんは簡単そうに粘土を広げるけれど、素人の私はなかなか均一に広がらない。
粘土の扱い1つを取っても鍛錬が必要なのだと実感しながら、葉っぱの葉脈で模様を入れて数枚のお皿を作った。

次回の窯入れはネイティブアメリカン式に地面に掘った穴で作品を焼く。
この場合出来上がった作品は耐水性がないので食器には使えない。
今回作ったお皿は食器として使いたいのでこの釜には入れずにグレーズ(釉薬)を付けて別の機会に焼き、宿題で作った花器やキャンドルスタンドをこの方法で焼くことにした。
(花器は水が滲みないように花を活ける時は中に別の入れ物が必要・・)

11月に入り秋色が深まった日曜日。
クラスのメンバー全員でナパに行った。
家族も参加していい、と言うことで旦那と息子も一緒に行くことに・・

北カリフォルニア、ワインの産地ナパバレー。
数々のワイナリーが立ち並ぶ。
久しぶりにナパに来たのでワイナリーに行ってワインテイスティングをしたいと思ったが、目的地は別の場所。
「ワイン~・・」とワイナリーを横目で見ながら車は走る。
自宅を出てから2時間。
山の中にある、木下宗道さんの友人のジャックさんとテリーさんご夫婦のお宅に到着した。
ここのお庭で窯入れをする。

朝9時。
木下宗道さんと友達のベリーさんはもう到着していて準備をしていた。

 
既に素焼きを完了した作品を1つずつ海草で包む。
包んだ海草が移動しないようにテープで留めたり、紙袋で包む。
海草のミネラルがとても良い色に仕上がるのだと説明を受けた。

海草を包んだ作品は、地面を掘って作った窯に置いていく。
地面の下に掘ってあるので、手を伸ばして1つずつ並べる。


作品が全部釜に納まると、その上に更に海草を載せて全体を覆う。
この海草はベリーさんがビーチで取って来たそうで、大きなビニール袋に満杯の海草が入っていた。


この上から新聞紙や木材を載せて燃えるようにする。
かなりの木材が入った。

 
みんなで木の枝を入れている最中に木下宗道さんが
「この窯の火を守る「火の神様(Firing God)」を粘土で作って・・」と息子にリクエスト。
「いいよ~」とにっこりと答え、さっそく粘土で作る息子。
可愛い「火の神様」が出来上がった。


全員が窯の周りを囲んで見守る中、ベリーさんが火を点ける。
「火の神様」の側でたちまち火が大きくなり、窯全体が炎に包まれた。


メラメラと燃えあがる炎で、窯に近づくとかなり熱い。
全体に行き渡った火を見届けてからベリーさんが蓋をし、10時間の窯焼きが始まった。

火が燃えている間は何も出来ない。
「朝ご飯を食べよう」とみんなでピクニックエリアに移動する。

ナパバレー一帯が見渡せるプライベートガーデン。
景色が素晴らしい。


「これ、食べて・・」と出されたのは、ベリーさんお手製のブルーベリーマフィン。
フワフワな食感と程よい甘さで、とっても美味しいマフィンだった。(レシピを知りたい・・)
息子と旦那も無口になってマフィンを頬張っている。

キャンプ用の鉄板でベリーさんが1人ずつにハムエッグを作ってくれる。
それとベリーさんお手製のパンがついた朝ご飯。


旦那は既にビールを開けて朝から飲んでいる。私も一口~

美味しい空気の中で美味しい朝ご飯を戴いた。
ここに来る前は10時間をどうやって過ごすんやろ・・と思っていたけれど、ゆったりとリラックス出来て時間の感覚が全くない。
クラスのメンバーと世間話をしているとあっと言う間に時間が過ぎる。

ボーっとしているとベリーさんがまた料理を始めた。

 
「ランチタイムだよー」
・・と出来上がった料理はチキンバーべキュー、自家製のソーセージ3種焼き、サーモンのホイル焼き。
みんなで持ち寄った前菜、サラダ、おにぎりや、野菜もバーベキューで焼いて豪華なランチ。
ワインやビールを開けて、「飲み」の体制に・・
私はただひたすら座り、食べるだけ、飲むだけ。
オーナーご夫妻のお友達も合流して30人ほどの賑やかなランチパーティになった。

オーナーご夫妻と話をすると、以前はエメラルドヒルズに住んでいた事実が発覚。
ウチから数百メートルの場所だったと言うことで、「世間は狭いな~」と見えない糸の繋がりを感じた。

私はワインを数種飲み比べて、ほろ酔い気分に・・


樹に囲まれた波動が高い、居るだけで気持ちがいい場所。
陶芸クラスと言うよりも、リトリートに来た感覚で景色や人の温かさに心から癒される。
ワイナリーのテイスティングでは得ることが出来ないリラックスした空間だった。

だんだんと日が傾き、あたりが薄暗くなってきた。
10時間で窯の火が消える予定だったけれど、日が暮れてもまだ火は燃えていて作品を取り出すことが出来ない。

 

今日はこれでお開きになり、翌日に木下宗道さんとベリーさんが全員の作品を回収してくれることに・・
残念。
でも、参加した全員がお腹も心も満たされた一日に満足していた。


後日。
木下宗道さんが作品を届けてくださった。
自然の色に染められた花器やキャンドルスタンドに感激・・・



 



木下宗道さんのように洗練された美しさではないけれど、素人っぽいところが素朴でいいんやわ~・・と自己満足に浸った。
大切に使います。

またこのクラス、受けてみたいな。


関連記事:陶芸クラス その1 
http://emeraldhillsca.blogspot.com/2013/11/blog-post_19.html


2013年11月30日土曜日

サンクスギビング 2013年

今年のS家の感謝祭は、12人だけの至上最小のパーティになった。

もともと今年は小さいパーティの予定だったが、スピリチュアルリーダーの叔母様がスピリチュアルグループの大きなパーティに招待されたので叔母様夫婦が突然の欠席。
「ありえない~~!」と、出席者一同がびっくりした。
いつもキッチンに居座って、ターキーの焼き方やグレービーソースの作り方を仕切っている彼女がいない事が、S家の感謝祭ではありえないことだった。

それでも、いつものようにワインを開け、前菜を食べながら近況報告をする。
義理父、義理妹夫婦、ホスト役の従姉妹夫婦に加え、今年20歳になる姪っ子がフィラデルフィア出身の彼氏を連れて来たので各自自己紹介と挨拶をした。
初めて逢う姪っ子の彼氏は、朗らかで頭の良さそうな好青年だった。

母親の助けを期待していたホスト役のスージーは、それでもなんとかキッチンでターキーを焼き、グレービーソースを自己流で作っていた。
ようやくターキーが焼けたので、みんなが持ってきたお料理をそれぞれサイドテーブルに並べ、ビュッフェスタイルで各自がお皿に好きな料理を取っていく。


私はターキーはほんの一切れ取りその上にクランベリーソースをかけ、ハムをメインにした。
マッシュポテトの真ん中にグレービーソースを入れる。


料理を取った人から席に着き、テーブルを囲む。

12人がテーブル越しに手を繋ぎ、感謝のお祈りを捧げた。
ホスト役のスージーとリックにお礼を言って、お料理を戴く。
普段ならワイワイと収拾がつかない状態だが、今年はこじんまりと静かなディナーになった。

突然、リックが12歳の娘に「何に感謝しているか言ってみて・・」と尋ねた。
彼女は笑いながら「学校と、この長い髪と、ついでにパパとママに・・」と言った。

彼女の妹がそれに続く。
「私は食べ物と、テレビに感謝します。」

息子もその後から
「僕はパパとママに、ファミリーに感謝します。」と言った。

その流れで大人達も「感謝すること」についてコメントをし合うことになった。

旦那は
「愛する妻と息子に、このファミリーに、ファミリーとこの時間を共有出来ることに感謝します。」と伝えた。

みんながそれぞれ自分の「感謝すること」にコメントをしている間、「私もなんか言うの~?」とこっそり旦那に聞く。
英語で、みんなの前でスピーチするのは、緊張する・・・
「一言でいいから何か言え・・」と旦那が耳元で囁く。

私の番になり、何も考えずに「私は、、、生きていることに感謝します。」と一言伝えた。

12歳と11歳の女の子が(当たり前やん~)と言うように、「クスっ!」と笑った。

あ、何か足さないと、、と思ったわけではないが、その後に言葉が湧いてきて口に出た。

「私の父は2ヶ月前にこの世を去りました。
父の魂は私の近くにいるのを感じるけれど、この目で見たり、逢うことはもう出来ません。
声を聞くことは出来ません。
触れることも出来ません。
この肉体を持ち、この星で経験すること・・それはとても貴重なことだと思います。
生きていること、生きているからこそ経験出来る事、この体験に感謝します。
そして、今ここに、みんなと居ることに感謝します。」

全く計画していなかった言葉が、ツラツラと出てきた。
これは私の中にずっとある気持ちなんやけど、父の死でいっそう強くなった気がする。
私の気持ちが伝わったのが、みんながシーンとして聞いてくれた。

最後にホスト役、スージーの旦那様のリックが彼の想いをシェアーしてくれた。

「僕はスージーと結婚してこのS家の一員になり、ここには沢山の愛があることを知りました。
みんなから愛をもらいました。
スージーから、兄弟から、子供達から、両親から、従兄弟から、親戚からも・・
このS家には愛が溢れています。
こんなに愛に満ちた人々に今まで逢ったことがありません。
このS家のメンバーになれたこと、今日こうやって感謝祭の集まりを開けたことに感謝します。」
とスピーチした。

1人1人が静まり返ってリックのスピーチを聞いていた。

なんだかジーンときた。
「リックと同じ想いやわ・・」と思った。
私も、S家の一員になれたことに、とっても感謝している。

パーティが終わって1人1人とハグをし、「想いをシェアーしてくれてありがとう。」と口々に言い合った。

今年の感謝祭は小さかったけれど、とても心が温まるパーティだった。

関連記事:
Vibration of Your Heart
http://emeraldhillsca.blogspot.com/2012/11/viblation-of-your-heart.html
Super Miracle http://emeraldhillsca.blogspot.com/2013/04/super-miracle.html

2013年11月27日水曜日

サンクスギビング・ウィーク

11月の第4木曜日は感謝祭の祝日。
今週は月曜日から息子の学校は1週間ずっと休み。
アメリカ大陸を渡って家族の元に帰る人々がいるので1年中で一番空港が混雑する。

マーケットは食料品買出しの人々でごった返している。
パーキングが満車で駐車スペースを見つけるのが困難。
どの人もメモを見ながら食材をカートに入れている。
なんだか殺気だった雰囲気。
レジは長蛇の列。
道路も渋滞。

「It's so crazy!!」とブツクサ呟きながら、みんなが感謝祭の準備に大忙し。
日本で言えば「お盆の帰省」と「お正月の準備」が一緒に来た・・と言う感じ。

家族が集まるパーティをホストする側は大変だ。
ターキー(七面鳥)を焼き、感謝祭での特別な料理を用意する。
いわばお節料理のように、毎年決まった料理をみんなで戴く。

今年の感謝祭・・・ 私は楽々モードでのんびりしている。
去年は24人のゲストをホストして大忙しだった。
買い物やテーブルセッティングで前々日から走り回っていた。
今年は旦那の従姉妹の家に招待されている。
今年は24人ではなく12~14人の小さなパーティになる予定。
旦那の家族・S家の人々が去年の感謝祭に集まったので、今年はS家でない側にみんなが散らばる。
そしてまた来年S家のサンクスギビングとして全員が集まる。
1年ごとに大きいパーティと小さいパーティが入れ替わりになると言う具合。

我が家は2年に1度、サンクスギビングをホストする役になっているが、何故か大きいほうのパーティに当たっている。
「そんなん不公平やん~」と旦那に文句を言ったら
「しゃーない・・」の一言で片付けられた。

取り合えず、今年のサンクスギビングはゆったりと楽しもう。
メイン料理のターキーはあまり食べないので、前菜やサイドディッシュをおつまみにしてワインを飲むとしよう~


関連記事:
サンクスギビング http://emeraldhillsca.blogspot.com/2012/11/blog-post_13.html
感謝祭前日 http://emeraldhillsca.blogspot.com/2012/11/blog-post_7797.html
感謝祭 2012年 その1 http://emeraldhillsca.blogspot.com/2012/11/20121.html
感謝祭 2012年 その2 http://emeraldhillsca.blogspot.com/2012/11/20122.html

2013年11月25日月曜日

温かい飲み物

気温が下がり寒くなってくると温かいものが欲しくなる。

「葛リンゴ湯が飲みたい~」と突然思いたった。
本来なら林檎をいちょう切りにして、煮て作る「葛練り林檎」がマクロビ風だけど、時間短縮で葛湯の応用レシピの「葛リンゴ湯」を作ってみた。

材料は・・

アップルジュース 1カップ
本葛粉 大さじ1杯
水 葛粉の倍量
生姜のすりおろし汁 少量



葛湯を作る要領で鍋で煮る。
よくかき混ぜないとダマになるので注意が必要。

葛はマメ科の植物で、葛の根を粉にしたのが葛粉。
葛粉の効能は血行不良を改善して身体を温め、血液を浄化してきれいにする。
また解毒作用があるので二日酔いに効き、免疫機能を高め、老化防止にも効果があるという優れた食材。
風邪の初期症状に飲む「葛根湯」はこの葛の根から出来ている漢方薬。

アメリカでは「Kudzu Root Starch」と呼ばれ、ホールフーズではオーガニックの葛粉100gが8ドル程で販売されている。
高い~
日系スーパーにも「葛粉」は置いてあるが、「本葛粉」ではない「葛粉」はじゃがいものデンプンなどが混ざっている。
このデンプンは体内に入ると身体を冷やす。
葛だけの「本葛粉」は体内に吸収されたあとに身体を温める作用がある。
値段が安いからといって「葛粉」を使用すると逆に身体を冷やすので要注意。

出来上がった葛リンゴ湯を息子に飲ませると「美味しい~お代わり!」ととっても気に入ってくれた。
旦那に出すと「何?このドロドロしたもの・・」と怪訝そうな顔をしていたが、効能を説明すると「Wow!」と感激して飲み干していた。
お客様に出しても「身体が温まる・・」と喜ばれる。

我が家では「グリーンスムージー」からこの「葛リンゴ湯」が寒い季節の朝の定番飲み物になった。
ただし、生姜を入れすぎると9歳の息子は「苦い~」と言って飲んでくれない。
生姜と葛のダブル効果を狙っているのに、子供には生姜は控えめがいいみたい・・・


とっても温まります。
お試しあ~れ・・

2013年11月22日金曜日

シンプルな法則 その2

条件や判断をインプットして、自分の中に枠を入れる。
世間体や常識を当てはめて、自分の中で枠を作る。
その枠の中だけで物事を考える癖がついている。

お金がないから・・
時間がないから・・
遠いから・・
女だから・・
子供がいるから・・

条件をつけたり判断しているのは他の誰でもなく
自分
枠を作っているのは世間や常識ではなく
自分

そう気がついた時、私の中で何かが変わった。

自分が作った枠のために
I can't, I can't, I can't
出来ない、出来ない、出来ない
・・と思うのではなく、

もし
I want to, I want to, I want to
何かを心から望むのなら・・
ハートが叫んでいるのなら・・

その枠を全部外して
I do
と、自分をその場所まで置いてみる。
達成している自分を思い描く。

すると自分の波動が変わり
I can
という状況になるように宇宙がサポートをしてくれる。
素晴らしいギフトを届けてくれる。

この宇宙の法則はとてもシンプル。
効果てき面。

なのに、私達は大切なことを忘れる癖がついている。
その癖の為に枠内だけの窮屈な生活をしている。

まずは「する」と決め、あとは全てお任せ・・
宇宙からのサポートとギフトが待っている。

このサポートとギフトを戴けたら
「感謝」をすることも忘れてはいけない大切なこと。

ありがとうございます・・・
心の中で呟き、その幸せを味わおう。


関連記事:シンプルな法則 その1

2013年11月21日木曜日

シンプルな法則 その1

朝起きる、お弁当を作る、ご飯を食べる・・・

毎日すること。
それが習慣になると義務的なものに変化している。

朝、起きなあかん~
お弁当作らなあかん~
ご飯食べなあかん~
息子を迎えに行かなあかん~
晩御飯を作らなあかん~

何も「あかん(しなければならない)」ことなんて1つもないのに、いつの間にかそう思い込んでいる自分に気がついた。

Have To (しなければならない)を
Want To (したい)に
変えるだけで、そう思うだけで、
自分の姿勢が変わる。
波動が変わる。
エネルギーが変わる。

朝起きたい・・
と思うと、「よし、起きよう!」と気力が満ちてくる。
活気が漲ってベッドから起き上がる。

お弁当を作りたい・・
と思うと、作る時に息子への愛情を感じ、なんだかニコニコしている自分がいる。
その愛をお弁当に注いでいる。

ご飯を食べたい・・
と思うと、食べ物を口に出来る自分の身体に、食べ物に、感謝の気持ちが沸いてくる。

簡単なのに、すごいこと。


「ブログを書かなあかん~」 となると全く書けない。
1週間でも2週間でも、書く気がせず、沈黙状態になる。

書きたい・・
心からそう思うと、手が勝手に動く。
上から言葉が降りてきて
迷わず、戸惑わず、スラスラと書くことが出来る。

自分の気持ちを文章に出来る楽しさと
誰かに伝えられる喜びを
思う存分に味わいながら・・・


関連記事:シンプルな法則 その2

2013年11月20日水曜日

陶芸クラス その1

4年前にコミュニティスクールで陶芸クラスを受けてから、土の魅力に嵌ってしまった。
そのクラスは残念ながら閉鎖したので、また機会があれば陶芸をしたいなあ・・と思っていた。
この夏、初心者向け陶芸クラス・4回コースのお知らせが来て、「やりたい!」と思いすぐにサインアップした。
9月からの予定がずれて10月からのクラスになり、日本に帰っていた私は1回目をパスして2回目から参加した。

講師は陶芸家で茶道家の木下宗道さん。

名前を聞いてどんな方だろう・・と思ったが、お会いしてみると笑顔が素敵で親しみやすい女性だった。(初めてお会いしたのに、何故か懐かしい気持ちになってしまった・・)

クラスでは「ピットファイヤーリング Pit Firing 」と言って、ネイティブアメリカンの陶芸技法で作品を作る。
粘土をひも状にして巻きながら、境目を手でひねって合わせるピンチング&手びねりの手法。

4年前に習った時は「ろくろ」を使い、それを扱うのに一苦労したが、今回の手法なら思い通りに形が作れるので初心者向きかも・・と思った。

1回目のクラスは、土や道具の紹介と手びねりの技法を学ぶ。
大きい作品のほうが見栄えはするが、家には義理母が作った大きな食器(彼女も陶芸家)が沢山あるので、小さめの花器やキャンドルスタンドを作ることにした。
ひも状にした粘土を好みの型に入れて、隙間を埋めるようにひねっていく。
初心者向きと言っても慣れるまでは難しい。

私は1回目が抜けたので、粘土を持ち帰り、家でも作品を作ることになった。
息子の習い事、受けなければならないオンラインクラス、夕飯作り・・・忙しい毎日でまとまった時間がとれない。
粘土に没頭する時間があまりなく、わずかな時間を見つけては作品を作製する。
焦りと戸惑いで良い作品が出来ず、それでまた焦る。
何も考えずに自分の中心に入るように努力した。
傍で見ていた息子が興味を持ち始め、一緒に粘土を触って遊んでいる。

2回目のクラスは、磨きを入れる作業。
滑らかな石を使って、作品の表面を磨いて光沢を入れていく。
この時点で作品にはまだ水分がありチェダーチーズ状の硬さでなければならない。
なのに私の作品は乾燥しすぎて、磨きを入れるには硬すぎる。
あっちゃー・・
遠めから水をスプレーして水分を入れて磨き、なんとか粗い表面は少しマシになったようだ。
でも他の方と比べると、全然イケてない。
これも味・・と思って、あきらめることにした。

作品が割れることも想定して多めに作品を作ることになった。
手びねりだけでなく、他の方法も教えていただき、お皿を作ろうと決意。

しかし時間切れになり、後の分は宿題に・・・

またもや家で宿題作業をすることになった。
1人で粘土を触っていると、息子がじっと見ている。
「また一緒に作っていい?」と言い、答えを待たずにもう粘土を捏ねている。
アート好きな息子は手早く作品を作り上げてしまう。
ハロウィーンが近かったので、魔女やガイコツの形を作っていた。

自分と息子の作品を比べると息子のほうが存在感のあるモノを作っているような気がした。
心がピュアなほうがいい作品が出来るのかも・・・
粘土を触って作品を作ることで、心の内側が作品に現れる。
心が静かな時は、どっしりと安定した作品が出来て、見ているだけで安心感が沸く。
時間に追われて焦っている時は、なんだか頼りない作品になり、作品からもその波動が伝わって来る。

心を落ち着け、無になり、作品と一心同体になる。
「禅」に通じるような内観瞑想の世界。
それがいい作品を作る秘訣なのかも・・と思った。

木下宗道さんの作品を見るとその安定感、平和な心が伝わってくるよう。
素朴さの中にも気品がある、その存在感。
すごいな~~


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さすがプロ!・・と言う作品。


後半の3回目と4回目のクラスは次回に・・


木下宗道さんのブログです。
http://sodok.blog89.fc2.com/

2013年11月18日月曜日

縄張り争い?

11月になってもまだ雨が降らず、乾燥しているベイエリア。

裏庭の落ち葉が溜まり、リスが走るたびにカサカサと音がする。
例年ならCreek(小川 )が出来る所も、カラカラに乾いたタダの溝。



朝、息子を学校に送り、家に帰ってくるとガサガサと裏庭で音がする。
またリス?・・
と思ったけれど、その音は鳴り止まない。
リスよりももう少し大きい生き物が動いている感じだ。

窓を開けてデッキに出た。
音のする方に目を凝らして見る。



鹿だった。

それも2頭の角の生えた雄鹿同士が、角を突きあって押し合いをしている。
縄張り争い?・・



初めて見る光景に驚きと感激の気持ちが入り混じる。

カメラを取りに戻り、望遠レンズでシャッターを切った。
その音に気付いたのか、突然押し合いを辞めて私のほうを見つめた鹿くん。


普通ならそこで走って逃げて行くのに、私を横目で見ながらまた押し合いの体勢に戻った。

ありゃ、珍しい・・
深刻な喧嘩なのかな・・



しばらく眺めていると、2-3分押し合いをするとササっと離れて休憩をし、再びまた角をぶつけ合っている。
それを何度も繰り返す鹿達。

じゃれてんのかな・・?

そこに旦那がやってきた。
「どうしたん?」と聞くので、「あれ。」と鹿を指差す。

「おお~面白い光景だね。」

縄張り争い・・?

「イヤ違う、あれは練習をしてるだけ。鹿達もまだ若い年齢だし。」

ふーん、練習かあ。
自然の本能で遊びと練習を混合させているんやね~
大人になったら本番の縄張り争いをするのかな?

旦那も本番の縄張り争いは見たことがないそう。

私達の声が大きくて、鹿達は走って消えて行ってしまった。
残念。
また見せてくれるといいな・・

エメラルドヒルズの秋。
明日はやっと雨が降るそうです。




2013年11月17日日曜日

柿狩り

11年前にデンタルアシスタントとして勤めていたパロアルトの歯科医院。
そのボス(院長)の家に大きな柿の木があり、この季節になると「柿を取りにおいで・・」と家に招待してくれる。
秋も深まった日曜日の午後、家族や友達とお邪魔した。

テレビでは49ersのフットボール中継の真っ最中で、旦那はさっそくビールを開けてボスとテレビにかじり付き状態。
私は久しぶりに逢った友達やボスの息子さん夫婦と話に没頭。

今年2歳になるボスのお孫さんのI くん。
昨年逢った時はヨチヨチ歩き始めた頃で、まだ話も出来なかった。
1年ぶりに会うと、とっても上手に話をしてくれる。
可愛い~

気がつくと、息子は庭に出て1人で柿の木に登っている。
危ないやん・・
あわてて柿を入れるバッグを持って行く私。



大きなオレンジ色の柿がたわわに実っている。
ボスのお父様は以前ビバリーヒルズで庭師(=オードリーヘップバーンやハンフリーボガードのお庭を手入れされいていた!・・)だったので、父親譲りで植物の世話はプロ並み。
ボスのお庭の柿はとっても甘い。
手が届く範囲はもう既に取られているので、木に登るか長いノコギリを使わないと収穫出来ない。

母の不安をよそに息子は柿を探しながらスルスルと木の幹を移動し、取った柿を下に落としていく。
まるで猿のよう・・
それをバッグに受け取る私。



I くんが息子のことを気に入って、後を追っている。
息子が落とした柿を拾って地面に並べ始めた。
2歳児の行動の1つ1つ、発言の一言一言が可愛くて愛らしい。
(息子にもこんな時期があったのになあ~)




ボスがランチを用意してくれていた。
友達が持ってきたワインを開けて2度目のランチを戴く。(実は出かける前にランチを食べてきた・・)

旦那は相変わらずテレビの側を離れない。
試合が終わるまで「柿」のことは眼中に無し・・

I くんと息子が一緒に遊んでいる。
息子は小さい子の面倒見がいいようで、I くんがすっかり息子になついている様子。
こうやって見ると仲のいい兄弟みたい。

お土産に持って行ったタルトを切り分け、デザートタイム。
ボスの淹れてくれるコーヒーがこれまた格別に美味しい。

旦那が立ち上がり柿の木に歩いて行った。
テレビはゲームオーバー、スコアーが表示されている。
試合は接線の末、49ers が逆転負け。
ふて腐れたように高い所にある柿をのこぎりで取っている。

11月は日が暮れるのも早い。
5時になると空が薄暗くなってきた。
風も冷たい。
そろそろ柿狩りはお開き。

ボスにありがとうのハグをして、友達にもハグをして、50個余りの柿をもらって来た。

「柿は身体を冷やす」というけれど、地元で取れたオーガニックの季節の果物。
甘くて大きな柿はとっても貴重。
ありがたく戴き、友達にもおすそ分けをしよう。


 


2013年11月16日土曜日

朝の報告

「ママ、おはよう~!」と、キッチンでお弁当を作っている私に声をかけてきた息子。

機嫌の悪い日はおはようさえも言わず、黙ってソファに寝転がる時もあるけれど、今朝は清々しい顔でハグをしにきた。
そして私の顔を見つめてひとこと呟いた。

「じいじいに会ったよ。」

え?どこで?

「夢でね、大阪のじいじいの家に行ったら、ダイニングのソファに座ってたの。」

あ、夢ね。

「ゴーストかなあと思ったけど、僕にもちゃんと見えたよ。」

じゃあゴーストじゃなかったのね。

「見える見えると思ってたら、じいじいが「お、よく来たなあ・・」って話しかけたの。」

じゃあ話しもしたのね。

「うん、声が聞こえたからゴーストじゃなかった。笑ってたよ。」

いいなあ、ママも逢いたかったなあ。

「ママは僕の後ろにいて、一緒に話をしてたから大丈夫だよ。」

・・・・


中陰(四十九日)も滞りなく終わり、一区切りがついた父の魂。

夢でいいから、そろそろ逢いたいなあ。



2013年11月15日金曜日

東洋医学とマクロビオティック・秋

秋になり朝晩が肌寒く、樹々の葉が濃く色づき始めました。
1年を通して季節ごとの料理を学ぶマクロビオティック・クラス。
冬の季節から始まり、今回の「秋」で一巡することになります。

秋に活発になる臓器は「大腸」「肺」「皮膚」。
色は「白」・・大根やパースニップ,蓮(レンコン)などの根菜。他にはマスタードグリーン、パセリ、人参や大根の葉などの「小さい葉もの」。
味は「pungent (辛味)」

秋は収穫の季節なので身体に栄養分を「取り入れる」と共に、要らないものを「排泄する」ことが健康の鍵となります。
つまり「身体に溜まる毒素を排出する」ことが大切なこと。
その毒素とは・・農薬や保存料などの食品添加物、放射能、身体的・精神的ストレス。
日頃からオーガニック食材を選んでいても、空気中や食べ物から放射能を始めいろんなものが体内に入るので毒素の摂取をゼロにすることは不可能です。
なのでこの毒素をちゃんと排泄させる「肺」「大腸」の健康を保つことがとても重要。

「良い排泄」を保つために気をつける食品をあげられました。
*小麦粉などの精白した粉類(パン・クッキーなど)
*ナッツバター(ピーナッツバターなど)
これらは排泄機能をスローダウンさせるので食べ過ぎない事が大切だそうです。

また肉類は気の流れをブロックするのでこれも食べ過ぎないほうがいいそう。
肉類を食べた時には油と蛋白質を溶かして排泄を助ける食品を一緒に摂ることが重要。
その食品とは・・大根、椎茸、玉ねぎ、生姜、ホースラディッシュなど。

「肺」は身体の水分(体液・血液)をコントロールする臓器で、湿気が体内に溜まるとその機能が低下します。
なので湿気が溜まりやすい食品を避けることが大切。
その食品とは・・乳製品、オートミール、ナッツバターなど。
反対に湿気を体外に出す働きがある食品は・・切り干し大根、小豆など

「蓮」が肺の機能を助けるのにとても有効なので、ロータスティーやロータススープなどで摂ると良いそうです。

ガラスジャーの中に入っていたのは蓮の実・・私は初めて目にした食材です。


そういえば咳がひどいときに蓮根を擦って飲むといい・・と聞いたことがあります。

日頃から呼吸に意識を向けるのも大切なこと。
吐く息とともに体内の不要物を出すようにイメージするブリージングエクササイズや、瞑想はは身体と心の健康に役立ちます。
「肌」を刺激する乾布摩擦やボディスクラブなどもお勧めだそうです。

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本日のメニューは
*蓮の実入り玄米ご飯
*パースニップスープ
*季節の野菜のオーブン焼き・豆腐ソースかけ
*焼きなます
*大根葉入り海苔の佃煮
*ひよこまめ豆腐入りサラダ
*ワカメ入りプレストサラダ



蓮の実を玄米に混ぜて焚くと、ホクホクとした栗のような百合根のような歯ざわりで、玄米に程良い甘味を加えてくれます。

パースニップは日本人には馴染みのない根菜ですが、人参に似た形をしていて色は生成り~白(写真では人参と大根の間にある野菜)。
隠し味にアーモンドが入っていて、とても身体が温まるスープに仕上がりました。

ひよこ豆の粉末からひよこ豆豆腐を作りましたが、とても簡単に素早く出来てびっくりしました。


カリフラワーやマッシュルーム、たんぽぽの葉などに火を通してから豆腐ソースをかけてオーブンで焼いた一品は見た目にもゴージャスに仕上がりました。


これからのパーティの季節には重宝する一品。
今回も野菜がたっぷりのヘルシーメニューでご馳走さまでした。


1年を通して学んだマクロビオティック料理。
身体と季節の関係を知ることで、その季節に何が身体に必要なのかがわかり、とても勉強になりました。
講師のあらおさんは「良質な蛋白質、塩分、油のバランスが大切。」だと仰っています。
また子供には身体を締める働きがある塩分を控えめにし、自然の甘味を利用して良質なオイルを使うことも身体の成長に必要なことだと学びました。
レシピに囚われずにその人を観察し、その人のニーズと季節を考えて、直感で作るのが料理に必要なことだ強調されています。

このクラスで習った知識を元に、暮らしに生かしていくのが「知恵」なのだと思いました。

ブログ掲載に伴い、お忙しい時間を割いて原稿をチェックしてくださったあらお・ふみさん。
1人でも多くの方に食事と健康を考えていただきたい・・と言う思いから、講義の内容をシェアーする事も快く承諾して下さった事にお礼と感謝の言葉を捧げたいと思います。

1年間、どうもありがとうございました。


今後のクラスに関しては、また新しいメンバーで1年間のシリーズをされる予定もあるそうで、このブログのメールアドレスにご連絡をいただいた方に詳細をお知らせ致します。



関連記事:マクロビオティック・クッキングクラス
     東洋医学とマクロビオティック・冬
     東洋医学とマクロビオティック・春
     東洋医学とマクロビオティック・夏
     東洋医学とマクロビオティック・土用
    

2013年11月10日日曜日

パワーストーン・ヒーリング

今年の5月に天然石を使ったヒーリングのクラスがサンフランシスコ市内で開催されました。
レイキヒーラーを対象とした2日間のパワーストーン・ヒーリングセミナー。

参加者8人に配られた巾着袋の中にクリアークリスタル、ヘマタイト、ローズクォーツなど主要なパワーストーンが40個余り入っています。


セミナーの内容はペンジュラムの使い方、浄化方法、石とチャネリングする方法、レイアウトの仕方など。
またレイキヒーリングの復習を兼ねて、それぞれのエネルギーについてディスカッションし、レイキエネルギーと繋がります。

後半は実践で実際に石を配列する練習。
まずクライアントのチャクラの状態をペンジュラムでチェックします。


   
次にオーラを手で感じながらクライアントの身体とエネルギーの状態を丹念に調べ、石を配置して行きます。
石を配置した後でレイキヒーリングの施術。
石とレイキヒーリングの相乗効果で想像以上のエネルギーが流れます。
ほとんどの人が施術されている間は深く眠ってしまいました。


施術してもらった後は癒しのパワーが満ち足りた感覚に・・。
また感情の開放や心のトラウマにも効果があるようで、数日間はエモーショナルウェイブ(感情の揺れ)があり、溜まっていた感情が吹き出てきました。
レイキヒーリングでもこのようなことが起こりますが、その度合いが濃く現れるような気がします。
数日後にはスッキリと爽快感を覚えました。
心と身体の浄化にかなり効果があるみたい・・・

石のパワーに改めて感動しました。
1人で施術しているのに誰かと一緒にしているような感覚を覚えます。

地球の内部で何億年もの時間をかけて作られたパワーストーン。
その石が必要な人、必要な箇所に神秘のエネルギーを注ぎ込んでくれます。

地球の、宇宙のエネルギーはとてつもなく偉大で計り知れません。
自然の力に、心から感謝。

有難うございます。


2013年11月8日金曜日

息子の宝箱

昔話に出てくる海賊が持っているようなTresure Box(宝箱)。
本当に宝物が出てきそうな、ちょっと仰々しい宝箱が家にある。
息子がまだ小さい時に近所の人からクリスマスプレゼントにもらった。
この宝箱の中に息子が大切にしている物を入れて大事にしまってある。



何が入っているのか気になりながらも、最近まで知らなかった。

新学期が始まって、サイエンスクラスで地球上の鉱物を習い始めた息子。
ある日、そのクラスから宿題が出た。
「家にある鉱物(Mineral)を持ってくるように。」と言われたらしい。

「ママ、Mineral ってクリスタルのこと?」と聞かれ
「そやで・・」と答える。
それを聞くなり、自分の部屋に走って行き、宝箱を持ってきた。

「この中にクリスタルが入っているの。」と開けて見せてくれた。
初めて見る息子の宝箱。
中には・・

*3年前にセドナのトレイルに落ちていたクリスタル
*この夏にオレゴン州に行ったときに買ってあげたその土地の赤いパワーストーン
*どこかで拾った石ころ
*2年前のシャスタ旅行で買ったお土産のクリスタル
*サウスダコタのメディスンマンがウチに泊まった時に作ってくれたメディスンバッグ
 (写真左から・・)



これらが息子の宝物らしい。
9歳の男の子にしてはえらく渋い・・・

「明日のサイエンスの宿題で家にあるミネラルを見せないといけないの。」
「ふーん。」
「だからこのトレージャーボックスを持っていくんだ。」と言う。

「箱が大きいから他の入れ物に入れ替えたら?」と言っても、
「これでいい。」と聞かない。

たぶん、この箱も見せたいのだろうと思った。

翌日、大きな宝箱を手に持って、学校に登校して行った。

(メディスンバッグを持って行ったかどうかは確認していません・・)


2013年11月7日木曜日

フラワーアレンジメント・クラス

花があるだけで場所が明るくなる。元気になる。
1週間に1度は花を買い、部屋に飾る。
花の気が家中に広がり、華やぎ、エネルギーをもらえる。

日本に居た頃に少しだけかじった未生流や西洋フラワーアレンジメントの知識はあるものの、自己流で飾る花。
もう少しアレンジの仕方を習いたいなあ・・と思っていると、タイミングよく友達からフラワーアレンジメントのクラスを教えていただいた。

8月に体験レッスンを受けにサニーベールにある先生のお宅に伺った。
先生のお庭で育てた花や木・ハーブなどを花材として使うことが多いそうで、丹念に育てられた花々はエネルギーが強く、勢いがあるように感じる。
見たことはあるけれど名前がわからない花や木の名前や、ハーブに関する知識が詳しく書かれた説明書を見ながら、今日のアレンジに使う植物の名前を知る。

その後にそれらの材料を花瓶に活け始める。
個人的には選ばない長い枝や花を手にしてとまどったが、先生が丁寧に指導してくださった。
枝物はワイヤーで巻いて形を作るというクラフト的な要素も取り入れ、極楽鳥(Bird Of Paradise)や秋色紫陽花を使ったゴージャスな作品が仕上がった。



気に入ったのでこのクラスを続ける事に決めた。
9月のレッスンは急用で休んだので10月になってしまった。

10月はレインボーオアシスを使って、バーティカル(垂直)にアレンジする方法を学んだ。
普通のグリーンのオアシスとは違い可愛い色のオアシスで、クッキー型を使ってデコレーションすることも出来る。(写真では白とピンクのオアシスに赤いハート型が覗いています♪)

このオアシスの上に花を挿していく。
これがなかなか簡単ではなかった。
普段花を活ける時は空間を埋めようとして花を散らすのが私のやり方だが、この垂直アレンジは花を散らさずに縦の方向だけで活けていく。
難しい・・・
ああでもない、こうでもない、と1人で奮闘していた私。
先生のご指導を受けると、すんなりと形が決まる。
先生のアドバイスのおかげでなんとか活けることが出来た。


 



ディレクターの浦田葉子先生はフジコ・へミングさんのピアノコンサート会場を始め、結婚式や各種コンサートやパーティ会場でのフラワーデザイナーとして第一線で活躍されている。
1人でも多くの方にお花の力を伝えることが使命だと感じていらっしゃる。

先生のコースを修了するとサーティフィケート(免許)が受理出来るのも魅力的。
免許を使って仕事を・・とは考えていないけれど、まだまだいろんなことを学びたい。
なんと言っても花に触れていると心が落ち着き、ウキウキしてくる。

クラスの詳細は・・
Lily Of the Valley Floral Design School: http://www.lilyofvalley.com/

2013年11月5日火曜日

ハロウィーンの後

今年のハロウィーンは忍者のコスチュームを着て家々を回り、ごっそりキャンディを集めてきた息子。
年々キャンディの数が増える。
小さい時は歩く距離が知れていたけれど、小学生になると歩くというよりも走る。
友達と一緒に走り回って、何個キャンディが集まるかを競っている。

その成果(?)があって、ハロウィーンバッグ4杯分ほどのキャンディを持って帰って来た。

家に着くなりキャンディを種類別に分け始める息子。
「もう遅いからお風呂に入ったら?」と言うと、カラスの行水でさっさと入り、またキャンディの所に戻ってくる。
「ねえ、ママ、1個だけ食べてもいい?」
「回ってるときも食べたんでしょー」
「ちゃんと歯磨きするから・・」

普段はチョコレートや飴などのお菓子類はあまり与えないので、キャンディに飢えている息子。
この日はチャンス!と思って、甘えてくる。

キャンディを口にほおばっている彼に紙袋を渡した。
「この紙袋に学校に持っていく分を入れてね。」・・と頼むと、
「せっかく走り回ってもらって来たのにー。」と愚痴をこぼされる。
それでも渋々キャンディを紙袋に入れ始めた。

「このキャンディはどこに行くの?」と聞くので
「学校が軍隊に寄付するらしいよ。」と答えた。
「兵隊さんもキャンディを食べるの?」と不思議そうに考えている。
ハロウィーンキャンディは子供だけのものだと思っている。
「疲れた時には甘いものが欲しくなるからね。」と言うと、「ふーん」と頷いていた。

それでも全部のキャンディは寄付に回さず、自分でも取って置きたいようだ。
自分の好みのキャンディは紙袋に入れずにキープしておく。

集めてきたハロウィーンキャンディ。
他の家の方々は毎年どうしているのだろう・・と考えながらキャンディの山を見つめた。












2013年11月4日月曜日

レイキヒーリング・マスターコース

17年前に日本で受けたレイキヒーリングセミナー。
ベイエリアでもクラスに参加しようと、昨年の春にレベル1-3を受けた。
10人の生徒の中で日本人は私1人だった。
ティチャーは、心が温かく知識と知恵が豊富で、ヒーリングの基本だけでなくエネルギーのことや目に見えない世界の話もレクチャーの中で登場する。
セミナー中は日常で起こったことを含め、自分の感じたことや感情の移り変わりなどをみんなの前で話す。
その起こったことの必然性やワンネス(この世のものは全て繋がっていて1つである)の法則を発見し、シェアーしながらその問題が自分の中にストンと落ち、納得する事もたびたびあった。
また他の人の話を聞いていると自分にも当て嵌まることだと感じ、いろんなことがシンクロしていることに気がつく。
レベル3が終わる頃にはティチャーとメンバー全員が家族みたいな関係になり、深い絆を感じた。

そのメンバーで夏から半年間のマスターコースを開催するという連絡を受けた。
日本で既にマスターコースを取った私は悩んだ。
「2度もマスターコースを取る意味があるのか・・・?」
でもあのグループに戻りたい、、という思いと、ティチャーと特別な繋がりを感じていたので、結局そのコースを受けることにした。

サンカルロスにあるレクチャールームで月に一度、講義と実践が行われる。
半分以上は復習で、レベル2-3で習ったシンボルの意味やそれ自体のエネルギーをもう一度学び、実践に使ってみる。
実践はペアーやグループになって、交換セッションと言う形で行われる。
セッション中に感じたオーラやエネルギーのことをディスカッションし、みんなでシェアーする。
「もっともっとレイキヒーリングのことを学びたい、知りたい。」と言う人達なので、こちらも気が抜けない。
ほとんどの人が「スピリットが見える。」「過去世が見える。」というサイキックの持ち主で、話について行くのが大変だ。
「あなたと私は過去で一緒にいたわよ・・」と言われ、何も見えない私は「あーだから懐かしくて、安心する気持ちになるのね。」と答える。
目には見えない分、ハートで感じるのかもしれない・・

レイキヒーリングは日本発祥のヒーリング法なので、日本語も多々出てくる。
「ガッソーってどういう意味?」と聞かれ、手と手を合わせる「合掌(がっしょう)」だとやってみせる。
メンバー全員が頷く。
レベル2以降で出てくるシンボルの中には漢字が使われるので、その意味を説いたり、書き方を見せたりする。
鞍馬寺に設置されている御三尊とシンボルの繋がりや天体との繋がりを説明すると、真剣に耳を傾けてくれる。
英語が得意ではないけれど、私のことをメンバーの一員と認めてくれているのはとても嬉しい。

ティチャーも生徒も月に一度集まるのが待ち遠しい。
4時間のクラスがあっという間に終わってしまう。
家族の元に帰って来た~という思いが湧いてくる。

今月のクラスも楽しみだ・・・



関連記事:レイキヒーリング
http://emeraldhillsca.blogspot.com/2012/11/reiki-healing.html

2013年11月2日土曜日

コップの水

忙しい、忙しい・・と言って、10月が過ぎてしまった。

9月から3週間の間、何もかもほっぽりだして日本に居たことで、そのシワ寄せが来て、ここ数週間は目の回る忙しさだった。

そんな時期に、神戸からベイエリアにいらしたある方にお会いした。
その方は相手のエネルギーを読み取り、その人の真我と繋がって言葉を伝えてくれる。

この私の状況をエネルギーが伝えたのか、内なる私が伝えたのかはわからないけれど、こう言ってくださった。

「コップの水が満たされていないと、相手に与えることは出来ませんよ。」

まさしく、私のコップはカラカラに乾ききって干からびている状態だった。

いつもバタバタし、バタバタしている自分にイライラし、息子にも旦那にも優しい言葉をかける余裕がない。
イライラをぶつけ、そんな自分が嫌で自分を責めて、自己嫌悪に陥る・・・悪循環。

よくクライアントさんに「まず自分を愛してあげて・・」なんてアドバイスしているけれど、自分のことが全くケアー出来ていない。

「コップの水をまず満たしていこう。自分に愛を注ごう。」
そう決め、やりかけのオンラインクラスを後回しにし、陶芸の宿題を途中でやめ、晩御飯も手抜きメニューにし、自分のための時間を作った。

この時間には、
何もしない・・
ボーっとする・・
好きな本を眺める・・
早く寝る・・
など、ゆったりとした時間を過ごす。

一日に、僅かでもそういう時間を作る。
そうするだけで心に余裕が出てきた。
余裕が出来ると周りが少しずつ見えてきて、視野が広がってくる。

スケジュールは相変わらずいっぱいあるけれど、ただこなしていく。
自分がグラウンディング出来ていると、物事がスムーズに行き、障害物が入らず「忙しい」と思わなくてもいい状況を生み出す。

悪循環は、気持ちを変えることで途切れて、新しい循環を生む・・ということに気付いた。

そう気付かせてくれた方とお会い出来る機会があった事に、その方自身に、感謝。



2013年10月23日水曜日

ハロウィーン・コスチューム

ハロウィーンはアメリカでは民間行事になっていて、本来の「秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す。」と言う意味よりも、子供達が仮装して家々を回りお菓子をもらう行事として定着している。
毎年10月31日の日暮れと共に、子供達は近所の家に行き、「トリックオアトリート!(お菓子をくれないといたずらをするよー)」と玄関で言って、キャンディやチョコレートなどのお菓子をもらい、次の家に行く・・という楽しい行事だ。
回った家の数だけキャンディがもらえるので、競争するように走り回る子供も少なくない。

毎年10月末のこの行事を前に、仮装のコスチュームを買いにハロウィーンストアーやマーケットに人々が集まる。
小さな子供は着ぐるみ系、女の子はプリンセス、男の子はスーパーマンやスパイダーマンのヒーロー、もう少し大きくなると魔女だったり、吸血鬼や死者の使いなど、可愛い感じから恐い雰囲気へと変わっていくのが面白い。

息子の場合、2歳の時に恐竜の着ぐるみを着た。
恐竜の赤ちゃんがよたよた歩くようにとっても可愛い仮装だった。
そのあとはピーターパンや海賊などおとぎ話の主人公や、コックさん、寿司職人などちょっと変わった衣装も着た。

「今年はどうするん?」と息子に聞くと、「ゾンビになる・・」と呟いている。
「じゃあ、ゾンビの衣装を一緒に買いに行こう。」と言うと
「家にある穴のあいたジーパンとよれよれのTシャツを着て、赤いワックスで顔にメイクアップをする。」と言う。

え~?そんなん、あまり楽しくないやん。。。
「でもそれでいい。」と言い張る。
1度言い出したら聞かない息子。
一緒に衣装を買いに行くのはあきらめた。

数日がたった。
晩御飯を食べ終え、時間が空いたときに私は何故かオンラインストアーでハロウィーンコスチュームを眺めていた。
突然「忍者だー」とひらめき、息子用のNinja の衣装を彼の承諾もなく買ってしまった。
ちょっと大きめなので、来年でも着せればいいわ・・と思っていた。

それから2日後、息子が突然私に言い出した。
「ママ、僕やっぱりハロウィーンは忍者になる。忍者がいい!」
「なんで気が変わったん?」
「レゴのブロックで忍者シリーズがあって、忍者の1人が僕と同じ名前だったから・・」
「ふーん、そうなんや・・」
「ねえ、ママ、忍者の衣装を買いに行こうよ。」

「ちょっと待って・・これ開けてみるから。」
その日にちょうど届いたオンラインストアーの荷物を息子の前で開けてみた。

「はい、忍者の衣装。」
突然差し出されたプレゼントにびっくりしている息子。
「えーー!?ママなんでわかったの?すごーい!」と叫んでいる。
「さあ、ねえー。」
にんまりと笑う私。

ハロウィーンの日は、忍者のように走り回ってお菓子をもらう息子の姿が目に浮かぶ。


2013年10月9日水曜日

I'm home.

テレビのコマーシャルで
私達世代が日本に帰省することを「日本に帰る」と表現し
子供世代が日本に親と同行することを「日本に行く」と言い表していた。

息子はアメリカで生まれ、9年間この土地で育っている。
彼にとっての故郷はアメリカなので、日本へは「帰る」ではなくて「行く」のだと妙に納得した一コマだった。

でも私にとっては・・
日本には「帰る」。
アメリカにもやっぱり「帰る」。
同じ言葉が自然に出てくる。

毎回、関西空港に着くと「帰って来た~」と感じる。
到着してすぐに日本の家族や友達に「ただいま・・」とメールを入れる。
サンフランシスコ空港に到着しても、「戻って来た。」という想いが湧いてくる。
2つの国に挟まれて、それぞれに郷愁を感じる。
自分の居場所が2ヶ所ある感覚。

この夏は6週間を大阪で過ごし、2ヶ月もしないうちにまた戻ってしばらく滞在した。
自分の部屋がまだある実家で「どっちに住んでいるんやろ~?」と不思議な気分になりながら1人で過ごしていた。

3週間を経て、今朝サンフランシスコ空港に到着。

冷たく乾燥した空気。
澄み渡る青空。
眩しい陽の光。
5車線のハイウェイ。

あーカリフォルニアやわ~、、と身体全体で感じる。

裏庭を走る鹿の足音。
リスの鳴き声。
旦那の手の温もり。
息子の笑顔。
そして思いっきりハグ。

「ただいま~!」
帰ってきました・・
3週間ぶりの我が家です。

I'm home.



浸潤

人生は山あり谷ありで
嬉しい時もあれば、悲しい時もある。
その凹凸を経験し、学びや気づきを自分の中に蓄積する。

いろんな場面で、その時その時を一緒に過ごす人がいるけれど
悲しい時や落ち込んだ時に支えてくれる人が
本当に大切な人なのだと思う。

3年前の母の死、そして今回の父の死を経験し
心の底から実感したことだった。

ただ黙って側に居てくれる。
気遣いの言葉を短いメールで送ってくれる。
お花やカードをそっと届けてくれる。

カラカラに乾いた砂の上に、雨水が一滴落ちるように
親切、思いやり、励ましが、
私の心に滲み入り、溶け込む。
空虚感が、少しずつ和らいでいくのを感じる。

人の心ってなんて温かいんだろう。
その温かさがハートの真ん中に伝わってくる。

有り難い・・
有り難い・・

この地球に私は1人ではなく、
沢山のサポートを受けて生かされている・・と言う事を、改めて知る瞬間。
戴いたいろんな形の愛に、感謝の気持ちでいっぱいになる。



2013年10月3日木曜日

伝言

父のお通夜の10分前にアメリカから到着した旦那と息子。
彼らも無事参列し、葬儀も滞りなく終わった。

アメリカに戻るまでの数日間は母のお墓参りに行ったり、大阪市内や京都を散策した。
息子の大好きなお寿司を食べ、最近流行りの有機野菜やお惣菜が食べ放題のビュッフェレストランに行き、美味しいお好み焼きを食べたり・・と、お腹を満足させて2人はベイエリアに戻って行った。

私は後片付けの為にもう1週間残ることにし、3年たってようやく手をつけられるようになった母の遺品を整理している。

父の葬儀が終わるまでは毎日泣いていた私だったけれど、涙はピタッと止まった。
泣かなくなった。
父が側に居るのを身体で感じたからだ。
幽霊・・と言うと怖いけれど、そうではなくて、父の魂=スピリットが見守っていてくれるのがわかる。

それを証明するように、ある方がメッセージを届けに来てくれた。
彼女は”チャネラー”で、スピリットと交流が出来る。
葬儀の席で父が彼女に語りかけてきた話を伝えてくれた。

彼女が知らない私が子供だった頃の情報も含めて、父が私達に伝えたい事。
父は元気であちらの世界に旅立ち、母とも再会して、私達のことを心配しているらしい。
静かに私達の側にいて見守っていてくれる。

「やっぱりそうやんな~」・・と安心してしまった。

父が亡くなる3日前に、「魂は永遠で、何度も生まれ変わる。」・・と言うことを話したら、父はとても怖がって受け入れようとしなかった。
耳を貸さなかった。
ただただ拒否をされた。

でも、父があちらの世界から彼女を通じて私に伝えてきたことで、私は間違っていないことが証明されたような気がする


人間はこの物質界で何かを学ぶために生れ落ちる。
この肉体は一時の借り物で、死を迎えると抜け殻になる。
魂は肉体から離れても終わることはなく、次元の違う世界でまた新たな修行が始まる。

目に見えるもの:「物質」は本当は確かではなく、重要でもない。
物質界という世界に居るので、見えるものだけが確かで重要だと錯覚させられる。
でもあちらの世界に移行するときには、物質は何1つ持って行くことは出来ない。
目に見えないもの:心、感謝、思いやり、愛・・が物質よりも大切で重要な事。

でも人間は産声をあげる時に、この大切な事を忘れてしまう。
この大切な事を忘れている人がほとんどのこの世の中。
あちらの世界に行くと、このことを思い出すらしい。

父のように・・・

見守っていてくれて、ありがとう。







2013年10月1日火曜日

喪失感

「その日」がいつ来るのかは誰にもわからない。

突然、やってくる。

親が居て当たり前・・という空間から突然弾き出される。
生れ落ちてからその時までしっかりと結びついていた糸が、バッサリと切られて宙ぶらりんになる。

祖母や祖父が亡くなった時にも悲しかったが、父や母が親を失った悲しみを理解することは出来なかった。
祖母の葬儀では母と一緒に泣いていたけれど、母と私とでは悲しみの深さが違うことを知らなかった。
友達の親御さんが亡くなった時にも落ち込んだが、彼女の真の喪失感をわかってあげることは出来なかった。

親を亡くす・・という出来事は、当人になって初めて、言葉では言い表せない悲しみが付きまとうのだと知った。

誰もがいつかは通る道なのに、誰も教えてくれない。
自分が経験してみないと、上辺だけのことしかわからない。

親孝行は、親が存在しているからこそ出来るものなのだと、親を失ってから気づく。
親の存在に感謝しないといけないのに、居なくなってから初めてその想いが溢れてくる。

居てくれて、ありがとう・・・
見守っていてくれて、ありがとう・・・

失ったのは、途方もなく、果てしなく、私にとってはかけがえのない、偉大な存在だった。











2013年9月29日日曜日

お見送り

先月8月に関空を発ちベイエリアに帰ってきたばかりなのに、今私はまた大阪に居ます。

通常の毎日を送っていた9月のある朝、「父・危篤」の知らせを受けた時は身体が震え、歩くことも出来なくなった。
訳がわからないまま、オロオロし、震える手で航空会社に電話をかけていた。
30分間で航空券を予約し荷造りをして、3時間後には飛行機に乗っていた私。

幸いにも意識を取り戻した父は、神様が与えてくれた1週間をお世話になった方々1人1人にお礼を言って過ごしていた。
最期は3人の子供に看取られながら、新たな次元へと旅立って行った。

アメリカに住みながら、親の旅立ちに立ち会えたことは幸せなことだと思っている。
私の息子と旦那もお通夜にはかけつけ、親族と一緒に見送ることが出来た。

あまりにも突然すぎて、現実が夢のように感じたこの数日間。
父がこの世界に居ない・・と言うことが信じられない。
朝も夜も、泣いてばかりいた。

でも、葬儀が終わって父を見送った後は、「区切り」がついたような気がする。
「悲しみ」は根底にどっしりとあるけれど
苦しむ父をもう見なくていいと言う「安堵感」・・・
そして、心で感じる父との「繋がり」・・・

沢山の人に支えられ、元気を戴き、笑いや愛を分かち合った父。
幸せな生涯を送ったと思う。

今はただ、育てくれた父に感謝。
見守っていてくれる父に感謝。

ありがとう・・・



2013年9月16日月曜日

ホメオパシーのレメディ:アコナイトその2

昨夜、息子が咳き込んでいました。
「喉の奥が痛い~」と言います。

「いつから痛いのん?」
「今日のお昼頃から・・ ママ、お薬ちょうだい~」

ウチでお薬と言うとホメオパシー。

お昼からとなると、まだ8時間ぐらい・・
兆候が現れて24時間以内なら効果を発揮する「アコナイト」かな・・と思ってそれを選びました。
容器を回して息子の口に一粒を入れます。

「今日は早めに寝るのよ~」と言うと、
「うん、おやすみ・・」といつになく素直に、8時半にはベッドにもぐっていました。

翌日、朝からすっきりした顔で息子が起きてきました。

「ママ、もう喉は治ったよ。咳も全然出なくなった。」

「あ、お薬が効いたんやね。よかったね~」

「うん。ママはお医者さんよりすごいね。」と息子が褒めてくれました。

世間では賛否両論のホメオパシー。
いろいろ意見はあるけれど、ウチでは効果絶大。

医療費が高いアメリカでは、これがないと不安になります。

重宝しています。



関連記事:ホメオパシーのレメディ:アコナイ




2013年9月15日日曜日

ナンタケットバスケット 追い込み作品

ナンタケットバスケットの先生が急にお引越しをされる・・と聞き、大ショック。
このブログ上でもお問い合わせをいただいたり、個人的にも評判のよかったクラスだけに、とても残念です。

9月末にはベイエリアからいなくなってしまう・・と聞き、8月に日本から帰ってきてはせっせと夜なべしておりました。
日にちが限定されている上に、旅行に行ったり、息子の夏休みの宿題に私が汗を流したり・・・その合間の夜なべ。

仕上がったのは10インチのトートバッグ。
前回作った9インチオーバル型よりも一回り大きいサイズ。


2つを比べてみると、こんな感じ。



高さもあり間口も大きいので結構中身が入る重宝物。
蓋付きはかしこまった時に、トートはカジュアルな場面に活躍しそうです。

このトートバッグの仕上げのクラスで、「ああ~もう今日が最後・・」と思いながら他の作品を見つけ、「これも作りたい!」とリクエストしてしまった私。
無理を承知でお願いし、先生を困らせることに・・・。

それでも我が儘を通して編みました。


出来上がったのはキャンディボックス2つ。


籐の素朴感に木の素材の自然な感じと貝殻の持ち手が可愛い。
キャンディではなくて、ジュエリー入れやキーケースにも使えそう。

もっと作りたくなってきました・・・
本当に残念です~

先生、ありがとうございました。

日本でもこの手作りの良さを広めてくださいね。

関連記事:
ナンタケットバスケット・クラス
http://emeraldhillsca.blogspot.com/2012/12/nantucket-basket-class.html

ナンタケットバスケット・オーバル型バッグ
http://emeraldhillsca.blogspot.com/2013/05/blog-post_6.html