ホピ族はアリゾナ州の砂漠の真ん中に住む先住民の部族です。
(私は20年前にこの土地を訪れ、メディスンウーマンのお宅を訪問しました。)
彼らは5万年前にこの土地に来たとされ、聖霊から与えられた言葉を石版に記した預言が数多く残されています。
これらの預言はホピの人々だけで守られ秘密にされてきました。
ところが「ある預言」がきっかけで世の中に広められることになったのです。
その預言とは・・
『母なる大地から心臓をえぐり出してはならない。
もしえぐり取ったならば、それは[灰の詰まったひょうたん]と化し、空から降り、やがては世界を破滅に導く。
このひょうたんの灰は恐ろしい破壊力を持ち、川を煮えたぎらせ、大地を焼き尽くし、生命が育たなくなる。
そして人々は不治の奇病に苦しむのだ。』
これは広島と長崎に落とされた原爆を示唆しています。
母なる大地・・とは、「ホピの居留区」であり
心臓・・とは、ホピの大地の地下に埋まっていた「ウラニウム」
灰の詰まったひょうたん・・が「原子爆弾」
自分達の土地から採取されたウラニウムで作った原子爆弾が日本に落とされたと知ったホピの指導者は、預言が現実化していくのを目の当たりにしました。
ホピ族だけで秘密にするのではなく、「地球の破滅」も書き含められた預言を人々に伝えなくてはならない・・と考えたのです。
これがきっかけでホピの預言が世の中に広められることとなりました。
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現在、人々の二極化が進んでいます。
何を信じるか・・
何に重きを置いているか・・
で、人間の意識が分かれています。
ホピの預言の1つ、『ロードプラン』という岩絵がこの二極化を示しています。
左下の人物が太霊マサウ。
右手に「たいまつ」左手には「アシ」を握っています。
アシの右に描かれた円は、現在の「第四世界」という周期を示していて、長方形は地上世界への脱出口「シバブ」。
脱出口から二手に分かれた人間の姿が描かれています。
上の線は物質世界に目を向ける人々。
お金・名声・権力の世界を重視し調和とバランスを欠いた人々は、線がギザギザを表す混沌(=戦争・破壊)の世界へ。
彼らが手を繋いでいるのは物質面で結束していることを表しています。
下の線は精神性に目を向ける人々。
グレイトスピリット(創造主)と繋がり、自然との調和が取れた平安な世界へ。
ホピの人達が「従うように・・」と聖霊から命じられているのがこちらで、伝統を重んじながらトウモロコシを育て、平和と繁栄が約束されている道です。
また下の線には3つの円が描かれ、これらは「世界大戦」を表しています。
過去に起こった第一次世界大戦と第二次世界大戦。
そして3つ目の円が第三次世界大戦を示唆しています。
過去の2つの円(=戦争)は終わり、今は3つ目の円の手前の時期。
3つ目の円の前の上下を結ぶ「縦線」は、誘惑と邪欲から下の線から上の線へと移り変わる人々がいることを表しています。
伝統と信仰を捨て、物質世界に目を向ける人々が3つ目の円の前に現れるということです。
現在はこの3つ目の円の手前。
私達はとても重要な時期に居るのです。
これがホピの聖霊の預言です。
これはスピリチュアルな世界では熟知の事実として受け取られてきました。
数年前にこの預言が話題になり、3つ目の円がハルマゲドンだと言う説もありました。
2012年のマヤンカレンダーの終わりで何も起こらなかったので、この預言は当たらなかった・・と言う人達もいます。
何故、今頃この話を持ち出すのか・・と言うと、
2年前にサウスダコタ・スー族のシャーマンと話をした時に、このロードプランの預言と同じような話を聞きました。
「私達は最後の円の手前にいる」こと。
近い未来の地球に起こる変容・・
今、私達はどうすればいいのか・・
恐怖と混乱を招くためではなく、この時点で私達に必要なのは何か・・ということを見直して欲しいのです。
『ロードプラン』が意味することを・・
有難うございます。