癌病棟のスタッフにヒーリングの施術をしていたレイキヒーリングチームは、場所を変えてこの秋から脳神経科の外来患者さんを対象に施術することになりました。
癌病棟では瞑想ルームを借りてマッサージベッドを配置していました。
隔離した空間の中で、横になって頂いて施術が出来たのです。
そこにはサインアップ用紙があり、申し込んだスタッフの方々が施術部屋の前に並んでくださいました。
ところが新境地では違う環境でヒーリングをすることになりました。
神経科外来には施術部屋がありません。
受付に隣接する待合室に椅子を並べて座ってもらい、Chair Reikiと言う形を取ります。
サインアップ用紙はなくレイキチームのメンバーは各自が患者さんにレイキヒーリングの説明をします。
説明をして承諾を頂いた患者さんに施術をするシステムです。
9月のミーティングで新しい試みの内容を聞き、様々な思いが心をよぎりました。
「座った姿勢でヒーリングを受けてリラックス出来るんだろうか?」
「待合室というオープンな空間でヒーリングの施術が出来るんだろうか?」
「レイキヒーリングを知らない患者さんは私達を受け容れてくれるんだろうか?」
「私の下手な英語が通じるんだろうか?」
そんな不安の中、先週初めて神経科を訪れました。
5階建ての新しい建物が脳神経科外来病棟です。
3階の受付に行くと他のチームメンバーが到着して椅子をセットアップしていました。
病棟の責任者に挨拶をし、非常時の対応などについて説明を受けます。
その後すぐに患者さんへの応対を始めました。
受付を済ませた患者さんに話しかけます。
自己紹介をして、ス〇ンフォードが無料のレイキヒーリングサービスを提供していることを説明します。
そしてレイキヒーリングがどんなものかを説明します。
突然話しかけられて最初はとまどっていた患者さんでしたが「リラックス出来るのなら試したいわ。」と気軽に応じてくれました。
簡単な問診をして、今の痛みや不快感を数字の0~10に当てはめてもらいます。
その方の痛みの数値は「9」でした。
表情は痛みで曇った感じです。
レイキヒーリングはフェザータッチの手当て療法だと付け加えて、10分間のヒーリングを開始します。
最初は「何をされるんだろう?」という感じで筋肉が緊張されている様子でした。
私の手の温かさが伝わり、彼女の緊張が次第に解れてきます。
ヒーリングエネルギーが全身に拡がって呼吸がゆったりとなり、うとうとと眠ってしまわれたようでした。
10分後に「終わりました。」と静かに伝えると、「WOW!!」と感嘆の声を上げられました。
「今は痛みを全く感じないわ。不思議!」
施術後の痛みの数値を尋ねると「0」という答えでした。
「とってもリラックス出来たわ。これがたったの10分だったの?」と驚きながら立ち上がられました。
施術後の笑顔がとてもチャーミングでした。
そんな感じで2時間の間に8人の施術をさせて頂きました。
ほぼ全員の方がレイキヒーリングが何かを知らないと答えられました。
それでも10分間の体験後はリラックス出来て効果的だと身体で感じてくださいました。
痛みや不快感の数値は、施術前と後では全員が減少していました。
「Amazing!」「You are an Angel!」「It was so relaxing!」など感想を告げられます。
ほとんどの方が「また今度来たらお願いね。」と笑顔で去って行かれました。
中には「ス〇ンフォードがエネルギーワークをこういう形で取り入れているなんて、さすがだわ~」と私達の活動を眺めながら話しかけて来た患者さんもいらしゃいました。
そんな言葉を聞いて嬉しくなった私です。
受付に隣接した待合室・・と言うプライバシーのない空間ですが、ヒーリングモードになると他のことはあまり気に留めることなく施術に集中できるから不思議です。
他のメンバーも「新しい環境でレイキを始めたけど、とっても遣り甲斐があるわ~」とワクワクしていました。
私もジャパニーズアクセントの英語が通じてホッとしたのと、確かな手応えを感じて自信が湧いてきました。
お昼過ぎには朝訪れた時とは全く違う心境で、病院を後にしました。
現在、神経科外来での活動は毎週月曜日の午前中のみです。
ところが「もっと増やして欲しい。」という声がスタッフから出ているそうです。
月&水曜日を患者さんに、金曜日はスタッフに・・活動して欲しいという申し出があり、チームのメンバーでスケジュールを調整中です。
9年間レイキチームのリーダーとしてス〇フォードで活動してきたサラを始め、チームのメンバー全員がこれからの活動に意欲を燃やしています。
有難うございます。
関連記事:
病院でのレイキヒーリング