4年前にマクロビオティックのクラスを受けた時に「梅しょう番茶」と言う飲み物を初めて飲んだ。
梅干し半分をつぶして湯呑みに入れ、生姜の絞り汁を2-3滴、醤油を小さじ1杯ほど入れ、熱い三年番茶を注ぐ。
この梅しょう番茶は疲労回復、血液浄化、冷え性、風邪や低血圧などに効能があると言われている。
これらの陰性の症状に効果がある理由は、中に入っている梅干しと醤油、ショウガ、番茶の有効成分が相乗的に働くかららしい。
梅干しの「クエン酸」や醤油が代謝を促したり、血液をサラサラにして痛みや倦怠感を解消する。
梅干しや醤油の塩分が血中のヘモグロビンを活性化させて、からだの隅々まで十分な酸素を運ぶ。
さらに、醤油の生きた酵素は胃腸の調子を整えると言う。
生姜は漢方薬にも使われていて、身体を温めたり免疫力を強化する作用がある。
腹痛には、梅干し、ショウガ、番茶のそれぞれの殺菌力が内臓の中で暴れている腐敗菌を抑えるのに効果を発揮するらしい。
また血液をアルカリ性に保つので、肉類、砂糖類を多く摂り過ぎて酸性に傾いた血液を中和させると言う。
4年前にこれを知ってから継続して2年ぐらい毎朝飲んでいたのに、最近忘れがちになっていた。
1週間前にふと、自分の手足が結構冷えている事に気がついた私。
「身体を中から温めよう。」と思い、この梅しょう番茶を作ってみた。
飲んでしばらくするとお腹の中からポカポカしてきて身体が緩み、気持ちよくなってきた。
また毎朝飲んでみよう・・と決心をしなおした。
日本人ならでは・・のこのレシピ。
日本人の知恵ってすごいなあ~と思う。
最近「風邪をひきやすくなった。」と言っている実家の父にも勧めてみようと思う。