テレビのコマーシャルで
私達世代が日本に帰省することを「日本に帰る」と表現し
子供世代が日本に親と同行することを「日本に行く」と言い表していた。
息子はアメリカで生まれ、9年間この土地で育っている。
彼にとっての故郷はアメリカなので、日本へは「帰る」ではなくて「行く」のだと妙に納得した一コマだった。
でも私にとっては・・
日本には「帰る」。
アメリカにもやっぱり「帰る」。
同じ言葉が自然に出てくる。
毎回、関西空港に着くと「帰って来た~」と感じる。
到着してすぐに日本の家族や友達に「ただいま・・」とメールを入れる。
サンフランシスコ空港に到着しても、「戻って来た。」という想いが湧いてくる。
2つの国に挟まれて、それぞれに郷愁を感じる。
自分の居場所が2ヶ所ある感覚。
この夏は6週間を大阪で過ごし、2ヶ月もしないうちにまた戻ってしばらく滞在した。
自分の部屋がまだある実家で「どっちに住んでいるんやろ~?」と不思議な気分になりながら1人で過ごしていた。
3週間を経て、今朝サンフランシスコ空港に到着。
冷たく乾燥した空気。
澄み渡る青空。
眩しい陽の光。
5車線のハイウェイ。
あーカリフォルニアやわ~、、と身体全体で感じる。
裏庭を走る鹿の足音。
リスの鳴き声。
旦那の手の温もり。
息子の笑顔。
そして思いっきりハグ。
「ただいま~!」
帰ってきました・・
3週間ぶりの我が家です。
I'm home.