11月になってもまだ雨が降らず、乾燥しているベイエリア。
裏庭の落ち葉が溜まり、リスが走るたびにカサカサと音がする。
例年ならCreek(小川 )が出来る所も、カラカラに乾いたタダの溝。
朝、息子を学校に送り、家に帰ってくるとガサガサと裏庭で音がする。
またリス?・・
と思ったけれど、その音は鳴り止まない。
リスよりももう少し大きい生き物が動いている感じだ。
窓を開けてデッキに出た。
音のする方に目を凝らして見る。
鹿だった。
それも2頭の角の生えた雄鹿同士が、角を突きあって押し合いをしている。
縄張り争い?・・
初めて見る光景に驚きと感激の気持ちが入り混じる。
カメラを取りに戻り、望遠レンズでシャッターを切った。
その音に気付いたのか、突然押し合いを辞めて私のほうを見つめた鹿くん。
普通ならそこで走って逃げて行くのに、私を横目で見ながらまた押し合いの体勢に戻った。
ありゃ、珍しい・・
深刻な喧嘩なのかな・・
しばらく眺めていると、2-3分押し合いをするとササっと離れて休憩をし、再びまた角をぶつけ合っている。
それを何度も繰り返す鹿達。
じゃれてんのかな・・?
そこに旦那がやってきた。
「どうしたん?」と聞くので、「あれ。」と鹿を指差す。
「おお~面白い光景だね。」
縄張り争い・・?
「イヤ違う、あれは練習をしてるだけ。鹿達もまだ若い年齢だし。」
ふーん、練習かあ。
自然の本能で遊びと練習を混合させているんやね~
大人になったら本番の縄張り争いをするのかな?
旦那も本番の縄張り争いは見たことがないそう。
私達の声が大きくて、鹿達は走って消えて行ってしまった。
残念。
また見せてくれるといいな・・
エメラルドヒルズの秋。
明日はやっと雨が降るそうです。