11月から子供達のバスケットボール・リーグがスタートした。
週に4回、、2回の練習と2回の試合がある。
練習や試合の場所は日によって違うので車で連れて行かなければならない。
スケジュール表を片手に「今日は4時から○○学校」「あさっては6時から××学校」とややこしい。
時間と場所を間違えないように息子をコートまで連れて行き、終わるまで見学する。
ピアノレッスンと週2回の合気道のスケジュールを調節しながら、月・水の試合と火・木の練習に参加する。
この週2日の練習では足らず、有志が集まって土曜日に練習するのでこれにも連れて行く。
加えて、息子は現地校のコーラス部に所属している。
月・水の朝7時半に集合して、授業が始まるまでの1時間を歌の練習に費やす息子。
3年生から始めたので、今年で2年目。
9月からずっとクリスマスソングを練習していた子供達は12月にその成果を披露する。
12月になると毎週末に違う会場でコンサートが行われるので、親子揃ってミーティングと本番に参加する。
親は誰よりもいい席を確保し、カメラを手に自分の子供の写真を撮る。
息子が学校に行ってる時間に、私はクリスマスカードを作り、住所をチェックする。
切手はオンラインでオーダー。
ネットで買い物が出来るのは、郵便局の長い列に並ばなくてもいいので助かる。
家族やご近所さん、お世話になっている方々へのクリスマスギフトのリストを書き出す。
そしてその買出し。
この1年間で撮った写真を使って旦那と私の家族にプレゼントするカレンダーの作製をする。
これがまた時間がかかる。
12月ってすることが多くて気持ちばかりが焦ってくる。
今週末。
土曜日は朝から日本語補習校なので、車で30分の道のりを送って行った。
息子を学校に届けた後、クリスマスギフトを買いに店を転々と走り回る
でもこの日は1時間しか時間がない。
2時限目の途中で息子を早退させ、レッドウッドシティのダウンタウンに向かう。
市の「ホームタウン・ホリディイベント」で、息子の学校のコーラス部がステージに上がってクリスマスソングを歌う。
ダウンタウンに近づくと交通規制があり、あちこちの通りが通行止めになっている。
渋滞がひどくて車が進まない。
「ママ、時間大丈夫?」と息子が心配し始めた。
余裕を見て出てきたのに、こういう状況ではミーティングに間に合わないかも・・
加えて駐車場所もなく、車を停めるのに時間がかかった。
かなり離れた場所にパーキングを見つけ、「間に合うかな~」と言いながら息子と2人でステージを目差して走る。
出演5分前に到着し、みんなの輪に入ってミーティングをする息子。
間に合ってよかった~
人々が椅子に座ってパフォーマンスを待ちわびている。
私も空いている椅子に座りホッと一息。
息子達がステージに上がり、クリスマスソングを歌う。
クリスマスソング10曲、20分間のパフォーマンス。
歌に合わせて踊っている子供もいる。
聴いている人達にとびっきりの笑顔が溢れるほど、軽やかな歌声だった。
拍手喝采。
息子と一緒に車に戻りながら、「とっても上手やったよ~」と褒める。
それから学校に車を走らせた。
駐車場に車を停めて、車内でお弁当を食べる。
食べ終わらないうちにバスケットボールチームのメンバーが集まってきた。
これから2時間の練習。
ランチもそこそこにコートに飛び出す息子。
元気やな~
日曜日。
この日もコーラス部のパフォーマンスがウッドサイドハイスクールのパフォーマンスシアターで催される。
メインイベントのバレエパフォーマンスの開幕までの20分間を、訪れた人々を会場の玄関で出迎えながらクリスマスソングを歌う。
子供達の可愛いクリスマスソングの素敵なサプライズにに大人も子供もニコニコ顔。
立ち止まって眺め、ウキウキした気分で席に着いていた。
子供達の歌声は、幸せを運んでくる天使が舞っているようだ。
忙しさを忘れて、私も思わず笑顔になった。
身も心も焦っている師走。
まるで時間が走り去るように12月の一日一日があっと言う間に過ぎ去り、年は暮れていく。
時々は心を落ち着けて子供達の歌声を思い出そう・・
そう思えたコンサートだった。
それにしても息子もよく頑張っている。
よくこのスケジュールをこなしているなあ~と改めて感心する。
私がこの年頃の時はただただ遊びほうけていただけなのに・・
「偉いね~」・・と家に戻った途端に息子を強く抱きしめた。