前代未聞だ。
日本でなら、台風の上陸に伴い「暴風雨警報」が発令されれば休校になる。
でもベイエリアは台風が来ないので、休校というものには縁がないと思っていた。
ストームが来る前日に学校から何度もメールが届く。
「学校は一番安全な場所なので天気が悪くても平常どおり授業を行う。」と書いてあった。
なのに夜になって緊急の電話とテキストが学校から発信され
「明日はストームのために市の全公立学校は休校する。」と連絡をうけた。
その連絡を聞いた途端に息子は
「わあ~い、夜更かし出来る!」と喜んでいる。
「こんなことって、ベイエリアでもあるんやなあ~」・・と驚き、既に予定を入れていた私はキャンセルのメールを書く。
「ストーム・・と言っても、台風の小さい版でたいしたことないやろ・・」と鷹をくくっていた。
夜半から次第にひどくなる雨脚。
1週間前の大雨よりも激しい。
1週間前の大雨よりも激しい。
それに伴い、裏庭の小川の音がだんだん大きくなる。
ゴオーッっと滝が流れ落ちる音がする。
ゴオーッっと滝が流れ落ちる音がする。
「家が流されるんとちゃう?」と思うくらい、水の音で眠れなかった。
朝になっても、豪雨と言うべくバケツをひっくり返したような雨が空から落ちている。
小川が滝となって水をどんどん下の土地に送り出している。
午前9時に緊急速報で「洪水警報」が電話やテキストで発令された。
学校が休みでよかった・・
ダウンタウンにある息子の学校は今頃水浸しになっているのかも・・?
洪水警報はそれからも2度ほど更新され、雨は強さを弱めることなく夕方になった。
仕事から帰ってきた旦那が
「数年ぶりに雨が沢山降ったって感じだな。」と呟いていた。
「カリフォルニアの干ばつはこれでマシになるん?」と聞くと
「それはない。」と意外な答えが返ってきた。
「僕達の所に降ってもほとんどの水は海に流れていく。水不足を解消するには山に雪が降って、徐々に雪解け水を麓に供給してくれるのが一番いい・・」と答える。
それでも、カラカラよりはマシやん~
庭の水撒きはいらんし・・
庭の水撒きはいらんし・・
洗車規制が出ていた汚い車も雨で綺麗になったし~
・・と楽観的な私は、ただ天の恵みに感謝する。
「明日もストームが来ないかなあ。そしたら学校が休みになるもん。」と隣で呟く息子。
それは簡便してください。
休校は1日で充分やわ~
それは簡便してください。
休校は1日で充分やわ~