2015年5月17日日曜日

息子に褒められた~

カリフォルニアに住んで15年。
アメリカ人の夫を持つ。
なのに英語が苦手な私。

今年の1月からESL(English as a Second Language)のクラスを取り始めました。
月~金曜日までのクラスですが、仕事や習い事で週に3回しか通えません。
習う単語の数が多く、老化現象の一途を辿る私の脳みそは覚えるのに一苦労。

フラストレーションが溜まる中、車の中でブツブツと息子に愚痴をこぼしてしまいました。

「昨日習った単語、もう忘れてしもた・・」
「明日までに概要をまとめる宿題、全然意味がわからへん・・」
「あ~ もう学校辞めようかなあ・・」

後ろの席でそれを静かに聞いて、ひとこと呟く息子。

「ママの英語、だんだん上手くなってきてるよ。」

「えっっ?ほんまに?」

11歳の息子との会話は日本語だけです。
どうして彼にわかるの・・?

「うん。だってダディとの会話が前よりも長くなってきてるよ。ボキャブラリーも増えてるし・・」

「え~ そうやったら嬉しいな。」

息子は私と旦那との会話をじっと聞いているのでした。
私の表現力の乏しさを理解し、少しずつ単語力が増えているのに気付いています。

「ママ、忙しいのに頑張ってるね。偉いね。」

「・・・・。」言葉を失ってしまいました。

一息呑んで、「ありがとう。褒めてくれて・・」と息子に返します。
「じゃあ、やっぱり辞めずに続けるわ。」と付け加えました。

「うん、そうだね。」
とうなずく息子を、バックミラーで眺めながら頼もしい存在に感じ始めました。

「いつまでも子供」と思っていても、一日ずつ一瞬ずつ成長している存在が側に居ます。
彼の自立性、寛大さ、観察力をもっと尊重しよう・・と気付いたひとときでした。

ありがとうございます。