この夏はベイエリアのいろんな場所を息子と探索しようと計画。
第一弾は、美術館 “Legion Of Honor”。
ここはSF市内に住んでいた頃によく訪れた場所で、太平洋とゴールデンゲートブリッジが見渡せる小高い丘の上にあります。
リンカーンパークの中の駐車場に車を停めて歩きます。
ゲートをくぐると目の前に飛び込んでくるのはロダンの作品。
中に入り、入場券を購入します。
数々の部屋が放射線状に分かれています。
最初に入ったのは18世紀イギリスの作品の部屋。
この時代の絵画や美術品は何故か懐かしい感覚がします。
過去世の記憶が蘇ってきそう・・
部屋を進んでいくと17~19世紀のフランス、ロシア、オランダの作品。
そして一番奥に、私のお気に入りの部屋があるのです。
ここは印象派の作品がズラリと展示されています。
モネ、ルノアール、ピカソ、ゴッホ、マネ、ドガ、ルドンなど・・
特に大好きなモネの作品は見つめているだけで色の魔法に癒されます。
ジワジワとハートに滲み込んでくるヒーリングアートですね。
息子は抽象画ではないピカソの作品が気に入ったようでした。
有名作家が勢ぞろいなのに人が少なくて貸し切り状態。
なんと贅沢~
反対側の部屋には10世紀前後のヨーロッパの宗教画が並んでいます。
その中でもラファエロの作品は圧巻でした。
特別展示室ではネイティブのアーティストの作品が展示されていました。この「Wild West」の展示は9月11日まで。
エジプト文明のミイラや装飾品などがある特別展示室。
息子は「ミイラが怖い~」と言って隣の部屋に逃げてしまいました。
ミイラをレントゲンスキャンした映像が壁に映し出されたり、ミイラの頭蓋骨から複製した顔の彫刻が展示されていました。
この特別展示「Mummy and Medicine」は8月26日まで。
ロダンなどの作品を集めた彫刻の部屋。
手の彫刻の前で「ママ、見て・・」と同じ形に真似してみせる息子。
こういうところはあどけないまま・・
ドーム型の天井を見て、息子がローマ建築について話し出しました。
ローマンドームと言われる天井の作り方を学校で習ったようです。
彼の詳しい説明を「建築家の旦那の遺伝子?」と思いながら聞き入りました。
アートを鑑賞して息子と語り合えるなんて・・・
急に彼が成長した気がします。
「ママ、連れてきてくれてありがとう。」との言葉に嬉しくなり、息子と腕を組んで歩いた午後でした。
有難うございます。
Legion of Honor 公式ウェブサイト