2014年1月22日水曜日

気づき


傷ついた自分がいて
そんな自分を見ないふりをし
あるいは蓋をして
「私はもう大丈夫」
と、手放したつもりでいた

時間がかなり経ってから
理由のない空虚感
訳の分からない刹那さ
そんなものがハートの奥に存在するのを感じる

なんだろう、これは?
と、思って注目してみると

まだ癒えていない
小さな傷跡だった

小さいけれど、深い深い傷

それに気づいて
ハートの奥に入ってみると
まだ癒されていない自分が
そこにいた

その自分にフォーカスして
その自分に入ってみると
想い出が、出来事が
走馬灯のように湧き出てくる

傷を受けた時の
感覚が
感情が
リプレイされて、目の前にドンと居座る

知らぬ間に
ハートが萎縮し
身体が硬くなり
小さくなる自分

その自分を味わった途端に
涙が頬をつたっている
涙が開放へと導いてくれる

あ、、
「あの時の私は癒されたかった」のだと
その時、初めて、気づく

傷を受けた自分が
癒しを求めてハートの中で待ちわびている
闇に葬り去られたまま
蓋が開くのを息を潜めて待ち焦がれている

気づくこと・・
簡単なようで難しい

気づくこと・・
とても大切なのだと
癒しのプロセスの第一歩なのだと
気づいた