2週間の滞在の最後の一日。
午後から予定がぽっかり空き、何をしようかと考えた。
5分後には出かける用意をして、京阪電車に飛び乗り1人で京都に向かっていた。
目的地は鞍馬。
他の場所は何も思い浮かばなかった。
帰省する度に行く場所だ。
この夏にも2回、友達と訪れた。
また行ったん?、、と言われそうだが、私にとっては特別な場所だ。
京阪・出町柳駅で叡山電車に乗り換え30分。
終点が鞍馬駅。
午後の遅い時間になっていたので、ケーブルに乗り山頂のお寺に向かう。
最近はパワースポットとして有名になってきたので週末は結構混雑する。
私が行ったのは午後も遅かったのであまり人はいなかった。
本堂の前に、チベットの磁場の高い場所と繋がっている地点がある。
いつもならここに長い列が出来ていて、立つ順番を待たなければならないが、今回は並ばなくてもよかった。
そこに立ってしばし瞑想。
頭が締め付けられるようなエネルギーを感じた。
本堂に入り、お線香を立て、お参りをする。
このお寺に初めて来たのは16年ぐらい前のことだ。
レイキヒーリングを勉強している時に、マスターが連れて来てくれた。
レイキヒーリング発祥の地、鞍馬。
その由来を諭すかのように、レイキヒーリングのシンボルや3つの御神体が人知れずひっそりと祭られている場所がある。
毎回ここに来て、お祈りと瞑想の時間を過ごし、癒しのエネルギーをいっぱい戴いて下山する。
今回の帰省で、友達とのお付き合いの仕方にすれ違いを感じ、1人でやるせない気持ちになっていた。
人間独り独り、生き方や考え方が違うので、自分の物差しで他人を測ったり、自分と同じ世界観を押し付けるのは間違っているとわかっている。
わかってはいるものの、友達関係に隙間風を感じ、今回はそういうことが立て続けに起こったので、心が少し弱っていた。
そんな弱った心に癒しのエネルギーを補充することが出来た。
人それぞれ、生き方が違うということも改めて気づいた。
自分で壁を作っていたけれど、その人をそのまま全部受け入れようと思えるようになった。
鞍馬はいつも、その時に必要なエネルギーや気づきをもたらしてくれる大好きな場所だ。
今日の便でベイエリアに戻ります。