火曜日の夕方、合気道が終わって家に着いた途端に、道着のままで庭に飛び出した息子。
どうしたん~?と思ったら、両手で石を動かしたり土を掘り始めた。
しばらくして、「ママ~、紙コップ持って来て!」と叫ぶので、キッチンまで紙コップを取りに行く。
紙コップを1つ、息子に手渡した。
「何取ってるん?」と聞くと
「ローリーポーリー・・」と手のひらのモノを紙コップに入れながら答える。
差し出された紙コップを見ると、、中に居たのは「団子虫」だった。
刺激を与えると丸くなって団子のようになる、あの小さい虫。
「団子虫やん~ 英語ではローリーポーリーって言うの?」と聞くと
「そうだよ。」と教えてくれた。
最近は英語のボキャブラリーを息子から習うことも少なくない。
1匹見つけては紙コップに入れ、また探している。
あたりはだんだん暗くなってきた。
「虫探しよりも、宿題をしないと晩御飯の時間になるよ。」と告げると
「これが宿題だよ~」と私の顔を見上げ、威張った声で言う息子。
へっっ?宿題?
団子虫が・・・?
息子の背中を見守りながら、どんな宿題なのだろうと考えた。
15分ほどで10匹の団子虫が見つかり、満足そうに家の中に入る息子。
紙コップの外側にはマジックで「Don't Touch!」と書いている。
晩御飯の支度をしながら宿題の内容を聞いてみた。
団子虫をサイエンスクラスに持って行って、観察するそうだ。
全員が持ってきた何十匹という団子虫を大きなガラスケースに入れて、いろんな植物を与え、どの植物に群がるのかを何日も観ていくということだった。
「4thグレードの子供達ってこんなことをするのかあ~」と、息子のキラキラした眼を見ながら話を聞いていた。
翌日、息子は10匹のローリーポーリーが入った紙コップを大事そうに抱えて学校に行きました。