月と言う天体に太陽の光が当たっているだけなのに、月の光は特別なエネルギーを発していると思うのは私だけだろうか?
押し寄せてくるような強いものではないのに、清々深々と柔らかなエネルギーが密かに忍び込んで、ハートの奥まで深く癒してくれる。
特に満月の光はその癒しの波動が大きくなるような気がする。
今日、5月14日はさそり座の満月。
さそり座の情熱、火、力強さ、パワーが増強される。
しっかりと地に足をつけて、物事を進めていく、そんなエネルギー。
京都にある鞍馬寺では、毎年5月の満月の日に「ウエサク祭」が執り行われる。
“五月の満月には、天界と地上の間に通路が開け、ひときわ強いエネルギーが降り注がれると言います。この夕、満月に清水を捧げ心のともし灯を輝かせつつ、降り注がれる神秘的なお力を身に受けて、自分とすべてのものの「目覚め」のための熱い祈りを捧げるのが、光と水と聖音の祭典「五月満月祭(ウエサク祭)である」<鞍馬寺資料より引用>
もともとウエサク祭は仏教から始まったもので、チベット、マレーシア、スリランカなどアジア各地で行われてきた祭りのこと。
このお祭りが昔から京都の鞍馬山で毎年執り行われている。
アメリカのマウントシャスタでも最近祝われるようになったので「ウエサク祭」という言葉を知っている人も多いと思う。
日本に住んでいた頃(17年前)、ウエサク祭の日に友達と鞍馬山に登りこの祝い事に参加した。
お祭りと言っても出店があるわけではなく、静かに瞑想をして自分の内側を見つめ、朝まで過ごすという行事だった。
行く前は・・
一晩も瞑想をするの~?
お尻が痛くなるやん~
トイレは?食事は?
・・なんて愚図っていた私だったのに、行ってみるとそれは杞憂であったことに気付いた。
清らかな月の光の下に何百人もの人達が座り、瞑想をし静かに過ごすことが、とてもパワフルで充実した時間なのだとわかった。
一睡もしていないのに、朝帰路に着く時もエネルギーが充電され元気になっていた。
(近年は開始時間を早めて、一晩過ごすこともなくなったと聞いているけれど・・)
五月満月祭(ウエサク祭)の夜は、心の中で一番清く大切な願いを1つだけ心を込めて祈ると、天界に聞き届けられると言う=「一人一願の祈り」。
天界と地上の間に通路が開かれると言う満月の今日。
鞍馬山には行けないけれど、今宵は家でお月見をしながら月のエネルギーを受けて、瞑想をしてみようと思う。
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