ずいぶん前からシャスタで開催されるイベントに招待されていたのですが、ずっと迷っていたのです。
2週間前にポートランドに行って来たばかり・・、息子の面倒・・、家のこと・・、仕事のこと・・、身体も疲れている・・、
こういう理由をつけて99%は「行かない」つもりでした。
それなのに上から「行きなさい」と声が聞こえて、訳も分からず荷造りをしている私がいました。
自分でもどうしてこうなったのかよくわかりません。
主人が「行ってきていいよ。家のことは任せて・・」と言ってくれたので、行く決心をします。
以前泊まったことのあるマウントシャスタ市内のB&Bに電話をかけました。
「一部屋なら空いてるわよ。」とオーナーさんの返事。
まだベイエリアなので夜に到着することを伝えました。
「行かない」と思っていた最大の理由は『5時間の道のりを1人で運転出来ない』ことでした。
私にとっては未知の体験であり、恐れでもありました。
でも何故かこの「恐れを手放すこと」が旅の目的のような気がしたのです。
結局、シャスタまでの道のりはSF市内の渋滞に嵌って6時間半かかりました。
前方に見えたシャスタ山が神々しく、光に満ちて私を出迎えてくれます。
夜9時前に到着。
「運転、出来た~!」と1人で満足しました。
チェックインを済ませて部屋に入ります。
とりあえずお風呂に入って、寝ます。
翌朝、朝陽が差し込む部屋で目覚め、「散歩に行こう。」と思い立ちました。
外を少し歩くつもりが、車に乗り込み、山の上を目指して走らせました。
目的地はバーニーフラット。
地面に雪が積もっています。
普通の靴しか持って来てなかったので、先を歩くのは断念。
道路際で山にご挨拶をしました。
道路は雪で閉ざされて、ここでストップ。
先のパンサーメドウズがオープンするのはもう少し先のようでした。
宿に戻って朝ごはんを頂きます。
シカゴから来ているご家族と話しをしながら、ゲスト団欒の朝ごはんを戴きました。
その後にレイクシスキューに向かいます。
ここは風のない日は『逆さシャスタ』が見れる場所として有名です。
水面が波立っていたのでそれは拝めませんでしたが、湖のほとりに佇んで山を眺めました。
その次に訪れたのはキャッスルレイク。
とても静か・・
空の青、水の青が輝き、光の柱が天から下ろされたようです。
トレイルを歩きながら、1人の贅沢な時間を堪能しました。
マウントシャスタ市内に戻り、クリスタルショップを3軒周ります。
石好きの私にはこの上ない癒しの時間でした。
ランチを食べた後にマクラウド市内でのイベントに参加しました。
そこで半日過ごして夜遅く宿に戻りました。
翌朝は7時頃にシティパークのサクラメントリバー・ヘッドウォーターにお水を汲みに行きます。
お昼頃は人でいっぱいのこの場所も、朝のこの時間は誰も居ませんでした。
ゆっくりとお水を汲み、クリスタルを水に沈めて浄化をします。
宿に戻って、朝ごはんを食べ、帰り支度をします。
素敵なお庭には猫がちょこんと座っていました。
ウチの猫そっくり・・
オーナーに「有難う」とお礼を言って、荷物を車に詰め込みます。
「またいつでもいらっしゃいね。」
笑顔で見送ってくれました。
マーケットで買い物をして、ガソリンを入れ、帰路につきます。
渋滞の時間帯を避けたので、帰りは4時間半で帰って来れました。
シャスタへの旅でギフトを沢山戴きました。
最大のギフトは『自信』。
恐れを手放せば世界は拡がります。
自分の世界が拡がると、またそこから繋がっていく人が現れます。
人とのご縁を深く感じた旅でした。
有難うございます。