2013年3月27日水曜日

サンフランシスコ

先日の日曜日、「サンフランシスコ・おのぼりさん3時間バスツアー」に親戚一同で参加した。

従姉妹のスージーの50歳の誕生日に、貸切のダブルデッカーバスでサンフランシスコ市内の名所巡りをしてみんなでお祝いするという企画だ。

13年前、私がこの国に住み始めた頃に1年半住んだ街、サンフランシスコ。
車がなかったのでケーブルカーやバスに乗って、買い物や通学、観光を楽しんだ。
でもダブルデッカーバスに乗るのは今回が初めて。
旦那の親戚もベイエリアに住んでいるが、バスで市内を観光することはないので楽しみにしていた。

日曜日は快晴。
観光客でごった返すダウンタウンのポピュラースポット、ユニオンスクエアーに集合した。


ここから出発するバスは個人で参加出来るツアーがほとんどで、バスに乗る人達の列が長く続いていた。
バスが満席になると出発し、次のバスが停まる。
私達は「プライベートツアー」と書かれた2階建てのバスに乗り込んだ。



親戚10家族とスージーの友達2家族、合計12家族が1階と2階に分かれて席に着いた。
大人も子供もウキウキ気分でサンフランシスコの街並を眺め、おしゃべりに花が咲く。



ユニオンスクエアーから「チャイナタウン」のゲート前を通り、コロンバスアベニュー沿いにある「イタリア街」を歩く人々に手を降り、「ベイブリッジ」や「コイトタワー」を遠くに眺めながら、観光スポット「フッシャーマンズワーフ」へ。


ここで降りて20分の休憩タイム。
有名なダンジネスクラブ(蟹)を食べてもよかったが、直前にお昼ご飯を食べた私達はお腹がいっぱいだったので買い物をしたり、通りを歩いて過ごした。



サンフランシスコ名物のサワードゥブレッドに注ぎ込まれたクラムチャウダーや、その場で茹でて叩いて食べやすくされた蟹が有名だ。
この街に住み始めた頃はこういうものが珍しくて友達と時々食べに来ていた私。
「なんか、懐かしいなあ~」とその頃を思い出しながら歩いた。

休憩時間が終わるとバスに乗り込む。
ロンバート通りにある世界一有名なグネグネ道の坂を下の通りから眺める。
400メートルの坂にターンが8回あって、傾斜もきつく、写真を撮ったり運転してみようと言う観光客でごった返している。
パスの運転手は「バスが長くてこの坂をターンする事は出来ないのでここから眺めるだけだよ。」と言った。
隣に座っている旦那が「昔、友達がこの坂に住んでいて、遊びに行くとパーキングするのに大変だった。」と言っていた。
縦列駐車が苦手な私はとてもじゃないがこんな坂に駐車なんて出来ない。

次の目的地「パレスオブファインアート」に到着。
ヨーロッパの雰囲気を醸し出す建築様式で、1915年にパナマ運河の誕生を記念して造られた建物と周りを囲む池や木々、芝生と花に覆われた素敵な庭がある。
個人的にはサンフランシスコの中で一番ほっこりする大好きなスポットだ。
住んでいた頃は何度もここに訪れ神秘的な時間を楽しんだ。



ここで降りてみんなで庭を散歩する。
ゴールデンゲートブリッジが近くに見えて、潮風が通り抜けて気持ちがいい。
みんなで写真を撮ったり、建築物を眺めた。
特に建築家の旦那にとっては心が躍る場所だったようだ。

この隣には「Exploratorium」と言う子供向けの科学博物館がある。
探検・探求の好奇心を駆り立て、触ったり組み立てたり考えながら学べる、遊び心満載の博物館だ。
3年前に息子を連れて訪れたが、その時は1日中この博物館で遊んでいた。

休憩時間が終了し、バスに戻る。
次は橋を渡って向こう岸にあるサンフランシスコの街を眺めるビューポイントに。



青い空に映える赤い橋、ゴールデンゲートブリッジ。
いつもこの赤い橋を見ると何故か心がウキウキする。
橋を歩いて渡っている人、車で渡りビューポイントに行く人、ツアーバスの人、沢山の人が街を見渡せる所を目差すので道は混雑している。

やっとビューポイントに着き、しばしの間記念撮影。
岸の反対側から眺めるサンフランシスコの街が1度に見渡せて、また違う味わいがある。
こうやって見てみるとこの街は小さいなあ・・なんて思う。


ブリッジの交通渋滞の為にこの時点で予定の3時間は過ぎていた。
また橋を渡ってユニオンスクエアーまで戻ることに・・・

スピーカー越しにバスの運転手が音頭を取って「ハッピーバースディ」をみんなで合掌した。
スージーの旦那さまが差し出したバースディケーキのロウソクをスージーが吹き消して、みんなで「おめでとう」と掛け声をかける。
パースディカードやプレゼントを開き、「ありがとう」とお礼を言うスージー。

その間にも「シティホール」や「オペラハウス」、「アジアンミュージアム」を通り過ぎて出発点のユニオンスクエアーに帰ってきた。

バスツアー終了。

その後はまだ時間のある人だけで「ピアー39」に行った。
人数は半分に減ってしまったが子供たちは水族館を、大人達はバーに座ってカクテルを楽しんだ。

久しぶりに訪れたサンフランシスコの街。
行ったことがある場所ばかりだったが、「みんなでバスに乗って観光する。」と言うのはとても楽しくて新鮮だった。




サンフランシスコ名物のケーブルカー。
今度はケーブルカーツアーって言うのもいいかも・・・



2013年3月24日日曜日

カリフォルニアロール

息子の学校で「ティチャーズ・アプリシエーションランチ」と言うボランティアがある。
1ヶ月に1度、担当の学年の保護者が先生やスタッフ32人分のお昼ご飯を分担して配給するサービスだ。

今月は息子の学年がその当番だった。
今週の木曜日にサインアップした20人の保護者が、肉料理、魚料理、野菜料理、サイドディッシュ、サラダ、デザート、飲み物などを担当し、8人分のお料理を持って行く。

1ヶ月前に同じクラスのDくんのお母さんとランチサービスの話をしている時に、
「あなた、お寿司が作れるでしょ。お寿司を出したらいいと思うわ~」と言われた。
「お寿司って言ったって、生の魚はあかんやん・・」と反論すると
「じゃあカリフォルニアロールなんてどう?いいんじゃない~それにしましょう。」と返され
「ロールのお寿司はあんまり作ったことないねんけど・・」と言うと
「日本人なんだから作れるでしょ。大丈夫よ~」と笑っている。
日本人はみんな巻き寿司を作るのが得意だと思っている。

そんなことない。。。
得意な人もいるだろうが、私は得意ではないので普段から作らない。

でも期待されて、サインアップした私もお調子者だった。

当日は朝からご飯を炊いて寿司飯を作り、海苔、アボカド、蟹カマ、ゴマを揃えた。
何年ぶりかで作ってみると全然上手く作れない。
具が中心にいかない。
ご飯同士が上手く繋がらない。
端っこから具がはみ出てくる。
繋がっていない箇所に寿司飯を足したり、端っこからはみ出た具を中に押さえ込む。
悪党苦戦した挙句にようやく11本のカリフォルニアロールが出来た。

2本分は息子と旦那のランチ。
1本分はDくんのお母さんへのおすそ分け。
8本分のカリフォルニアロールを切ってパーティ皿に並べワサビとお醤油を添えた。

11時前に学校に届けに行った。
スタッフルームにはもう既にカレーやグリルドサーモン、サラダなど美味しそうなお料理が並べられていた。
「私も食べたい・・」なんて思いながら、部屋を出てきた。

学校が終わってお皿を取りに行くと、空っぽだった。
お皿を持っているとオフィスマネージャー(秘書)が私の側に来た。
「あなたこれ作ったの?」と言われ
「そうよ。」と応えると
「素晴らしいわ~ とっても美味しかった。」と褒められた。

よかった。
悪戦苦闘した甲斐があった。
なんとなく嬉しくなった。

それからDくんのお母さんを探したが、すれ違いになったのか見つからなかった。
息子を迎えに行き、車に乗せると「ママ、お寿司とっても美味しかったよ。」と言われた。
「ありがとう。8切れ、全部食べたん?」と聞くと
「食べた。でもまだお腹がすいてる。」と返された。

Dくんのお母さんにあげようと思っていた分を見せて「食べる?」と聞くと、目を輝かせながら「うん!」と手を伸ばす息子。

その日はミニマムディ(=短縮授業)だったのでお昼ご飯を食べてからまだあまり時間が経っていないのにガツガツとカリフォルニアロールを食べている。
あっという間に7切れを平らげた。
お弁当の分を入れて15切れ。
この食欲には感心してしまった。

その夜は晩御飯もちゃんと食べて、ベッドで息子に本を読んでいた時のこと。
急に息子が「ママ、お寿司ってすごいねえ~」と大声で私に言った。
「どういう事?」と聞くと
「美味しいし、海苔も入ってるし、いろんな魚や野菜が入ってるもん。考えた人はすごいねえ。」と言う。

「そうやねえ。でもその食欲のほうがもっとすごいと思うわ~」と言うと
「また、すぐに作ってね。」とリクエストされた。

う~~ん・・・
悪戦苦闘はしばらく遠慮したいなあ。




2013年3月23日土曜日

花のエネルギー

毎週、季節の切花を買ってきて部屋に飾る。

花の存在に癒される。
花があると空間が明るくなる。
花の色、形から元気をもらえる。
花一輪が人の心を魅了する。

花の香りに癒される。
「アロマセラピー」は植物の芳香成分を抽出したエッセンシャルオイルを使った、心身の健康を図る方法だ。
アロマセラピーのアプローチ法は二通りあって、鼻からの嗅覚刺激と皮膚や粘膜を通して血流から体内に入る方法だと言う。
アロマスプレーを作ったり、ディフューザーで部屋に香りを取り入れて気分を変える。
塩と混ぜてバスソルトを作り、お風呂に入れて香りを楽しみながらアロマのお湯に漬かる。
キャリアーオイルにブレンドしてマッサージをすると身体の中からリラックス出来る。
日本語ではエッセンシャルオイルを「精油」と言うように、花の精がいて魔法をかけるようにエネルギーが変わる。

花の波動に癒される。
花のエネルギーを水に転写した花の波動水と呼ばれる「フラワーエッセンス」。
このフラワーエッセンスは肉体に直接働きかけるのではなく、身体を取り巻いているエネルギーフィールド(=オーラ)に浸透して、肉体、精神、感情、魂を1つにまとめると言う。
特に人間の感情や精神と呼応して、心のバランスを調整してくれる。
一般的に知られているのはバッチレメディとして有名なエドワード・バッチ博士の38種類の花のフラワーエッセンスだ。
これは私が日本に居た頃に大阪の有名デパートの一角に並べられていた。
波動モノが大好きな私はさっそくいろいろ試して、「結構効いてるかも・・・」と思った。
例えば、毎日仕事でイライラしていた心がだんだんと落ち着いて穏やかになったり、自分に自信がなかったのがいつの間にか「大丈夫だ。」と自信が持てるようになった。
また、不安やストレスから考えが頭の中をグルグル廻って眠れない時に、特定のフラワーエッセンスを摂ると不思議なくらいに眠れたりする。
最近は電磁波から身体を守るフラワーエッセンスをお茶に入れて飲んでいる。

切花や、精油や、波動水から「花のエネルギー」を戴いている。
自然のエネルギー、花が持つエネルギーは測り知れない。

さっき花瓶の花に「ありがとう・・」と、感謝をしながら水を換えた。






2013年3月13日水曜日

梅しょう番茶

4年前にマクロビオティックのクラスを受けた時に「梅しょう番茶」と言う飲み物を初めて飲んだ。

梅干し半分をつぶして湯呑みに入れ、生姜の絞り汁を2-3滴、醤油を小さじ1杯ほど入れ、熱い三年番茶を注ぐ。

この梅しょう番茶は疲労回復、血液浄化、冷え性、風邪や低血圧などに効能があると言われている。
これらの陰性の症状に効果がある理由は、中に入っている梅干しと醤油、ショウガ、番茶の有効成分が相乗的に働くかららしい。

梅干しの「クエン酸」や醤油が代謝を促したり、血液をサラサラにして痛みや倦怠感を解消する。
梅干しや醤油の塩分が血中のヘモグロビンを活性化させて、からだの隅々まで十分な酸素を運ぶ。
さらに、醤油の生きた酵素は胃腸の調子を整えると言う。
生姜は漢方薬にも使われていて、身体を温めたり免疫力を強化する作用がある。
腹痛には、梅干し、ショウガ、番茶のそれぞれの殺菌力が内臓の中で暴れている腐敗菌を抑えるのに効果を発揮するらしい。
また血液をアルカリ性に保つので、肉類、砂糖類を多く摂り過ぎて酸性に傾いた血液を中和させると言う。

4年前にこれを知ってから継続して2年ぐらい毎朝飲んでいたのに、最近忘れがちになっていた。

1週間前にふと、自分の手足が結構冷えている事に気がついた私。
「身体を中から温めよう。」と思い、この梅しょう番茶を作ってみた。
飲んでしばらくするとお腹の中からポカポカしてきて身体が緩み、気持ちよくなってきた。
また毎朝飲んでみよう・・と決心をしなおした。

日本人ならでは・・のこのレシピ。
日本人の知恵ってすごいなあ~と思う。

最近「風邪をひきやすくなった。」と言っている実家の父にも勧めてみようと思う。




2013年3月11日月曜日

デイライトセイビング・タイム

アメリカのサマータイムが今日から始まった。

「サマータイムってもう夏なの?」と息子に聞かれたけれど、即夏になるのではなく夏時間のことだと説明した。

Day Light Saving Time と言って太陽の光を効率よく利用出来るように、時計を1時間ずらす。
明るい時間を有効に使う為に、「照明の節約」になったり、活動時間が増えることによる「経済の活性化」や「余暇の充実」を期待しているそうだ。(wekipedia より)

アメリカでは3月第2日曜日〜11月第1日曜日と定められている。
開始日の今日は午前2時が午前3時になる。
(1時59分59秒の次が3時00分00秒)

"Spring forward, Fall back" と言って
「春は前に(時間を)進めて、秋は後に(時間を)戻す」

秋に時計を戻す時は1日が25時間あり、1時間は遅く寝ていられるので「得した気分」になる。

反対に開始日の今日は正味23時間しかない。
1時間早く起きなければいけない。
Spring forward で1時間時計を早める日は、毎年「損した気分」になる私。

朝の1時間はとっても大きい。
しばらくは1時間の時差ぼけ状態が続く・・・



2013年3月3日日曜日

ヒーリングクラス

昨年の夏にマスターディグリーを取って、レイキヒーリングを教える資格を与えられた。
でもその時は「教える」ということをあまり考えていなかった私。

周りでヒーリングに興味がある方々が現れ、「習いたい」という要望を聞くようになった。
いろいろ悩んで考えて、「ベイエリアで日本語でレイキヒーリングを教えよう。」という結論に至った。

他にもこの土地でレイキヒーリングを広めている方はいらっしゃるけれど、私なりに自分のスタンスでこのヒーリングを1人でも多くの方に知ってもらいたい・・と思うようになった。

17年前に日本でネオレイキヒーリングを習得し、家族や友達だけに使ってきたヒーリング法。
こっちでも西洋レイキのクラスを受けた。
でも欧米風に少しずつ伝統が変えられている気がして、日本発祥のヒーリング法を日本人としてこちらで伝えたい・・と思うようになった。
いずれは英語でも教えられるようになりたいけれど、その第一段階として日本語でクラスをスタートさせる決心をした。

レベル1のクラスの第1回目を2月に行った。
上手く伝えられるか不安だったけれど、思いのほかクラスはすんなりと進んだ。
充実感と達成感に包まれ、生徒さんとの信頼感も生まれ無事に終了した。
レベル1、2、3・・と随時開催する予定。
レベル1のクラス、次回は3月8日(金)。

ヒーリングセッションも行っています。
ご連絡、ご質問はEmail タブをクリックしてください。

関連ページ:レイキヒーリング
        http://emeraldhillsca.blogspot.com/2012/11/reiki-healing.html