2014年6月4日水曜日

ヒプノセラピー 2

ヒプノセラピー(催眠療法)を一度も受けたことがない場合「セラピー中は意識がなくなるのではないか・・」「トランス状態になって操られるのではないか・・」と思う方がいらっしゃいます。

でもそれは全く違うのです。

催眠状態と言うのは、思考が働いている時の脳波=β波から、リラックスして寛いでいる時の脳波=α波に変わりゆったりとした状態のことを言います。
ヒプノセラピーを受けられる方は目を閉じてリラックスしています。
セラピー中もセラピストの声は聞こえています。
そして行動のコントロールはセラピーを受けられる方にあるのです。
セラピストはリラックス出来るように誘導していきますが、セラピーを受けている方はしたくないことはしなくても構いません。
トイレに行きたくなると席を立つことも出来ます。

私が誘導するヒプノセラピーは今の自分にある問題(身体の痛み、感情の滞り、パートナーシップの問題など)にフォーカスして、その問題とリンクする過去の次元に帰って行きます。
その方の核になっている問題が何であるかを、カウンセリングの時間を充分に取って一緒に掘り下げて行きます。
カウンセリングの後で催眠状態がどういうものであるのかを、説明をしながら体験していただきます。
リラックスするには呼吸が大切なので、呼吸の練習をすることから始めていきます。
リラックスが出来て催眠状態がどういうものかをわかっていただいた後に、初めてセラピーに入って行きます。

セラピー中は、セラピーを受けられている方が今の自分にある問題とリンクする過去の場面に帰っていくように催眠誘導をします。
その過去の場面は今世の幼い時の場合もありますし、過去世の場合もあります。
改めて過去を体験して、今の自分を苦しめている「過去に持ってしまった間違った思い込み」を見つける作業をします。
その思い込みは自分の生き方に自分でクセパターンを作って、生き難い状態を招いている可能性があります。
また過去の場面に再び帰ることで、過去には得られなかった気付きや学びを受け取ることも出来ます。
枠を外して気付きを得た瞬間に古い思い込みがリリースされて新しい思考が入ってきます。
この時に大きなエネルギーの交換が起こります。
「これは一種のエネルギーワーク?」と思うほど、癒しのエネルギーがその方に注がれるのです。
一緒にそれを体験させて頂く私は、エネルギーのパワフルさに驚くことがしばしばあります。
セラピーを受ける前に比べて、終わった後のクライアントさんの顔が見違えるほど輝いて見えるのには感動をしてしまいます。

ただ「過去世を見たい。」と思っていても、今世の問題・・特に幼児期に受けたトラウマが大きい場合は過去世の次元に行くことが難しい場合があります。
「今世の問題をまず解決して欲しい。」と、身体と心と魂が叫び過去世に行くのを邪魔するので、その場合は今世の問題に取り組みます。
解決してからその後に過去世回帰(前世療法)をしますが、時間が足りない場合は今世の問題だけでセラピーが終わる場合もあります。
前世療法だけがヒプノセラピーではなく、今世のワークも重要なセラピーなのだと説明をして理解していただきます。
今の自分に取り巻いている枠を外す作業は、前世療法だけでなく幼児期退行(インナーチャイルドワーク)や胎内回帰も重要なヒプノセラピーです。
その問題がいつその方の思い込みとなってインプットされたのか・・で、帰っていく次元が違ってくるのです。



もう外してもいい枠、入れ替えたい思い込みやクセ、人生のパターン・・
ヒプノセラピーはそれを探る1つのツール(道具)であると、沢山の方々の変容を見て実感しています。


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