いろんな種類のお花に触れ、ハーブについて学び、作品を作る優雅な時間。
花瓶に活けたり、オアシスを使ったり、リースにしたり・・と作品の形も様々で、何を教えていただけるのか毎回ワクワクする。
浦田先生は「子供達がお花に触れる機会を与えたい。」と言う強い想いを持たれていて、子供さんがいる生徒さんに子供用の花材をお土産にくださる。
先生のご好意に感謝してその花材をありがたく戴く。
最初は息子とフラワーアレンジメントという組み合わせがピンとこなかった。
「男の子にお花・・って嫌がるんじゃないかな?」と言う私の偏見を吹き飛ばすように、意外にも息子はお花を活けるのが気に入った様子だった。
「ポイントになる花を中心に低くする。」ことだけを伝え、後は我流でアレンジする息子。
投げ入れ同然でいつも2-3分で終わってしまう。
その割には形が決まっているので、彼のセンスの良さに感心していた。
今月のお稽古は息子が夏休みに入っていたので、一緒に連れていくことにした。
教室に入ると、息子用の花材も用意してくださっていた。
先生の説明を聞いて、さっそく作品に取り掛かる息子。
花瓶にしか活けたことがなかった彼は、オアシスを使うのは初めてで戸惑っていた。
先生のアドバイスを静かに聞き、真剣な眼差しで活け始める。
ものの5分ぐらいで作品を仕上げてしまった。
デコレーションの赤いハミングバードを選び、作品に取り付け遊ぶ息子。
なかなか形が決められない私に「ママ、まだ~?」と催促の呟きを何度も囁く。
「ちょっと待って~、もうすぐ出来るから・・」と引き伸ばす。
20種類以上の花々をどこに刺していいのかわからす、先生のアドバイスを受けてやっと完成。
野の花が咲き乱れる花畑にハミングバードが飛んでいる素敵な作品に仕上がった。
息子も私も大満足。
作品を家に持って帰りダイニングルームに飾る。
「ダディ、これ僕が活けたんだよ。」と旦那に自慢する息子。
それを見た旦那は「すごいねえ~ ママより上手じゃない?」と息子を褒める。
褒められて嬉しそうにハミングバードを揺らす息子。
花と和やかな雰囲気で家の中が一気に明るくなった。
自分の作品を眺めながら「ママ、お花のクラスに連れて行ってくれてありがとう。とても楽しかったよ。」とハグをしてくれた。
浦田先生の想いが彼には伝わっているんだなあ・・と感じながら、私も嬉しくなった。
先生、ありがとうございました。
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