エメラルドヒルズでの8月の平均気温は、最高25℃・最低14℃と例年通り涼しかった。
日本から帰って来たばかりの私達にとっては、正直言って寒かった・・
9月に入ったこの週末は気温がグーンと鰻上りに上昇。
今日はえらい暑いやん~・・と思っていたら
最高気温36℃。
「今年も来た~!」と感じるのがこのインディアンサマー。
語源によると、''インディアンサマー'' とは本来は晩秋から初冬にかけて続く暖かい日々の事で、日本の「小春日和」に相当する言葉らしい。
でも、ここカリフォルニアでは「残暑」という意味で使っていて、9月になると突然やってくる。
普段、夏が涼しいベイエリアでは冷房設備のない家が多い。
日本では考えられないことだが、暖房はあっても冷房がない。
例に漏れず、ウチもクーラーというものがない。
しかしクーラーなしでもこの暑さを乗り切る方法があり、旦那は当然のようにやっている。
その方法とは・・
昼間は35℃を越えても、夜は涼しく最低気温は15℃ぐらいに下がるベイエリア。
夕方になると窓を開けて外気を入れ、一晩中冷たい空気を家に取り込む。
次の朝は日の出とともに、開けていた窓を全部閉める。
昼間は絶対に窓を開けずに夕方まで締め切ったまま。
ドアを開けてもすぐに閉める。
夜の間に取り入れた冷気を出来るだけキープする。
すると結構快適に過ごせるから驚き。
こっちに住み始めた頃はこの原理がわからず、昼間に窓を開けていた。
風通しをよくすることで、気温を下げるのが当たり前だと日本式に考えていた。
すると旦那に言われた。
「暑い日は窓を閉めるのが正しい方法。」
んな、アホな~
っと思ったけれど、やってみてびっくり。
確かに涼しい。
この方法を日本でやってみたら、とてつもなく暑かった。
暑くて暑くて、1時間もしないうちにギブアップした。
我慢できずにクーラーのスイッチをオン。
日本の高い湿度と夜も下がらない気温のせい。
カラっとしているカリフォルニアだからこそ出来る裏ワザ。
『郷に入れば郷に従え』・・と納得。
インディアンサマーは何ヶ月も続くことはなく、熱帯夜がないというのもありがたいこと。
ほんの数日で終わってしまうのはちょっと淋しい。
この数日間は昼間だけ暑いわずかな「ベイエリアの夏」に浸ることにしよう・・
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