2014年4月9日水曜日

接触事故

火曜日の午後、学校に息子と息子の友達を迎えに行って習い事の場所まで送って行った。
習い事をしている1時間で買い物をしようと駐車場を出かけた途端・・
道路に入る為に止まっていた私の車の横に、出口付近に駐車していた普通サイズのトラックが後ろを見ずにバックしてきた。

「うそ~、ぶつかるやん!」

そう思う間もなく、ガリガリ、ミシッ・・・
鈍い音がしてトラックのバンパーが私の車に衝突した。

運転手は頭を抱えながら車をパーキングに戻している。
私も出口には車を停めていられないので、少しバックして車を停めて外に出た。

車をチェックしてみると、ドアは大丈夫だったけれどバンパーの横あたりが大きく凹んで黒ずんでいた。
目撃者はいない。
トラックの運転手は若いメキシカン風の男性だった。

「後ろを見ていなかった僕が悪い。」と彼が私に謝った。

「車の保険証明を見せてもらえる?」と聞くと、
「保険が切れているので持っていない。修理にかかった費用を全部出すから。」と言われた。

「じゃあ運転免許証を見せて。」と言うと、
「それも期限が切れてる。」と言われた。
期限切れではなく持っていないのかも・・と思ったけれど、あまり突っ込むと後が怖いので言えなかった。

「僕は隣のビルで働いているので、いつ請求に来てもらってもいい。」と言う。
「じゃあ名前と住所、電話番号を教えて。」と言うと、名前を紙に書いて渡してくれた。
電話番号は私の携帯に番号を入れてくれた。
その番号にかけると彼の電話が鳴ったので確かな番号だと思う。
「住所は?」ともう一度聞くと「特定な住所を持っていない。」と言う答え。

どうしよう~と困ってしまい、旦那に電話をしてみた。
事故のことを告げると、まず私が無事だったことを知り「よかった~」と叫んでいる。
そして「ポリスに電話をしなさい。」と言われた。

「ポリス?」と聞きなおすと、側で運転手が「お願いだからそれは辞めてくれ。」と懇願している。
「じゃあ、主人と電話で話してくれる?」と私の携帯を彼に渡した。

10分間の会話で話がまとまったようだった。
結局ポリスには連絡をせず、トラックの運転手に「修理代を請求する。」ことになった。
旦那から「車のナンバープレートを控えるように。」と言われたので、携帯で写真を撮った。
それで一件落着?になり、彼はトラックを運転してどこかに消えてしまった。


ベイエリアにはたくさんの不法滞在者が住んでいる。
彼らは運転免許証や車両保険を持っていない。

旦那の友達は、出会いがしらの衝突事故に遭って車両保険のカードを交換しようとしたら相手が保険を持っていなかった。
すぐに警察を呼んだが、保険に関しては何も助けてくれない。
「自分達で解決しなさい。」と言って、警察官はそそくさと立ち去ったと言う。


私は「この事故はどういう意味があるのだろう・・」と考えながら恐々運転を再開した。



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