2014年10月23日木曜日

オレンジカラー

街中の樹々が赤や黄色の多彩な色に染まる10月。
ハロウィーンのデコレーションでオレンジ色のかぼちゃが家々の玄関に飾られ始めた。
外を彩る色を眺めては「秋やなあ~」としみじみ思うこの頃。

昨年よりも早く昔のボス(上司)から連絡があり、先週末ボスのお宅に恒例の柿狩りに行って来た。
見晴らしのいいお庭には例年よりも柿の数が多く、熟した柿がたわわに実っている。



さっそく木に登って柿を捥ぎだす息子。
下で見ているほうがハラハラするくらい身軽だ。
あっちの枝からこっちに枝・・とサルのようにすいすいと木を渡り歩いている。




数分間でもうカバンがいっぱいになった。
足元にもたくさん実っている。

ボスが用意してくれたBBQを戴くと、「さあ、泳ごう!」と言って水着に着替えてプールに飛び込む息子。
日中は「これが10月の気温?」と思うほど、汗ばむくらいに暑かった。


大人はワインを飲みながら近況を報告し合う。

泳ぐのに飽きた息子はプールからあがって来て「ナイフある?」と聞いてきた。
「何すんの?」と聞くと
「カービングがしたいの。」と言う彼。

普通は中身を繰り抜いたかぼちゃをナイフでカービングして、ハロウィーンのデコレーションに飾る。
それを真似して、柿に顔を作りたい・・という息子の返事。

ナイフがなかったので、先の尖ったハサミを借りた。
作り出したら止まらないらしく、何個も何個も作っている。
よく見ると、顔の一つ一つに表情があって面白い。

秋の日暮れは早く、日が傾くと急に寒くなる。
ボスにお礼を言って、柿50個余りをトランクに詰め込む。
カービングした柿も全部持って帰ってきた。
さっそく玄関先に並べる息子。




今週火曜日から野球のワールドシリーズが開幕。
地元のサンフランシスコジャイアンツが出場するので、人々は浮き足立っている。

「ベイエリアの皆さん、ジャイアンツを応援するためにオレンジ色か黒の服を着ましょう。間違っても相手側の色、ロイヤルブルーは着ないように。」とニュースで報道している。

朝、ジャイアンツのTシャツを着た息子は、玄関先の柿達を眺め「ジャイアンツ、勝つかなあ?この柿はオレンジ色だからジャイアンツの応援団だよ。」と嬉しそうに言いながら学校に行きました。


関連記事:柿狩り

2014年10月11日土曜日

ホメオパシーのレメディ:アルニカ

息子の学校が終わる時間に迎えに行きました。
私を見つけて歩いてくる息子の様子がおかしい・・
歩き方が正常ではなく、びっこを引いています。

「どうしたん?」と聞くと
「左足が痛い。」と言う答え。

「どこかで捻挫した?」
「捻挫って何?」

「英語ではSprain」
「そう、それ。ネンザしたみたい。」

いつ、どこで捻挫したのかは全く覚えていないけれど、歩く時に左足首に痛みがあって上手く歩けないらしい。

「ここに来る前は何も食べなかった?」
「食べてない。」
「じゃあ、お薬を飲もう。」

バッグの中からホメオパシーのレメディを取り出しました。
アルニカ30C。
息子はもう口を開けて待っています。
一粒口に放り込みます。

この日は合気道の練習があったけれど、大事を取って休む事にしました。
家に帰って足首にアルニカジェルを塗ってあげました。
まだ痛いのかそろそろと左足を引きずるように歩く息子。
「寝る時は痛くないかなあ?」と心配していたけれど、夜は痛みもないようで熟睡していました。



翌朝、元気に「ママ、おはよう!」と階段を上ってきました。
普通に歩いています。

「捻挫はもう大丈夫なん?」って聞くと
「あれ、忘れてた。もう全然痛くないよ。」と笑顔で答える息子。
「よかったねえ~」と言うと
「ママは魔法使いだねえ。小さいお薬の粒でなんでも治しちゃうもんね。」とハグしてくれました。

ホメオパシーを知っていてよかったなあ・・と改めて感じる瞬間。

いつも助かってます。

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ホメオパシーでポピュラーなレメディ「アルニカ」の和名はウサギ菊。
ウサギ菊は高山植物で、アンデス山脈の登山家達が怪我をした時の応急処置としてこの植物を使ったことから広まってきたと言われています。
アルニカは出血を吸収して散らす働きがあり、内出血(皮下出血)に対して有効だとされ、怪我、打撲、打ち身、筋肉痛の対処によく使われるレメディです。
注意する点は、アルニカのジェルやクリームを皮膚に塗布する場合は傷口には塗らないこと。傷口がふさがるまでは内服用のアルニカで対処するといいようです。


関連記事:ホメオパシー
     ホメオパシーの使い方


2014年10月8日水曜日

月のオーラ



18時40分。
スイムチームで練習をしている息子を迎えに行く時間。
車を5分走らせてスイミングスクールに到着。
車を停め、息子が待つプールまで歩きました。

ピンクから藍色に染まるグラデーション色の空。
サンフランシスコベイ上空のその色合いを見ながら、心が穏やかになります。
夕日が西に沈みかけ、月が東から顔を出したところでした。

今日の月は一段と綺麗・・
思わずシャッターを押します。
藍色が濃くなる一秒ごとに月の白さが際立つ感じ。

車に乗った息子は月を目で追いかけています。
「ママ、今日の月は薔薇みたいだねえ。」

「薔薇?月の光が?」
「違うよ。月のオーラだよ。」

オーラ・・

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1週間前。
息子と『オーラの本』を一緒に読んで、人間の身体の周りにある光の話をしていました。

「オーラ」と言うのは人間では「身体の3~20cm前後に渡りすっぽりと包む立体的な楕円形または卵型のエネルギーフィールドのこと(Wikipediaより)」と言う解釈が一般的です。
人を取り巻く気の場で健康や気分、エネルギーレベルについて教えてくれます。
オーラ写真を撮ると、光のエネルギーフィールドを映し出すことが出来ます。

私も、目の焦点をずらすと身体の周りの光や色がうっすらと見えます。
それを息子に伝えると・・

「そんなの前から知ってるよ。僕はもっといろんな光が見えるんだよ。でも僕の目はおかしいと思ってたから黙ってたの。」と息子が応えました。

有機物、無機物に限らず、どんなものにもオーラが見えるらしく、その形は物体の周りだけに限定していないと言います。
「すごいねえ~」と息子を褒めると彼は安心して笑顔になりました。
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「・・で、月のオーラってどんな形なの?」、車を運転しながらと聞くと
「丸がいっぱいあって、それが重なっているんだよ。」と言いました。

説明されてもわからないので、家に着いてから絵に描いてもらいました。
黒字が月の輪郭で、赤字が月のオーラだそう。


「え?月のオーラってこんな風に見えるの?」と聞くと

「いつもじゃないよ。でも今日はこんな感じ。薔薇みたいでしょ・・」と言う答え。

「薔薇の月の光を浴びて、今夜は特別なのねえ。」と言うと、
「そうだねえ。」とまた月を眺めています。

一週間前の会話がなければ、薔薇のオーラのことは話してくれなかったのかもしれません。

平均的なものの考え方で、1人1人の個性をくくってしまいたくありません。
息子の感性を大切にしたいなあと思った時間でした。

カリフォルニアは明朝3時51分に満月になる今夜の月。
私には見えないけれど、薔薇の形のオーラの月に見守られて心がフワフワと花びらのように開く感覚を覚えました。

あなたの眼には今夜の月はどんな風に映っているのでしょうか・・?


関連記事:子供の記憶

2014年10月4日土曜日

揺さぶり

この夏から秋にかけて・・
仕事が変わったり、
引越ししたり、
大切な人との別れがあったり、
健康を害したり(これは私)
・・で、何かしら変化があった方が私の周りに沢山いる。

ウチの旦那もその中の1人で、
彼のビジネスで考えられないような問題が次々に起こり、
秋分の日に大きな決断をした。
その決断には私も驚いたが、
彼の決心は変わらない様子だ。

「新しいステージ」・・
そんな言葉が頭をよぎる。

地球の波動が変わっていく中で
目に見えないエネルギーが地球を取り囲み
私達人間もそれに合わせて変わっていっている・・そんな気がする。

思考が
信念が
意識が
身体が
環境が
人間関係が

新しいステージに向けて
要らないものを振り落とす為に揺さぶられる。

その過程は心地いいものではないけれど、
それぞれ必要なことで、意味があり、気付きや学びをもたらす。

何も起こらなかった人は
「そのままでいい」のだと言うメッセージ。
今のままで大丈夫。
そのままの自分を受け入れる。

何か起こった人は
「流れに任せて自分を委ねる」と言うメッセージ。
見えない力はとてつもなく大きくて逆らえない。
手放し、許し、委ねる。

カリフォルニアで新月と秋分の日が重なった日に、地球の波動が更に微細になったそう。
私の身体も、その日を境に軽くなり、すっきりした感覚に包まれた。
何かを削ぎ落とした・・そんな感じ。

地球の波動は更に上昇するらしい。
肉体を持ち、感情や思考に囚われている人間にとって、揺さぶりはこれからも続くのかな?

その時はその時。
あわてず逆らわず、ただただ流れに身を委ねよう・・




2014年10月3日金曜日

長いトンネル

長いトンネルの中を彷徨っている・・そんな感じでこの数ヶ月が過ぎた。

日本人でありながら、2ヶ月過ごした大阪の夏が辛かった。
友達に逢えるのは嬉しい。
妹や姪っ子達と過ごす時間はとても貴重。
美味しいものが目白押し。
大好きな温泉や神社仏閣が点在している。

なのにカリフォルニアに15年間住んでいると、身体がカリフォルニアモードになってしまい、2ヶ月の滞在で日本の食事や気候に馴染めなくなっている私がいた。

カリフォルニアに戻る直前に身体を壊し、3日間は食べ物を受け付けず水を飲んでも吐き、外気気温36度の暑さでフラフラになり、飛行機に乗る前日に病院に行って点滴を打ってもらった。

身体のふるえが止まらず、機能が停止しているような感覚。
思考も停止した。
「底」にいるような状態で自分自身が情けなかった。
やっとの思いで飛行機に乗り、旦那が待つ自宅にたどり着く。

時差ぼけ回復、体調回復、落ち込み回復・・

底から這い上がるのに、思いのほか時間がかかった。
身体はだんだん元に戻ってきたけれど、でもまだ本調子ではない。
心も揺れている。
アップダウンの繰り返し。

ブログを「書かない」と決め、自分癒しに勤しんだ。

この間に気付いたこと、、いっぱい。

「感謝の心」

自分の今の身体に感謝する。
私の意志とは関係なしに24時間動いている私の内臓や身体の機能。
ありがたいなあ・・と改めて感じた。

家族や友達との関係で「ありがとう」と感じる時が何度もあった。
私は1人で生きているわけではない。
数々のご縁のおかげでみんなに支えられ、こうしてここにいる。
1人1人との繋がりが、愛が、笑顔が、かけがえのない私の宝物。

他にも・・
「許すこと」
「自分を認めること」
「自分を信じること」
「手放すこと」
「今の自分を受け入れること」

沢山の気付き。
ありがとう。

また少しずつ「自分が好き」になってきた。
長いトンネルの中から光が見えてきた。