11年前にデンタルアシスタントとして勤めていたパロアルトの歯科医院。
そのボス(院長)の家に大きな柿の木があり、この季節になると「柿を取りにおいで・・」と家に招待してくれる。
秋も深まった日曜日の午後、家族や友達とお邪魔した。
テレビでは49ersのフットボール中継の真っ最中で、旦那はさっそくビールを開けてボスとテレビにかじり付き状態。
私は久しぶりに逢った友達やボスの息子さん夫婦と話に没頭。
今年2歳になるボスのお孫さんのI くん。
昨年逢った時はヨチヨチ歩き始めた頃で、まだ話も出来なかった。
1年ぶりに会うと、とっても上手に話をしてくれる。
可愛い~
気がつくと、息子は庭に出て1人で柿の木に登っている。
危ないやん・・
あわてて柿を入れるバッグを持って行く私。
大きなオレンジ色の柿がたわわに実っている。
ボスのお父様は以前ビバリーヒルズで庭師(=オードリーヘップバーンやハンフリーボガードのお庭を手入れされいていた!・・)だったので、父親譲りで植物の世話はプロ並み。
ボスのお庭の柿はとっても甘い。
手が届く範囲はもう既に取られているので、木に登るか長いノコギリを使わないと収穫出来ない。
母の不安をよそに息子は柿を探しながらスルスルと木の幹を移動し、取った柿を下に落としていく。
まるで猿のよう・・
それをバッグに受け取る私。
I くんが息子のことを気に入って、後を追っている。
息子が落とした柿を拾って地面に並べ始めた。
2歳児の行動の1つ1つ、発言の一言一言が可愛くて愛らしい。
(息子にもこんな時期があったのになあ~)
ボスがランチを用意してくれていた。
友達が持ってきたワインを開けて2度目のランチを戴く。(実は出かける前にランチを食べてきた・・)
旦那は相変わらずテレビの側を離れない。
試合が終わるまで「柿」のことは眼中に無し・・
I くんと息子が一緒に遊んでいる。
息子は小さい子の面倒見がいいようで、I くんがすっかり息子になついている様子。
こうやって見ると仲のいい兄弟みたい。
お土産に持って行ったタルトを切り分け、デザートタイム。
ボスの淹れてくれるコーヒーがこれまた格別に美味しい。
旦那が立ち上がり柿の木に歩いて行った。
テレビはゲームオーバー、スコアーが表示されている。
試合は接線の末、49ers が逆転負け。
ふて腐れたように高い所にある柿をのこぎりで取っている。
11月は日が暮れるのも早い。
5時になると空が薄暗くなってきた。
風も冷たい。
そろそろ柿狩りはお開き。
ボスにありがとうのハグをして、友達にもハグをして、50個余りの柿をもらって来た。
「柿は身体を冷やす」というけれど、地元で取れたオーガニックの季節の果物。
甘くて大きな柿はとっても貴重。
ありがたく戴き、友達にもおすそ分けをしよう。
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