2014年6月28日土曜日

日本の小学校

10日前から息子と二人で大阪に帰省中。
例年通り、息子は実家近くの小学校に1か月だけ編入する。

校長先生、教頭先生、事務の方々が「またこの季節がやってきましたね。」と笑顔で出迎えてくださるのはとても嬉しい。
息子の同級生達も彼が帰ってくるのを心待ちにしていてくれる。

5年生になると勉強もだんだん難しくなり、わからない漢字が増えるので「学校に行くのは嫌だ。」と最初は抵抗する息子。
でも顔馴染みの友達が沢山待っていてくれること、毎日食べる給食、体育の時間は大好きな水泳があること・・などで、日本の小学校もまんざらではないという様子に変わってきた。

毎朝給食のメニューを見て、「今日は・・ご飯、ホイコーロー、焼売だあ~」と嬉しそうにランドセルを背負い、登校班の仲間と楽しそうに学校に出かけていく息子。

音楽の授業では、音符がABCではなくドレミなので、頭の中で変換するのに時間がかかるらしいが、リコーダー(笛)を吹くのは楽しいようで、家に帰ってきても笛の練習をしている。

算数は、アメリカの日本語補習校よりもかなり進んでいて少数の割り算がわからない・・と言うので、晩御飯を作る手を止めて少数の割り算を一緒に勉強して教えた。

先日の参観日は水泳の授業だった。
沢山の保護者の方に混じって、プールサイドで授業を見学した。
水泳が得意な息子は、友達と楽しそうに泳いでいる。
アメリカではプールが学校に設置されていないので水泳の授業がなく、「日本の小学校はええなあ~」と羨ましくなった。

ついついアメリカの学校と比べてしまう私。
私にとっては楽をさせてもらえる1か月間になる。

朝、早起きしてお弁当を作らなくてもいいのは嬉しい。
給食はバランスが取れたメニューが日替わりで組まれている。

家の玄関で「いってらっしゃい・・」と見送り、「お帰り・・」出迎えるのは、車での送り迎えをしているアメリカと比べてかなり楽で助かる。
羽根を伸ばせる時間・・・

普段は私が大阪弁を日常的に使っていても、標準語を話す息子。
それがこの1か月間は急に大阪弁になる。
お母さんからはうつらないのに、友達からは自然にうつる大阪弁。
友達の威力に脱帽する時間でもある。


関連記事:学年末と夏休み




2014年6月19日木曜日

親子フラワー

昨年10月から通い始めたフラワーアレンジメントのクラス。
いろんな種類のお花に触れ、ハーブについて学び、作品を作る優雅な時間。
花瓶に活けたり、オアシスを使ったり、リースにしたり・・と作品の形も様々で、何を教えていただけるのか毎回ワクワクする。

浦田先生は「子供達がお花に触れる機会を与えたい。」と言う強い想いを持たれていて、子供さんがいる生徒さんに子供用の花材をお土産にくださる。
先生のご好意に感謝してその花材をありがたく戴く。

最初は息子とフラワーアレンジメントという組み合わせがピンとこなかった。
「男の子にお花・・って嫌がるんじゃないかな?」と言う私の偏見を吹き飛ばすように、意外にも息子はお花を活けるのが気に入った様子だった。
「ポイントになる花を中心に低くする。」ことだけを伝え、後は我流でアレンジする息子。
投げ入れ同然でいつも2-3分で終わってしまう。
その割には形が決まっているので、彼のセンスの良さに感心していた。

今月のお稽古は息子が夏休みに入っていたので、一緒に連れていくことにした。
教室に入ると、息子用の花材も用意してくださっていた。




先生の説明を聞いて、さっそく作品に取り掛かる息子。
花瓶にしか活けたことがなかった彼は、オアシスを使うのは初めてで戸惑っていた。
先生のアドバイスを静かに聞き、真剣な眼差しで活け始める。




アートやクラフトが大好きな息子は同じような感覚で花を活ける。
ものの5分ぐらいで作品を仕上げてしまった。


デコレーションの赤いハミングバードを選び、作品に取り付け遊ぶ息子。
なかなか形が決められない私に「ママ、まだ~?」と催促の呟きを何度も囁く。
「ちょっと待って~、もうすぐ出来るから・・」と引き伸ばす。
20種類以上の花々をどこに刺していいのかわからす、先生のアドバイスを受けてやっと完成。





野の花が咲き乱れる花畑にハミングバードが飛んでいる素敵な作品に仕上がった。       
息子も私も大満足。

作品を家に持って帰りダイニングルームに飾る。
「ダディ、これ僕が活けたんだよ。」と旦那に自慢する息子。
それを見た旦那は「すごいねえ~ ママより上手じゃない?」と息子を褒める。
褒められて嬉しそうにハミングバードを揺らす息子。

花と和やかな雰囲気で家の中が一気に明るくなった。

自分の作品を眺めながら「ママ、お花のクラスに連れて行ってくれてありがとう。とても楽しかったよ。」とハグをしてくれた。
浦田先生の想いが彼には伝わっているんだなあ・・と感じながら、私も嬉しくなった。

先生、ありがとうございました。


関連記事:フラワーアレンジメント・クラス

2014年6月7日土曜日

山川亜希子さん・お話し会 in Palo Alto

シャーリーンマクレーンの「アウトオンアリム」を皮切りに、「聖なる予言」や「アルケミスト」「前世療法」などスピリチュアル界の代表的な本を翻訳された山川紘矢さん・亜希子さんご夫妻。

私をスピリチュアルな世界に引き入れてくれたのがこの本達でした。
20年前に「聖なる予言」を読んで不思議な世界があることを初めて知り、その後に立て続けに読んだシャーリーンマクレーンの著書で私はスピリチュアルの世界に魅了されたのです。

その頃に東京で開催されたFiliフェスティバルで、山川さんご夫妻をお見かけしました。
お二人のワークショップでスピリチュアルの世界を楽しいエピソードを交えて紹介してくださいました。
10年前にはスタンフォード大学構内で亜希子さんのワークショップが開かれました。
息子を出産した直後で、アメリカでの子育てに困惑し疲れていた私。
藁をもすがる思いでこのワークショップに参加し、自分をそのまま受け留めればいいのだと気付き、心が軽くなった私が居ました。

そして昨日、パロアルトのあるお宅で行われた亜希子さんのお話し会。
翻訳家になった経緯や日本のスピリチュアル界の歴史を、ご自分の視点で語ってくださいました。

1985年頃に日本に「精神世界」と呼ばれるスピリチュアルの新風を吹き込んだ第一人者である山川ご夫妻。
その頃はスピリチュアルと言う言葉が定着していず、人々からは「変な世界」だと思われてただけに葛藤も大きかったと思います。
時間と共に人々の気付きが始まり、スピリチュアルなことは変ではないと・・その概念は変わってきました。
2012年のアセンション以来地球の波動が変化し、更に人々の意識と波動が上がってきています。

ここベイエリアでもそういう意識を持った方が沢山いらっしゃいます。
その一部の方々がこの数日間にSF市内やベイエリアで開催された亜希子さんのワークショップやお話し会に参加されました。

今回のお話の中心には全てを受け入れるために起こる学び・・がありました。
この学びは自分の中で腑に落ちないと気付くことは出来ません。
これは紘矢さんの3年間の病気を通じて「身体」で、そして亜希子さんの感情ワークを通して「心」で自らが体感された学びと気付きであると語っておられました。
こういう過程があるからこそ、今のご活躍に繋がっているのだと思います。

今も尚、数々のセミナーやワークショップを受けて、自分探しの旅をされている亜希子さん。
「自分にある思い込みが外されて本来の自分に近づいていく。」と言う言葉に大きく頷いてしまいました。


誰もが
気付いた時から
思い込みを外して本来の自分に近づく
自分探しをする旅を始める。

思い込みを外した分だけ軽くなる自分がいる。
軽くなる分だけ幸せで平和な自分に近づく。
100%自分を好きになる為に
100%自分を受け容れる為に
学びと気付きがやってくる自分探しの旅。

私にとってその旅は光の向こう側に行くまで続くのかも・・?と感じた時間でもありました。

亜希子さん、ありがとうございました。


関連記事:山川紘矢・亜希子夫妻の講演会 in SF


山川紘矢さん&亜希子さんプロフィール(ご夫妻の公式サイト より)

山川紘矢(やまかわ こうや)
翻訳家。1941年、静岡生まれ。東京大学法学部卒業。大蔵省に入省し、マレーシア、 アメリカなどで海外勤務を重ねる。1987年に退官して翻訳家に。
山川亜希子(やまかわ あきこ)
翻訳家。1943年、東京生まれ。東京大学経済学部卒業。夫・紘矢とともに海外生活を体験。外資系会社勤務の経験も。夫の退官後、ともに翻訳の仕事を始める。

共訳に『アルケミスト』(パウロ・コエーリョ著、角川文庫)、『聖なる予言』 (ジェームズ・レッドフィールド著、角川文庫)、『カミーノ―魂の旅路』(シャーリー・マクレーン著、飛鳥新社)、『心を癒すワイス博士の過去生退行瞑想』(PHP研究所)など多数。


2014年6月6日金曜日

遠足のお土産

先週のこと。
現地校の4th Gradeの修了間際に息子はお泊り遠足に旅立った。

カリフォルニア州の歴史や文化を勉強したこの一年間。
その最後に、ゴールドラッシュで栄えた街を訪れる2泊3日の遠足。
4th Gradeの子供達とボランティアの保護者や先生方で行く楽しい企画で何ヶ月も前からこの遠足を心待ちにしていた。

お小遣いは6ドル。
「これでお土産を買ってくるね。」と笑顔で出かけて行った息子。
2泊3日の寝袋持参の旅行がどうなるか心配だった私。

息子のいない部屋で「1人いないだけで静かやね~。」と旦那と語り合い、彼の存在の大きさを改めて感じる。
でも、その静けさはあっという間に過ぎ去った。

3日後。
ただいまと言う代わりに「ママ、見て!」と小瓶を見せてくれた息子。
水と一緒にキラキラした小さいものが入っている。
「これは川で見つけた金。」と自慢そうに呟いた。
でも思ったよりも見つからなかったと不満気な顔になり、もう1つ小瓶を差し出した。
「こっちはお小遣いで買ったの。2ドルだったよ。」と、金箔が入ったビンを見せてくれた。
「これが2ドルは安いわ~」と言いながら、息子は金塊でも見つけるつもりやったんかなあ、、と考える。



そして新たにカバンの中から袋に入った石を取り出してきた。
ただの石だと思ったら、キラキラ光るクリスタルや貴石も含まれていた。
「このアメジストは3ドル。こっちのクリスタルは沢山石が入った袋の中から見つけたからタダ。」と言う。
私へのお土産にそのクリスタルをくれた。

「そしてこれは道で拾った石ころ。綺麗だったから持って帰ってきたよ。」と丸い石を見せてくれた。



車の中では自分がゲームを考えて、退屈しないように仕切ったと言う。
「知らない場所で寝るのはちょっと緊張した。」と、眠そうな目をこすっていた。
家を離れて友達と過ごした時間は楽しかったようで、嬉しそうにいろんな出来事を語ってくれた。
この3日間で息子が成長した気がする。

誰に似たのか、綺麗な石が大好きな息子。
コレクションがまた増えて、石達を自分の宝箱に大事そうにしまっていた。



関連記事:息子の宝箱







2014年6月4日水曜日

ヒプノセラピー 2

ヒプノセラピー(催眠療法)を一度も受けたことがない場合「セラピー中は意識がなくなるのではないか・・」「トランス状態になって操られるのではないか・・」と思う方がいらっしゃいます。

でもそれは全く違うのです。

催眠状態と言うのは、思考が働いている時の脳波=β波から、リラックスして寛いでいる時の脳波=α波に変わりゆったりとした状態のことを言います。
ヒプノセラピーを受けられる方は目を閉じてリラックスしています。
セラピー中もセラピストの声は聞こえています。
そして行動のコントロールはセラピーを受けられる方にあるのです。
セラピストはリラックス出来るように誘導していきますが、セラピーを受けている方はしたくないことはしなくても構いません。
トイレに行きたくなると席を立つことも出来ます。

私が誘導するヒプノセラピーは今の自分にある問題(身体の痛み、感情の滞り、パートナーシップの問題など)にフォーカスして、その問題とリンクする過去の次元に帰って行きます。
その方の核になっている問題が何であるかを、カウンセリングの時間を充分に取って一緒に掘り下げて行きます。
カウンセリングの後で催眠状態がどういうものであるのかを、説明をしながら体験していただきます。
リラックスするには呼吸が大切なので、呼吸の練習をすることから始めていきます。
リラックスが出来て催眠状態がどういうものかをわかっていただいた後に、初めてセラピーに入って行きます。

セラピー中は、セラピーを受けられている方が今の自分にある問題とリンクする過去の場面に帰っていくように催眠誘導をします。
その過去の場面は今世の幼い時の場合もありますし、過去世の場合もあります。
改めて過去を体験して、今の自分を苦しめている「過去に持ってしまった間違った思い込み」を見つける作業をします。
その思い込みは自分の生き方に自分でクセパターンを作って、生き難い状態を招いている可能性があります。
また過去の場面に再び帰ることで、過去には得られなかった気付きや学びを受け取ることも出来ます。
枠を外して気付きを得た瞬間に古い思い込みがリリースされて新しい思考が入ってきます。
この時に大きなエネルギーの交換が起こります。
「これは一種のエネルギーワーク?」と思うほど、癒しのエネルギーがその方に注がれるのです。
一緒にそれを体験させて頂く私は、エネルギーのパワフルさに驚くことがしばしばあります。
セラピーを受ける前に比べて、終わった後のクライアントさんの顔が見違えるほど輝いて見えるのには感動をしてしまいます。

ただ「過去世を見たい。」と思っていても、今世の問題・・特に幼児期に受けたトラウマが大きい場合は過去世の次元に行くことが難しい場合があります。
「今世の問題をまず解決して欲しい。」と、身体と心と魂が叫び過去世に行くのを邪魔するので、その場合は今世の問題に取り組みます。
解決してからその後に過去世回帰(前世療法)をしますが、時間が足りない場合は今世の問題だけでセラピーが終わる場合もあります。
前世療法だけがヒプノセラピーではなく、今世のワークも重要なセラピーなのだと説明をして理解していただきます。
今の自分に取り巻いている枠を外す作業は、前世療法だけでなく幼児期退行(インナーチャイルドワーク)や胎内回帰も重要なヒプノセラピーです。
その問題がいつその方の思い込みとなってインプットされたのか・・で、帰っていく次元が違ってくるのです。



もう外してもいい枠、入れ替えたい思い込みやクセ、人生のパターン・・
ヒプノセラピーはそれを探る1つのツール(道具)であると、沢山の方々の変容を見て実感しています。


関連記事:ヒプノセラピー 1


2014年6月2日月曜日

繋がり 2

6月最初の日曜日。
ずっとバタバタしていたので、今日はゆっくりと家で過ごしている。
自分自身の充電の時間。
お天気がいいので「太陽の浄化とチャージをしよう~」と、大きめのクリスタル達をデッキに並べた。


太陽の光をいっぱい浴びて、クリスタル達も嬉しそうに輝いている。

久しぶりにクライアントさんからメールが届いた。
初めてお逢いした頃は元気がなく心配していたけれど、見違えるほどに変わられた様子が文章から感じ取られた。
次のステップに向けての新たな意気込みも記されてあり、私も勇気をもらえたような気がした。

こんな風に私のブログを読んで共感してくださったり、ヒーリングセッションやクラスに興味を持たれた方が見知らぬ私に連絡を送ってくださる。
そこから新しいご縁が生まれ、繋がりが増えていく。
繋がりの輪が広がっていくのがとても嬉しくてワクワクする。
目に見えないご縁で出逢い、繋がっていくのは不思議な感じだ。

またセッションやセラピーを受けてくださった方々の変容を見て、驚いたりドキドキする。
自分の内側を見つめて本来の自分に近づき、眩しく変わって行く過程にただ感動する。

私のことを「先生」と呼ぶ方がいるけれど、私は先生ではないので「ファーストネームで呼んで下さい・・」と訂正する。
私は、別に偉くはない。
本来は人間が誰でも持っている、けれども忘れているツールを、私が分けているだけなので、特別に秀でている訳ではない。
全く他の方と一緒だと思っている。
少しだけ凹んでいる方がそのツールで元気になられると安心し、「これで、あなたも私も一緒・・」だと、手を繋ぎたくなってしまう。

クライアントさんからのメールを読んで、「あ~よかったなあ・・」と嬉しく思いながらその方とハグをしたくなった。
彼女との、ブログを通しての不思議なご縁に感謝した。
ありがとうございます。


関連記事:繋がり