息子は「うん・・」と言って車のドアをバタンと閉めます。
「いってきます・・は?」と窓越しに聞くと、面倒臭そうに「バイバイ~」と手を振る彼。
朝は眠くて機嫌が悪いから、まあしゃーないか・・とそれ以上は何も言わずに車を走らせる私。
そんな日々が続いていました。
先週のワークショップのテーマは『第5チャクラ』。
集まった方達に言霊についてレクチャーをします。
言葉が持つエネルギーは計り知れません。
古代の人々は言葉に魂が込められているのを知っていたのです。
その言葉のエネルギーが天に届き、高次の存在がサポートをしてくれます。
行って、ちゃんと帰って来る・・その願いを言葉にして発進する「言霊」。
口に出して言うことで、サポートが得られます。
第二次世界大戦中の特攻隊の方々はこの言葉を口にしなかったそうです。
「帰らない」ことを前提に乗る特攻機では「帰る」サポートを受けることは出来ないので、
発した言葉は「行きます」。
それほどまでに言霊のエネルギーを認識していたのだと思うと、胸がキリキリと痛みます。
ワークショップの翌日、車の中で息子に言葉にはエネルギーがあることを説明しました。
以前にも「戴きます」は食べ物の栄養やエネルギーを戴く感謝の言葉だと言ったのに、忘れている彼・・
「学校に「行って」家に帰って「来ます」と言う意味で「いってきます」はとっても大切な言葉のエネルギーよ。」と言うと、じーっと聞き入って「わかった~」と納得していました。
学校に着いて、私が「いってらっしゃーい。」と言うと
息子は「いってきまーす!」と笑顔で答えてくれました。
「ねえ、ママも言って・・」と後部席のドアを開けながら息子が話しかけます。
「ママも“いってきます”でしょ・・」
息子を降ろした後はサンマテオのESLクラスに向かう私。
そうか、私もそうなんやわ・・と気がつきます。
大きな声で「いってきまーす!」と発すると、息子は安心したようで、ニッコリと笑って車のドアを閉めました。
ありがとうございます。
関連記事:日本語のエネルギー その1
Vibration of Your Heart