5-6年前に帰省した時に、実家のクローゼットから幼い頃のアルバムが出てきた。
懐かしい・・と思いながら、何枚かの写真をアメリカまで持ってきた。
その中の一枚。
生後数ヶ月の自分。
私が赤ちゃんの頃の写真。
澄んだ瞳で真っ直ぐ前を見つめ、天使のように笑っている。
光の存在そのもののよう。
純粋で、強くて、輝いている。
お腹がすけば泣き、おむつが濡れれば泣き、楽しい時は笑う。
ただ、それだけ。
過去や未来に囚われず、「今」という瞬間を生きている。
人間、生まれた頃は誰でもそうなのに、年を重ね「社会」という大海原に出ると「競争」、「しがらみ」、「世間体」、「規律」など、いろいろな波をかぶり、自分を防御する壁をいっぱい作る。
そうすることで、いつの間にか「今」に根ざすことを忘れてしまっている。
過去を懐古し、未来を杞憂し、「この瞬間、瞬間に生きる」ことを忘れている。
ふと見つけた赤ちゃんの写真を見て、私の本来の姿を見たような気がした。
その写真から勇気と気付きをいっぱいもらったように感じた。
それで小さな額に入れて机の上に置き、時々眺めて大切なことを思い出す。
本当の自分。
今を生きること。
2 件のコメント:
ちょうど一週間前に、似たようなお話を他の知人から聞きました。
本当の自分。大切にしたいです。
pyonさん
ありがとうございます。
私も本当の自分がどういう存在なのかをずっと忘れていました。
生活をしているとそういうことを考える余裕もありませんよね。
なので今は写真を見て、思い出しています。
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