『EM』
この単語は何度も目にしたことがり「地球にやさしい」「エコ的素材」って聞きますが、実際にどんなものかは詳しくは知りませんでした。
『EM』についての勉強会がロスアルトスで開催されたので参加してみました。
このEMを開発されたのは琉球大学の比嘉教授。
EMはEffective Microorganisms の略で「有用微生物群」という意味だそうです。
この地球上にはたくさんの微生物が生存していますが、人間にとって役に立つ微生物=「善玉菌」を使って土壌改良剤として開発されたのがEM。
善玉菌は人間にとって有用な微生物で「発酵」と言う働きをします。
⇔悪玉菌は人間にとって有害な微生物で「酸化」という働きをして物を腐らせるます。
例えば麹菌は味噌や醤油を作り、乳酸菌はヨーグルトやチーズを作ります。
この「発酵」の働きを生かして、乳酸菌、酵母、光合成細菌などの善玉菌81種類を元にEM活性液が作られる・・と言う事でした。
この説明で組成がわかり、実際に活性液を作成してみることになりました。
糖蜜に水を入れて希釈し、その中にEMの元となる「EM・1」と言う液体を混ぜます。
(この時の温度は40℃を越えないことがポイント)
これで冬なら10日~2週間程、温かい場所で発酵を進ませるとEM活性液が完成すると言うこと。
果たしてこのEM活性液はどんなことに使えるのでしょうか?
これが一番興味のある話題でした。
個人で使う場合は・・
家の中の清掃
洗濯
食器棚や冷蔵庫の汚れ落としと臭い消し
家庭菜園
ペットに
生ゴミを利用して肥料に
・・など。
もっと大規模になると、環境改善や建築、畜産、農業、福祉などにも利用されていると言うことです。
活性液は作ったものの、発酵が完了しないと使えません。
「2週間も待つの~?」と思っていた矢先に、お土産に発酵した活性液をいただきました。
家に帰り、活性液を100倍に薄めてスプレーボトルに入れ、さっそく使ってみました。
冷蔵庫を開けてシュッシュッ、旦那の靴にシュッシュッ、生ゴミ入れにシュッシュッ。
なんとなく臭いが消えた気がします。
調子に乗って家中をシュッシュッとスプレーします。
果物が熟れたような甘酸っぱい匂いが家の中に立ち込めました。
「環境改善」として汚染された海にEM液やEM団子を沈めて海の水がとっても綺麗になった・・と聞きました。
EM団子は水の浄化やヘドロの分解に効果を発揮すると言うことです。
これを洗濯に使うと排水が綺麗になり、河や海も汚さなくて済むのはとてもいいことです。
私達が住んでいる星・地球。
その地球を汚さないために、地球を綺麗にするために、EMは力を貸してくれるのかもしれません。
初めて体験したEM効果。
これは私の想像以上に嬉しいものでした。
もっといろいろ活用出来れば・・と思います。
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