2013年8月14日水曜日

プルートケイブ Pluto Caves

クレーターレイクを訪れた翌日、午前中はクラマスフォールズ市内を散策しました。

クラマスカウンティミュージアムを訪れ、その土地の歴史や文化について学びます。
息子に勉強になるかなあと思って入ったのに、クレーターレイクが出来た過程や地質学、ネイティブアメリカンの歴史、文化の移り変わりなどが展示されていて、一番目を輝かせていたのは息子ではなく旦那のほうでした。

その後クラマスフォールズを後にし、マウントシャスタに向かいます。

5年前に家族3人で訪れ、一昨年は女友達と、去年は友達夫婦と訪れた場所。
いろんな場所に行きましたが、今まで行ったことがなく今回どうしても行きたい場所がありました。

それは・・
プルートケイブ。

大昔、マウントシャスタから流れ出た溶岩で出来た洞窟。
何個か連なった洞窟で、最後のものは何100マイル先のオレゴン州まで続いているとか・・

オレゴンから97号線を南に走り、12号線を右折。
この12号線は民家も何もない荒野の道。

プルートケイブへの標識は目立たないので、探すのが難しかったです。
距離的には12号線に入って3.3マイルの地点。
小さなサインが見えてきます。
ここから砂利道に入りしばらく走るとピクニックテーブルがあります。
ここに駐車してトレイルを歩きます。


トレイルヘッドから歩くと10分程で洞窟に到着するということ・・(赤字が示す道)。


私達はトレイルヘッドのサインを見落とし、白字の道をぐるりと迂回してしまったので20分くらいかかってしまいました。

とにかく無事に洞窟入り口に到着。
木々に囲まれて、入り口がわかりづらくなっています。


大地のスピリット・洞窟の精霊に敬意を示し、そして来られたことに感謝して、入る前に3人で黙祷して手を合わせます。

木々を押し分け、いざ洞窟の中へ。
入り口付近では動物の匂いが立ちこめて、ちょっと危なげな雰囲気でした。
大きな岩がゴロゴロと並んでいる坂を下って洞窟の内部へ。
(内心ちょっとドキドキ・・・)


中に入っていくと、思ったよりも広くて安心できる空間でした。

大昔はこの中でネイティブアメリカン達が生活をし、儀式をしていた所だそうです。
子宮の中で温かく包まれている・・そんな気分になりました。

洞窟の中をどんどん進んでいきます。
昔は一本のチューブだったようですが、天井部分が陥没してとぎれとぎれになり、短い洞窟がいくつか並ぶ形体になったようです。


外の光が届く所は明るいですが、暗くて懐中電灯が必要な所もあり下がよく見えません。
息子と旦那は額にライトがあるヘッドライトを持参しましたが、私のは壊れてしまって使えず、二人が私の足元を照らしてくれました。

4つ目の洞窟に来た時、今までとは全く違うエネルギーを感じました。
途中まで歩いて行ったが、そこからは前に歩けなくなりました。

冷たい。恐い。
無・・と言うか、死・・の世界のように感じます。

「ここから先は行きたくない。」と旦那に告げ、息子と2人で立ち止まります。


旦那はそれでも1人で歩いて行きましたが、途中で引き返して来ました。

「道が険しくて、歩かないほうがいいよ。」と言われました。
険しくなくても、あまり歩きたくない雰囲気です。

ここは来る人によって受ける印象が違う場所だと聞きましたが、今の私にとっては最後の洞窟は「死」をイメージする場所だと感じました。
(オレゴン州まで遥かに続いているとか、地下都市テロスへの入り口だという節もありますが・・)


光が注ぐ出口に向かって引き返します。

洞窟の中で何枚か写真を撮りました。
ここに来られた方々が撮ったオーブ(精霊):丸い球体が何十個も写っている写真をよく目にします。

でも私の場合、丸い球体は写らず、虫が何十匹も飛んでいるような光の筋が沢山写りました。
虫のように見えますが、その場所に虫は一匹もいませんでした。
フラッシュが光る瞬間に光の精がビュンビュン動くのを目撃しました。


もしかしたら静かに休んでいた精霊達を起こしたのかもしれません・・

ありがとうございました・・とお礼を言って、洞窟を後にします。

トレイルヘッドから眺めたマウントシャスタ。


プルートケイブは、厳粛な異次元的な空間だったように感じます。

旦那が「あそこは特別な場所だった。連れて来てくれてありがとう。」と歩きながら私に言ってくれました。
車にたどり着き、クーラーボックスに入れたチョコレートを取り出してほおばります。

磁場が高い場所に行くとフラフラする私。
グラウンディングをサポートしてくれるカカオが必要です。

しばらく休憩して、旦那と息子と3人でチョコレートを味わいました。

さあ、これからシャスタに向けて出発。
目前に愛しの山が待っています。


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