2016年5月1日日曜日

バイオダイナミック農法のワイン:Maboroshi ワイナリー

先週末、Maboroshi ワイナリーを訪れました。
北カリフォルニア・ソノマでトムさんとレベッカさんご夫妻が経営されているワイナリーです。
バイオダイナミック農法で育てた葡萄でワインを作っているので、「格別に美味しい!」と友達から聞き、ワクワクしながら出かけました。


バイオダイナミック農法とは宇宙の力を土壌に呼び込み、天体のエネルギーに合わせて農作物を育てる農法です。
ミネラル、ハーブ、発酵物などの肥料を太陰暦や占星術に基づいた「農業暦」に沿って与えると、農作物は大地と宇宙のエネルギーを吸収しながら育ちます。
その農作物を摂取した人間の身体は、生体的・宇宙的にバランスが取れるようになるそうです。


トムさんがMaboroshi ワイナリーでの肥料について説明してくださいました。
ここでは化学肥料は一切使わず、自然からの肥料を使っているそうです。

その肥料というのは・・
①雌牛の角に牛糞を詰めて6ヶ月間地中に埋めた後、掘り起こして水で薄めて畑に撒きます。
→ これは葡萄の木の根を強化する作用があります。
  
・・ 何故、雄牛ではなく雌牛なのかを聞き逃しましたが、牛の角は「宇宙と繋がっている」と言われているので、宇宙からの情報を葡萄の木が受け取っているのかな~ と思いました。


②水晶が原料であるシリカを地中に埋めて、6ヵ月後に掘り起こして水で薄めて畑に撒きます。
→ 光のプリズムの反射で、影になっている所にも太陽の光を集める作用があります。

化学肥料で育てた葡萄の木は、根っこが水平(横に向かって)に伸びていきます。
それとは反対にバイオダイナミック農法で育てた葡萄の木は根っこが垂直(地中深く下に向かって)に伸びるのです。
Maboroshi ワイナリーの葡萄はしっかりと大地に根ざし、地球のエネルギーを沢山吸い上げて、空に向かって元気よく伸びていました。


他にも、木の周りについた汚れを一本一本手で取り除く作業をしているそうです。
ここは他に比べると小さなワイナリーですが、それでも一万本もの葡萄の木を一本一本綺麗にしていくのは骨の折れる仕事だと思いました。

こうやって育てた葡萄。
愛情が沢山注がれているのですね・・

この葡萄から作ったワインを3種類、ワイナリーのデッキテラスで戴きました。

1. スパークリングワイン
2. シャルドネ(白ワイン)
3. ピノノアール(赤ワイン)


一口、口の中に含むと「何~?これは・・!」とびっくりしました。

ワインというよりも、「波動」を戴いている感じです。
喉越しに、そして身体の周りのオーラにその波動が染み渡る気がしました。

トムさんは味へのこだわりもあって、シャルドネに関してはシトラス(柑橘)系の風味を強調し、普通のシャルドネよりもさっぱりとした味に仕上げているそうです。
確かに、、爽やかな口当たりでした。

個人的に私はピノノアールが大好きなのですが、ここのピノノアールは生まれて初めて戴いた味でした。
まろやかで滑らか、それでいて存在感があります。
このピノノワールの虜になってしまいました・・・
ただただ「美味しい~」「幸せ~」を連発していました。

トムさんとレベッカさんは1991年にフランス・ブルゴーニュ地方でワインの勉強をされました。
1999年からはこのMaboroshi ワイナリーでワインのヴィンテージを作り始められました。
そして2004年から全てオーガニックに切り替え、2007年からはバイオダイナミック農法でワイン作りをされています。



このワイナリーの葡萄の木々の間を歩くだけで、自然の空気を身体いっぱいに受け取り、とっても気持ちよくなりました。
地球と宇宙の癒しの波動がここに存在している気がしました。


テイスティングは天候などによってメニューが変わりますが、だいたい3種類のワインを試飲出来るそうです。
ワインテイスティングは予約のみとなっていますので、ご興味のある方はEメールで確認を取って下さい(トムさんは日本語が話せます)。
連絡先、詳細は・・Maboroshi Winery のウェブサイトをご覧ください。

ゲートはこじんまりとしているので『Maboroshi Winery』のサインがひっそりと佇んでいる場所を見逃さないで下さいね。

トムさん、レベッカさん、ありがとうございました。



* このページの写真の一部はトムさんの了承を得て、Maboroshi Winery のサイトより転載させて頂きました。


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