2012年12月31日月曜日

2012年 大晦日

日本はもう新しい年が明けてお屠蘇気分を満喫しているようだが、カリフォルニアは今、大晦日の夕方。
朝からお節料理や年越し蕎麦のお出汁、夕方の友達とのディナー会に備えてつまみ系を作っていた。
ここ数年は友達と、前菜をつまみに「飲み」の体制で紅白を観るのが習慣となっている。
旦那と子供は退屈して、他の部屋で別の番組を観たりゲームをしたりするが、私達日本人は紅白を観ないと年が越せない。
(日本でなら紅白に変わる面白い番組が目白押しなんやろうけど・・)

2012年もあと数時間で終わるのか・・と思うと、なんだかホッとした気分だ。

スピリチュアル系の人間ならご存知かもしれないが、マヤンカレンダー(マヤ暦)が2012年の12月21日で終わっていると一部でパニックになっていた。
各地で世界終結論が飛び交う中、アメリカ政府はそれに相対して12月の始めに「そんな理論はデマだ。」と報道したり。。。

地球が終わるの?
ありえないと思いながらも、心のどこかで不安だった私。

10年以上前に私もいろんなチャネラーから「2010年から2012年は地球が大変動の時期に入るので、地殻変動、悪天候、災害が起こる。」と予言されていた。
日本も安全ではない、、と言われたり、カリフォルニアにも洪水が起こる、、と言われたりして、どこに住んだらええの~と思ったこともある。
どこに住んでも一緒なのかもしれんけど・・

1年半前にネイティブアメリカンのメディスンマンと地球の変動について話した時に、2012年にカリフォルニアも水の被害が来るかもしれない、と言うことを聞いた。
それは津波だったり、雨による水害だったり、原因はわからないが、準備はしておけ、、と言われていた。
もし2012年の終わりまでに何も起こらなければ、それは地球の波動が変わったという事なのだと彼が呟いた。
人々の意識が変わることによって、地球の波動が上がり、1つ上のレベルにシフトする、、と説明された。

「ホピの予言」にも書かれているように、地球が二通りの運命を背負っていて、今がちょうどそういう転換期なのかなあ~とメディスンマンの話を聞きながら考えたのを覚えている。

転換期が過ぎたのか、波動が変わったのか、私にはよくわからないが、、、
とにかく、2012年の最後の一日を平和に過ごせると言うのは、ありがたい事だと思う。


私にとってこの2012年は、仕事を辞めて自分の中での区切りをつけた年になった。
また新たな出逢いや再会があり、繋がりの糸が広がった年でもあった。

11月にこのブログを書き始めて2ヶ月。
もっといろいろ書きたいことが山ほどあって下書きに書き溜めていたり、友達からもこういう事を教えて欲しいとリクエストが来たり、いろんな友達から「読んでるよ~」と励まされたり。。
今、書く楽しさを味わっている。

私のつふやきブログを読んでくださって、ありがとうございます。
来年もいろんなことを書いてみたいと思っています。

Happy New Year!
2013年が良い年になりますように。



2012年12月30日日曜日

ホメオパシー

14年前、ホメオパシーと言う言葉を初めて聞きました。
旅行先のマウイ島でアメリカ人チャネラーとの個人セッションがあったのです。
そのチャネラーはクライアントの身体のエネルギーを読んで、その人に必要なハーブ、ミネラルなどを告げる方。
弱っていた私の身体には何種類かのミネラルの「ホメオパシー」が必要だと言われました。

「ホメオパシーって何・・?」
急に興味が湧き、何冊も本を読んでみた。

ホメオパシーは200年以上前にドイツで発見されたヒーリングシステム。
自然界に存在する植物、動物、鉱物などの物質と水の波動を記憶させた乳糖の粒がレメディ=薬となります。
似たものが似たものを治すという類似の法則を利用して、身体が本来の健康状態に戻るのを助けるのです。

イギリスでは王室御用達のホメオパス(ドクター)がいます。
一般市民も症状によっては保険が適用されるそう。
発祥地ドイツを始め、ヨーロッパ諸国でも認識度がかなり高いということです。
アメリカではドラッグストアーやナチュラルヘルスストアーに行くと、だいたいお店の一角に置いてあります。


ホメオパシーを知って何年か経った頃、大阪の友達がハーネマンアカデミーと言う4年生のホメオパシーの学校に通いだしました。
彼女からもいろいろと教えてもらいました
私は渡米し、こちらで英語の本を読んだり、ドラッグストアーで何種類ものレメディを買って試してみました。
風邪の症状や、目まい、不眠症、腹痛などに効くので驚いた私。
その後妊娠し、風邪などの体調不良の時にも胎児に影響なく摂れると言うので重宝しました。
出産時も何種類かのレメディを病院に持ち込み、陣痛の痛みを和らげ、リラックスするのに役立ったのです。

出産後は産後うつ病にかかってしまった私。
ドクターから処方された抗うつ剤を飲んだが、とたんに目がグルグル廻って吐き気を及ぼし、立っていられなくなりました。
こんな薬はもう飲めないとゴミ箱に捨て、大阪の友達にSOSのメールを書き、私に必要なレメディを処方してもらいました。
処方されたレメディをWhole Foods で買ってきて、飲むとだんだん欝がマシになってきました。

その時、私にはケミカルな薬よりもホメオパシーが合っているのだと再認識したのです。
半年後に大阪に帰省した時にハーネマンアカデミーの学長・永松先生のオープンセミナーがあり、友達と一緒に参加して、新たな情報や知識を得ました。
インフルエンザに効くレメディもあると言うことを知り、びっくりしました。

息子には乳児の頃からホメオパシーをあげています。
特に歯が生える時の痛み、風邪、下痢、熱、結膜炎、打撲などには特定のレメディが彼には合っているようで、大事に至る前にケロッと治ってしまいます。
予防接種の「毒だし」効果もあります。
本当は息子には予防接種を受けさせたくないけれど、それでは学校に通えないので、規定の接種後にレメディを飲ませて害を軽くしています。
インフルエンザの予防接種は受けさせません。
インフルエンザのレメディを冬になると飲ませています。

普通、薬は苦いものなので子供は嫌がりますが、これは乳糖の粒で甘く、薬をあげると言うと息子は金魚のように口を開けて待っています。

旦那はあまりホリスティックなものを信用しませんが、それでも風邪の初期症状=悪寒がする時に、24時間以内に摂ると効くと言うレメディをあげたらケロッと治ったので驚いていました。

ここ数年間は家族3人とも大病をしたことがありません。
風邪をひいても病院には行かずレメディを飲んで治ってしまいます。

アメリカでは医療費が高いのでホメオパシー様様!と感謝しています。


2012年12月27日木曜日

Nutcracker

毎年12月になるとスタートするサンフランシスコバレエ団のくるみ割り人形の公演。



息子が3歳の時に初めて家族3人で観に行った。
退屈するかと思いきや、真剣に、かぶりついて観ていた息子。
「Nutcracker」が大好きになり、チャイコフスキーのくるみ割り人形のCDを3ヶ月間毎日車の中で聴いたり、くるみ割り人形の公演DVDを目にタコが出来るくらい毎日観ていた。

それからずっとウチの恒例行事となった12月のバレエ観賞。
他のバレエには興味がなく、これだけが特別らしいのだが、息子にとっては外せないらしい。

8月になるとチケットが売り出される。
リピーターは一般発売の前にチケットが買えるので、夏になると息子に「12月のNutcracker、今年は行くん?」と聞いてみる。
「もちろん~」と言う答えが今年も返って来た。

1ヶ月近くの公演日程の中には「ファミリーパフォーマンスディ」と言って先着200人の子供達にお土産やクッキーをくれたり、バレリーナ達との写真撮影が出来る特別な日が設けられている。
普段はその特別な日を狙ってチケットを買うのだが、今年は私が12月の前半を日本で過ごした為に日程的に無理だった。
仕方がないのでクリスマス後の日程で検索し、前から2列目のど真ん中の席が4つ空いている日を選び、友達の分も一緒に購入した。

昨日、友達親子と4人で観に行ってきた。
8歳の息子と友達のSくん。
2人ともスーツを着て、ネクタイを締め、凛々しい姿だ。

早めにサンフランシスコに行って、オペラハウス近くのパーキングに車を停め、近くのレストランで晩御飯を食べる。
公演が7時からなので4時ごろレストランに入った。
まだお腹はすいていない。
友達とワインを頼み、クラブケーキとサラダをおつまみに飲み始めた。
息子とSくんはハンバーガーをかじりながら2人で内緒話をしたり、本やゲームで遊んでいる。

時間が余りすぎるかなあ~と思ったのに、調子に乗って飲んでいたら開演の時間が迫ってきた。

劇場に入るとワインやシャンパンを片手に飲んでいる人達、お土産のくるみ割り人形を買っている人達、、、どの人もドレスアップして年末の夜を楽しんでいる。
子供達も沢山いて、ドレスやスーツを着て大人の仲間入りをしている。
サンフランシスカンにとってこのショーは特別な行事なのだと改めて感じさせられる。





私達が座った席はオーケストラのすぐ後ろなので、楽器や演奏者がよく見えた。
またダンサーからも近いので表情や息遣いが手に取るように判る。
舞台全体が一度に見渡せないので、ステージを一瞬で把握することが難しいが、息子も友達もとても満足してバレエに没頭していた。

もちろん、私も。。。

わずか数分のステージに、プリマドンナ、プリンシパル級のダンサーが入れ替わり立ち換わり登場して息を呑む踊りを披露する。
バレエをあまり知らない私だが、感動の連続だった。

フィナーレ近くになると感動して胸がいっぱいになり、涙が溢れそうになった。
隣の息子がそっと私の手を握り「ママ、今年も連れてきてくれてありがとう。」と言ってくれた。
私も「一緒に観てくれてありがとう。」とお礼を言った。

息子がいなかったら毎年は来ていないかもしれない。
8月にチケットを買うときは「今年で最後かなあ・・」と考えながら毎年購入する。

でもこんなに感動するバレエは、来年も観に来たい。
やっぱり、、ええわあ~


12月のサンフランシスコ。
オペラハウスの向かい側のシティホールはまだクリスマスライトアップで「おとぎの国の世界」になっていました。










2012年12月25日火曜日

クリスマスプレゼント

1ヶ月前に、「サンタさんにママの分のおまんじゅうもリクエストしてあげる~」と言ってた息子。

その言葉をすっかり忘れてしまっていた。

私が日本から帰ってきて3日後、旦那に「サンタクロースへの手紙はどうなったん?」って聞くと、「知らんで~」と言う返事。
私は12月17日に日本から帰って来たんやから、それまでに息子に手紙を書かしてプレゼントの手配をしておいて・・と頼んでいたのに。
何も進行していない。

12月20日の朝、息子に「サンタさんに今日中に手紙を書かないともう手遅れでプレゼントはもらえないと思うで~」・・と伝えた。
学校に行く前にあわてて手紙を書き、North Pole に送って、、と頼む息子。
速達で送ったら間に合うかも・・と車の中で告げると、安心したように学校に出かけていった。

息子を学校にドロップした後、そっと手紙を開けると英語でゲームをリクエストしている。
おまんじゅうに関するは記載なし。

(でも、もう日本で買ってきたで・・・)

慌てていたからしょうがないか~

即効でアマゾンでゲームをオーダーする。

この数日間はラストミニッツショッピング・・で義理パパのプレゼント、旦那へのプレゼント、息子のクリスマスソックスに入れるプレゼントなどを買いに行く。

親戚一同のパーティは今回は前菜担当なので、チーズやディップソース、チキンパテ、クラッカー、サラミ、ミートボール、野菜、果物なども仕入れる。
日本で2週間のブランクがあっただけに、追い込みであちこちを走り廻った。

バタバタで迎えたクリスマスイブ。
幸いにも、サンタからの息子へのプレゼントは間に合った。
息子が寝た後に、使っていないラッピングペーパーを引っ張り出して来て包む。
筆跡を変えてラベルを貼る。
包んだ後も直前までひたすら隠した。

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昨夜、1時過ぎにサンタが来たようで、、、プレゼントを置いていった。
クリスマスソックスの中にはおまんじゅうも入れてくれていた。

今朝、息子が恐る恐るクリスマスツリーに近づいて行き、サンタが来たらしい気配を感じると飛び上がって喜んでいる。

サンタ用のクッキーのテーブルを見て、プレゼントの束を見つけて踊りだした。
靴下を覗き込んで、おまんじゅうを発見して、また飛び上がった。
「わっっ、僕のにも、ママのにも、おまんじゅうが入っている!」とびっくりしている。

「でも、、なんでサンタさん、わかったのかなあ~ おまんじゅうの事・・」と私に聞いてきた。

コーヒーを煎れながら、「なんでやろねえ~~」・・と答えた。

その後、ツリーの下にある旦那へのプレゼント、私へのプレゼントを開けて、朝食を食べた。
サンタさんが今年も来てよかったね~と息子と話した。




2012年12月24日月曜日

クリスマスイブ

日本と17時間の時差があるカリフォルニアは今日がクリスマスイブ。
もう少しで真夜中になる。

夕方から親戚一同のファミリーパーティに参加するために1時間車を走らせてイーストベイまで行って来た。
アリゾナの従姉妹家族も来ていて、30人ほどの賑やかな集まりとなった。

私は前菜を持って行き、到着するなりワインを開けてみんなと乾杯をする。
パーティをホストしているサンディの息子が去年大学を卒業してワイナリーに勤めている。
そのワイナリーのいろんな種類のワインを持って来て、味見させてくれた。
キッチンカウンターがテースティングルームに早変わりし、みんなでいろいろと飲み比べた。
ゲストが持ってきたワインもあれこれ飲んでみた。
息子は子供グループに入って、レゴで遊んだり廊下でサッカーをしてはしゃぎまわっている。

ディナーはビーフステーキとローストチキン、サラダ、パスタ、野菜ディッシュ、ガーリックブレッド。
叔母様、叔父様と近況を話したり、義理パパに日本の事を報告したり、姪っ子に彼氏のことを聞いたり、従姉妹の奥さんと子育ての相談をしたり、と楽しいひと時を過ごした。

ディナーが終わると、子供達がツリーの下に置かれたプレゼントを各自宛てに配る。
全部配り終わったら一斉にプレゼントを開ける。
その後もらった人にお礼とハグをしに行く。
30人がプレゼントを開けるので、部屋中がラッピングのゴミだらけになる。
それを掃除して、デザートを食べ、お開きとなった。

帰り道、車の中で息子が「サンタさんは何時に来るの?」と聞いてきた。
旦那が「もうそろそろカリフォルニアに着く頃かも・・」と答えると、夜空を見上げてサンタを探している。
「あ、、光が見えた!」なんて本気で叫んでいる。
ほんまかいな~~?

家に着いて、ツリーの側にサンタさん用のクッキーとミルクを置く。

「早く寝ないとサンタさんが来ないよ。」と言っても、「来るまで待ってる。」と頑張る息子。

あと10分で真夜中だ。
ワインをかなり飲んだので、もう、私、眠たいんですけど~~

でも寝るわけにはいかない。

きっと、息子は明日の朝は誰よりも早起きして、ツリーの側のテーブルを覗きに行くに決まっている。

眠気覚ましにこれを書いて、時間を稼いでいる私。
我慢比べやなあ~



 

メリークリスマス!


2012年12月23日日曜日

電磁波と発がん性の関係

携帯電話。
どこに「携帯」していますか?

ストラップを着けて首からぶら下げる人。
胸ポケットに入れる人。
お尻ポケットに入れる人。
カバンに入れる人。

私は10年以上前から電磁波の影響を心配して、なるべく身体から離すようにしている。
持ち歩くのはカバンの中。
電話に応答する時も脳への影響を懸念して、耳からなるべく離すか、スピーカーフォンにして話す。
ちゃんとしたデーターは出ていなかったが、自分の身体が嫌がるのでずっとそうしていた。


1ヶ月ほど前のベイエリアのニュースで、乳がんと携帯電話の関連性が指摘されたと友達から聞いた。
(そのリンクを探してみたが、見つからない。)
そのニュースによると、最近若い女性の間で乳がんの罹患率が増加しているそうだ。
罹患した人の生活態度を調べると、携帯電話を胸ポケットに入れている人が多く、その携帯電話と同じ位置に乳がんが発見されたという話だった。

ええ~~怖っ、、と言う思いと、やっぱり・・・と言う思いが混ざりあってその話を聞いた。

電磁波の影響をもっと調べてみようと思い、あるサイトにたどり着いた。

日本語ウェブサイト・電磁波ドットコム
http://den-jiha.com


このサイトによると、、、

電磁波がもたらす影響は発熱効果だけではないことが、徐々に明らかになってきた。
それは非熱効果といわれ、その効果でとくに深刻な問題・・がんや白血病、遺伝障害などに及んでいる。

携帯電話などのマイクロ波や、送電線(50Hz・60Hz)などの超低周波も発ガン性の可能性があることが判ってきた。
と言う事は、問題の電磁波というよりも、すべての電磁波が人間の体にとって悪影響を及ぼす可能性があると言うことらしい。

電磁波は防御不可能な放射線で壁も通過してしまう。
部屋を照らす電灯からも電磁波が発散されている。
特に影響力が大きい電子レンジの使用に関しては、壁があるから大丈夫、床や天井があるから大丈夫・・と安心していられないのだと初めて知った。

コンピューターの使用も最小限度に留めておかないと、脳への影響が懸念される。
特に子供は大人よりもその影響を受けやすいと言う。
細胞分裂が活発な時期の子どもや赤ちゃん、胎児ほど影響が大きくなる。
妊娠しているお母さん方も注意が必要であり、子供に関しては親が気をつけないと何年後、何十年後には大変なことになるかもしれない。
電磁波から身を守るためには、近距離での使用、長時間の使用を避けることが最大の防御となると言う。
息子のコンピューターの使用時間の制限、電子レンジの使用拒否(でも、まだたまに使ってしまうけど・・)、寝るときは部屋中のコンセントをなるべく抜く、、などしているが、これがどこまで「防御」となっているのか。。。

電磁波、目に見えない物体なだけに、身体にどんな影響を及ぼしているのか想像出来ない。
生活がどんどん便利になっていく反面、怖い世の中やわ~・・と複雑な気分になった。


2012年12月20日木曜日

ナンタケットバスケット・クラス

アメリカ東海岸のニューイングランド、マサチューセッツ州にある大西洋沖、約50 kmに浮かぶ小さな島、ナンタケット島。
このナンタケット島が発祥地で、藤で編まれた伝統工芸品の籠が「ナンタケットバスケット」と呼ばれています。

世界で屈指の捕鯨基地であったこの島で、地元のインディアンの籠と鯨の油を入れる樽を作る技術から生まれたのがこのバスケットの由来ですが、今日ではニューヨーク社交界、セレブ、上流マダムのリゾートバッグとしても有名になりました。
蓋付きのバッグは10万~20万円、蓋なしの籠でも5万円ぐらいからのお値段が付いている高級品です。


「ナンタケットバスケット作製を教えている。」・・と言う方のお宅に偶然遊びに行く機会がありました。
ディスプレイされている籠たちを眺めていると、「作りたい~!」と言う思いが湧きあがり、クラスに入れるようにお願いしてみました。

11月にその先生のお宅にお邪魔して、プライベートで手取り足取り、バスケットの土台作りから教えていただくことに・・。
モールドと言う型に嵌めて、籐で縦のラインを作ります。
そのラインを横にジグザグ状に違う籐の紐で編んでいくのです。
簡単な作業ですが、力の入れ方、籐の締め方などにコツがあり、私はモタモタしていました。
先生が慣れた手つきで見本を見せてくれますが、そう簡単には行きません。
取り合えず横のラインは家でやってくることになり、1回目のクラスは終了。
ここまででも3時間ぐらいはかかっています・・

毎日、時間を見つけては家で「編む」作業をしました。
単純作業なので、一種の瞑想状態になります。
一心不乱で編むことに集中。

2回目のクラスはモールドを外し、籠の枠を嵌めこむ作業。
枠を嵌めたらそれに沿って籐を編みます。
字にすると簡単ですが、これだけでまた3時間が経ちました。
最後まで編めなかったので、先生のお宅に作品を残して帰ることに・・。

この間に先生が最後まで編み終え、ニスも塗ってくださいました。

3回目のクラスはこの籠に取っ手をつけて、底の仕上げをし、名前を焼き付ける作業。
これには1時間もかかりませんでした。
めでたくデビュー作が完成。


自分で作った作品。
すごく愛着が湧き、大切に使いたいと思います。
1つ目を作ったら、また次・・・って欲張りにもなってきました。
来年もしばらく籠作りに嵌りそう~

2012年12月18日火曜日

帰還

小雨のサンフランシスコ空港に到着。
旦那が迎えに来てくれて、ハイウェイ380~280を抜けて帰路に着く。
ハイウェイ280は普段はガラ空きなのに、しばらく走ると渋滞になった。
事故~~?
15分ほどダラダラ走るとポリスカー3台が事故車両の処理をしているところだった。
事故現場を見ると大型トラック同士がぶつかったようで、そのうちの1台は車の前半分がぐちゃぐちゃに潰れていた。
時差ボケでボーっとしていた私は突然目が覚めたようにそのトラックを見つめる。
「Oh my God ! 人生いつどうなるかわからん・・・」
、、と旦那が呟いている。

ほんまやな~

家に着くとお昼だった。
旦那が今日のスケジュールを伝えてくれる。
2時半に学校のお迎え。4時に息子をジムナスティックに連れて行く。6時半から学校のコーラス部のクリスマスコンサート。
帰ってきたばかりなのに、もう日常に戻らなあかん。。。

機内であまり眠っていない私はこのスケジュールを全部こなす気力はない。
荷物の整理もしたい。
旦那に学校とジムナスティックに行くことを頼んだら快く引き受けてくれた。

本当は仕事が忙しく、それどころではなかったみたいだが、私の心情を察して仕事を後回しにしてくれた。
感謝!

シャワーを浴びたり、お土産を出したり、スーツケースを片付けているともう夕方の5時。
息子がジムナスティックから帰ってきた。
2週間ぶりに見る息子の顔。
「ママ~、逢いたかった~」と飛んできた。

「お土産があるで~」と言って、実家の近所の甘党屋さんで買った大福と三色団子を見せた。
「やった~~」と顔が輝く息子。
「食後のデザート!」と言って、晩御飯を食べた後に団子にかぶりつき大福もぺロリと平らげた。

他のお饅頭も買ってあるけれど、日持ちがするものは隠してある。
そうでないと一度に全部息子が食べてしまいそうだ・・・
実際、前回は6個の大福を一気に平らげた彼。

時計を見ると6時前。
着替えて学校の講堂まで連れて行かないといけない。

このコンサートは毎年この時期に学校の吹奏楽部とコーラス部が共同で行う演奏会らしい。
9月からこの学校に転校し、コーラス部に入った息子は今年が始めての参加だ。

講堂に到着すると会場はほぼ満席状態で、オーケストラの演奏を待っていた。
舞台にはオーケストラ用の椅子が設置されてある。
コーラス部はこの演奏の後なので息子と旦那と3人で演奏を聴くことにした。
5~8年生の有志の生徒が演奏しているのだが、結構上手だった。
クリスマス楽曲の演奏に癒されて、眠ってしまいそうだった。

途中で息子が退席して、コーラス部の出演に備える。

オーケストラの演奏が終わり、舞台がアレンジされてコーラス部隊を迎える。
息子はニヤニヤしながら舞台に上がってきた。
このコーラス部は3~8年生で構成されている。
入部して3ヶ月余りだが、今月初めに市のクリスマスイベントにみんなで参加し、自信を持ち始めた息子。
「ジングルベル」や「We wish you are Merry Christmas」などクリスマスソングを10曲ほど歌う。
子供達の可愛い歌声が優しい気持ちにさせてくれ、心地良い気分になった。

幸せな気持ちになりながら、ふと、先日コネチカットで起こった悲しい事件を思い出した。
20人の子供を含めた26人の命が一瞬の内に銃で消されてしまった、学校で起こった惨事。
同じ年頃の子供を持つ親として、心臓がえぐられるような痛みを感じた。
ご親族の心境を思うと悲痛な思いで涙が溢れそうだ。

コーラス部の歌声を聴きながら、こんなことは二度と起こってはならない事だと、やるせない気持ちになった。
心の中で、そっと、亡くなった命とご遺族にお祈りを捧げる。

コンサートが終わり、笑顔で私の元に走ってきた息子。
「上手やったねえ~」と褒めながら、息子を力いっぱい抱きしめた。
息子は「ママ、帰ってきてくれてありがとう。」と耳元で囁いてくれた。

人生、いつ、どうなるかわからんけど
今、目の前にいる掛けがえのない存在に、あるったけの愛を注ごう・・・

そう思った夜でした。

2012年12月17日月曜日

鞍馬寺

2週間の滞在の最後の一日。
午後から予定がぽっかり空き、何をしようかと考えた。

5分後には出かける用意をして、京阪電車に飛び乗り1人で京都に向かっていた。
目的地は鞍馬。
他の場所は何も思い浮かばなかった。

帰省する度に行く場所だ。
この夏にも2回、友達と訪れた。
また行ったん?、、と言われそうだが、私にとっては特別な場所だ。

京阪・出町柳駅で叡山電車に乗り換え30分。
終点が鞍馬駅。
午後の遅い時間になっていたので、ケーブルに乗り山頂のお寺に向かう。

最近はパワースポットとして有名になってきたので週末は結構混雑する。
私が行ったのは午後も遅かったのであまり人はいなかった。
本堂の前に、チベットの磁場の高い場所と繋がっている地点がある。
いつもならここに長い列が出来ていて、立つ順番を待たなければならないが、今回は並ばなくてもよかった。
そこに立ってしばし瞑想。
頭が締め付けられるようなエネルギーを感じた。



本堂に入り、お線香を立て、お参りをする。

このお寺に初めて来たのは16年ぐらい前のことだ。
レイキヒーリングを勉強している時に、マスターが連れて来てくれた。
レイキヒーリング発祥の地、鞍馬。

その由来を諭すかのように、レイキヒーリングのシンボルや3つの御神体が人知れずひっそりと祭られている場所がある。
毎回ここに来て、お祈りと瞑想の時間を過ごし、癒しのエネルギーをいっぱい戴いて下山する。

今回の帰省で、友達とのお付き合いの仕方にすれ違いを感じ、1人でやるせない気持ちになっていた。
人間独り独り、生き方や考え方が違うので、自分の物差しで他人を測ったり、自分と同じ世界観を押し付けるのは間違っているとわかっている。
わかってはいるものの、友達関係に隙間風を感じ、今回はそういうことが立て続けに起こったので、心が少し弱っていた。

そんな弱った心に癒しのエネルギーを補充することが出来た。
人それぞれ、生き方が違うということも改めて気づいた。
自分で壁を作っていたけれど、その人をそのまま全部受け入れようと思えるようになった。

鞍馬はいつも、その時に必要なエネルギーや気づきをもたらしてくれる大好きな場所だ。




今日の便でベイエリアに戻ります。



2012年12月16日日曜日

関係

人生にとって「たら」「れば」はないそうだ。
人との出逢いも別れも、もう既に決まっていて、偶然ということはないと言う。
誰かと街中で会って「あら~偶然!」と思うけれど、それは偶然ではなく必然なんだそうだ。

人生における様々な出逢い。
何らかの理由があり、逢うべくして逢っている。
親、兄弟、子供、パートナー、友達、学校の知り合い、職場の仲間。
1つ1つが自分に必要な関係で、一瞬一瞬がとても貴重で、何かを学ぶためにお互いに逢わされている。

親。
人生の特に前半で多大な影響を及ぼす親子関係。
子供は生まれる前にその生の学びのテーマを決めて、自分の親を選んで来ると言う。
私の今回のテーマはなんだったのだろう?

パートナー。
その都度その時期で必要なパートナーが現れ、自分の成長と学びをもたらす。
昔付き合った彼とは、その時に学ぶことがあって出逢い、時間を共有し、そして別れた。
今は、旦那と・・・学ぶことばかり。
忍耐、我慢、相手を尊重すること、言いたいことは口に出して伝えること、お互いがハッピーになれること、相手を思いやること・・etc。
あとは何やろ?
私達、成長してるんかな?

友達。
私が友達1人1人とこうしてお付き合い出来るのも、偶然ではなく然るべき理由があり、お互いの成長の為に逢わされている。
それぞれの関係や深さは違うけれど、貴重な繋がりだと思っている。


人と人の出会いは一期一会。
一緒にいる時間は二度とやって来ない宝石箱のようなもの。
この縁に感謝して、それぞれの出逢いと共有する時間を大切にしたい。


2012年12月15日土曜日

お別れ

有馬温泉での夕食後、父からメールが入った。

「岡山の叔母が亡くなった。」・・と言う訃報。

突然の知らせに、ただ唖然。
信じられない・・と言う思いで、酔いが一気に覚めてしまった。

翌々日、お葬式に参列するために岡山に向かった。

叔母には一人娘のAちゃんがいる。
ずいぶん前に結婚し、今は10歳の男の子の母になっている従妹のAちゃんに何年ぶりかで再会した。
気丈に振る舞い接客をしているAちゃんを見ていると2年前の私を思い出した。

2年前の11月に「余命1年」と宣告され、私が看病の為に大阪に帰省中の12月、宣告から1か月後に他界した母。
昨日までそこにあった肉体が突然いなくなる・・と言う事実を理解できない、理解したくない身内の思い。

斎場までAちゃんの側についていて、戸惑いと悲しみを隠せない姿を2年前の自分とダブらせた。
骨を拾いながら叔母の冥福をお祈りした。


お葬式と言う行事はそんなに頻繁に関わることではない。
他人のお葬式に参列することはたまにあっても、身内・・それも自分の母親のお葬式とは一番悲しく、信じたくない日なのだと思う。
私も、かなり長い間、母の死を信じられなかった。
たぶん、今でも母を探している自分がいるので、事実をわかっていても受け止めていない部分がある。

人は誰でも1日ずつ、1秒ずつ死に近づいている。
母の死も、自分の死も、避けられないことであり、いつかはみんなそこに帰っていく。



今日、母の三回忌の法要が執り行われた。
この法要に参加する為に、私は息子と旦那をアメリカに残して大阪に帰ってきた。

丸2年なのに、何故三回忌・・「3回」なのか。
法要の後、浄土真宗の御坊さんが解りやすく説明してくださった。

人は生きていく上で、限りあるものに対して「欲」が湧く。
食欲、財欲、性欲、美や歳に対しての欲・・・
欲が湧くことによって、苦しみの種が生まれる。
生きていくことは苦しみを伴う作業だという。
「死」とは、その苦しみから解き放たれる瞬間なのだそうだ。

欲のある世界から欲のない世界、苦しみのある場所から苦しみのない場所に移行する儀式。
それが「お葬式」なのだそうだ。

苦しみのない世界に入って、1回目にする儀式が「お葬式」。
次の1年目が「一周忌」(これが2回目の儀式)。
そして2年目が3回目の儀式なので「三回忌」。

この世は苦しみだらけで、あの世は苦しみは全くないのか・・・と御坊さんの話を聞きながら、ふと思った。。

母と叔母は今頃、苦しみから逃れたあの世で再会しているのかな~と考えていた。


2012年12月11日火曜日

有馬温泉


有馬温泉は兵庫県に位置する日本最古の温泉。
関西近郊からのアクセスが便利なので昔から人気のある温泉街だ。
帰省中に一度は温泉に行きたい!と思い、友達が休みをとってくれたので2人で有馬温泉行きを計画した。

ネットサーチして、「エステプランがあり、お食事もミシュラン1つ星」・・と言う、女性にとってはと~っても魅力的なお宿を発見したので予約を入れた。

大阪・梅田駅からバスで1時間。
山間の道路に立ち並ぶ温泉宿の集落が現れた。

目指すは「有馬温泉 高級料亭旅館・欽山」
http://www.kinzan.co.jp/

玄関の門をくぐると静寂な空気が漂っている。
ゴージャスではないが、閑静な佇まいで落ち着ける空間・・・そんな雰囲気を醸し出すお宿だった。

バスに乗っている時から「お腹すいた~」を連発していた私。
新しく改装した阪急百貨店のお蕎麦屋さんでランチを食べたが、2時過ぎにはもうお腹がすいてきてしまった。
お部屋に着いたらお茶菓子を食べてから温泉へ・・と思って部屋に入ると、すぐに器に盛られたプリンスメロンやイチゴなどのフルーツの盛り合わせ、和菓子&お煎茶が運ばれてきた。
テーブルの上にはそれとは別に炭酸煎餅とクッキーの御茶請けが用意されている。
贅沢なおやつを食べて、既に気分はプリンセス気分だった。

お腹が落ち着いたので、お湯に浸かりに行く。
赤茶色をしたお湯が湯船に湛えられている。
係りの人に泉質を訪ねると、これは「金銭」と呼ばれるお湯だと言う事だった。
冷え性、腰痛、筋・関節痛、末梢血行障害などに効果があり、地下の鉄分が空気に触れて赤くなるのだと教えてくれた。

前日から雪がちらついていた関西では真冬並みの冷え込みで身体も凍りつくようだ。
「金銭」に浸かると、その冷えがじわ~っとほぐれて、足元がポカポカと温まってきた。
時間と共にだんだん汗が噴き出てくる。

身体の芯まで温まったところで、エステの時間となった。
同じ階にあるエステサロンに移動する。

エステシャン2人が私達を出迎えてくれた。
友達とそれぞれ別個にカウンセリングを受けた後、個室に通される。
ここで50分の全身オイルトリートメント。
究極のリラックスタイムとなった。
エスティシャンのOさんはなめらかな癒しの手で全身の疲れをほぐしてくれる。
最初は楽しいおしゃべりをしながらのトリートメントで、「眠るともったいないので絶対に起きてるわ~」とOさんに言ったものの、気持ち良くていつの間にか眠ってしまっていた。
眠るとアルファー波が出て、よりリラックス出来ますよ・・とOさんがフォローしてくれた。

マッサージを終え、部屋に戻って一息ついた後夕食の時間となった。

夕食は部屋食で、まず食前酒と先付が出された。



その後次々とお料理が運ばれてくる。
ミシュラン1つ星の期待通りに繊細な味と盛り付けだった。
お出汁の味が浸み込んだ菜の花浸しや貝柱真丈、蒸籠には黒毛和牛、酢の物はズワイ蟹など。
季節の素材を厳選し、素材を生かした味付けに仕上げてある。
私が一番気に入ったのは「射込み蕪」で蕪がシメジや三度豆と一緒にお出汁で煮込まれ、上からフカヒレの餡がかかっている。



美味しいお料理に舌鼓を打ち、冷酒との組み合わせも絶妙で、本当に幸せなひとときだった。




友達に「目が開いてないで~」と言われるほど冷酒がほどよく回ってきた。
お湯に癒され、手で癒され、食に癒され・・極上のリラックスタイムとなった。

普段は知らない場所に行くと寝つきが悪くてあまり眠れない私なのだが、この日は布団に入るなり寝息が聞こえてきたそうだ。

ぐっすり眠ったおかげで朝5時に目が覚め、朝食前の朝湯を楽しみ、「金銭」を名残惜しんだ。
湯豆腐、焼き魚、卵焼きなどの朝食を食べた後、少しゆっくりしてからチェックアウトをした。

欽山・・・従業員の方々の態度もとても親切でホスピタリティに溢れている。
空間、接客、食、お湯、エステ・・・このコンビネーションをトータル的に取り入れ、客を「持て成す」ことに徹底している印象を受けた。

またいつか訪れたい・・お宿でした。


2012年12月9日日曜日

ヨガ・ピラティススタジオ in 大阪

今年の夏に帰省した時に友達からピラティスのクラスに誘われました。
大阪市内のスタジオで、少人数で受けるヨガやピラティスのクラスがあり、かなり気に入っているとか・・

運動不足を懸念していた私は2つ返事でOKし、スタジオを訪れました。

Riroa's Beauty-Yoga& Pilates Studio
http://riroas-beauty.com


インストラクター兼 オーナーのRitsuko さんは、ハイアットリージェンシーやリッツカールトンホテルでのインストラクター経験を持ち、日本人&外国人セレブを多く顧客に持つ、知識豊富で信頼できる魅力的な方です。

私はピラティスやヨガのレッスンはアメリカでも受けたことがあるので、同じようなものだろうなあ・・と思っていました。
ところがどっこい、嬉しい誤算でした。

Ritsuko さんは身体の骨格や筋肉の位置・動きを熟知されています。
生徒1人1人の骨盤の歪み・ズレを指摘したり、筋肉や骨格を本来あるべき場所に戻る姿勢や動きを教えて下さいます。
呼吸、筋肉の動き、骨格、姿勢・・・トータル的に指摘されたのは初めてでした。

初回のレッスンでRitsuko さんの指導に魅了された私は夏の滞在中に何度かレッスンに通い、プライベートレッスンも受けて、更に筋肉の動きなどをチェックして頂きました。

私は後ろ足の筋肉が発達していないと言う事です。
足の前面の筋肉だけを使って歩いているので、前のめりになり膝が曲がると指摘されました。

自分では正しい姿勢、歩き方だとこの歳まで思っていたので、「目から鱗」状態でした。
そんな私に足の後方の筋肉をつける運動を伝授、また他の骨格や筋肉、姿勢、動きに関しても詳しくチェックして下さいました。

アメリカに帰ってもこの数か月は指摘されたことを思い出し、使っていない筋肉を使うように心がけました。
友達に「最近、体形が綺麗になってきたね。」と褒められたときはとっても嬉しかったです。

夏に引き続き、今回はピラティスとヨガが半分ずつを取り入れたグループレッスンにも参加しました。
基本のポーズで骨盤の位置をチェックされます。
正しい位置を忘れかけていた私。情けない~

それから肩を開く運動をします。
私はパソコンを使うと猫背気味になり肩が閉じてくるので、この運動は肩が開いてとっても気持ちがいいです。
背骨をまっすぐにする姿勢をしながら呼吸を入れます。
すっかりこういう基本的なことも忘れている自分に気が付きました。

普段はジムで腹筋や腕・足の筋肉を鍛えていますが、それはあくまでもアウターマッスル=外側の筋肉であって、インナーマッスル=体の芯になる筋肉ではないので、運動に安定感がないということ。
片足で立つ姿勢をするとグラグラして維持出来ません。
夏よりはマシになりましたが、グラグラしている自分を鏡で見ながら、まだ体の芯が出来ていないことを再確認しました。

ヨガでは首の後ろの筋肉を伸ばすポーズをしてとても気持ちがよかったです。
普段、知らない間に身体のあちこちが縮こまっているのだと思いました。

一番びっくりしたのは翌朝。
ベッドの中で目が覚めると、自分の呼吸が深くなっていることに気が付きました。
肺に今までよりももっと空気が送れるようになっている感じがします。
肋骨を意識する運動をして、肺の空気許容量が増えた気がします。
あのわずか1時間のレッスンで、身体がここまで変化するのかと驚き、Ritsuko さんのすごさを再発見しました。

Ritsuko さんのレッスン、また近々大阪に帰ったら受けたいです。
ありがとうございました。


2012年12月8日土曜日

石神さんと伊勢神宮

奈良在住のある方から、「鳥羽に石神さんという神様を祭る神社があって、女性の願い事をかなえてくれはるで・・」と教えてもらいました。

神社仏閣が大好き、波動の高い所が大好きな私。
女性の願い事をかなえてくれる・・そんな魅力的な言葉を聞いて行かないわけがありません。

日本に来る前はガラガラだったスケジュールがだんだんと埋まってきて、行けるときに行こうと思ったので即行動にでました。
翌日、1人で近鉄特急に乗り鳥羽へ向かいました。

鳥羽駅からコミュニティバスに乗り35分。
バスの中は女性の乗客者が多かったです。
山の中を走り抜け、小さい港町・相差(おおさつ)に到着。
多くの女性がここで降りています。
石神さんを祭る神明神社まで徒歩5分ほど、なだらかな坂を上っていきます。

神明神社はこじんまりとした神社で25の神様が祀られています。
その中の1つ、参道にある小さな社が石神さんで、ご祭神は神武天皇の母君・玉依姫命(たまよりひめのみこと)。

昔から海女たちが「女性の願いならひとつは必ず叶えてくれる」と密かにお参りを続けていたのが、いつしか全国に知られ、芸能人や有名人なども数多く訪れているらしいです。

さっそく参拝をしました。
鳥居をくぐった瞬間、優しい清らかなエネルギーを感じました。


鳥居の前に置かれているピンクの紙に願い事を1つだけ書き、箱に入れます。
お願いします・・・とお任せして、境内を後にします。

その後、クスノキを祭ってある長寿のお守りを参拝しました。
「触ってください。」と書いてあります。
どっしりとした木の姿からは想像も出来ないような優しい波動がハートに伝わってきました。
なんだか木に癒された気がします。


ゆっくりしたかったけれど、バスの時間が気になったので早足でバス停に向かいました。
バスは30分~1時間に1本の割合なので、時間をチェックして乗り遅れないようにしないといけません。
乗り遅れた場合はかなりの時間、次のバスを待つことになります。
到着したバスに乗り、石神さんを後にしました。


鳥羽駅に戻るとまだお昼過ぎで時間があったので、この夏にも息子と友達と3人で行った伊勢神宮を参拝することにしました。
あの神宮に入った途端に変わる「凛」とした空気が大好き・・。

先に外宮に向かいます
鳥居をくぐった瞬間に空気が変わりました。
重い・・
立ち並ぶ木々も壮大で力強いエネルギーを醸し出しています。
正宮を参拝したあとその側にある三つ石を眺めました。
四方をしめ縄で囲まれているので石には触れられません。
縄の外から眺めていると各方角でエネルギーが違うのを感じます。
ある方角に立つと胃が痛くなり、また違う方角から眺めると頭がスッとします。


不思議な石。
この石からかなり強いパワーを感じました。

そのあと数か所ある別宮を参拝。

その後バスに乗って、内宮に移動し、正宮へと向かいます。
外宮よりも静かな、それでいて厳粛で高貴な雰囲気を感じながら参道を歩きます。
夕方だと言うのに大勢の人が参拝に訪れていました。
それから別宮・荒祭宮(あらまつりのみや)を参拝しました。
ここのパワーは結構強く、身体がヘロヘロになる感じです。
前回は気のせいかと思ったけれど、今回もやはりヘロヘロになりました。
神宮を後にし、赤福のお店で赤福善哉を戴きます。
よく考えてみるとお昼ご飯を食べていなかった私。
空っぽの胃に温かいお善哉が浸みわたり、元気が出てきました。

神社仏閣大好き人間・・・日帰りで鳥羽と伊勢神宮に行ってきました。
パワフルな日帰り参拝でした。

2012年12月7日金曜日

繋がり


ブログを書くようになってから、友達関係が広く、深くなったように感じる。

特にニューエイジ・ネタには抵抗を感じる人も多々あるので、今までは友達との会話にこういう話題を持ち出すのは控えていた。
ブログ上で、ニューエイジや自然派の話をいろいろとシェアーしていると、「私も興味があった。」とか「感覚的に同じ方向を見ている。」などのメールを頂き、いろんな方から励ましてもらっている。

今までは只の友達だった人と、もう一歩入り込んで深い話を交わせるようになった。
私のことを「変な人」だと偏見を持たず、ちゃんと向き合って情報を交換出来るのは貴重な関係だ。
また、今までと同じように接し、私のことを見守ってくれている友人達にも感謝したい。

そして、新しい友達も増えてきた。
類は友を呼ぶ・・的に、同じような感覚の人同士が引き寄せられ、会うべくして会い、どんどんつながりが広がっていっている。
私が求めていた「興味のあるもの」「やりたいこと」をそういう人達が持って来てくれる。
ヒーリングシェアー、、出来ないと思ってた~
瞑想会、、やりたかった~
曼荼羅画、、ずっと探していた~
そういう事がどんどんポンっと、すぐ目の前に現れる。
不思議だ。
勇気を出してドアを開けたことは、間違っていなかったんだ・・と嬉しい気持ちになった。

関連記事:背中を押してくれた人

2012年12月5日水曜日

息子の不満

月曜日の朝、独りでサンフランシスコ空港を発ち、12時間後に関西空港に到着した。
私は今、大阪にいる。母の三回忌の法要の為に帰ってきた。

寒い!
真冬並みの寒気団が上空に停滞していて、風が冷たく凍えそうに寒い。
1月中旬並みの気温だと言うことだ。
ベイエリアではあまり着ないロングのダウンジャケットがとても重宝する。

街並みはクリスマスイルミネーションとお歳暮商戦とお正月の準備とで活気にあふれ、人々は忙しそうに移動している。
あ~~師走やねんなあ・・と思いながら街を眺めた。

私も来る前の2週間はとても忙しかった。
日本での年賀状に匹敵するホリディカードの作成&オーダー&送付の作業、家族や親戚に渡すクリスマスギフトの買い付け、家族に贈るカレンダーの作成、日本の家族や友人へのお土産。
これをあのサンクスギビングの週にやっていたので、パーティの用意とこの準備とで猫の手も借りたいほどだった。
(カードの送付作業は途中で放って来てしまった・・・)


1人で帰省するのはとても気楽なんやけど、気になるのは残してきた息子のこと。

発つ日の前日の夜、ベッドで息子に本を読んでいると急に私の腕に顔を埋めて「ママ・・行っちゃ嫌!」と心細い声で呟いていた。

あら~~、可愛いやん。そんなこと言われたら困るわ・・と思っていたら、

「あのね、何でかわかる?」と聞かれたので、う~~ん・・と考えていると、

「だって、ダディが作るお料理、美味しくないんだもんーーー。」と大声で訴えた。

素材のコンビネーションや味の不満などをここぞとばかりに並べ立てる息子。
普段は私が料理をするので、旦那の手料理をあまり食べたことがなかったが、そんなにひどいのかと驚いた。

でも私がいない間の息子のお弁当と夕食を含めた家事全般、息子の学校の送り迎えと習い事の世話などを一手に引き受けてくれる旦那には感謝している。
ご飯に関する不満は息子に目をつぶってもらうしかない。

帰ってきたら美味しいものをいっぱい作ってあげるから、、と慰めた。
そして、お土産を買ってくるから、何がいい?っと聞くと、

「おまんじゅう~」と甘えた声で呟いた。

(聞くまでもなく、答えはわかっていたのだが・・)

今頃ディナーの時間やなあ~
何食べてるのかなあ~
・・と、ふと考えながら、妹と友達とでランチを食べていた。

それにしても寒いわ~ 大阪は。



2012年12月2日日曜日

マクロビお料理教室 12月2日

12月最初の日曜日、先日のブログでも紹介させていただいたマクロビオティックのお料理教室に参加してきた。

講師は河合秀紀さん。
河合さんはマクロビオティックのパイオニアー:久司道夫先生の元で学ばれ、マクロビオティックのレストランでのシェフ・Kushi Institute のダイニングでのヘッドシェフと言う経歴を持たれ、現在はLAで活躍されている方。
今回は今年3月に引き続き2回目のベイエリアでのお料理教室と言うことだったが、私は初めて参加した。

メニューは4品。河合さんの料理のデモンストレーションと料理をしながらのレクチャーによる4時間のクラス。
マクロビの基本「陰陽」に始まり、素材のパワーを生かした切り方や料理法など、勉強になることがとても多かった。
久しぶりにマクロビを学ぶ私にとっては充実した時間だった。

レシピは季節の素材をホリディミールに生かし、クルトンの代わりになるもの、ターキーの代わりになるものなどを選び、健康重視の野菜たっぷりのお料理だった。



料理されたものを戴き、その野菜の甘みや食感、コンビネーションなどに感激した。
身体の中に野菜のパワーや作り手のエネルギーが巡っていくような気がした。

お料理教室の後は、有志が残って「河合さんとの健康相談会」と称した、身体と食べ物についてのレクチャーを聞いたり質問をしたりと、これも為になることを沢山学んだ。

顔相(皺や色)からその人の持っている病気や摂りすぎている食べ物・足りない食べ物などがわかると聞き、思わず鏡を覗いてしまった。
身体を作っているのは「血」であり、腸で血のクオリティが決定される・・と聞き、やはり食べ物は身体にとって最も重要なものなのだと再認識した。

肉大好き!な旦那を持つ私にとっては、マクロビと家族の好みとの間で日々葛藤があり、マクロビを徹底して出来ない状況だ。
河合さんは、それでもバランスを取る事が大切なのだとおっしゃっている。
肉を食べる時は大根おろしを一緒に戴く、、肉の3倍の量の野菜を食べる、、など身体を酸性に偏らない方法を教えてくださった。



今回、たくさんの友達から「お料理教室に参加したいけれどスケジュールが合わない。」と連絡をいただきました。
今週火曜日、12月4日10時からサンタクララ三育学院にて河合さんの講演会が予定されています。
お時間のある方は足を延ばしてみて下さい。