2014年2月5日水曜日

病院でのボランティア

昨年の4月に突然「食道ガンのステージ4」と診断された父。
妹から連絡を受けた時はかなりショックでした。
知らせを受けたその日から毎日、アメリカから日本まで父に遠隔ヒーリングを送りました。
夏に帰省した時は入退院を繰り返す父の看病をしながら、弱った身体にヒーリングを施してあげました。

「ヒーリング」に馴染みがなく、懸念していた父でしたが「なんだか温かい。」「痛みが和らいできた。」とだんだん受け入れてくれるようになったのです。
想念よりも、体感で「OK!」だとわかったようでした。
その様子を見て、「アメリカに戻ったら癌患者さんへのヒーリング・ボランティアがしたいな・・」と思い始めました。

8月。
日本から戻ってすぐに始まった6ヶ月間のレイキヒーリング・マスターコース。
このメンバーの数名が近くのス〇ンフォードホスピタルのレイキヒーリング・ボランティアチームで活動しています。
そのメンバーから「あなたも一緒にボランティアをしない?」と誘われました。
レイキ・ティチャーからも「是非やってみたら?」と勧められ、「やってみようかな・・」と軽い気持ちでボランティアチームに応募しました。

近年、アメリカではレイキヒーリングの効果が認められつつあります。
病院やホスピスでのレイキプラクティショナーの受け入れも増加しています。
ちょっと古いけれど、2007年度の米国病院協会の調査では
「アメリカの病院の15%、800以上の病院がレイキヒーリングを病院サービスの一環として提供している( Center for Reiki research )。」と記されています。

その中の1つが今回私が応募したス〇ンフォードホスピタルでした。

軽い気持ちで応募したけれど、その後のプロセスが大変でした。
さすが有名どころのス〇ンフォード~と感心したほど・・
電話でのインタビュー、3時間のオリエンテーション、その後受けたオンラインクラスでは、ホスピタルでの患者さんへの対応の心得やインフェクションコントロールなど合計13科目。
クラスを受けた後は、バックグランドチェックとヘルスチェックがあり、11月の始めに全プロセスを終え、昨年暮れにようやく「パスした」と連絡を受けました。

今年1月からこのレイキチームでのボランティア活動がスタートしました。
チームメンバーはみんな気さくで温かい人ばかり。
癒しと慈悲のオーラに包まれ、無償の愛を1人1人に注いでいる感じです。

メンバーの1人から「日本の病院ではレイキヒーラーで溢れているのでしょ?」と聞かれました。
返答に困ってしまった私。
「確かに、レイキは日本発祥のヒーリング方法だけど、そうでもないのが現状。」と答えると、びっくりされました。
「個人病院ではレイキヒーリングを取り入れている所もあるみたいだけれど、大きな病院に普及するのはまだまだ遠い話だと思う。」と付け加えると、更に驚かれました。

父の、病院での闘病生活を思い出して、日本とアメリカでの現状を比べてしまいました。

京都の鞍馬山で発祥した日本のヒーリング方法、レイキ(霊気)。
今ではアメリカやヨーロッパのほうがその認識度が高まっています。
もっとレイキヒーリングが日本でも広まって、病院で取り入れられるようになれば・・
精神的に救われる患者さんは、少なくはないのになぁ・・
と、考えながらホスピタルを後にした私です。

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