2014年11月6日木曜日

セドナ旅行記 その1

17年前に初めてセドナを訪れた時は外に出るだけで頭痛がひどく、赤い岩を見ると吐き気をもよおした。
「身体が受け付けへん~ 私には合ってない。」と思い、「もう行きたくない場所」のレッテルを貼った。

なのにこの場所とご縁があるのか、12年前と4年前にもこの土地を訪れた。
初回に経験した頭痛や吐き気は全くなくなり、時間が経つにつれどんどんセドナと言う場所が好きになってきた。
大地のエネルギーと何もかも許し解放出来る波動のせいか、、「また行きたい。」と思う土地に変わっていった。

今回、4度目のセドナ。
ここの土地に呼ばれているような気がして、忙しいスケジュールの中で3泊4日のセドナ行きの計画を立てた。
行き帰りの時間を入れると、正味3日間の短い旅。
それでも「行きたい~」と言う思いが強く、1人サンフランシスコ空港から飛行機に乗る。
2時間でフェニックス空港に到着。
あらかじめ予約を入れてあったシャトルのドライバーと電話で話し、すぐにシャトルが迎えに来てくれた。
ハイウェイ17号を北に走ること2時間。
179号線に入りしばらく走るとセドナの赤い岩達が顔を現し私を迎えてくれる。
なんだかとても懐かしい郷愁にも似た想いが胸から込み上げて来る。
「ただいま~」と心の中で呟いた。


宿に到着。
ここで大阪から来ている友人達と合流。
着いていきなり「さあ、トレッキングに行くよ~」と言われ、あたふたと着替える。

セドナのツアーガイド、ナナさんの引率でカセドラルロックに登って行く。
友人達はみんなトレッキングシューズを履いているが、私は持って来ていない。
ナナさんに靴をチェックしてもらい、靴底がある程度デコボコしていたので「大丈夫でしょう。」とOKをもらった。
「え、、そんなすごい所を歩くの?」と車の中で不安になる。


青空に向かってそびえ立つカセドラルロック。
最初はハイキング程のトレイルで「楽勝~」と思っていたが、途中からロッククライミング並みの急勾配になった。
気をつけて歩かないと岩に足をとられたり、滑って落ちそうになる。
確かに・・良い靴が必要なのだと実感した。
少し登っては、休憩してお水を飲む。
ナナさんが、無理をしないペースで私達が楽しめるようにと気を遣ってくれた。
大地のエネルギーと赤い岩の押し迫ってくるような力を感じながら、どんどん奥に歩いていく。


数時間前にはカリフォルニアの自宅に居て息子のお弁当を作っていた自分が信じられない。
汗をかきながら無心に歩き、休憩しては景色を堪能して、この場所の空気を思い切り吸い込む。
「あ~私、今セドナに居るんだなあ」と幸せな気持ちになる。


トレッキングも終盤になり、ビューポイントに座りながらしばらく瞑想をした。
美しい夕日が大地の向こう側に沈んでいく。
セドナのエネルギーに包まれながら、今ここに居ることに「ありがとう~」と言う想いが自分の内側から湧いてくる。



この大地のエネルギーは、全てを受け入れ、許し、認め、信じて、解放するようにサポートしてくれるような気がする。

たった数時間で自分自身がとってもオープンになった気分。

来てよかった~
ありがとうございます・・



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