2014年11月23日日曜日

計画

アメリカ全土には約560のネイティブアメリカンの部族が存在している。
各部族にだいたい1人のシャーマンがいて、人々の健康を守っている。
シャーマンとはエネルギー的に開けた人間が、精霊と繋がって病気の治療法を聞き出し、
治療するドクターのことだ。
病気の治療には様々なハーブを基盤とした薬を処方するので、メディスンマン・メディスンウーマンとも呼ばれている。

アイアンイーグルはナコタ族のシャーマンだ。
彼は生まれた時に1つの精霊が付き、それからも精霊の数は増えて現在は20以上の精霊のサポートを受けているという。
1度付いた精霊は一生そばにいて離れることなく、様々なアドバイスをしてくれるらしい。

シャーマンになるには、特別な家系に生まれ、特別な修行をしないとあかんねんやろなあ~
私には関係ないわ~
・・と、ボーっとアイアンイーグルの話を聞いていた。

すると彼が
「さっき話していたクラスは、そのシャーマンを育てるクラスだよ。」と言われ、びっくりした。

え~~?今、なんて??
精霊と繋がって、そのサポートを受けるんでしょ?それだけでしょ?・・と聞くと

「精霊と繋がる為にはまず全てをオープンにする必要がある。そして4つのエレメントについて学び、7つのセレモニーを体験し、断食を経て精霊と繋がる。ハーブや樹のことも勉強する。プロテクションを得る・・って言ったけど、言い換えればシャーマンになるクラスのことだ。つまりシャーマン養成講座。僕の計画はこのベイエリアでシャーマンを育てるクラスをSachikoと一緒に開催することなんだ。」と言われ、腰が抜けるほど驚いた。

彼の計画は壮大だった。
ネイティブの人々だけでなく、様々な人種の様々な地域の人達にシャーマンを配置する。
560人のシャーマンが地球全体の人々のお世話をすることは不可能だ。
世界各国、各地にシャーマンを置き、古来から伝わる自然の方法で病気を治し、人々の心や魂をサポートしていくこと。
これは彼がずっと前から考えていた計画だった。

シャーマンってそんなに簡単になれるもんなん?
それに、アメリカ各地にシャーマンを増やすのなら、私でなくてもいいやん。
なんで私なん?
頭にクエスチョンマークの行列が出来る。

「何故だかわからないけれど、僕の視点は世界、それも特に日本なんだ。」と言う。

そして4年前に初めて逢った時にインスピレーションを受け、3年前に再会した時に私をビジネスパートナーとすることを決めたと言われた。

「だから、この3年間は君の成長を待っていた。」と言う。

そんな彼の決心を知る由もなく、私は私なりの時間を過ごしてきた。
黙って見守るなんて、忍耐強いもんやなあ~・・と考える。

「もう君は準備が出来ている。君はパワーを持っているんだよ。僕を使うっていうパワーを・・」と言われ、

パワーなんてあらへん。
私はサイキックはないし、特別でもない。
パワーがあるのはそっちでしょ
・・と独り言を言う。


なんで~?私?
私、普通の主婦です。
出来ません・・・
自信ありません・・・

頭が混乱していた。
理解不可能な状態になっていた。



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