セドナを発つ時、飛行機の中から不思議な光景を見た。
離陸して雲の中に入り始めた途端に白い雲が虹色に輝き始めた。
「うっそ~?」と思い、何度も瞬きをして確かめる。
やっぱり一緒だった。
虹色のグラデーションが雲の間から光を放ち、私に語りかけてくる。
空が虹色に染まっていく。
それは何かを祝福するように優しく優しく私のハートに降りてくる。
「綺麗~~!」
その瞬間、涙が溢れてきた。
あまりにも美しく、至福の時を感じながら、幸せで嬉しくて泣いてしまった。
「幸せやなあ~~ 私・・」
たぶん、他の人達はこの光に気付いていない。
窓の外の光景に注意を向けている人は誰もいなかった。
私だけか・・もったいなあ~
そういえば、エアポートメサでご来光を見ている時も虹色の光が見えた。
写真に撮っても、それは映らないけれど・・
至福のエネルギーに包まれながら、セドナでの出来事を振り返っていた。
いろんな出逢いがあり、沢山の気付きと学びがあった。
セドナに居れて、本当によかった~・・
2時間のフライトはあっという間だ。
カリフォルニアに入ると左手に太平洋が見えてきた。
分厚い雲が空を覆っている。
「夕日が見られへん・・」とちょっと残念になった。
しばらくすると雲の合間から太陽が姿を現し、その光を太平洋に投げかけていた。
ステージに放つスポットライトのように一部分の海原が光り輝く。
それは煌びやかで、神々しい光だった。
次の瞬間にどこからかメッセージが聴こえてきた。
「選ばれし者
ドアを開けなさい」
空耳?
何?
何?
どういう意味なんやろ?
考えてもわからない。
さらっと流すことにした。
ハロウィーンの夜にカリフォルニアに到着した途端、息子のトリックオアトリートやキャンディ配りでバタバタした。
至福の時間と声の意味は心にしまって、また元の忙しい生活に戻った。
その声の意味がわかり始めたのは、それから3週間後のことだった。
ある人物が私の元にやってきた。
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