1999年の10月半ばに語学留学でサンフランシスコに来た私は、その1ヵ月後のサンクスギビングの日に「???」と言う思いをしました。
11月の第3木曜日、語学学校はサンクスギビングで休みだと聞き、ああ勤労感謝の日なんやわ・・と思っていたのです。
当日、いつも行ってるWhole Foods に買い物に行くとお店が閉まっていました。
辺りを見回すとレストランもドラッグストアーもClosed で車の数も少ないし、街は静まり返っています。
なんで~?と思いながら部屋に戻り、食べるものがないのでパックのご飯をチン!してお茶漬けを食べました。
翌年、アメリカではThanksgiving Day は勤労感謝の日ではなく感謝祭・・収穫を祝う意味から始まり、現在は親族や友人が集まる大規模な食事会で、大切な家族行事の1つである・・と言うことを知りました。
これは日本のお正月に匹敵します。
あの静けさにも納得・・
今年の感謝祭の当日。
朝起きて、まずパーティで着る服に着替え、ちゃんとお化粧をします。
え、、もう?と思われるかもしれないが、大きなパーティとなるといつも朝からパジャマ姿&素っぴんでキッチンに立ち、バタバタしているうちにパーティ開始直前だと気づき、あわてて着替えてスッピンで出迎えた・・という経歴が何度もあるので、朝のうちにもうやっておきます。
用事を一通り済ませてからキッチンに立ち、まずグレイビーソースを作りました。
グレイビーソースはターキーとマッシュポテトには不可欠なので大量に必要です。
小麦粉を炒めてチキンストックで延ばし、ポタージュ状にします。
後で焼いたターキーの肉汁を加えて濃厚な味に仕上げます。
その後は、スタッフィング。
スタッフィングとはターキーのお腹に入れる詰め物のことです。
これをターキーに詰めてしまうと、肉汁の匂いが滲みついて臭くなるので、私は別の容器に入れてオーブンで焼きます。
ガーリック、玉ねぎ、ベーコン、セロリ、マッシュルーム、りんご、ドライドクランベリー、胡桃を順番に炒めて、塩コショウ、ハーブを加え、クルトンを山もり入れ、スープストックに滲み込ませます。
クルトンがジュクジュクになるなんて私は許せませんが、家族はこれが大好物。
これをキャセロールに移し変えて、後はオーブンで焼くだけ。
ここで1時になったので軽くランチを食べました。
ランチ後はターキーを昨夜のブライン浴から上げて、水洗いし、ペーパーで拭きます。
首側の空洞にオレンジの輪切りを入れようとしたら、小さいプラスティックの袋が出てきました。
あ、、内臓の入った袋、、、取るのを忘れてた~
本来はこの内臓も煮て、グレイビーソースに加えるのですが、面倒臭いので捨てました。
そしてターキーの詰め物用のスタッフィングを作ります。
庭に生えているローズマリーを旦那に取ってきてもらい、玉ねぎ、りんご、シナモンスティックと一緒に煮込みました。
これをターキーのお腹に入れ、表面全体をオリーブオイルでコーティングし、塩コショウしてから475度Fにセットしたオーブンに入れます。
温度計を突き刺したターキーを475度Fで30分間焼き、その後は375度Fまで下げて肉の深部に火が通るまで焼くのです。
オーブンに入れたらホッとしました。
2時半。
ゲストが来る4時まではちょっとゆとりがあるわ~
・・っと思っていたのに、洗いもの、テーブルの最終チェック、ハムにかけるグレイズドソースを作っていたらベルが鳴りました。
4時。
ゲストがどんどん到着してきます。
(その2に続く・・)
関連記事:感謝祭前日 http://emeraldhillsca.blogspot.com/2012/11/blog-post_7797.html
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