旦那は、自分の家系は水泳が得意なのだと自慢している。
小学生からスイミングチームに所属し、高校生の時には地区大会に選抜された。
従兄弟のビルは全米大会にまでいったそうだ。
そんな旦那の血を受け継ぐ息子は、幼児の時から水を怖がっていた。
お風呂で髪を洗うときに悲鳴をあげて嫌がる。
目にちょっと水がかかっただけでギャーっと泣き出してしまう。
そんな息子を見た旦那は「これは僕の遺伝子ではない・・」とふてくされていた。
もしかして、、私の遺伝子??
確かに私は泳ぎが得意ではない。
平泳ぎは出来るが、クロールのフォームは滅茶苦茶だ。
潜水で泳ぐとなると、窒息しそうな気がしてあまり深く潜れない。
でもカナヅチではないし、息子のように水を怖がりもしなかった。
どっちの遺伝子かは置いといて、息子をなんとかしなくてはいけない。
日本の小学生は夏になると水泳の時間があり、嫌でもプールに入らされ、バタ足から習います。
体育の時間をクリアしていればそこそこ泳げるようになっていくのが当たり前。
全く泳げない子供は少数ですね。
でも、アメリカの学校では水泳を教えません。
プールと言う設備がないのです。
体育の時間(P.E.)に水泳の実技を頼ることは出来ません。
子供の泳ぎに関しては親に全責任がかかってきます。
「息子が全く泳げないのはマズいやん~!」
そう思って息子が5歳の時にスイミングスクールに通わせ始めました。
初日からしくしく泣いて先生を困らせた息子。
2回目のレッスンはプール中に響き渡るほど泣き叫び、水に入りませんでした。
「スイミングには行きたくない!」と嫌がる息子を、毎週引きずってレッスンに連れて行きました。
そこまでしなくても、、と旦那は反対しましたが、ここでくじけたらずっとこのままだと思った私。
心を鬼にして続けた結果、水を怖がらなくなり、泳ぎを楽しめるようになってきました。
年間を通してずっと通い続けました
そして、3年半。
あんな状態だった息子が今では上のレベルになりました。
クロール、平泳ぎ、背泳ぎはほぼ完璧に泳げるので、今はバタフライとフリップターンの練習をしています。
飛びこんでスタートを切る練習も始めました。
息子が泳ぐ姿を眺めながら、「逞しくなったもんやわ~」と感心してしまいました。
そのうち、クロールを母に教えてくれるのかも・?
「ママ、すんごく下手~」と笑われるかもしれませんが・・
時には鬼になることが必要だと学ばせてもらった一件です。
2 件のコメント:
母は強しと言うけれど、結構厳しく教育しておられるのですね。やっぱり、おさちさんのご自身への厳しさが、息子さんへの教育にも反映しているのだと感じました。貴女の優しさと厳しさは程良く絡んでいて、いい具合。
Ikukoさん
教育者エキスパートのIkukoさんからそう言われると嬉しいです。
でも私、自分にはすご~く甘いですよ。
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