2012年11月4日日曜日

One Decade

10年前、カレッジに通っている途中で旦那と婚約し、卒業後に結婚しました。

「ワイナリーで結婚式を挙げたい・・」と漠然と思ってしまった私。
Napaまで行くには1時間半はかかります。
もっと近い所で・・とSkyline沿いのワイナリーを探しに行きました。
数箇所見学して、どれも気に入らず、最後に見つけたのがWoodside地区にある"Thormas Fogaty Winery"。
自宅から車で30分の場所にあるこじんまりしたワイナリーです。
2人ともゲートをくぐりぬけた瞬間から建物や雰囲気に一目惚れし、そこに決めました。

でも、日本のようにおまかせ結婚式ではなく、ワイナリーは場所を提供するだけです。
ウェディングプランナーを雇えばよかったんやけど、全部自分達で決めたい言う思いから、フローリスト、ケータリング、カメラマン、衣装、ミュージシャン、進行役・・などを探しました

インターネットで候補を絞り、面接をして、最終候補のスペシャリストを決めます。
それぞれのスペシャリストと何度も打ち合わせをしました。
花の種類、置く場所、飾り方などをフローリストと、ケータリング会社とはメニューを決め試食、ミュージシャンの1人にハープ演奏者を選び自宅まで訪ねて曲を選びます。
進行役とバックグラウンドにかける曲の選定と進行の打ち合わせ。
衣装はカレッジの友達に付いて来てもらってアドバイスをもらいました。
みんなの前で披露するダンスは、曲を選び、インストラクターについて2人で練習をしたのです。

私はまだカレッジのコースが終わっていなかったので、毎日山のような宿題とテストがあり、泣きそうになったことが何回もありました。

しかも、アメリカ式の仕来たりを全く知らなかった私。
ゲストからのプレゼントはまず自分達で選んでデパートにレジストすることに驚きました。
花嫁側が親戚一同を招待して結婚式の前の日にディナー会を開くことも知らず、あわててしまったことも・・。

数日前に日本から両親と妹と姪っ子が駆けつけてくれて、結婚式の前の日にリハーサルをしました。
4歳の姪っ子は私のドレスの裾を持ってくれました。
妹はMaid Of Hornor と言う、私の隣で花束を預かったりドレスを直す重要な役割をしてくれました。

バタバタとして迎えた当日。

父と腕を組んで会場に入った時は緊張しました。
結婚の宣誓では、「I do」と言うところで、「I will」と言ってしまい、みんなから大爆笑を受ける始末。
I will なら「今は誓わないけど、将来は誓う・・」みたいなニュアンスらしいです。
食事の席についてからは、みんなと同じくらい食べ、みんな以上にワインを飲み、普通の花嫁らしからぬ態度を取っていました。

最後の1時間はダンス会場と化した会場。
まず最初に花嫁と花婿のダンスの披露をします。
その次に花嫁は父親と、花婿は母親と踊るのがアメリカ式の仕来たりです。
そして、その後はディスコかクラブか、、と言う状態になり、 ウェディングドレスでクラシックやロックやサルサの音楽に合わせてみんなで踊りまくりました。
日本の結婚式では信じられない光景ですね・・。


9月のある日曜日の朝、「Happy 10th Aniversary!」と言って 結婚生活丸10年目の記念に、旦那がハート型のパンケーキを焼いてくれました。
その日は私達の結婚記念日。

あれから10年。

光陰矢のごとし・・早いなあ~。


0 件のコメント: