2014年12月26日金曜日

忘却

人間は
この世に産まれる瞬間に
それまでの記憶を失くしてしまう

今生の目的
両親を選んだ理由
逢うべき人との約束
前世での体験

産道を通って「おぎゃあ」と産まれる瞬間に
全てを忘れてしまう

記憶があることが人生の邪魔になり
学ぶべきことを学べなくなるから
忘れることに同意して生まれてくる

だから今生で
自分の身に降りかかることに
傷つき、戸惑い、落ち込み
喜び、満たされ、感動し
その感情を感じることを体験する

忘れることが成長の糧になるから
1つ1つのことを新たに体験して
この人生での必要な気付きを得る
学ぶ為のレッスンを積んでいく

人によっては
このことを思い出す時がやってくる

思い出した瞬間に
人生観がガラリと変わる

親のせいにするのではなく
誰かのせいにするのではなく
自分が人との出逢いを選び
自分がこの人生において全責任がある
・・と言う
宇宙の法則を理解し始める

散らばっていた点が
線になって繋がり
納得いかなかった理不尽なことでさえ
腑に落ちることがある

この世に
偶然はないと言うことに気付く

いつ
これを思い出すのかは
人によって違うけれど・・


関連記事:ハートの記憶




クリスマスライト

11月の終わりからクリスマスにかけて、庭や屋根にクリスマスライトを飾る家々。
光の魔法が奏でるクリスマスのデコレーション。

我が家は些細なライトで済ませているけれど、通りによっては競い合って飾り立てているところがある。

クリスマスの夜、大阪から遊びに来ている妹と姪っ子を連れて、このクリスマスライトの見物に出かけた。

サンカルロスにあるクリスマスライトで有名なユーカリプタス・アヴェニュー。
ここはハロウィーンとクリスマスに違うバージョンでライトデコレーションを飾る場所としてベイエリアの人々に知れ渡っている。
歩行者天国になったり、ウェブサイトやウェブマップまで出ている。

遠方から遥々、この通りのライトデコレーションを見に人々が集まってくる。
なので駐車スペースを見つけるのがとても難しい。
運よく3ブロック離れた場所にスペースを見つけたので車を停めて歩いた。

駐車した周辺にもクリスマスライトは見られるけれど、メイン通りに入るとその比ではない。
まばゆいばかりのライトが目の前に飛び込んでくる。



「ディズニーランドのエレクトリカル・パレード?」・・と思うくらい、ライトの数が半端ではない。


舗道からはみ出る程に人が集まり、それぞれがカメラを片手に記念撮影をしている。



通り一体が観光地化していて、どの家も年々デコレーションの数が増えているような気がする。
ここに住んでいる人達は大変やろなあ~なんて、思わず考えてしまう。



私が大好きなのは、数々のオーナメントを飾った大きなモミの樹。
10メートルほどの樹がライトアップされて、夜空に聳え立っている。
頂上にはエンジェルのイルミネーション。
この通りの中でも一際目を引く存在。
この樹を見ただけで「クリスマスやなあ~」という気分にしてくれる。



Merry Christmas!!

今年は普段は一緒に過ごせない妹や姪っ子と素敵なクリスマスを過ごせました。

感謝・・




2014年12月22日月曜日

子供の笑顔

冬休みに入る前の金曜日と土曜日。
息子の現地校と日本語補習校でそれぞれボランティアをした。
休み前の特別イベントの為に授業もあまりなく浮き足立っている子供達。
休憩時間の子供達の様子を何気なく観察してみた。

外で思いっきり走り、ボール遊びをし、はしゃぎ回る子供達。
光り輝く笑顔。
曇り空を切り裂くような大きな声。
1人1人が活動的で、それでいて愛おしい。
それが束になるととてつもなくパワフルなエネルギーを発信している。

やがては、自分が生まれ育った国、これから住む国を率先していく子供達。
1人1人が光で、未来の地球を背負っていくかけがえのない存在。

私達が先祖から引き継いだように
私達が彼らに引き渡していく環境、文化、智恵。

彼らが、そして彼らの子供達が
安心してこの星を受け継いでいく為に

今私は
何をするべきなんだろう?
何が出来るんだろう?

今の状況に満足しているだけではなく
未来のこの地球のことを考えなくてはいけないのだと
子供達の笑顔を見ながら考えた。





2014年12月20日土曜日

朔旦冬至

太陽が地上に見られる時間が一番短い日を「冬至」。
月が一番欠ける時を「新月」。
19年に1度、この「冬至」と「新月」が重なる日があり、「朔旦(さくたん)冬至」と言われている。
太陽と月のエネルギーが同時に重なるので、とてもパワフルな日。
古の人々はこの日をとてもめでたい「瑞祥吉日」として祝宴を開いたと伝えられている。

日本では今年12月22日に朔旦冬至を迎える。
残念ながらカリフォルニアの新月は12月21日17時36分なので日本よりも1日ずれてしまう。
でも新月のパワーは一瞬ではなく続いている。

日照時間が一番短いこの日を境に徐々に地上を照らし出す太陽・・
始まりのエネルギー。
丸ごと欠ける新月から徐々に満ちていく月・・
復活のエネルギー。

物事の始まり。
新しく生まれ変わり、再生する。

何かを手放して初めて、入ってくる物(事、人)がある。
要らないものをリリースすると、そのスペースに必要なことがやってくる。

手放した分だけ新しいエネルギーが入ってくる。
手放した分だけ新しい自分に生まれ変わる。

冬至と新月
ダブルの再生パワー。

認識しているだけで
そのエネルギーが自分の中で流れ出す。

私にとって
リリースしたいこと(物)は何だろう?

古い感情
過去の体験
要らないモノ

今の自分にとって
必要のない感情、体験、モノを
そのまま受け留めて
許して
その存在に感謝して
手放そう。

心にも空間にも
余裕が生まれ
新しいことが始まる。
新しい自分になれる。

この特別な日に・・・


思案中

「スピリチュアルなことをもっと教えて欲しい。」といろんな方からリクエストを受けている。

でも
いったい何を教えればいいの・・?
私なんかでいいの・・?
と、最初の一歩が踏み出せずにいる。

「自信のなさ」
これが一番の理由。
この言い訳が私の周りで壁を作り、あらゆる可能性にストップをかけている。

そんな時、背中を押してくれた人のAyako さんの生き方を思い出した。
自分の身体を省みずに「ベイエリアで食養の大切さを広める」と言う使命を実践し、彼女の想いを多くの人に伝えて別の次元へと旅立った大好きな人。
「Sachiko さん!ダメでしょう~」と、Ayako さんの魂が側に来て、また私の背中を押している・・そんな気がしてならない。

先月は自分の使命が何なのかを、アイアンイーグルが指し示してくれた。
「書く」ことの次にするべきステップ。
彼が教える「シャーマン養成講座」のオーガナイザーではなく、私のポジションは他にあるのかもしれない・・と考え始めた。

このベイエリアでも気付き始めた人達が増えてきている。
いきなりシャーマンではなく、もっとベーシックなこと。

を植える為の・・
パイプ掃除をする為の・・

考えています。
私が出来ること。

来年から、クラスを始めようか・・と
只今思案中です。







2014年12月16日火曜日

ハイアーセルフ

まだ日本に住んでいた頃。
スピリチュアルの世界に興味を持ち始めた時に、サイキックを持つ方に言われた言葉。

「スピリチュアルの勉強はね、自分の中のパイプ掃除みたいなものよ。頭の上から尾骶骨まで通っている見えないパイプに汚れたゴミが沢山詰まっているの。それをね、ちょっとずつ綺麗にしていくの。パイプが綺麗になってスッキリすると上とも繋がることが出来るのよ。」

その時は何をおっしゃっているのか、さっぱりわからなかった。

汚れたゴミって何・・?
どうやって綺麗にするん・・?
上と繋がるって・・?

右も左もわからず、手当たり次第にセミナーやワークショップ、ヒーリングやリーディングセッションを受けた。

そこでだんだんわかってきたのが、汚れたゴミ・・と言うのは自分の中に滞っている感情であり、自分で創った判断や枠であり、自分自身に愛を注げないことなのだと言うことだった。

大阪で勤めていた職場は不満だらけで、怒りや恐れを自分の中に押し込んでいた。
大きな組織の中では、黙ることで自分の身を守っていたのだと思う。
付き合っている彼氏にさえ言いたい事が言えない私だった。
今では想像出来ないけれど、自分の個性がない人形だった。
その頃の自分が大嫌いだった。

セミナーやセッションで感情を手放し、自分自身を見つめ、パイプを綺麗にしていった。
これは一気にしたのではなく、時間をかけて少しずつ解放していった。
その結果、前よりも自分のことが好きになれている私がいた。


仕事をしていたある日、声が聞こえた。

「もうええやん~」

頭の上の方から突然発せられた自分の声だった。

「もう仕事を辞めてもええやん~」

あ、、そうか、辞めるっていう選択があるんや~
そう思った途端に身体が楽になり、笑顔が自然に湧いてきた。
それまでは私の中では「有り得ない選択」だったものが、自分の中で大きくなっていくのを感じた。

「私、辞めます。」
それからしばらくして辞職願いを出した。
先のことは何も考えていなかった。

この私の選択に
「アホちゃうー。」と周りの人達が囁いていた。
「給料も待遇もいい職場を辞めるなんて・・」
「次の仕事も決まっていないのに、よく辞められるなあ・・」

そんな中傷には耳を貸さず、自分の中の揺るぎない確信の元で職場を去った。
あの声は自分のハイアーセルフの言葉だったのだと後になってから気付いた。

「上と繋がる」と言うのは、何も霊が見えたり聞こえたりするわけではなく、高次元にいる自分(ハイヤーセルフ)と繋がるということなのだと言うことがわかってきた。

15年経った今、その声に従って辞めた自分を「アホ」だとは思っていない。
それから何度も自分の声に従い、人生の岐路を決めてきた。
サンフランシスコを選んだのも、旦那と結婚出来たのも、今ブログを書いているのも、声が助けてくれた。
パイプ掃除をしたからこそ、聞こえてきた真我の言葉なのだと思う。

一旦綺麗になっても、人間を続けている限りはまたゴミが溜まってくる。
自分を好きでいられるように、またパイプの掃除をしよう。



関連記事:自分を愛する



2014年12月15日月曜日

ホリディカード

師走に入ると「忙しい」モードになるのは日本でもアメリカでも同じ。
何故かバタバタする。

アメリカでの主な理由は・・
* ホリディショッピング
* ホリディカード

アメリカでは家族全員、中には親戚全員とクリスマスプレゼントの交換をする人達が多い。
日本のように「カップルのみ」「小さい子供のみ」に限定されない。
大きなクリスマスツリーの下にプレゼントを沢山並べて、クリスマスの日に一斉に開ける。
小さい子供がいる場合は「サンタさんから」と「親から」の2種類のプレゼントを用意する場合が多い。

息子がサンタクロースを信じている限りは、2種類のプレゼントが必要だ。
(もうそろそろ気付いてくれてもよさそうなのに・・・)

息子(2種類)、旦那、義理父、義理の妹夫婦、姪っ子、伯父様と伯母さま、従姉妹の子供へのプレゼントを考えるのに一苦労する。その上日本のように無料の包装サービスがないので、買ってきたプレゼントを自分でラッピングしなければならない。
これもまた面倒くさい。

プレゼントを考えるのに苦労し、買い物に走り回り、ラッピングに時間を取られる。
これを10人分こなすのだから結構な仕事だと思う。

それに加えて
アメリカではクリスマスの前までに「ホリディカード」を送る習慣がある。
日本での年賀状に匹敵するもので、毎年の挨拶代わりだ。

最近ではE-Card も出回ってきて、メールで挨拶する家族も増えてきた。
ペーパーレスの時代だから、そのほうが楽だし無駄もないのだけれど・・
手書きで何か一言書き添えたカードを送るのとは少し赴きが違うような気がして、我が家ではまだカードを1人1人に送っている。

クリスマス用の切手を選ぶのも楽しい。
私はいつも早めにオンラインで切手を購入する。
2ドル弱の郵送料と手数料で、郵便局で長蛇の列に並ぶ時間を省けるのは有り難い。

ボチボチと友達からホリディカードが届き始めた。
それを見て「私も書かな~」と焦り始める。

封筒を見ると、サンタさんのスタンプを郵便局で押してくれているようだ。
可愛い~
こんなの去年はあったかな・・?



そろそろ本腰をいれないと、日本へはクリスマスまでに届かない。
さあ、書き始めよう~っと・・




2014年12月14日日曜日

クリスマスのリクエスト

この秋から5th Grade になった息子。
日本語補習校も5年生だ。

未だにサンタクロースを信じている。
(もしかして、信じているフリをしているんやろか・・?)

毎年12月に入り「サンタさんに手紙を書いてね。」と私が言うと
「う~ん、まだプレゼントが決まってないから後で書く。」と答える息子。
ギリギリまで考えている。

3年前は「おまんじゅう」だった。
去年は友達とゲームがしたいからiPad と言う贅沢なものをリクエストした。
「何でも、書けばいいってもんでもないけど・・」とこっそり呟く私。

もう12月も半ばだ。
いい加減に書いてもらわないと困る。

今年はiPhone にする・・だの、新しいテレビが欲しい・・だの、贅沢品を羅列していた息子。
全然決められない様子だった。

「North Pole に手紙を送るのに、間に合わへんで~」とせかす。

「ママ、決めた!」

「何?」

「猫・・」(ひょえ~・・そう出たか・・)

飼ってた猫が3年前に亡くなり、ずっと新しい猫が欲しいと息子は思っていたようだった。

「生きてる猫?」

「そう。真っ黒な猫にする。」

「なんで真っ黒なん?」

「だって、かっこよくて可愛いから。」

「ママ、サンタさんに手紙を書くから紙ちょうだい。」


果たして、サンタは猫を連れてくるんだろうか?


至急で旦那と相談しなければ・・・




2014年12月13日土曜日

縦と横の糸

ひとつの出逢い・・

それは偶然ではなく
必然

あなたと私の出逢いが
気付きや学びをもたらし
この人生を意味あるものに変えていく

そして
この縁がまた次の縁を呼び
誰かと出逢うきっかけを作る

絶妙なタイミングで
新たな出逢いがもたらされる

縦と横の
縁の糸が
上手く組み合わさって
この世の森羅万象が繰り広げられる

全て
決めてきたことであり
決められていることでもある

大いなるクリエーターの元で
繰り広げられる人間模様

人間に感情がなければ
この人間模様は
簡潔でつまらないものだっただろう

感情があるからこそ
喜びで身が震え
愛でハートが満たされ
恐れで足元が竦み
怒りで誰かを傷つけ
哀しみで涙を流す

誰かが居て
初めて知る感情
誰かと共に学び
お互いに成長していく

たとえそれが
怒りを学ぶレッスンでも・・
その感情が今の私に必要だから
あなたが目の前に現れた
その感情を味わうために
その想いを体験するために
あなたと出逢わされた

あなたがそこに居るから
私は成長出来る

この縦と横の糸の
完璧な計画に
驚愕し
感謝する

ありがとうございます・・


関連記事:疑問



2014年12月12日金曜日

休校

ストーム(嵐)で息子の学校が休校になった。
前代未聞だ。

日本でなら、台風の上陸に伴い「暴風雨警報」が発令されれば休校になる。
でもベイエリアは台風が来ないので、休校というものには縁がないと思っていた。

ストームが来る前日に学校から何度もメールが届く。
「学校は一番安全な場所なので天気が悪くても平常どおり授業を行う。」と書いてあった。

なのに夜になって緊急の電話とテキストが学校から発信され
「明日はストームのために市の全公立学校は休校する。」と連絡をうけた。

その連絡を聞いた途端に息子は
「わあ~い、夜更かし出来る!」と喜んでいる。

「こんなことって、ベイエリアでもあるんやなあ~」・・と驚き、既に予定を入れていた私はキャンセルのメールを書く。

「ストーム・・と言っても、台風の小さい版でたいしたことないやろ・・」と鷹をくくっていた。
夜半から次第にひどくなる雨脚。
1週間前の大雨よりも激しい。
それに伴い、裏庭の小川の音がだんだん大きくなる。
ゴオーッっと滝が流れ落ちる音がする。
「家が流されるんとちゃう?」と思うくらい、水の音で眠れなかった。

朝になっても、豪雨と言うべくバケツをひっくり返したような雨が空から落ちている。
小川が滝となって水をどんどん下の土地に送り出している。



午前9時に緊急速報で「洪水警報」が電話やテキストで発令された。

学校が休みでよかった・・
ダウンタウンにある息子の学校は今頃水浸しになっているのかも・・?

洪水警報はそれからも2度ほど更新され、雨は強さを弱めることなく夕方になった。

仕事から帰ってきた旦那が
「数年ぶりに雨が沢山降ったって感じだな。」と呟いていた。

「カリフォルニアの干ばつはこれでマシになるん?」と聞くと

「それはない。」と意外な答えが返ってきた。
「僕達の所に降ってもほとんどの水は海に流れていく。水不足を解消するには山に雪が降って、徐々に雪解け水を麓に供給してくれるのが一番いい・・」と答える。

それでも、カラカラよりはマシやん~
庭の水撒きはいらんし・・
洗車規制が出ていた汚い車も雨で綺麗になったし~

・・と楽観的な私は、ただ天の恵みに感謝する。

「明日もストームが来ないかなあ。そしたら学校が休みになるもん。」と隣で呟く息子。

それは簡便してください。
休校は1日で充分やわ~







2014年12月11日木曜日

ヒーラー

何も
ヒーリングという職業に関わっている人だけがヒーラーではなく
本当は
みんなが
誰かを癒す存在

あなたの笑顔や
愛あふれる言葉や
思いやりの態度で

誰かが
笑顔になり
心が和み
落ち着きを取り戻せる時
あなたは
癒しのエネルギーをその人に与えている

今就いている仕事に
ハートからあふれる愛を注ぐ時
それは単なる仕事ではなく
あなたは
癒しの波動をその仕事にもたらしている

職業や肩書きなど関係なく
あなた自身が
愛ある存在だと気付いた時
あなたはヒーラーとなり
他の人を癒す

この小さな革命に
気付いて欲しい

1人、また1人
このことに気付くと
この小さな気付きが
やがては
大きなものを動かす

その気付きが
この星の波動を挙げ
この星が
あなたの気付きによって癒される

この星に住む人は
みんながヒーラー

あなたの愛が
この星を癒している



2014年12月10日水曜日

フルショット

インフルエンザの予防接種のことをアメリカではFlu Shot と呼びます。
10月頃からドラッグストアーなどあちこちの施設でフルショットのサービスが始まります。
「インフルエンザにかからない為にフルショットを打ちましょう。」とメディアが取り上げるのです。

私はフルショットはずっと打っていませんでした。
体内に良くない成分が入っていることや、いろんな理由で10数年間ほど拒否してきました。。

ところが、昨年の秋にスタンフォードホスピタルでボランティアをするに当たり、どうしても打たなければならない状況に直面してしまいました。
スタンフォードでの健康診断でドクターと口論しながらフルショットを拒否しましたが、結局(英語が得意でない私は)口で負けてしまい渋々フルショットを打つはめに・・

これが、とんでもない後遺症をもたらすことになったのです。

翌日に注射した点から半径5cmほどに渡り、青アザが出来ました。
そして、腕が硬く強張って上がりにくくなりました。

アザは1ヶ月ぐらい残っていました。
上がりにくくなった腕は日に日に悪化していき、水平に上げるのもキツイ状態になりました。
後ろに腕が回らず、服を着るのも一苦労。
思い通りにならない腕に「私は身体障害者になったみたい・・」だと落ち込みました。

よく四十肩、五十肩で腕が上がらなくなる・・と言いますが、私はフルショットで腕が上がらなくなりました。
「勘違いじゃないの?」と聞かれましたが、フルショットを打った左腕だけにしこりのような塊があり、異物が溜まっている状態でした。
この異物は私の身体が受け付けず排出することも出来ず「そこに滞っている」感じだったのです。

いろんな文献を調べてみたら同じような症例がありました。
A Needling Problem )

定期的に背骨の調整をしてもらっているカイロプラクティックのドクターに腕を診てもらいました。
「肩の問題ではなく腕の中の“異物”がこの現象を起こしている。」と言われました。
「フルショットの機関にレポートするように・・」と言って、リンクを教えてもらいました。

そして、意外なことをドクターの口から聞くことに・・
「Sachikoと同じようにフルショットを打ってから腕が上がらない症状の患者がもう1人いる。」と。

その方はサンノゼでドクターをしている女性でした。
彼女のクリニックでもフルショットを患者に提供していたそうです。
ところがフルショットを受けた患者の内、10人以上が彼女や私と同じ「腕が上がらない」症状になったということでした。
ドクターである彼女自身がこの痛みや不自由さを経験し、フルショットの意外な副作用が多人数に及んでいることを目の当たりにして、尋常ではないと悟ったそうです。
この事が判明して以来、彼女のクリニックではフルショットの提供をストップしたということでした。


あれから1年。
私の腕の症状は徐々に回復してきました。
毎日の自己ヒーリング、解毒のホメオパシー、様々なセラピーを受けたおかげだと思います。
上がらなかった状態から考えると95%は腕のぎこちなさが無くなりました。
でも、まだ腕の中の異物感は多少残っているのも事実です。

今回の経験で学んだこと・・
「もう一生、フルショットは打たない。」
「息子にも打たせない。」

こんな息子や私のことを「科学の最新技術を受け入れないなんて可哀想~」だと思う人もいるようです。
でも人がどう思おうと、何を言われようと気にしません。

あの腕の不自由さと痛みに比べれば、インフルエンザにかかって2-3日寝込むほうがよっぽどマシだと思います。

この冬、私のインフルエンザの予防対策は「手洗い」「うがい」そして「ホメオパシー」。
フルショットはもう、こりごり~


関連記事:ホメオパシーのレメディ:インフルエンザ



無いものねだり

私の髪の毛はストレートではなく天然パーマだ。
1本1本にうねりがある。
「カーラーで巻いてるの?」とよく聞かれる。
クルクルどころか、グリングリンに髪がロールする。

「これ天然やねん・・」と答えると
みんなから「いいわねえ~」と羨ましがられる。

私にとってはいいことではない。
ストレートヘアーに憧れる。

子供のころからそうだった。
真っ直ぐで滑らかな髪に憧れ、時間をかけてブローした。
でも次の日にはうねっている自分の髪に嫌気がさした。

20代の頃はストレートパーマをかけていた。
何時間もかかること、髪の毛が痛むこと、出費もかさむのでやめてしまった。

自分の髪はこういうもの・・と受け入れることにした。
無いものねだりを辞めることにした。


夏に日本で切ってから伸び放題になっていた髪。
裾にシャギーがたくさん入っているので、あちこちにカールがはずんでいる状態だった。
毛先が汚くなり「も~嫌っ!」と思い、6ヶ月ぶりに髪を切った。

肩の下まであった髪を5cm切ったことで、汚さはなくなりすっきりした。

しかし・・
髪の裾が全部上向きに大きくカールする。

「なんかワザとらしいなあ~」・・と思いながらも
新しい髪形を好きになろうとする。

友達のストレートな髪の毛を横目に見ながら
無いものねだりを辞めようと決める。

今の自分自身を
全て
受け入れます・・・

自分でアファメーションする。

するとワザとらしい髪型でも好きになれるから
とても不思議だ。



2014年12月9日火曜日

ここに種がある。
空気の中で漂っている一粒の種。

これに土をかけ、水をやり、陽の光をあびせなければ、ただの種のまま。
いつまでたっても芽がでない。

どんな芽を出し、どんな葉をつけ、どんな花を咲かせ、どんな実が成るのかは
「種を蒔き、植える」作業をしなければ、一向にわからない。
種のまま。

あなたも一粒の種と同じ。

自分がどういう存在なのか・・
どういう方向に向かっているのか・・
何を目的としているのか・・

土台がちゃんとしていないと、見えてこない。

地球と繋がって、しっかりとグラウンディングし、
自分の中心が確定して、芯が出来ると
宇宙(天)とも繋がり、芽が出始める。
この星に生まれてきた目的が見えてくる。

茎を伸ばし、葉を茂らせ、花を咲かせるその術を
地球と宇宙から自然に習得する。

一番難しいのは最初の過程。
そこでみんなもがいている。
迷って、自分を見失って、救いの手を求めている。

あなたも一粒の種であることを思い出そう。
この地球にとって
なくてはならない種だと言うことを・・

美しい花を咲かせ
素晴らしい実をつけ
新しい種を沢山収穫することが出来る
かけがえのない一粒の種だということを・・


2014年12月7日日曜日

計画の準備

アイアンイーグルがここを発つ前に「来年1月末から1ヵ月に1度、シャーマン養成のためのワークショップを開く」・・と決めた。
しかし、この計画は現在滞っている。

彼はシャーマンであり、またナコタ族のチーフでもある。
チーフと言うのは市長と一緒で、政治的な仕事をしなければならない。
その上、彼は全ネイティブアメリカン・トライブのプリンシパル(総括)チーフでもある。
ワシントンDCの最高議会に行き、ネイティブの土地の問題などややこしい話を政治家達と話し合っている。
一度は道端でヒラリー・クリントンとバッタリ出逢い、言い合いになった・・と笑っていた。
彼のことを「ただのおっちゃん」・・だと思っていた私は恥ずかしくなる。

そんな訳で、彼はとても忙しいシャーマンだ。
クラスのことだけに掛かりきりになる訳にはいかない。
「じゃあ、後は頼んだよ。」とクラスのことを全面的に任された。

室内でのワークショップをするのなら、なんとか出来る・・と思う。
場所を借りて、案内を出して、受講者を応募するのなら、難しいことではない。

しかし、、
彼のワークショップは7つのセレモニーが付いてくる。
そのうちの1つはスエットロッジと言って、広い屋外の場所と火を炊く許可もいる。
ウチの裏庭では無理だ。
用具も揃えなければならない。
そして、火を炊くのであれば、雨季に開催することは無理だ。

メールで相談し、開催は延期にしよう・・ということになった。
延期となって、ほっとした。
その期間に準備が出来る。

スエットロッジに必要な道具を揃え、場所を見極める必要がある。
私は以前に3回スエットロッジを経験したけれど、準備に関しては全く知識がない。
サポートしてくれそうな方々とコンタクトして、情報を集めている段階。

ベイエリア在住の方々へ・・
詳細は今から決めていきます。
クラスの内容に関して、興味のある方に個人的にご案内を送らせていただいています。
まだ案内を受け取っていないけれど「興味がある」と言う方がいらっしゃいましたら、このブログのEmail アドレスまでご連絡ください。

またスエットロッジの準備に関して、何かアドバイスがあればご連絡ください。
皆様のご協力をお待ちしています。

ありがとうございます・・


関連記事:計画



2014年12月6日土曜日

今年最後の満月

一昨日、雨の合間に見た月はとても綺麗だった。
空気が澄み渡り、月も透き通っているかのように微細な波動を発していた。

カリフォルニアでは12月6日(土)の午前4時27分に満月となる。
2014年最後の満月。
あいにくの曇り空で雨も時折落ちているし、今夜の月は見れるかどうか・・

この満月は双子座に位置し、「コミュニケーション」「好奇心」「交流」がテーマになっているそう。

それを知ってか知らずか、たまたま意思の伝達で私自身に浮き沈みがあった。

自分の気持ちを相手にわかってもらうことが、簡単なようで難しい。
時々とても苦労する。
「わかってもらっている。」と思うのが間違いのもと。
相手は全くわかっていない。

特にアメリカ人には以心伝心なんて有り得ない。
自分のことをわかってもらうためには言葉が必要だ。
これでもか~・・と言うくらい、言葉を並べ立ててちょうどいいくらい。

今日、ある方に言葉を弾丸のように撃ちまくり、やっと私の思いがわかってもらえた。
気持ちが通じない・・と言う2週間の不満がようやく解消した。
言葉は「言霊」として、エネルギーと魂を持っている。
「相手のハートにやっと届いたみたいやわ~」・・と思いが通じてスッキリした。

これも満月のおかげかな・・?
雲に隠れていても、その波動はちゃんと私達まで届いている。

ありがとうございます・・




2014年12月5日金曜日

雨と虹

12月に入ったベイエリアは雨嵐の連日だった。
ここ数年の干ばつを救うかのように、天の恵みが空から降りてくる。

「ゴーッ!」と言う物凄い音で夜中に目覚めた。
バケツをひっくり返したような雨粒が屋根に当たって響いている音。

「それだけじゃない・・」
耳を澄ますと、干からびた裏庭に水が溜まり滝のごとくに水が流れ落ちる音だった。
あまりに大きな音で一晩中眠れない。

翌朝雨は小降りになっていた。
息子を起こして朝の用意をする。
裏庭を見てみると、流れは穏やかにはなっているものの川が出来ていた。
小さな滝も出現している。



息子は裏のデッキに佇み、水の流れに見入っている。
「水の音と雨の音を聞くのが大好き・・」と私に呟いた。


「遅れるよ~」とせかし、学校へと送り出す。

ここ数日は土砂降りの雨が降っている・・と思ったら太陽が差し込み、また翳って雨が降る。
その繰り返しだった。

そんな時は虹に出逢える。
おかげで毎日何度も虹を見ることが出来た。

買い物でCostcoに行ったバーキングで・・




スタンフォードホスピタルのスタッフルームで・・


7色の光の橋が空に浮かび上がり、私の心を躍らせる。

昨日も1人でハイウェイI-280を運転中にバックミラーに虹が飛び込んできた。
バックミラー全体が虹色に染まるほど、大きな橋が架かっていた。
「綺麗~!!」
運転をしながら思わず叫んでしまった私。
じっと見るわけには行かず、一瞬で見た7色を脳裏に焼き付ける。

今日は息子を乗せて走っている時に「ママ、ダブルレインボーだよ。」と言われた。
指差す方向に一瞬顔を向けるが、見つけられない。
「ママは運転中。事故したくないからママの分も見といて・・」と頼んだ。
「オッケー、すっごく綺麗だからね。」と答える息子。


虹は、自然界が作り出す魔法・・
雨が降らないと、陽が差し込まないと、この魔法は存在しない。
絶妙のタイミングで出逢える光と色の饗宴。
この数日間で何度も見られるのは幸せなことだと思う。

この星の恵みと自然の素晴らしい計らいに感謝して、七色の光をハートに焼き付けた。



No Rain, No Rainbow。

ありがとうございます・・




2014年11月28日金曜日

感謝祭 2014年

感謝祭の準備は冷凍ターキーを5-6日前に買って冷蔵庫でゆっくり解凍し、前日にブライン液に一晩漬け込んで感謝祭当日に焼く。
これがいつものやり方。
でも今年は準備をするのが遅かったので、ブライン漬の冷蔵ターキーをお店で買った。

2年前にパーティをホストした時はこのターキーに加えて、スタッフィング、グレービィソース、付け合せの野菜とマッシュドポテトを担当した。
24個のじゃがいもを剝くだけで時間がかかり、疲れてしまった。
旦那の親戚は7組の家族の集まりなので、それぞれに持って来てもらうものを配当する。
今年は、マッシュドポテトと野菜は他のゲストに持って来てもらうことにした。

朝からターキーを洗い、中に詰めるハーブを庭に採取しに行く。
ローズマリー、オレガノ、タイムを採り、オレンジとレモンを輪切りにした。



これをターキーに詰め、首の所は爪楊枝で蓋をする。
焼いている間にジュースがポタポタ落ちてくるけれど、お肉がジューシーに焼けて臭みも半減される気がする。

スタッフィングを詰めるレシピもあるけれど、私はこのスタッフィングまでターキー臭くなって食べられなくなるので、別にしてオーブンで焼く。
スタッフィングのレシピは自己流で、フランスパンをサイコロ状に切って、炒めたガーリックとベーコン、玉ねぎ、セロリ、マッシュルームの中に入れ、スープストックで湿らせる。
そこに細かく切ったりんごとアーモンドを入れ、かき混ぜる。
これをキャセロールに入れてオーブンで40-50分焼く。




グレイービィソースはポタージュを作る要領で、バターと小麦粉を炒め、そこにチキンストックを入れてのばし、炒めたマッシュルームと玉ねぎを加える。
ターキーに付いている内臓をオーブンで先に焼いて臭みを取り、細かく刻んで鍋に加える。
ターキーを焼いた後の肉汁(脂分は取り除く)を入れるとより風味が増してコクが出る。
メイプルシロップとお醤油を少し足し、葛粉で更にトロミをつけると私流のグレービィソースの完成。



ターキーを焼く時間は450度Fに温めたオーブンに入れ、400度Fまで温度を下げて30分。
その後350度Fに温度を下げて2時間ぐらい。
温度計が食べごろを刺したらオーブンから取り出して30分は冷ます。

ターキーを焼いている間にテーブルをセッティングする。
24名様分の席を作り、食器とナプキンを並べる。
家中にある椅子をより集めてくる。
お子様席は丸いテーブルに6人が座れるようにセットした。


2年前と同じような光景。
することも同じだけれど、慣れてきたせいか今年はなんだか楽に感じた。
旦那を「鼻で使う」ことを覚えたせいかもしれない・・

感謝祭は日本のお正月に匹敵する(もしかしたらそれ以上?)のイベントだ。
みんなの笑顔と「美味しい!」と言ってくれる声に心が躍り、癒される。

今年も無事に終わりました。
ありがとうございます。


関連記事:サンクスギビング 2012年




2014年11月26日水曜日

あたふた

4日間の滞在のはずが結局7日間になった。
稲妻のようにやってきて、そして帰っていったアイアンイーグル。

やれやれ・・と、ゲストルームを掃除する。
この1週間に溜まっている用事を少しずつ片付ける。

ホッとしている場合ではない。

帰る間際に彼の銀行のアカウント番号を渡された。
これからは私のビジネスアカウントからそこにお金をトランスファーするようにと言われる。
(だから私のビジネスアカウントが出来るのを待っていたのか・・)

そして「契約書」「クラスの案内」を書くようにと言われる。
契約書・・?それも英語で・・・?
どうやって書くん~~??
案内もアメリカ人の参加を見据えて英語で書き、作製中のウェブサイトにも載せるようにとリクエストされる。

スエットロッジを行う際の道具も一式揃える必要がある。
柳の木や火山岩を購入しなければならない。
どこで手に入るん?

ティピというテントも必要だと言われた。
どこでスエットロッジをするん~~?

「?」マークで頭がいっぱいになり、大きなプレッシャーが襲い掛かってくる。

だから私には無理やって言ってたのに・・・
これを全部1人でするなんて・・

・・と、ブツブツ言っている状況ではないことを思い出した。

今週木曜日は感謝祭だ。
2年に1度のサンクスギビングパーティのホスト役に当たっている。
24人の親戚一同が集まる予定なのに、ターキーをまだ買っていない。

何も用意が出来ていない・・・
どうしよう~

仕事のことはとりあえずお預けにして、サンクスギビングに専念しよう。



関連記事:感謝祭 2012 年 その1



2014年11月25日火曜日

使命

宇宙空間の暗闇の中で光り輝く青く美しい惑星、地球=Mother Earth。



その星を外から眺めている。
「あの綺麗な星に行こう。」
「あそこに行って、地球の人々を助けよう。」

そう決めてきた。
決めて、この星にやってきた。

・・そのことを2年前に思い出した。

常識で考えれば頭のおかしい話だと思う。
でも私の中では納得して、もう既に知っている当たり前のことだった。
「そうなんだ。」と言う揺るぎない確信が、ハートの真ん中にあった。

どうやって人々を助ける?

スピリチュアルリーダーとしてその活動を広めている人は沢山いる。
人にはそれぞれ役割があり、上に立って率先する存在はその方々に任せよう。
私は、迷っている人や彷徨っている人の目線になって、同じ高さで向き合う。
ヒーリングやヒプノセラピーを通して「大丈夫だよ」と背中を押してあげる。
普段の情報に、少しだけスピリチュアルなエッセンスを加え、小さな気付きを重ねていく。
目覚めかけた人達の道標になるように縁の下からサポートをする。

そうすることでちょっとだけ地球の波動が上がるように・・
気付く人が、目覚める人が、1人でもいるように・・

だからこのブログを書いている。
それが私の使命だと思っていた。
普通の主婦で、子育てをしながら、私がこの地球で出来る仕事なのだと思っていた。

このことをアイアンイーグルに話した。

「地球の人々を助けよう・・って決めてきたんだね。僕も一緒だよ。」と言う。
「だから僕の計画を一緒にすることになっているんだ。お互いにそう決めているんだよ。」と言われ、

スケールが違うやん・・と呟く。

彼の計画は大きすぎて、私に出来るわけない・・と最初から諦めている。
私はビジネスに関しては知識や経験はゼロだ。
英語もろくに話せないのにアメリカでビジネスをするなんて言語道断。

ドアを閉ざしている。
要するに私は自信がない。

「自信(Confidence )がないねん・・」と言うと、
「それはConfidenceではなく、Trust(信頼)だよ。」とストライクを投げられた。

自分を信頼すること・・

そう言われて、私に何が欠けているのかがわかった。
混乱していた頭が少しずつ整理されていく。

数週間前、飛行機の中で聞こえてきたを思い出していた。

これからの数年間、グローバル的に展開していくと言う彼の計画を頭に描く。
その中に自分がいることを想像した。

「今、エネルギーが変わったね。顔が違うよ。」と言われた。

そうなん?想像しただけやけど・・

「それが実際のエネルギーになるんだよ。」と返され、ちょっと怖気づく。

自信のない私がまた顔を覗かせる。
これは癖だ。
殻を覆って閉じこもることで「自分を守る」という、昔の癖。


流れに任せよう。
逆らっても仕方がない。

心に決めてきたことを思い出して、目の前の道を歩いていくだけ・・




サポート

自己憐憫のスパイラルに陥ってしまい、なかなか抜け切れなかった。
そんなこと、出来るわけがない・・と自分を閉ざしてしまった。

何気なくクリックした過去の記事の内容にハッとした。
自分の書いた文章(シンプルな法則 その2)を読んで、驚き、考え、目が覚める。
まるで今の私を見透かすかのように、言葉の弾丸が飛んでくる。
図星・・だった。

Message のカテゴリーに集めている文章は、思考を外すと上と繋がり、ハイアーセルフや守護天使から言葉を受け取ったもの。

こんなすごいこと書いてるねんなあ・・と感心し、感動する。

ありがとう~
今の私の手を引っ張り、背中をそっと押してくれるサポートの言葉だった。


いくら尻込みしても、目の前に既に道は引かれている。
何をしにこの星に来たのかを、もう一度思い出してみる。

答えはもう決まっている。





2014年11月23日日曜日

計画

アメリカ全土には約560のネイティブアメリカンの部族が存在している。
各部族にだいたい1人のシャーマンがいて、人々の健康を守っている。
シャーマンとはエネルギー的に開けた人間が、精霊と繋がって病気の治療法を聞き出し、
治療するドクターのことだ。
病気の治療には様々なハーブを基盤とした薬を処方するので、メディスンマン・メディスンウーマンとも呼ばれている。

アイアンイーグルはナコタ族のシャーマンだ。
彼は生まれた時に1つの精霊が付き、それからも精霊の数は増えて現在は20以上の精霊のサポートを受けているという。
1度付いた精霊は一生そばにいて離れることなく、様々なアドバイスをしてくれるらしい。

シャーマンになるには、特別な家系に生まれ、特別な修行をしないとあかんねんやろなあ~
私には関係ないわ~
・・と、ボーっとアイアンイーグルの話を聞いていた。

すると彼が
「さっき話していたクラスは、そのシャーマンを育てるクラスだよ。」と言われ、びっくりした。

え~~?今、なんて??
精霊と繋がって、そのサポートを受けるんでしょ?それだけでしょ?・・と聞くと

「精霊と繋がる為にはまず全てをオープンにする必要がある。そして4つのエレメントについて学び、7つのセレモニーを体験し、断食を経て精霊と繋がる。ハーブや樹のことも勉強する。プロテクションを得る・・って言ったけど、言い換えればシャーマンになるクラスのことだ。つまりシャーマン養成講座。僕の計画はこのベイエリアでシャーマンを育てるクラスをSachikoと一緒に開催することなんだ。」と言われ、腰が抜けるほど驚いた。

彼の計画は壮大だった。
ネイティブの人々だけでなく、様々な人種の様々な地域の人達にシャーマンを配置する。
560人のシャーマンが地球全体の人々のお世話をすることは不可能だ。
世界各国、各地にシャーマンを置き、古来から伝わる自然の方法で病気を治し、人々の心や魂をサポートしていくこと。
これは彼がずっと前から考えていた計画だった。

シャーマンってそんなに簡単になれるもんなん?
それに、アメリカ各地にシャーマンを増やすのなら、私でなくてもいいやん。
なんで私なん?
頭にクエスチョンマークの行列が出来る。

「何故だかわからないけれど、僕の視点は世界、それも特に日本なんだ。」と言う。

そして4年前に初めて逢った時にインスピレーションを受け、3年前に再会した時に私をビジネスパートナーとすることを決めたと言われた。

「だから、この3年間は君の成長を待っていた。」と言う。

そんな彼の決心を知る由もなく、私は私なりの時間を過ごしてきた。
黙って見守るなんて、忍耐強いもんやなあ~・・と考える。

「もう君は準備が出来ている。君はパワーを持っているんだよ。僕を使うっていうパワーを・・」と言われ、

パワーなんてあらへん。
私はサイキックはないし、特別でもない。
パワーがあるのはそっちでしょ
・・と独り言を言う。


なんで~?私?
私、普通の主婦です。
出来ません・・・
自信ありません・・・

頭が混乱していた。
理解不可能な状態になっていた。



2014年11月22日土曜日

クラス

「じゃあ、クラスの話を決めていこうか。」

アイアンイーグルにそう言われた。
1ヶ月前に「クラスをして欲しい。」とお願いしたものの、そのままになっていた。

私の頭では1日のワークショップ・・という感じだった。
彼のナコタの智恵をほんの少しでいいから分けて欲しいなあ・・と軽く考えていた。

けれど、彼の計画は全く違っていた。

「1年間を通して、1ヶ月に1度、12回の週末のクラス。」

な・に・・?

「シアトルで教えてきたのは18ヶ月のコースだった。脱落者は誰も出ず、みんながちゃんと修了した。」

何を習うんですか・・・?

「自分のプロテクションだ。自分に必要な精霊と繋がって助けてもらうんだ。」

わあ~面白そう・・
受けてみたい・・

「じゃあ、決まりだね。」


この軽い私のリアクションが、後から重大な責任を背負うことになろうとは、この時点では知る由もなかった。

もう少し考えてから返事をすれば、、、よかった。



2014年11月21日金曜日

学校に招待

5th Gradeの息子が、現在ネイティブアメリカンについて学校でいろんなことを学んでいる。
宿題では各部族によって骨格や体系が違うことをレポートに書いていた。
それをアイアンイーグルに見せて、感想を聞いている息子。
アイアンイーグルは「よく書けている。」と感心していた。

翌日にLAに向けて発つつもりが、突然予定が変わってもう一日滞在することになった。
丸一日スケジュールが空いた。

「ねえ、明日僕の学校に来てくれる?」とアイアンイーグルにお願いしている息子。
「いいよ。」と笑っている。

その後私は担任の先生にメールを書き、アイアンイーグルをクラスに連れて行く許可をもらった。
先生も「是非お会いしたいわ!」と言う返事だった。

翌日、学校のオフィスで手続きをし、2人で息子の教室まで行った。
もう話が伝わっているらしく
「来たよ!来たよ!」とみんなが興奮している様子だった。

「何分話す時間があるのですか?」と先生に訊ねたところ
「45分全部使っていいわ。その代わり、子供達もたくさん質問をしたいみたいよ。」と先生が答える。

教壇に立ち、自分がナコタ族のチーフでありシャーマンであると話すアイアンイーグル。
子供達は「凄い人が教室にやってきた~」と目を輝かせ、真剣に話を聞いている。

ヤンクトン・スー族の分類、セイクレッドサークルと呼ばれるバッファローの移動などを地図や絵を描いて説明していた。

そして
「一本の林檎の樹になっている林檎を今日全部食べてしまうと明日は林檎がないよね。
明日のことを考えながら、今日の行動を考える。それは未来に繋がることなんだ。
君達の子供や、孫のことを考えて、未来を考えて、今日の行動をして欲しい。」
・・と言われ、子供達は大きく頷いていた。

そのあとで子供達から質問が飛び交った。



バッファローは何頭ぐらいいるのか?
ナコタの人々の人口は?
何を食べているのか?
トーテムポールはナコタにあるのか?

1つ1つの質問に真剣に答えているアイアンイーグル。


最後に息子が質問した。
「どうやってシャーマンになったの?」

それを聞いて、ニヤっと笑い
「すごくいい質問をしたねえ。」と呟いた。
そして、彼が生まれた時のこと、22歳で覚醒した時のこと、その時の様子をゆっくりとわかりやすく話してくれた。
子供達も、先生も、私も、その話を聞いて感動した。

さよならの挨拶を言って教室を出ようとすると、子供達が傍に寄ってきて「本当にありがとう。」「また来てね。」と嬉しそうにお礼を言っている。

帰りにオフィスでチェックアウトする時に校長先生にバッタリ出逢った。

「あなたを学校に迎えることが出来て光栄です。また子供達の為に来てくださいね。」と言われ、「OK」と答えるアイアンイーグル。

「子供達のキラキラした目の輝きがなんとも言えないねえ。」と呟きながら学校を後にした。




散歩

週1で友達と散歩をするトレイルが近所にある。
山道を1キロぐらい歩くコースで、樹々に囲まれた小道を歩くのは気持ちがいい。

今週はその友達が忙しかったので、アイアンイーグルを誘ってみた。
「トレイルを歩くけど、一緒に行く?」と聞くと
「行くよ」と言うので、私はジムパンツとウォーキングシューズに履き替えた。

さあ出かけよう~・・と思ったら、彼はジーンズにスーツのベストとジャケット、ピカピカの皮のローファーを履いている。

「山道やけど、それで大丈夫なん?」と聞くと
サウスダコタでは狩りに行くのに何十マイルも歩いているんだと自慢する。
距離じゃなくて服装なんやけど・・と心の中で呟き、「まあええか・・」と車に乗った。

5分でトレイルの入り口に着く。
そこから山道を登っていく。

ここは地元の人がウォーキングに使うコースで、犬を散歩させている人、走っている人、グループで歩いている人などが沢山いた。
みんなアイアンイーグルの服装を見て「??」という顔をしている。

そんなことは気にも留めず、自然に囲まれたトレイルで嬉しそうに深呼吸をする彼。

あっちの草花、こっちの木を指差しては「これは鼻炎に効くハーブ」「これは抽出して部屋の浄化に使う」「これは煎じて飲むと癌に効く」など、いろいろと教えてくれた。

薬草・・というよりも、それぞれの植物が何かの薬になる・・という感じだった。




私は冷え性なので、「何かお勧めはある?」と聞くと
「君の場合はたんぽぽの根っこを摂るといいね。」とアドバイスしてくれた。

1つの植物の葉っぱをちぎり、匂いを嗅ぎ、味を確かめ、分析する。

「これはミント系の味や匂い・・だったら、こういう効果がある植物の分類に入ると仮定する。」
そして数メートル離れたところでその植物を観察する。
どういう動物がそれを食べているのか、どんな状態の時に食べているのか・・を見てみる。
そして、その植物が何に効果があるのかが自然にわかってくるんだと説明してくれた。

この自然界には数え切れないほどの植物がある。
それを1つずつ観察して、自分の知識として活用するにはとてつもない時間と努力がいる。
「それって大変やん~ 時間がかかりすぎる・・」って言ったら
「僕はそれをする必要はないんだよ。」と返してきた。
「だって僕には年寄りのメディスンマンの精霊がついているから全部彼が教えてくれるんだ。」と自慢げに答える。

ええなあ~
便利やなあ~

そんな賢い精霊にサポートしてもらいたいなあ。







2014年11月20日木曜日

スピリットの祈り

アイアンイーグルが3年半ぶりにウチにやってきた。

煙草を吸いお酒を飲みながら冗談を言う彼を「ただのおっちゃん・・」と思っている我が家のメンバー・・特に息子。
シャーマンとしてではなく普通の友達として接し、応対をする。

月曜日の午後。
私は恒例のスタンフォードホスピタルでのボランティアが入っている。
旦那は仕事が忙しくてお客様の世話が出来そうにない。

「レイキヒーリングのボランティアで、スタンフォードの癌センターに行くんだけど・・」と言うと
「僕も付いて行く。」と答えた。

「じゃあ、3時間のサービスの間はどこかを散歩しててね。」と言って、一緒に連れて行くことにした。

私がどんな所でボランティアをするのか興味あるみたいなので、ヒーリングルームを見せ、セットアップを始めているチームメンバーに彼を紹介した。
彼のことをシャーマン(メディスンマン)だと知ると、みんな驚いている。
メンバーの1人はナバホ族の血が混ざっているネイティブアメリカンで、彼と握手をすると涙を浮かべて感激していた。

サービスの5分前になった。
自分をセンターリングするために、みんなで輪になって宇宙と地球のエネルギーと繋がる。
アイアンイーグルもその輪に入り、手を繋いで一緒に祈りをした。

その直後、彼が「この場所に来れたお礼に、みんなの手にスピリットを呼ぶお祈りをしましょう。」と言い出した。

目を閉じ、手の平を上に向けて自分の胸の前に出す。
彼の言語で、なにやら言葉を呟いているのをその姿勢で聞いていた。

すると・・
だんだんと手の平がピリピリしてきた。
何かが手の平の上を漂っているような感じだ。
それがビリビリと電気が走ったように変わる。
身体の中心に熱いエネルギーが湧いてくる。
身体中がカッカしてきた。
熱い!

ほんの2-3分のお祈りで身体全体が変わったのを感じた。
身体だけでなく、部屋全体のエネルギーが変わった。

すぐにクライアントが入ってきたので、チームのメンバーはレイキヒーリングのサービスを開始する。
「じゃあね~」と言って、アイアンイーグルは部屋を出て行った。

サービス中は、さっきの「熱」がまだ身体中、特に手の平に存在していて、普段よりも強力なヒーリングが出来ているような気がした。

「これを感じているのは私だけやろか・・?」

休憩時間にメンバーと話すと、全員が私と同じことを体験していることがわかった。

「Sachiko! あなた凄い人を連れてきたのね~!」
みんなが口々に叫ぶ。

「そうみたいやねえ・・」

彼のシャーマンとしての能力を初めて目の当たりにしたような気がした。

帰りの車の中で、「みんなびっくりしていたよ。」と言うと
「へへっ・・」と照れ笑いをするアイアンイーグル。

「でもSachikoだって出来るようになるさ。僕のクラスを受ければ、ね。」・・と意味深なことを言う。

僕のクラスって・・?

そうや~
思い出した。
前に頼んでいたクラスのことを話し合わないと・・・




2014年11月19日水曜日

アイアンイーグル

サウスダコタ州、ネイティブアメリカンのナコタ族のチーフでありシャーマンであるアイアンイーグル。

彼はナコタ族先祖代々のシャーマンの家系に生まれました。
サウスダコタにはナコタ、ダコタ、ラコタの3つの部族がヤンクトン・スー族として存在しています。
一般的には「ラコタ族」の名前が有名ですが、それは敵が攻めてきた時に一番内陸で生活をしていたラコタ族が多く生き残った為だと言われています。
ラコタ族とダコタ族は歴史的には新しく、最も古くから存在するナコタ族が古代からの真実の教えを引き継いでいると言われているのです。

ナコタ族でも今ではアイアンイーグルを含め数人の人だけが古代からの教えを伝承し続けているのです。
現在アイアンイーグルはこの教えを全米各地、更には世界各国に広げています。
日本にも訪れ、古代の智恵を日本の人々にも伝えてきました。

私は2010年にサンフランシスコでアイアンイーグルと出逢いました。
2011年東日本大震災が起こった1ヶ月後に彼は日本・鳥取に赴き、被災者の人々への祈りと放射能で汚染された海を綺麗にするための儀式を開き、メディスンを作りました。
そこに集まった数十人の人々がそれぞれ日本各地にメディスンを持ち帰り、太平洋へと流れる川に流したのです。
偶然この時期に日本に居た私は鳥取を訪れ、アイアンイーグルと再会しました。
そこでの儀式に参加し、水の浄化の為のメディスンを2本もらいました。
1本は京都の貴船川に、もう1本はアメリカに持ち帰りハーフムーンベイから太平洋に向けて流しました。
みんながこの水の浄化メディスンを太平洋へと流してから2週間後に、太平洋で大量にクラゲが上がったとニュースで報道されたのです。
アイアンイーグルは「水の精霊が“何か”をしでかした。」と伝えてくれました。

その翌月彼がSFベイエリアを訪れ我が家に滞在していた期間に、彼から古代の教えや智恵のエッセンスを学ぶことが出来ました。

それから3年間は音信不通状態だったけれど、1ヶ月前に突然連絡が入り、また我が家に来ることになりました。

『2010年に私と初めて会った時から考えていた』と言う計画を携えて・・・




2014年11月18日火曜日

使者

彼は別名「Lightning(稲妻)」と言うだけあって、突然やってくる。

10月の初めに3年半の沈黙の期間を経て「今度そっちに遊びに行くから。」とメールをしてきた。

「えっ?・・・」
もう繋がりが切れていたと思った私は驚いた。

次の日彼から電話が入り、ウチに来る理由を告げられた。
彼が関わっているプロジェクトに建築家であるウチの旦那の意見が必要・・だということだった。
でも今は忙しくていけないから1ヵ月後ぐらいになるだろうと言う事だった。

サウスダコタにも建築家はいるだろうし、なんでわざわざベイエリアの旦那のところまで来るんやろ?・・と疑問に思いながらも、ゲストルームを掃除し始めた私。

掃除をしながら、せっかくベイエリアに滞在するのなら、彼のワークショップをしてもらいたいなあ・・と閃き、さっそく彼にメールを書いた。
「私の友達を集めるから、スピリチュアルなクラスを開催して欲しい・・」と。

数分後には返事が入った。
早っ!・・と思いながらメールを開けると
「いいよ。」と一言書いてあった。

その頃私はヒーリングのクライアントさんが増えてきたので、ビジネス面で法的な手続きをいろいろとしている最中だった。
セドナに行く前にビジネスネームを申請し、新聞に広告を出してそれを証明し、銀行にもビジネスアカウントを作りビジネス用のクレジットカードを申請した。

何もかも終えてセドナに行き「やれやれ~」と、思い切り自分の時間を楽しんだ。

セドナから帰ってくるとまた日常の生活に戻り、仕事と息子の世話でバタバタの毎日が始まった。

しばらくすると申請していたクレジットカードが届いた。
銀行に電話をかけてカードをアクティベートし、カードの裏に署名をした。

ふと、側のPCに彼からのメールが入っているのに気がついた。
「明日行くから・・」と書いてある。

やっぱり突然やん。
クラスのことは「そっちに行ってから話し合おう。」ということだった。


後で知ったのは、旦那へのビジネスの話は建て前で本当は私に「ある話」を持ってきた。
この3年半の間は、私の変容をずっと待っていたと言う彼。

「なんで今なん?」と聞くと
「精霊が、“Sachikoの準備が出来たよ・・”と教えてくれたから。」と彼が応えた。



2014年11月13日木曜日

セドナを発つ時、飛行機の中から不思議な光景を見た。

離陸して雲の中に入り始めた途端に白い雲が虹色に輝き始めた。
「うっそ~?」と思い、何度も瞬きをして確かめる。
やっぱり一緒だった。
虹色のグラデーションが雲の間から光を放ち、私に語りかけてくる。
空が虹色に染まっていく。
それは何かを祝福するように優しく優しく私のハートに降りてくる。

「綺麗~~!」

その瞬間、涙が溢れてきた。
あまりにも美しく、至福の時を感じながら、幸せで嬉しくて泣いてしまった。

「幸せやなあ~~ 私・・」

たぶん、他の人達はこの光に気付いていない。
窓の外の光景に注意を向けている人は誰もいなかった。

私だけか・・もったいなあ~

そういえば、エアポートメサでご来光を見ている時も虹色の光が見えた。
写真に撮っても、それは映らないけれど・・




至福のエネルギーに包まれながら、セドナでの出来事を振り返っていた。
いろんな出逢いがあり、沢山の気付きと学びがあった。
セドナに居れて、本当によかった~・・

2時間のフライトはあっという間だ。
カリフォルニアに入ると左手に太平洋が見えてきた。
分厚い雲が空を覆っている。
「夕日が見られへん・・」とちょっと残念になった。

しばらくすると雲の合間から太陽が姿を現し、その光を太平洋に投げかけていた。
ステージに放つスポットライトのように一部分の海原が光り輝く。
それは煌びやかで、神々しい光だった。


次の瞬間にどこからかメッセージが聴こえてきた。

「選ばれし者
 ドアを開けなさい」

空耳?
何?
何?

どういう意味なんやろ?

考えてもわからない。
さらっと流すことにした。
ハロウィーンの夜にカリフォルニアに到着した途端、息子のトリックオアトリートやキャンディ配りでバタバタした。
至福の時間と声の意味は心にしまって、また元の忙しい生活に戻った。


その声の意味がわかり始めたのは、それから3週間後のことだった。

ある人物が私の元にやってきた。


2014年11月12日水曜日

セドナ旅行記 その4

セドナ滞在最終日の朝。
ご来光を見に3人でエアポートメサに行くことにした。
車に乗り道を走り出した途端に3人が同時に叫ぶ。
「綺麗~~!」
あたりが黄金色の朝焼けの光に包まれている。

太陽が顔を出す前の地球への光の祭典。
もし雲がなければあっさりと済んだんだろうけれど、空にのっかている雲の間から見える朝焼けは壮大で美しかった。
「カメラ~!」と叫び、車を走らせながら写真を撮る。



一部しか撮れない・・残念。
これをエアポートメサで見たかったなあ。

日の出前のエアポートメサは駐車場を探すのが大変だ。
ラッキーにもスペースを見つけビュースポットに歩いた、、というよりも走った。
あの黄金色の光を見れたら、、と思ったけれど、既にそこにはいなかった。

気を取り直して太陽が顔を出すまで1人で瞑想をする。
静けさの中で太陽が昇ってくる直前の雲がキラキラと虹色に輝いている。
とっても綺麗で、ハートがドキドキした。


カメラに収めたけれど、そこには虹色の光は映らない。
その光を自分の心にしまって昇ってくるご来光を拝んだ。


その光が大地を照らすと、途端に周りの景色がガラッと変わる。
影から光の世界に一瞬で移る。
命が吹き込まれる。
エネルギーがチャージされる。

この一瞬を毎日眺めている一本の木。
いいなあ~
あなたはスペシャルな存在だね・・




一緒に見させてもらって、ありがとう。
エアポートメサで、朝から心が洗われた気がした。
カリフォルニアに戻っても、このエネルギーをキープしたいな・・

感謝。




2014年11月11日火曜日

セドナ旅行記 その3

2日目。

夕日が見たい。
クリスタルショップで買った石の浄化をしたい。
この2つのリクエストがかなう場所・・・レッドロッククロッシングを訪れた。

ここは水の妖精が棲むと言われるオーククリークの小川が流れる癒しのスポットで、夕日に染まるカセドラルロックが最も美しく見えると言われている。



昨日トレッキングをしたカセドラルロックを眺めながら、筋肉痛になりつつある太腿に意識を向ける。
中央のポツリと見えるグレイの岩のてっぺんに登った私達。
「あんな高いところまで登ってんなあ~」と感心する。




足元には本当に水の精霊が棲んでいそうな、静かな澄んだ小川が流れている。
手持ちのクリスタルや石を水際に沈めて浄化タイム。
  


 
ここにたどり着く前から、澄み渡る笛の音が聴こえてきた。
「誰が演奏しているんやろ?」・・と思って辺りを見回す。

対岸ではネイティブのカップルの結婚の儀式が行われていた。
こじんまりとしたグループの背後に1人の奏者が笛を演奏している。



魂が洗われるような笛の音色に耳を傾けながらその儀式を眺める。
ネイティブの人達の結婚式を見るのは初めてだった。
この大自然の癒しのスポットで結婚式をあげるなんて素敵だなあ~・・と思った。
2人が誓いの言葉を述べ、ミニスター(神父)が2人をブランケットで一緒に包み、イーグルの羽で周りを清めている。



水面に、その2人が景色と溶け込んでとても美しく映っていた。

癒しの水と、結婚の儀式と、笛の音色と、オレンジ色の夕日を浴びて、とても穏やかで神聖な気持ちになれた時間だった。

予期していなかった光景に遭遇出来たことに、感謝・・


2014年11月8日土曜日

セドナ旅行記 その2

到着直後に行ったカセドラルロックのトレッキングで素晴らしい光景を目の当たりにした。

私達は、かなり奥に入った岩場で身体を休め、お水を飲み、そびえ立つ岩の群落を写真に撮っていた。


前方に3つ同じような形をしたひょろ長い岩があった。
岩のてっぺんをよーく眺めると、人が居る!!
断崖絶壁の、ワイングラス型の3つの岩の真ん中。



「うっそ~」と思ったが、本当にそこには白い服を着た男の人が寝そべっている。
私達が手を振ると、気がついて手を振リ返してくれた。



「怖くないの~?」と大きな声で叫んでみると
「全然~」と言う風に手を横に広げてリラックスしている。

すごいなあ、あんな高い所に1人で登って・・と思っていると、違う人影に気がついた。

「あ~もう1人立ってるよ。」



よく見ると髪の毛が長い。

「え、、もしかして女の人?」
「そうだよ~ 女の人だ。」


しかもその格好は、下はショーツに生足、上はビキニ。
こんなに暑いのに、帽子も被っていない。

ひょえ~、この姿でロッククライミングとは・・!
私達一同、唖然として言葉を失った。


そんな私達の驚愕をよそに、彼女はロープを隣に渡していつの間にか隣の岩の上に立ちはだかっている。


凄い、、凄すぎる。

1つ間違えれば足を滑らせて谷の底。
そんなことを省みず、ただ行く場所だけを見据える。
登る所、渡る所、降りる所。
今のことだけに集中する。

男とか女とかは関係なく、自分の心のままに行動する。

「女だから出来ない。」「ロッククライミングにはこういう服装をしなければならない。」
「そんなこと、全然関係ないよ~」と目の前の彼女が教えてくれている。

彼女から勇気とエネルギーを分けてもらった感じだ。
なんだか、目から鱗がいっぱい落ちたひとときだった。

ありがとう~ 勇気をくれて。
この場面に遭遇出来たことに、感謝・・


2014年11月6日木曜日

セドナ旅行記 その1

17年前に初めてセドナを訪れた時は外に出るだけで頭痛がひどく、赤い岩を見ると吐き気をもよおした。
「身体が受け付けへん~ 私には合ってない。」と思い、「もう行きたくない場所」のレッテルを貼った。

なのにこの場所とご縁があるのか、12年前と4年前にもこの土地を訪れた。
初回に経験した頭痛や吐き気は全くなくなり、時間が経つにつれどんどんセドナと言う場所が好きになってきた。
大地のエネルギーと何もかも許し解放出来る波動のせいか、、「また行きたい。」と思う土地に変わっていった。

今回、4度目のセドナ。
ここの土地に呼ばれているような気がして、忙しいスケジュールの中で3泊4日のセドナ行きの計画を立てた。
行き帰りの時間を入れると、正味3日間の短い旅。
それでも「行きたい~」と言う思いが強く、1人サンフランシスコ空港から飛行機に乗る。
2時間でフェニックス空港に到着。
あらかじめ予約を入れてあったシャトルのドライバーと電話で話し、すぐにシャトルが迎えに来てくれた。
ハイウェイ17号を北に走ること2時間。
179号線に入りしばらく走るとセドナの赤い岩達が顔を現し私を迎えてくれる。
なんだかとても懐かしい郷愁にも似た想いが胸から込み上げて来る。
「ただいま~」と心の中で呟いた。


宿に到着。
ここで大阪から来ている友人達と合流。
着いていきなり「さあ、トレッキングに行くよ~」と言われ、あたふたと着替える。

セドナのツアーガイド、ナナさんの引率でカセドラルロックに登って行く。
友人達はみんなトレッキングシューズを履いているが、私は持って来ていない。
ナナさんに靴をチェックしてもらい、靴底がある程度デコボコしていたので「大丈夫でしょう。」とOKをもらった。
「え、、そんなすごい所を歩くの?」と車の中で不安になる。


青空に向かってそびえ立つカセドラルロック。
最初はハイキング程のトレイルで「楽勝~」と思っていたが、途中からロッククライミング並みの急勾配になった。
気をつけて歩かないと岩に足をとられたり、滑って落ちそうになる。
確かに・・良い靴が必要なのだと実感した。
少し登っては、休憩してお水を飲む。
ナナさんが、無理をしないペースで私達が楽しめるようにと気を遣ってくれた。
大地のエネルギーと赤い岩の押し迫ってくるような力を感じながら、どんどん奥に歩いていく。


数時間前にはカリフォルニアの自宅に居て息子のお弁当を作っていた自分が信じられない。
汗をかきながら無心に歩き、休憩しては景色を堪能して、この場所の空気を思い切り吸い込む。
「あ~私、今セドナに居るんだなあ」と幸せな気持ちになる。


トレッキングも終盤になり、ビューポイントに座りながらしばらく瞑想をした。
美しい夕日が大地の向こう側に沈んでいく。
セドナのエネルギーに包まれながら、今ここに居ることに「ありがとう~」と言う想いが自分の内側から湧いてくる。



この大地のエネルギーは、全てを受け入れ、許し、認め、信じて、解放するようにサポートしてくれるような気がする。

たった数時間で自分自身がとってもオープンになった気分。

来てよかった~
ありがとうございます・・



2014年10月23日木曜日

オレンジカラー

街中の樹々が赤や黄色の多彩な色に染まる10月。
ハロウィーンのデコレーションでオレンジ色のかぼちゃが家々の玄関に飾られ始めた。
外を彩る色を眺めては「秋やなあ~」としみじみ思うこの頃。

昨年よりも早く昔のボス(上司)から連絡があり、先週末ボスのお宅に恒例の柿狩りに行って来た。
見晴らしのいいお庭には例年よりも柿の数が多く、熟した柿がたわわに実っている。



さっそく木に登って柿を捥ぎだす息子。
下で見ているほうがハラハラするくらい身軽だ。
あっちの枝からこっちに枝・・とサルのようにすいすいと木を渡り歩いている。




数分間でもうカバンがいっぱいになった。
足元にもたくさん実っている。

ボスが用意してくれたBBQを戴くと、「さあ、泳ごう!」と言って水着に着替えてプールに飛び込む息子。
日中は「これが10月の気温?」と思うほど、汗ばむくらいに暑かった。


大人はワインを飲みながら近況を報告し合う。

泳ぐのに飽きた息子はプールからあがって来て「ナイフある?」と聞いてきた。
「何すんの?」と聞くと
「カービングがしたいの。」と言う彼。

普通は中身を繰り抜いたかぼちゃをナイフでカービングして、ハロウィーンのデコレーションに飾る。
それを真似して、柿に顔を作りたい・・という息子の返事。

ナイフがなかったので、先の尖ったハサミを借りた。
作り出したら止まらないらしく、何個も何個も作っている。
よく見ると、顔の一つ一つに表情があって面白い。

秋の日暮れは早く、日が傾くと急に寒くなる。
ボスにお礼を言って、柿50個余りをトランクに詰め込む。
カービングした柿も全部持って帰ってきた。
さっそく玄関先に並べる息子。




今週火曜日から野球のワールドシリーズが開幕。
地元のサンフランシスコジャイアンツが出場するので、人々は浮き足立っている。

「ベイエリアの皆さん、ジャイアンツを応援するためにオレンジ色か黒の服を着ましょう。間違っても相手側の色、ロイヤルブルーは着ないように。」とニュースで報道している。

朝、ジャイアンツのTシャツを着た息子は、玄関先の柿達を眺め「ジャイアンツ、勝つかなあ?この柿はオレンジ色だからジャイアンツの応援団だよ。」と嬉しそうに言いながら学校に行きました。


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